映画『女囚701号 さそり』の口コミ・レビュー

女囚701号 さそり

[ジョシュウナナマルイチゴウサソリ]
1972年上映時間:87分
平均点:6.00 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-08-25)
アクション刑務所ものシリーズものエロティック漫画の映画化バイオレンス
新規登録(2003-11-03)【】さん
タイトル情報更新(2024-11-16)【イニシャルK】さん
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監督伊藤俊也
助監督小平裕
演出日尾孝司(擬斗)
キャスト梶芽衣子(女優)松島ナミ
夏八木勲(男優)杉見次雄
渡辺文雄(男優)郷田所長
渡辺やよい(女優)木田由起子
扇ひろ子(女優)進藤梨恵
三原葉子(女優)政木
室田日出男(男優)沖崎
脇中昭夫(男優)古谷
伊達三郎(男優)海津敏
沼田曜一(男優)曽我
根岸明美(女優)大塚
小林稔侍(男優)看守
日尾孝司(男優)竹中
藤山浩二(男優)保利
小林千枝(女優)土橋
横山リエ(女優)片桐
三戸部スエ(女優)井棟
高月忠(男優)看守
木村修(男優)
原作篠原とおる「さそり」
脚本神波史男
松田寛夫
音楽菊池俊輔
作詞伊藤俊也「怨み節」
作曲菊池俊輔「怨み節」
主題歌梶芽衣子「怨み節」
撮影仲沢半次郎
配給東映
美術桑名忠之
編集田中修
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💬口コミ一覧

34.ネタバレ 園子温「愛のむきだし」でもオマージュが捧げられた刑務所ヴァイオレンスアクションの傑作。

刑務所は野郎どもだけの巣窟じゃない。野獣のように眼光ギラつかせたアマ、ビッチ、女たちが蠢めく空間でもある。
そんな汗と女の匂いムンムンの泥の中、黒髪をなびかせ鋭く美しく輝く梶芽衣子の存在!こんなにカッコイイ女には野郎だろうがアマだろうが惚れちまうぜ。どんなにボロボロになろうがけっして諦めない不屈の女心。

ひたすら耐えに耐えてチャンスを待ち続け、泥にまみれ延々と土を掘り、友をお姫様抱っこまでしちゃう漢女(おとめ)っぷり。

表彰状が踏みにじられる脱獄騒動から始まるオープニング、湿地帯を走りまくる女、群がる刑務官たちの追跡!
刑務所内をすっぽんぽんで列をなして歩かされる女囚たち、腐りきった法の番人たち、互いに鉄拳で気合を入れる飢えた野獣どもの眼光、秘部に押し当てられるドス黒い警棒。

白い布に隠される情事、赤い斑点・画面がぐるぐる回転し髪が怒髪天となり灯る復讐の炎。

女囚たちも食器をガンガン打ち鳴らし脱走と憎悪をブチまける機会を待ち続ける。美しい一重美人、修羅場潜ってそうな姉さん、博打女、潜入者、脳味噌お花畑のBBA軍団。
ドア先輩にガラスを喰らわされ血に染まる鬼BBAとの鬼ごっこ、夏候惇のような凄まじさを見せつける署長。腐っても署長である。アイパッチのように鈍く光るサングラス。

まったく興奮しないパンモロよりも、百合を誘う瞬間のパンチラの方が圧倒的に素晴らしい。丸出しになったおっぱいを揉みしだき吸いまくり、雄のように、調教するようにむしゃぶりつく梶芽衣子!俺の股間の警棒も(ry

刑務作業と地獄の穴掘り耐久レース、シャベルの斬撃と大暴動!疲れを吹き飛ばす怒り、怒り、怒り、ライフルを奪い撃ちまくる!人質には恐ろしい拷問だ(我々の業界ではご褒美です)!!

