映画『八つ墓村(1996)』の口コミ・レビュー

八つ墓村(1996)

[ヤツハカムラ]
1996年上映時間:127分
平均点:4.14 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(1996-10-26)
サスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(2003-12-03)【 - @】さん
タイトル情報更新(2025-05-13)【イニシャルK】さん
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監督市川崑
助監督手塚昌明
キャスト豊川悦司(男優)金田一耕助
高橋和也(男優)寺田辰弥
浅野ゆう子(女優)森美也子
萬田久子(女優)田治見春代
宅麻伸(男優)里村慎太郎
喜多嶋舞(女優)里村典子
岸部一徳(男優)田治見要蔵/田治見久弥/田治見庄左衛門
岸田今日子(女優)田治見小竹/田治見小梅
白石加代子(女優)濃茶の尼
神山繁(男優)久野医師
織本順吉(男優)井川丑松
うじきつよし(男優)千石巡査
加藤武(男優)等々力警部
吉田日出子(女優)ひで
石倉三郎(男優)徳之助
大沢さやか(女優)お島
西村雅彦(男優)仙波清十郎
井川比佐志(男優)諏訪弁護士
石橋蓮司(男優)洪禅和尚
石浜朗(男優)森荘吉
今井雅之(男優)尼子の落武者
小林昭二(男優)東坂工場長
横山道代(女優)下宿のおばさん
音羽久米子(女優)
諏訪太朗(男優)
歌澤寅右衛門(男優)初老の老人
原作横溝正史「八つ墓村」
脚本市川崑
大藪郁子
音楽谷川賢作
岩瀬政雄(音楽プロデューサー)
作詞谷川俊太郎「青空に問いかけて」
作曲小室等「青空に問いかけて」
主題歌小室等「青空に問いかけて」
撮影五十畑幸勇
清久素延(撮影助手)
製作村上光一
東宝映画
東宝
角川書店
フジテレビ
企画高井英幸
プロデューサー橋本幸治(エクゼクティブ・プロデューサー)
島谷能成
松下千秋
配給東宝
特撮大屋哲男(特殊視覚効果)
衣装斉藤育子
編集長田千鶴子
録音大橋鉄矢(調音)
北田雅也(効果)
斉藤禎一
照明下村一夫
その他東京現像所(現像)
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💬口コミ一覧

37.市川崑監督を追悼するならこの映画ではないでしょうか。配役や選曲を始め、新しい世代の人たちにも通じる良い映画をまだまだ作ろうとしているという市川監督の意気込みが、観ていると随所で伝わって来ます。豊川悦司、西村雅彦など当時の売れっ子さんはやはり好演しています。寺田辰也の役だけが、高橋和也さんには悪いですけど、今ひとつ地味でヒットしなかったのだと思います。ですが全体的にはさらっとしていて、それが返って好印象でした。
teruhisaさん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-03-29 01:03:43)
36.野村監督版に続けて見たのだけど、やっぱりこっちの方がしっくりきますな。
トヨエツ金田一は悪くない…が、ちと、男前過ぎ。細かいところがあっさりすぎで、えっ?と言う間に終わった印象。
ただ、鮮やかすぎる血の色など、市川監督の細かい演出が小粋で、う~んと唸らされた。
slanさん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-30 13:18:26)
35.ネタバレ トヨエツが金田一だと最後の八人目は殺してはいけない感じがする。トヨエツは出来る限り抜けた感じの金田一を演じようとしてるがそれは無理な感じがどうしてもしてしまう。
taronさん [DVD(邦画)] 6点(2006-05-21 00:13:33)
34.ネタバレ 舞台が昭和24年とのことで、石坂金田一の事件年表に当てはめると、犬神家と病院坂の間のエピソード。
あの怪作'77年版の八つ墓村のインパクトが強すぎたから、どうしても比べてしまって、結果どうにも物足りない気持ちを抱いてしまいます。だけど、市川監督の金田一シリーズって、元々こんなじゃなかったかなぁ?

