映画『嗤う伊右衛門』の口コミ・レビュー(2ページ目)

嗤う伊右衛門

[ワラウイエモン]
2003年上映時間:128分
平均点:4.71 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
ラブストーリー時代劇小説の映画化
新規登録(2004-02-11)【紅蓮天国】さん
タイトル情報更新(2021-12-30)【イニシャルK】さん
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監督蜷川幸雄
キャスト唐沢寿明(男優)民谷伊右衛門(岩の夫)
小雪(女優)民谷岩(伊右衛門の妻)
香川照之(男優)又市(御行乞食)
池内博之(男優)直助(伊右衛門の隣人)
椎名桔平(男優)伊藤喜兵衛(筆頭与力)
六平直政(男優)宅悦
藤村志保(女優)お梅
井川比佐志(男優)
谷口高史(男優)伊右衛門の父
不破万作(男優)秋山長右衛門
原作京極夏彦「嗤う伊右衛門」(角川文庫刊)
脚本筒井ともみ
音楽宇崎竜童
撮影藤石修
製作東宝(「嗤う伊右衛門」製作委員会)
角川書店(「嗤う伊右衛門」製作委員会)
IMAGICA(「嗤う伊右衛門」製作委員会)
プロデューサー角川歴彦(エクゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特殊メイク江川悦子
美術江川悦子(特殊造形)
中澤克巳
編集川島章正
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💬口コミ一覧

8.キャストや色彩センスなんかは及第以上なんですが、音楽が劇的にダサい。副題も奇跡的にダサい。鬼ダサ。せっかくの小雪の「もう二度と見られないかもよ?」なお岩メイクと好演技も、勿体無い感じ。京極ファンが相手(全てではないにしても)という高い目のハードルを前に完成度の隙の多さが目立ったが、まぁ、面白かったとは、思う。何でか。まぁ、音楽と副題が奇跡的にダサい以外は…なんでエターナルラブ?エターナル?ラララ、ラブ?(しつこい)
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-30 12:56:37)
7.とにかく画面が暗く、部屋の照明を落として見ないと、なにがなんだかわからない。セリフも聞き取りづらいので、できればヘッドホンを使ったほうがよい。一部グロいシーンもあるので、子供といっしょに見ようなどとは思わないこと。
しかし、なんでこんなに水にはまるシーンが多いのだろう。蚊帳が象徴的に使われていたが、これもなにかそういう意味があるのかしらん。汗で光る、下帯ひとつの暑苦しい男もてんこ盛りだし、気分までぐっしょりげんなりという感じである。まあそれも、汗ひとつかかず、血が冷たいような唐沢寿明と小雪との対比と考えて、がまんすべきだろうか。
小雪のような大柄な女優を時代劇に使う、というのが、いまいち理解できなかったのだが、美しいが性格は野暮の極みのような役柄なので、実際に見てみると、よく合っていた。肌の透明感はすばらしく、特殊メイクで異形に作ってあるのが、かえって退廃的な美を感じさせる。しかし、セリフまわしは生硬で早口すぎ、演技力は今一歩だろう。
小雪が素人っぽいので、きちんと発声のできている唐沢がだいぶ得をしたかもしれない。
椎名桔平は色悪といいたいが、かなり迫力不足。整った二枚目のほうが、狂気の表現にうまくはまるはずなのだが、決してヘタじゃないのに、いったい何が足りないんだか、見ていてちょっと不思議だった。
池内博之のオーバーアクトは、単にヘタなのよね、という感じだったが。
長持の上に座っている相手と、マジメに言葉を交わしているシーンで失笑してしまった。
yhleeさん [DVD(邦画)] 4点(2007-08-19 23:40:15)
6.ネタバレ 四谷怪談の新しい解釈ということなんだろうけど、テーマがよく見えなかった。私は地方出身で四谷怪談の「四谷」が地名だとは上京するまで知らなかった。ラストの空撮は地方で映画を見ている人への気遣いだ。「ここが四谷だよ」
アンドレ・タカシさん [DVD(邦画)] 5点(2008-10-24 20:05:43)
5.ネタバレ 舞台演出家の印象の強い蜷川幸雄監督。“らしい”映画でした。まず役者の演技が濃い。これは良い意味で。唐沢、椎名、香川ら芸達者が作品世界にのめり込んで演技をしてくれている。ちゃんとした劇を見せてくれるのが嬉しいです。小雪も良かった。力みは感じられるものの、“精練な女性像”を感じ取ることが出来ました。顔のハンデが気にならない。十二分に魅力的です。典型的な“幽霊顔”だし(失礼!)、これからもホラー(というより怪談)で活躍して欲しいです。逆に悪い意味で気になったのがBGM。ベタ過ぎました。折角の好演に余計な飾りを付けるようなもの。使用箇所と選曲は一考を要すると感じます。四谷怪談を純愛物語に解釈したのは面白い。昼メロか韓国映画並みのハチャメチャのドロドロ。核となるのは伊右衛門と岩の心の繋がり。「すまぬ」を連発する夫に苛立つ妻。引け目がある者同士が心を開き通わせていく。本来なら、尺をかけて描きたいところ。でも少し言い合いを見せたのみで処理するのが凄い。でも本作の場合は十分と感じました。たった一度本音を言い合うことで深く繋がれる。なんとなく分かる気がする。だけど2人は純過ぎました。相手を想うだけで満足してしまった。相手を慕うのと同じだけ、自分も愛さなきゃいけないのに。乳を出しながら(!)死ぬ梅や、エンディングの処理等、演出の意図は理解できても受け入れ難い部分に若干のマイナスを付けます。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2008-11-11 20:26:36)
4.京極夏彦原作だからってグロ描写は不要ではないかな、と言うのが鑑賞後の素直な感想です。刀の切っ先でほぼ水平に斬った場合、あんなに内臓飛び出ないと思うんですよ。それとも腹圧で出ちゃうのかな?なーんて余計なことを考えさせないで欲しいです。
薄暗い感じは小雪でよかったと思いますが、どなたかも仰っていたように長身過ぎます。
ラストサムライでも思いましたけど。年齢的にアレですが原作読んだ時に岩は「戸川純だな」って思ってました。ストーリーはただでさえわかりづらい京極の原作なので、映画ではもっとシンプルに進めて欲しかったかな。2時間でまとめるわけだし。あと自分も最後の空撮は不用だと思いました。四谷って言っても江戸時代の四谷ですもん。確か当時の四谷は江戸府内ではなかったから、どっちにしろ田舎だったんだと思います。つまりは現代の東京を見せても「ふーん」くらいってことです。
個人的には今は亡き市川崑監督に撮って欲しかったかな。
MILAさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-10-08 14:29:38)
3.ネタバレ 「情けにしても恨みにしても受けるほうにその気がなきゃ成り立たねえ」
「想いっていうのはね、どんな想いでもそのまんま相手に伝わるなんて事はねえんでさ」
なぜか又市(=香川照之さん)のこの台詞が残りました。