目線で交わされる女たちの複雑な関係、ダイイングメッセージ、熱した電球によるヤキ入れ、復讐の黒衣、蒼ざめる最期、野郎も女どももくたばりまくる怒涛のクライマックス!!
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2016-08-28 02:30:41)
👍 1
33.これを観ると、タラが「ビルを殺れ」を撮った理由がよく分かる。あれはこういう映画たちに対するオマージュだったのだな、と。いや、凄いですよ、この独自世界っぷりは(笑)。もう、大好き。究極に滑稽なのに究極にシリアス。破綻しまくりなのに誰もそれを気にしない。あの尋常じゃないテンションを保持したまま疲れも見せずラストまで突っ走る。力技ですよ。全てが斬新過ぎる(笑)。その上何だか妙に洒落ている。出て来る人たちのファッションやヘアスタイルやメイクがとても素敵。70年代ファッションファンは必見。終始微笑しながら観ていた自分に気付いてしまう。そして特筆すべきはあの梶芽衣子のワイルド・ビューティーぶり!もう、本当に圧倒される。美しい…。よく柴咲コウと似ていると言われるのだけれど、確かに映し方によってはハッとする位似ていると思う時がある。そりゃ、タラが惚れますよ。不純な感情を抱きますよ。そんな野性味溢れる美を放つ若き日の梶芽衣子を見れるだけでも、この作品を観る価値はあります。
ひのとさん 9点(2004-01-28 00:56:26)
32.ネタバレ これ好きだわ・・・

梶芽衣子さんは本当に素敵だし・・・

この映画くらいハチャメチャにしてくれたなら、某お笑い系監督の作品も酷評されないような気がする。

そして、トンとご無沙汰な私は・・・

マジで、ワッショイ、ワッショイされたい気分の今日この頃でした。
ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 8点(2014-03-02 03:59:55)
😂 1
31.この映画のツッコミ所を指摘したところで一体なんの意味があるのでせう!ぱっと見パンチは当たってなくても、心のパンチはどストライクだぁあ!半端じゃないテンションと情念と怒りが炸裂する力作!
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 8点(2013-10-08 22:07:59)
30.ネタバレ こりゃ、むちゃくちゃだ。女たちがおっぱい丸出しでドタバタ。リンチしたりされたり、逆レイプしたり、穴を掘ったり埋めたり、ワッショイワッショイ大暴れ。これでストーリーは超シリアスなんだもん。天然さすら感じるこの領域には、タラ&ロドも、園子温も、井口昇も達していないのではないか。恐るべし、伊藤俊也監督。そして、梶芽衣子の凛とした美しさに惚れ惚れ。
すべからさん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-16 15:37:24)
29.ネタバレ 本作の突っ込みどころその①

「お味噌汁で敵を攻撃」

まず本作の見所は女達の骨肉の争いにあるのですが、女達の攻撃がシリーズ通して斬新です。
熱いお湯、熱い電球、そして熱いお味噌汁というように基本ダチョウ倶楽部的な攻撃方法を多様するのですが、

ここで驚くべき事が!!

味噌汁浴びた敵が・・・え?血まみれ??
何故か味噌汁をかけられると血まみれになるのです。

ここで本作1番の名言、警察の尋問でのセリフ

「両手両足縛られていながらどうして味噌汁かける事が出来たんだ!(大真面目に)」

ちょっと!その前に、そんな血の出る危険な味噌汁を刑務所で与えないで・・・。


その②

「オシャレすぎる刑務所生活」

刑務所バラが咲き誇っている事にも疑問を感じずにはいられませんが、本作の女囚人の服は相当おしゃれです。
ジャーナルスタンダードとかに売ってそうです。クラムボンとか着てそうです。

しかも囚人服なのに、何故かカラーバリエーションがあります。

基本悪役はオレンジ色、いい奴は青色といった、余りにも都合の良すぎる色分けが行われているのも特徴です。


その③

「警察の尋問、刑罰が面白すぎ」

本作での警察の尋問は何故か服を破く事から始まります。
また刑罰の「閻魔落とし」・・・爆笑ですw

しかし、そんな警察達に女囚人達からの復讐が!
本作のクライマックスは何と裸の女囚人達が警察達を裸にし、ワッショイ!ワッショイ!!

