映画『キリング・フィールド』の口コミ・レビュー(2ページ目)

キリング・フィールド

[キリングフィールド]
The Killing Fields
1984年上映時間:141分
平均点:7.26 / 10(Review 89人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-08-31)
ドラマ戦争もの実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-03-21)【TOSHI】さん
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監督ローランド・ジョフィ
演出テリー・フォレスタル(スタント・アレンジャー)
キャストサム・ウォーターストン(男優)シドニー・シャンバーグ
ハイン・S・ニョール(男優)ディス・プラン
ジョン・マルコヴィッチ(男優)アル・ロッコフ
ジュリアン・サンズ(男優)ジョン・スウェイン
クレイグ・T・ネルソン(男優)リーヴス駐在武官
パトリック・マラハイド(男優)モーガン
ネル・キャンベル(女優)ベス
小川真司〔声優・男優〕シドニー・シャンバーグ(日本語吹き替え版)
樋浦勉ディス・プラン(日本語吹き替え版)
千田光男アル・ロッコフ(日本語吹き替え版)
田中秀幸ジョン・スウェイン(日本語吹き替え版)
原作シドニー・シャンバーグ
脚本ブルース・ロビンソン
音楽マイク・オールドフィールド
挿入曲ジョン・レノン"Imagine"
ポール・マッカートニー"Band on the Run"
プラシド・ドミンゴ"Nessun dorma"
撮影クリス・メンゲス
製作デヴィッド・パットナム
イアイン・スミス[製作](製作補)
美術ロイ・ウォーカー(プロダクション・デザイン)
リチャード・モリソン[タイトル](タイトル・デザイン)
衣装ジュディ・ムーアクロフト
編集ジム・クラーク
字幕翻訳岡枝慎二
その他ポール・マッカートニー(サンクス)
ジュリエット・テイラー(キャスティング)
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💬口コミ一覧

69.ネタバレ 本作のように史実を映画化した作品は、冒頭で描く対象の置かれている状況や背景が字幕で説明されたり、主人公の語りで主人公が置かれている今を語ることで描く対象の置かれている状況を伝えようとする事も多いですが、本作にはそういった説明がありません。よって勉強不足の僕にとっては難しい映画でもありました。

しかしそういう状況で本作を見た人の多くが鑑賞後、カンボジア内戦とは、クメール・ルージュとは何かを調べようとするでしょう。それだけでも意義の大きな映画だと思います。

映画としては前半はシャンバーグ、後半はプランと視点が切り替わりますが、やはり後半の迫力が圧倒的でした。演じるハイン・S・ニョール。名演技とかそういう言葉では表現できないほどの人間の強さを感じさせてくれるその姿はまさに圧巻でした。

最後はカンボジアを立ち去ったシャンバーグがプランと再会し許しを乞う。感動的な中にも考えさせられることが多い素晴らしいラストシーンだった。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-22 22:36:23)
68.ネタバレ 妻投稿■あたりまえだけど私は殺人被害にあったことはない。せいぜい何年も前のセクハラ程度。でも暴力のある世界って、悲鳴もドカバキボコボコズドーンという音も一切しないんですよ。本当に静かなんです。この映画の後半20分みたいに。一見すると世界は普通に回っているんです。でもちょっと何かに躓くと、気づいてしまうんです。世界がすごく残虐である事に。沼地の人骨のシーンは息が上がるくらい怖かった。■映画の時間配分は欧米人の戦場紀行が大半で、ポルポト派の大虐殺シーンは実は後半30分くらいしかない。さらに欧米人の人情ばっかに焦点を当てて、カンボジア人を尊重していないという意見も日本公開時は聞かれたみたいだが、私はこの映画が間違っているとは思わない。■いざとなったらアメリカ軍が助けてくれる状態で、戦地で泣き叫ぶ子供を撮影する欧米人。吹っ飛んだコカコーラトラックと泣き叫ぶ子供というコントラストはピューリッツアー賞を取る良いコントラストなんだろう。でも実際大人を奴隷のように働かせ、拷問し、撃ち殺しているのは子供たちなのだ。映画で描かれた彼らの無表情で刺し殺すような表情こそ、欧米の戦争認識に対する最大限の皮肉じゃないのだろうか。■私はチャップリンの独裁者を見て、「ヒトラーをバカにしてホロコーストを否定できるのか」と疑問に思っていた。じゃあ、自分をカンボジア虐殺の少女兵士、強制労働させられる人々に置いてみて、どうやったら殺戮を否定できるだろうか。たぶん生きたいというあたりまえの願望や、社会性、常識といった生きる上で不可欠なものすら一度否定しないと無理なんじゃないかと思う。自分が生きている世界が少し変化した「ズレ」の中に大量の人骨が埋まっている構図は、そういう事を語りかけている気がする。
はち-ご=さん [レーザーディスク(字幕)] 8点(2011-07-02 05:54:08)
67.ネタバレ  カンボジア内戦、そしてポル・ポト政権樹立・・・・そこで何が行なわれていたのかを、ドキュメンタリーのように生々しく伝えている作品です。非常に衝撃的な映像が出てきます、これが作り話でなくほぼ事実であることがとても恐ろしくてなりません。いくら格差社会は嫌だといっても、知識量の格差まで否定される社会というのはどうなんでしょうね・・・・。
正直、狂っているとしか思えない部分も相当ありました。