今振り返ると、何で'96年のこの当時、急にポツリと八つ墓村を一本だけ映画化したんだろ?と疑問に思いますが、公開の数年前から、漫画、ドラマ、アニメで『金田一少年の事件簿』が流行ってたんですね。悪い捉え方をすると便乗ですか。
金田一と言えば市川監督。監督が映画化していなくて、人気の高いエピソードの八つ墓に、白羽の矢が立ったんでしょうね?きっと。

石坂浩二はもう55歳で金田一役はムリ。そして落ち武者狩り、32人殺しと血みどろの事件の映像化はもちろん、鍾乳洞での美也子の怖さも見事に表現した'77年版が既にあるから、似たような演出は出来ない。そして金田一少年ブームに乗るとしたら、少年少女も観に来るかも?となると、あまりに残酷すぎてもダメときたら…市川監督、とっても撮りにくかったことと思います。

小竹さん小梅さんの二役でCGは使ってますが、殺害シーンは昔ながらのマネキンみたいな人形と、ペンキみたいな血しぶき。まだジャパニーズ・ホラーの傑作『リング』が出来る2年前とは言え、平成の世に、まるで昭和のお化け屋敷のような特撮が、かえって微笑ましく思えます。
でも昔っから市川金田一ってこんなテイストだったと思うのですよ。数年前に観てるからか、割と違和感は感じなかったですよ。電線のスズメとか、釣鐘で生首がすっ飛ぶとか、今思うと結構可愛らしかったですよ。浅野ゆう子も3バカ姉妹の役だったし…って全部『獄門島』だわ。
旧来のファンは石坂金田一と'77年の八つ墓村と比較してしまうし、新しいお客には特撮が古臭く人間関係も複雑と、あまり期待に添えない作品だったんじゃないかなぁ?でも作品としては、17年ぶりに等々力警部の「良し!解った!」と、粉薬の大噴射が観られたので、良かったかな。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-06-21 21:13:14)
33.ネタバレ しまったーー!や
よし!わかった!!!

のタイミングがわかるんだから、役柄のキャラがたってますね。
リメイクとは言え、狂ったヨーゾーのインパクトは映画史に残るものがありました。
それだけで観るきっかけにはなりました。
そのほかの部分に関しては、観てから、しまったーーー!とは思いましたけど。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-22 13:25:17)
32.ネタバレ 当時キャストを見て、あまり期待はしていませんでしたが、一応映画館で観ました。が、やはり失敗作です。どうしても松竹版と比較してしまうのですが、スケール・重厚さ・キャストとあらゆる要素が薄味です。最も気になったのは台詞とリアクションです。まるで舞台を見ているかのような大袈裟な演技と台詞の言い回しです。あと、必要以上に全員しゃべりすぎです。何か1シーン1シーンに余裕が無い感じがして、観ていて疲れます。あえて良いところを言えば、トレンディ俳優を起用して若い人たちにも「横溝正史」の世界を身近にしてくれたことでしょうか。(映画の内容とは関係ないですが)
金田一耕助さん [映画館(邦画)] 5点(2015-01-16 22:45:29)
31.ネタバレ 市川崑監督の「金田一」と言えば、やはり石坂浩二だったのか・・・
SITH LORDさん [DVD(邦画)] 5点(2013-07-02 11:28:26)
30.ネタバレ  松竹版よりはマシ。何がって、犯行の動機が、ちゃんと原作通りだったこと。そこに犯人の気持ちがあった事。まあ、考えてみれば当たり前だけれども、タダの相続狙いの殺人と言えども「愛の物語」として描いた『犬神家』から始まり、事件の核心には必ず人間のドラマがあった、この市川版シリーズとしては、ここのところは重要だったはず。そしてもちろん、観る側もそのほうが面白い。クイズやパズルを見にいっているのではないのだ。
 とはいえ、そこんトコロ描き切れているかというと、微妙。お約束を楽しみにしている人もいるようだが、毎回同じ事やる警部(この事件は等々力じゃなくて磯川だよね、ホントは)の件を削ってでも、もうちょっとその辺に力を入れて欲しかった。大体、あの人は同じ人にもかかわらず、何故いつもいつも金田一を知らんのだ?