このシーンっていったいw
吉祥寺駅54号さん [DVD(邦画)] 8点(2010-07-28 22:03:26)
28.限りなくB級的エログロ映画で、その演出も様式美というより単なる「やりすぎだろ」ってな感じで、カメラはぐるんぐるん回るわ、口裂け女は唐突に出てくるわ、所長役の渡辺文雄は目にガラスの破片を突き立てられても結構平然としてるわ、敵役の夏八木勲の髪型は「うぷぷ~」だわ、突っ込み所満載。んでもそんなの吹っ飛ばす位、梶芽衣子が美しい。個人的には「復讐の鬼」という印象より、どんなに辱めや虐待を受けても決して屈しない鋼の意思を持った女性という印象を受けました。特に下からアップで撮った彼女の顔が綺麗です。
ぐるぐるさん 8点(2005-03-06 18:25:31)
27.「悪いコトをした人はこういう所に入れられるんだよ」と子供を脅すための映画ですね、これは。と言いつつ、子供には見せ難いシーンも多々ありますが。それに、ここまでぶっ飛んでるとイマドキの子供はさすがに真に受けず、脅しにならないですかね。
作中の描写は「刑務所」というよりは殆ど「地獄」で、実際、女囚の一人がオニみたいなヤツに変化します。ありとあらゆる事が起こりうる世界。リンチ・流血は日常茶飯事で、脱ぐだの脱がされるだのに至ってはもはや些末事に過ぎません。さあ、頑張ってついていきましょう。
過去の経緯の描写が「回想シーン+解説」で済まされてしまっているのは、多少物足りないんですが、過激な描写でインパクトを補っており、主人公のセリフを絞ったハードボイルド調の作風にもマッチしているとも言えます。
それに何と言っても、作品の節々で登場する、梶芽衣子が長い髪越しに睨みつける、あの表情。この表情こそ、本作の代名詞と言ってもいいでしょう。終盤における、死神のごとき黒ずくめの扮装の内側にも、あの表情が潜んでいるのだ、と思わせて、ゾクリとさせます。
ところで、伊達三郎さんが出演しているのを見ると、ああ、前年に大映が倒産したんだっけ、などとも思ったり。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-06-27 09:39:26)
26.ポルノとしては見にくい作品だと思う。前衛的な表現もそこかしこに見られて、飽きずに鑑賞できる。
脚本はあまり洗練されていないようにも思うけど、パワーで押し切れている感じ。
それにしても梶芽衣子さんのメジカラは女優史の中でもトップクラスなのではないだろうか。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-07 10:42:18)
25.何故、これほどまでに個性的かつ異色の作品の評価が低いのか、理解に苦しむ。
男女物の定番の恋愛劇、飽きるほど観た大団円とは一線を画し、硬派な路線を貫いた本作は素晴らしく評価できる。
批判される大半の理由が、男性目線から観た世界観だということだろう。フェミニストがこぞって悪評を付けそうな内容だが、ただの男性目線からの女のエロスではなく、内容そのものと展開がしっかりと構成されており、飽きることなく見終えることができる。
特に役者陣の演技が素晴らしいが、暴行シーンがお粗末で三流なのは、殴る相手が女なので仕方がないのだろう。
タランティーノや装甲騎兵ボトムズなどにも多大なる影響を残している名作なので、一度観ておくことをオススメする。
カムイさん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-30 16:04:20)
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24.ネタバレ なんだか凄いものを見た、という感じです。

裸がいっぱい出てきて、梶芽衣子も大サービス。
寡黙だけど、目力があってキリッとした美しさが際立ってました。
自分を罠に嵌めた男たちと妹分を殺した女囚にはきっちり復讐するけど、自分のせいで懲罰を受けた仲間たちのリンチは黙って受けるところがカッコ良かったです。

もう一人カッコ良かったのが扇ひろ子。
この作品で初めて知ったけど、ドスの効いたセリフが決まってました。

古臭いしシリアスなのかバカバカしいのか判断つかないけど、映像に活気があふれてて見て良かったです。
nanapinoさん [DVD(邦画)] 7点(2014-10-12 18:35:31)
23.ネタバレ こういう作品、嫌いじゃないですよ。表立って人にお勧めする事は出来ないけれど、やりたい放題やってくれる映画はそれだけで認めちゃう自分がいる。確かにね、つっこみだしたらきりがないんですよ。最初の暴力シーンで、顔に全然拳が当たってないわけですよ。それなのに「ビシっ!ビシっ!」ってものすごい効果音ついちゃって(笑)。この時点で「なんだこりゃ~。真面目に作ってない映画だな~」なんて思ったんですけど、次のシーンでは全裸の女囚たちが列になって意味不明な階段を上り下りさせられてるし(笑)。そうかと思いきや今度は味噌汁を顔をかけられただけで血まみれになるし、なぜかおっぱい丸出しで刑事に復讐しようとするし、、、。最初の時に「不真面目な作りだなぁ」なんて思っちゃった自分を反省(笑)。要するに、そういう理屈を勢いが凌駕してるんです。とにかくやりたい邦題やって、それで面白けりゃ良いじゃん!みたいな。そう、映画とは本来ルールなどないものですからね。刑務官たちがレイプされ、女達がワッショイワッショイ!と踊りだしたり、ナミに復讐しようとした女囚の顔がはんにゃみたいになったりするシーンで爆笑しちゃいました。もの凄く安直な反体制の描き方も含め、色々と面白かったです。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-17 18:51:47)
22.ツッコミ所も梶芽衣子への賛辞も、言いたい事は山ほどあるが、ここは割愛。

