映画『少女の髪どめ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

少女の髪どめ

[ショウジョノカミドメ]
BARAN
2001年イラン
平均点:7.12 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2003-11-09)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2003-11-19)【ドラえもん】さん
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監督マジッド・マジディ
あらすじ
厳しい冬が続くテヘランの建設現場で作業員が骨折してしまい、代わりにその息子ラマートが父の仕事を一時だけ引き受けることになった。ひ弱なラマートはお茶くみしかできないことがすぐ分かるが、すると今度は今までお茶くみの仕事をしていたラティフが仕事を奪われたと思いラマートに逆恨みする。ある日、ラティフはラマートが女だという秘密を偶然知る。すると・・・。
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💬口コミ一覧

6.献身の愛とストーカーの違いってあるのか。ただ見守るだけの愛、見守って出来るだけのことをする。自分のIDカードすら投げ出してしまう。ただただ尽くす。見返りは求めない。もう究極のストーカーで、究極の献身愛。ほとんど民話に近い物語が、難民問題というすごく現実的な背景で語られる。映画ってすごいなと思う。工事現場の監督や仲介者など、悪役になりそうな人が悪役になってないのもいい。ラスト、少女がパッと顔を隠す。強い拒絶ではない。ダメなのよ、というメッセージなのか、ともかく主人公に男として対したことを意味し、それをこれまでの献身に対する唯一の見返りとして、彼は満足の笑みを浮かべる。いい話を聴いた、という満足がこちらにも残る。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-05-16 12:20:31)
5.期待し過ぎちゃったかなぁ~青年の言動や行動に肩入れ出来ず、むしろ「ヤバい、逃げて~」とさえ思った。相手の少女が学生の頃の彼女に似ていたせいもあったかもしれない。いやそれがこの評価に大きく作用している。
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 4点(2008-08-08 21:38:08)
4.イランのアフガン難民を扱ったお話。 「運動靴と赤い金魚」のマジディは見返りを潔しとしないんですね、無償の愛こそが尊いと。(そリゃそうだけど…) なので片思いをからめたカタルシスの少ない「ごんぎつね」みたいなのです。 (「ごん」は彼の命が消える間際に兵十がすべてを悟るのが醍醐味だと思うんですが) 前半はよかったけど後半引っぱりすぎのような気もしました。(やりすぎじゃん!) ラティフが思いを寄せるバランは薬師丸ひろ子に似てませんか? 彼女がかいがいしく働く姿と最後のラティフの一片の笑みが目に残っています。 すべて報われたわけではなくても彼は満足だったんですね、謙虚。
レインさん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-13 01:30:24)
3.手放しの感動作とはいかないが、難民問題を扱った映画として結構良い。主人公の少年が変わったのは少女への恋心としても、こうも突然変わるものなのか。
無償の愛といえば、現実としてそうありうるものではない。映画だから許せるととしても、イランの監督のなせる業か。
まじめな映画の中で唯一笑ったのが、車をヒッチハイクするのに松葉杖を使うシーン、走り出したら車も行ってしまう。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-25 09:49:53)
2.ネタバレ 会社の食糧買い出しの代金で自分のチョコも払う、拾った硬貨はネコババ、仲睦まじいカップルを見ると羨ましい。転落事故で、運ばれる老いた労務者ナジャフをみても同情せず、自殺でもしたかとジョークを飛ばす。世間知らずで、浅慮にして喧嘩早く、どこにでもいそうな青年が主人公。ナジャフの代わりに息子ラーマトが建築現場で働くことになるが、諸事情により、青年は自分の食事関係の楽な仕事をラーマに奪われてしまう。逆恨みした青年はラートマを殴打したり、子供じみたいやがらせをする。そんなある日、ラーマトの秘密を知る。ラーマトは女だったのだ。それからは手の平返しで、滑稽なほどラーマトに夢中になる。美少女でもないのに不思議だが、恋は盲目だ。ラーマトに関心を持つと自然と彼女の置かれた、違法アフガニスタン労働者問題にも関心が向くようになる。建築現場に難民調査が入って、アフガニスタン人は全員解雇になった。親子の身を案じた青年は様子を見に行くが、そこでアフガニスタンの労働者の実態を目撃することになる。冷たい冬の川に腰まで浸かりながら重い岩を運ぶ女性達、その中にいとしのラーマトの姿もあった。青年は居ても立ってもおられず、全貯金をナジャフに渡そうとするが、頼んだ人に持ち去られてしまう。その人も急迫した事情があったのだ。仕方なく大切なIDカードを売って金を作り、ナジャフに渡すが、翌朝アフガニスタンに戻ると告げられる。ショックの余り、お茶も断り、走りに走る青年の姿が痛々しい。これで永遠の別れとなるだろう。思いを断ち切るため、少女の髪どめを捨てる。翌朝そっと見守るつもりだったが、少女が籠の荷物をこぼすと、思わず走り寄ってしまう。ぬかるみで、少女の靴が脱げると履かせてやる。無言の二人。けれど少女の表情から青年の思いが伝わっていることが読み取れる。
ラーマトの本名がバランで、これが映画の原題で、ペルシャ語で雨の意味。乾燥地イランでは、雨は春を訪れを告げる天の恵み。少女の靴跡に雨が降り注ぐラストは寓意に満ちている。「離れた友の恋の炎で燃ゆるこの心」の詩も良かった。
青年の無垢で純朴な愛が、雨が乾いた大地を潤すように、心に潤いをもたらす、そんな秀作だ。映像で感情を表現するのに長けている。ただ文化の違いのせいか、馴染めないところもあった。少女が川で転んだり、籠をこぼしたりの演出はちとわざとらしい。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-14 21:53:53)
1.イラン映画だということを贔屓目に見ても少しテレビドラマ調なところが×
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-20 01:38:35)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4311.54%
500.00%
6519.23%
7519.23%
8934.62%
9415.38%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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