 で、この映画、今までの、少なくとも『女王蜂』までと比べると、何かが違う、何かが足りない感じがする。特徴を備えていない感。おどろおどろしさ?時代性?過去が現代に仕掛けている禍々しさ?そういった「テイスト」が感じられないのだ。あれほどの猟奇事件があるのに、だ。巧くは言えないが。だから、と言うのも、おかしな評価の仕方だが、イマイチ期待には答えていない感じ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-09 16:06:08)
29.ネタバレ 原作小説、野村芳太郎監督、TVドラマ、そして市川崑監督と見たが、それぞれに特徴があり、これはこれで良いと思う。どの監督が映画・ドラマを作るかで力点が変わってくるのは当然のことだ。
市川版では終盤の鍾乳洞のシーンが簡素化され、達也が母親を慕う場面がないのが残念。それに犯行動機も異なったものになっていて、浅野ゆう子が鬼のような形相に変化することもない。それは逆に野村版のホラー的な要素が消えて、自然に近いものになっているとも言える。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-21 19:07:18)
28.トヨエツの金田一もなかなか良いと思いました。しかし、映画自体が上品で怖く無いのが致命的。八つ墓村はホラーであるべし。と思います。
リニアさん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-05-02 00:03:59)
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27.なんてことはない無難な作品。トヨエツ金田一も悪くはないが、これ以降続編が出ないのをみると良くもなかったのかな。
Keicyさん [映画館(邦画)] 5点(2007-01-21 17:06:11)
26.ここまで酷評される事もないとは思うけど・・・。どうしても野村芳太郎版との比較になってしまうのでまあこの点数が妥当かあ。浅野ゆう子も小川真由美ほどヒロイン森美也子の醜悪なまでの哀しさを表現しきれていなかったと思います。今自分が一番関心があるのは現在製作中の同監督リメイク版「犬神家の一族」。完成度が極めて高い前作と比較される事ははじめっからわかってるのに何か勝算があってのリメイクなんでしょうかね?野々宮珠世→松嶋奈々子はまあイイセンいってるけど・・・。大好きな市川監督だけに晩節のキャリアを汚してもらいたくないっていうのが正直な気持ち。せめてまだ映画化されていない「不死蝶」か「夜歩く」あたりにすれば良かったのに・・・。
放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(吹替)] 5点(2006-03-26 15:20:31)
25.「あ~こういう金田一もアリかな~」と、思いつつも物足りない。芯の無さが最後まで気になる。しかし、物語が何ともスムーズに進むので、余計に違和感。まぁ、猟奇的さでは及第点とおもうので、酷評するほどでもないかな…?
aksweetさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-06 10:33:30)
24.ネタバレ 実は市川崑監督の金田一で初めて見たのが本作だったのだが、その時以来の久々の再見。「八つ墓村」といえば野村芳太郎監督が松竹で手掛けた映画のインパクトがあまりにもすごくて印象も強いのだが、野村監督版が現代を舞台にしていたのに対し、この市川監督版は石坂金田一同様戦後すぐの時期を舞台にしていて、おそらく野村監督版よりもこちらのほうが原作(未読)に沿った内容なのだろうと思うし、市川監督の金田一らしさも少しは感じられる部分があり、そのあたりは見ていてなんとなく安心感がある。しかし、映画的なものはあまり感じることができずに、安っぽい2時間ドラマのような印象が強くなってしまったのははっきり言って残念で、野村監督版にあったスケールの大きさはもちろん、石坂金田一にあった大作感もなく非常に小粒で薄い。トヨエツの飄々とした軽い金田一はこれはこれでありだとは思うものの、市川監督の映画だと思うと、金田一の知的な部分が足りず、やっぱり市川監督の金田一は石坂浩二だよなあという感想を今見ると抱いてしまうのも事実。(監督本人もそういう思いがあったのか、この10年後にリメイクした「犬神家の一族」では金田一役に石坂浩二を譲らなかったという。)また、石坂金田一でレギュラー的に出演していた面々が一部を除いて出演していないのも今見るとなんかさびしい。(西村雅彦の役なんてつい三木のり平が演じていそうと思ってしまう。)その中で加藤武が本作でも刑事役で登場して、いつもの決め台詞を言っているのは嬉しいし、結果的に市川監督の金田一全作にこの役で出ていることになるのもすごさを感じるのだが、本作では、金田一役が石坂浩二ではないのに加藤武がいつものように刑事役というのは逆に何かチグハグな気もした。もっとも市川監督の作品で加藤武が刑事役で出ているときは金田一以外でも決まって同じ決め台詞を言うので、実はそんなに気にすることでもないかもしれないのだが。エンドロールにかかる主題歌が全然合っていないのとエンドクレジットが普通のサイズなのも石坂金田一のイメージで見てしまうとこれもけっこう残念に感じる。でも、初めて見た時もそうだったのだが、今見てもやはり岸田今日子が演じる小竹と小梅のインパクトがすごく、これだけは野村監督版を上回っているような気がして、この配役は良かった。(2024年12月26日更新)
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2005-02-28 10:38:37)
23.原作未読ですが、豊川金田一はちょっとスマートすぎますね。飄々としてるというか。もうちょっと泥臭い人がやったほうがしっくりくる感じがします。演出もあるのでしょうが、本編も若干彼の雰囲気に引っ張られて、陰惨な感じが減殺されています。謎解きミステリーの要素にしても、最初から犯人が推断されてしまいます。「日本的な伝奇」か「火曜サスペンス劇場」が好きなら、見てみてもいいかもしれません。
虚学図書之介さん 5点(2004-10-06 01:23:03)
22.可もなく不可もなくって所です。
ゆきむらさん 5点(2004-04-30 06:12:25)
21.豊川金田一は頑張っていて好感持てましたが、もちょっと落ち着いてほしかったです。それよりも「鍾乳洞の無い八つ墓」なんてメインディッシュの無いフルコース料理みたいです。予算が無いならこんな大作でなく、もっと地味目の物にすればよかったのに。
番茶さん 5点(2004-01-17 00:31:45)
20.ネタバレ 場所の設定としては「岡山県真庭郡八つ墓村」とされている。1977年の前作では阿哲郡だったが、名前の上でのモデルと言われる「八束村」(やつかそん)が真庭郡だったことから、今作ではあえてこのようにしたのかも知れない。原作と前作では季節が夏だったが、今作は冬(から春?)の風景なのが特徴的で、景観面でも高所らしく冷涼で乾いた印象があった。現実の八束村(現・真庭市)にあるという蒜山高原の雰囲気でも出そうとしたのかと想像したが、実際のロケ地は全く違う場所だったらしい(屋敷と鍾乳洞以外は岡山県備前市の「八塔寺ふるさと村」が中心か)。