 とにかく、ハイン・S.ニョールがまさに自らの体験に基づいた演技を超えた演技を見せてくれていて、本当に鬼気迫る作品になっています。
TMさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-07-13 17:18:43)
66.時代を知るために見なくてはいけない映画かもしれませんね。
凄まじい光景が次々と飛び込んできますが、主人公の正義とエンディングにはやはり感動させられます。
イマジンはこの映画で聴くのが一番いいかもしれませんね。
坊主13さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-01 09:56:39)
65.過去のカンボジアでのポルポト、クメール・ルージュの虐殺はここにいると伝わりにくい。映画だから脚色もあろうが、事実としてあったことを実感しました。いつもハリウッド映画ばかり観ていたので、ちょっとショック。そしてイマジンが良い。
★ピカリン★さん 8点(2004-06-16 22:33:08)
64.幼い子供が銃を持たない世界であってほしいというのが私の切なる願いであります。
tetsu78さん 8点(2004-06-04 12:33:32)
63.一応付けたけどこれだけは点数つけてどうこう言う映画じゃない。いわば番外。戦場ジャーナリストや原爆記念館がする仕事や価値観と、同じジャンル?で存在する「映画」だと思う。私たちはリモコンで止めるボタンを押せば見るのを止められるけど、戦争紛争の渦中にいる人は今だ世界中にいるし、傷跡に目を向ければ更にそんな人数が増えるって思うと、私には何ができるのかな。と考えてしまいます。そう言っといて不謹慎かもしれないのですが、マルコヴィッチってやはり魅力ある俳優だと思いました。
丸子さん 8点(2003-04-28 08:07:41)
62.ニョール氏の最初の映画でアカデミー受賞作ですね。よかったですよ。心からの感動、というのとはすこし違います。戦争映画をいろいろと見て、怖かったり悲惨だったりしますが、私の中では、「戦争はいやだ」ととてもつよく思った映画。
みんみんさん 8点(2003-02-26 19:32:13)
61.クメール・ルージュの元幹部に対する裁判が、今でもなかなか進展しないのは、ポル・ポトの恐怖政治下で多くの知識人が殺されたことにより司法に詳しい人間が今のカンボジアに数少ないためだという。ポル・ポト自身、若い頃フランスに留学した経験のあるエリートなのになぜ知識人をあれほどまで憎悪するに至ったのだろう。一説によると20世紀の歴史において戦争よりも共産主義革命による死者の数の方が上回るそうだ。共産主義というイデオロギーの恐ろしさを知ることのできる作品。
カテキン・スカイウォーカーさん 8点(2003-02-25 22:48:03)
60.☆さんの書いてることに共感。実際、私も物足りなさを感じた。けど、心に残る映画。自分にスポットライトをあてて考えさせられる。
蘭丸さん 8点(2001-10-25 00:25:47)
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59.同じ顔をした人々が殺し合う恐怖。“過去に毒されていない”子供たち、クメール・ルージュの思想の恐ろしさには鳥肌が立ちました。プランを演じたハイン・S・ニョールの演技を超えた生々しい表情が印象的でした。ラストシーンは感動する一方でどこか白々しさを感じたのは何故だろう・・・。
雪うさぎさん 8点(2001-08-27 23:39:19)
58.カンボジアでは、戦乱後、ポル・ポ派の支配下で、総人口の4割に当たる、330万人が直接的、間接的に犠牲となった。「地獄の平和」とは、よく言ったものだ。当時、ある新聞はポル・ポト派を礼賛する記事をしきりに書いたが、この映画は歴史的事実として、かなり正確に描かれていると思う。直接には語られていないが、ポル・ポト派の後ろで、中国共産党・文革派が糸を引いていた様子もよく伝わって来る。
向日葵さん 8点(2001-08-01 10:39:10)
57.確かに【☆】さんの言うとおり、という部分もある。インドシナにおいて、あからさまな内政干渉をしておきながら、クメール・ルージュがプノンペンを陥落する寸前に脱出を図ったアメリカ。この「裏切り」に対してカンボジア人が感じた強い怒りと、政府命令によって脱出せねばならなかったアメリカの軍人たちが、アメリカ側に付いたカンボジア人を一人でも多く救おうとし、これが出来なかったことに対する深い自己嫌悪と罪悪感に一生苦しんだことを思うと、「現場」にいた人間の壮絶な苦しみが想像できる。カンボジア人高官の中には、「貴方達(アメリカ)を信じた私が愚かだった。しかし、自分はこの場所から逃げるわけにはいかない」と、アメリカが用意したヘリコプターに乗ることを拒否した人も多いと聞く。犠牲になるのは、いつもいつも民衆だ。累々と横たわる骸骨の一人一人には、家族も、愛する人もいただろう。ジョン・レノンの「イマジン」は涙なしに聴けない。
ぶんばぐんさん 8点(2001-02-12 13:05:13)