個人的一番の見所は、女性看守の潜入捜査を見破り、性の僕にしてしまう「さそり」の毒牙。驚愕。愚息も衝天。
aksweetさん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-21 03:21:30)
21. 「修羅雪姫」ほどの衝撃はなかったけど、化け物になった時はさすがにビビった!なんか違う映画になってるし。それにしても梶芽衣子は綺麗だな~。
こわだりのインテリアさん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 19:59:52)
20.梶芽衣子よ、この俺を殺してくれ。透き通った白い肌、それは死体のよう。怨みに燃える眼光、燃え盛る炎、垂直に流れる黒い髪。彼女に殺されるのならそれはもう本望であり本能。30年経とうが何ら変わりはない。まるでサソリの毒のように、梶芽衣子は我々を痺れさせ続ける。
紅蓮天国さん 7点(2004-05-01 22:43:44)
👍 1
19.ネタバレ 当たっていないパンチで倒れる人、ドリフみたたいに回転するセットなど突っ込み所満載の映画です。それにしても梶芽衣子さんは美し過ぎる!こんな美人は滅多にいない。
たまさん 7点(2004-04-21 12:59:06)
18.さそりシリーズ第一弾。このところすっかり梶芽衣子の世界にハマっております。このシリーズは獣映画、もしくはホラー映画とも呼ばれるかもしれないって思う。所々笑っちゃう所も多々あるし、なぜかこのシリーズ見てると、仮面ライダーシリーズや必殺仕事人シリーズを見てる錯角に陥るんです。“怨み節”と共に復讐してゆく松島ナミこと梶芽衣子が本当にかっこいい。男の人が見ると怖いと思うだろうな、これ。
fujicoさん 7点(2004-01-19 11:27:53)
17.梶芽衣子が演じる主人公が、自分を陥れた男たちへの復讐を果たすために刑務所から脱走を図るも失敗。その後、看守や女囚人からのリンチはさらに激しくなっていく・・・という話。裸の女囚人たちを鉄骨階段の上を歩かせて、看守が下から覗き見るシーンだったり、梶芽衣子が男に騙されて犯されるシーンをガラス張りの床の下から映したり、アングル的にメチャクチャ工夫しているのが伺われるのですが、なんかギャグっぽくて、あまりエロくないのですよね。ガラス張りにしたのも、襲い掛かる男の顔芸を映すためという感じですし。まあ、全体的に顔芸ですよね。渡辺文雄が刺されるまでのシーンは爆笑。表現的にいろいろと、攻めているのはわかります。とってつけたようなB級感漂う演出と、ほとんど台詞がなく表情だけで鬼気迫る演技する梶芽衣子が、それほど違和感なく共存できているのが面白いなと思いました。梶芽衣子だけでなく、扇ひろ子も落ち着いていてかっこよかったです。
camusonさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-08 20:14:11)
16.ネタバレ まあこれはもう、皆様が書かれているとおり、普通に考えれば破綻しまくりなのを、梶芽衣子のオーラと目力で全部突破しています。主人公はひたすら理不尽な目に遭わされ続けるのですが、ごく一部のシーン以外、さしたる反撃も許されずただじっと耐えているだけなのも凄い。精神的拷問として有名な「掘った穴を埋めさせる」を堂々と大真面目に撮っているのも凄い。妙に実験的な撮影(回転カメラとか舞台図式とか)も見ている間は邪魔だったのですが、終わってみればそれもインパクトの一部として機能している不思議。
Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2021-10-22 01:27:24)
15.ネタバレ シリーズ第1弾。復讐に燃え、苦痛に萌えるオンナの恨み節。女子刑務所で巻き起こるリンチ、レイプ、戦争。ネチっこさ、しぶとさ、執念深さはその辺の男にゃ負けねえアタシ。尻に敷きまくりだ。そんなグロくてエグくてエロいアタシたち。ドMだぜい。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 6点(2020-01-26 02:23:52)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.00点
000.00%
125.88%
225.88%
300.00%
425.88%
5411.76%
6720.59%
71029.41%
8514.71%
925.88%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.80点 Review5人
4 音楽評価 8.66点 Review6人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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