ストーリーとしては基本的に原作を踏襲しようとしていたようだが、前作では落としていた里村慎太郎を出し、これと美也子との関係を中心に据えたのが特徴である。今回の美也子は変に現代的すぎる気がするが、しかし結構いい具合に色気があり(嫌いでない)、美也子にしては意外に健気で純な思いをみせていた。
一方で、里村慎太郎と美也子をメインにしたこととの関連からか、かえって本来のヒロインである里村典子が登場する余地もできたらしく、これがこの映画の一つの売りとも取れる。何かと省略されがちな人物なので動向が注目されたが、最初から馬鹿を装っていただけのように見えながら馬鹿を装う理由が不明であり、終盤まで辰弥も単なる馬鹿だと思っていた節がある。最後に至ってやっとまともに話が通じる相手だということが明らかになっていたが、この間にどういう経過で相思相愛になったのかもわからない。年上の男女の関係が破綻した後に、若い世代の希望を示すものとして位置づけてはいたのだろうが、実際は極めて不徹底に終わっていた。
また春代さんも外見的には艶めかしい感じではあるが、個人的に好みの女優でないのと、辰弥への思いの表現が唐突で半端な存在になっていたのは残念なことである。

以上、全体的にさらりとした印象だが若干気の抜けた感じもあり、またこういうお話だとすれば、タタリとか双子婆とか洞窟(ただの地下室?)とか32人殺しとかいう濃い要素が出て来る必然性もない気がする。それがなければ映画にならないのかも知れないが。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2016-07-25 19:52:27)
19.ネタバレ 寅さん版『八つ墓村』を観てしまった今、このスケール感のなさ、トヨエツ金田一の滑舌の悪さ、浅野ゆう子のトレンディドラマ顔には萎えるばかりで、2時間ドラマと大差ない出来に心底がっかりした。落ち武者襲撃や有名な32人殺しのシーンも、通り一遍の残酷描写で、人間の情念や底のない欲望といった陰惨なムードが見事に抜け落ちている。岸田今日子の二役だけが唯一不気味な印象を残していた。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 4点(2010-06-03 07:11:25)
18.前作も見たことがないので、初めて八つ墓村を見た感想ですが・・・まぁまぁ面白かった。でもトヨエツはキャスティングミスじゃないかとー。軽すぎと言うか。実社会であんなしゃべり方する人がいたら浮きますよ。ましてや連続殺人事件が起きてる現場で。
ぷらむ少佐さん [DVD(吹替)] 4点(2005-09-13 01:35:56)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 4.14点
012.70%
125.41%
225.41%
3616.22%
4924.32%
51437.84%
612.70%
712.70%
800.00%
900.00%
1012.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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