56.映画の後半、ガイドのプランが体験する“殺戮の原野”の地獄廻り。その中でも殺された人間たちの白骨が泥沼の中に捨てられている景色を見るとき、我々観客としては言葉の無力感とともに国家のイデオロギー論議というものに、虚しさを感じずにはいられない。ようやく脱出に成功し、赤十字のテントを遠くから眺めるプランの固く静かな表情には、忘れがたい印象を残す。R・ジョフィ監督は、画面構成とエキストラの使い方が巧みで、戦場ならではのダイナミックな臨場感を見せてくれる。
ドラえもんさん 8点(2001-01-22 13:34:19)
55.僕は政治系は苦手だから話の内容は掴みにくかったけど、虐殺された人達の骨が大量に放置されてたシーンはメチャリアルでした。
T・Yさん 8点(2000-12-15 21:24:10)
54.リアルだし、緊張感があった。
HIYOさん 8点(2000-08-29 16:42:45)
53.ネタバレ  カンボジア内戦の実相を捉えた臨場感・緊迫感が秀逸。ドキュメンタリー調の中にもドラマを織り込んでおり、戦争に巻き込まれた人々の苦悩がよくわかる。
 大使館に避難する人々とプールで泳ぐ風景との鮮やかな落差。クメールが進攻してプノンペンに近づけばVIPはのうのうと車で逃げる。逃げ惑う人との対比はいつの世も変わらぬ権力者と弱者の関係。
 後半1時間は新生カンボジアの過酷な実態を垣間見る思いだった。「解放者だと思ったら新たな弾圧者だった」・・・歴史は繰り返す。
 プランの逃走時、墓標のような枯れ木群が現れ足元には白骨が・・・作品を象徴するシーンが主題を訴える。音楽は時に邪魔している。「イマジン」含め終盤の感動を誘う演出は、それまでの流れから脱線気味の印象。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-26 17:47:43)
52.ネタバレ かなり昔にTV放送でみたことあったのですが、改めて観る機会があったので再度鑑賞しました。
リアル・ドキュメンタリー路線でかなり重たい映画でした。
ポルポトの大虐殺のことは浅い知識で知ってはいましたが、こんなにも悲惨な歴史だったのですね。
鑑賞途中で泣いてしまいました。
実際の歴史を受け止め、考えながら鑑賞してしまうので、純粋な評価は難しいですが、やや甘い展開が
気になりました。
恩人が行方不明なんだからせめて現地に行って探してあげればいいのに、と感じてしまったのでラストの再会にあまり
感動を受けなかったです。「イマジン」も何か違うような・・・など。
あくまで「シネマレヴュー」なので、この点数です。
金田一耕助さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-11 21:13:18)
51.ネタバレ 〇半ばドキュメンタリー風で、一気に戦場に放り込まれる追体験ができる。〇登場人物に降りかかる出来事があまりにも不埒で、胸が締め付けられる。〇再会するラストは素晴らしかったが、Imagineを流すエンディングは安直すぎるな。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-25 17:59:56)
50.ネタバレ カンボジアでポル・ポト派による大量虐殺があったということを映画にしているところは非常に良いし、話の通じない、自分の常識が通じない相手に小突き回される恐怖感などは存分に感じられる。シドニーがプランと再会するのも良い。 が、しかし、レノンのイマジンはベタすぎて戴けない。 あのエンディングが勿体無い。
leoさん [地上波(字幕)] 7点(2012-07-10 20:18:26)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 89人
平均点数 7.26点
011.12%
100.00%
200.00%
300.00%
444.49%
544.49%
61415.73%
73033.71%
81820.22%
988.99%
101011.24%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1984年 57回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞サム・ウォーターストン候補(ノミネート) 
助演男優賞ハイン・S・ニョール受賞 
監督賞ローランド・ジョフィ候補(ノミネート) 
撮影賞クリス・メンゲス受賞 
脚色賞ブルース・ロビンソン候補(ノミネート) 
編集賞ジム・クラーク受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1984年 42回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)サム・ウォーターストン候補(ノミネート) 
助演男優賞ハイン・S・ニョール受賞 
監督賞ローランド・ジョフィ候補(ノミネート) 
脚本賞ブルース・ロビンソン候補(ノミネート) 
作曲賞マイク・オールドフィールド候補(ノミネート) 

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