良いか悪いかはともかく、とかく台詞の長い作品だったと感じます。ワンシーンの中にとても長い台詞が入れられており、またその台詞がとても熱がこもっていて良い!!それは時代を反映してなのか京極作品所以なのか、はたまた俳優陣の名演なのか。ともあれなんとも情緒的で粋な表現に京極作品を感じました。

京極夏彦さんの本は京極堂シリーズでいくつか拝読しましたが、この作品は未読。どんな話なのかと思いながら観ていましたが、かなり地味な展開の話という印象でした。もし仮にこの時代設定当時の感覚を持っていてその上でこの映画を観るならだいぶ違った印象になるのでしょうが、テクノロジーが発達しまくった現代人文化にどっぷりの私には、怪奇の一つでも起こってもらわないと少々物足りず。
というのも作中に起こる出来事は、まあ言ってみれば時代劇的ドロドロラブドラマ。痛々しいシーンやグロテスクなシーンもありますが「おおっ!」というシーンは皆無といって良いでしょう。上述のように俳優陣はとても怪演されているのでそれだけでも見る人には見応えがあると思います。私がドンパチやSFが好きな子供っぽい性格というだけで・・・。

しかし作品に合ってない演技の人もいました。椎名吉平さんと池内博之さんなんかはまさにその例。なんというか二人とも、時代劇の悪役って言うより現代のチンピラって感じの演技で、雰囲気出してる他の俳優と比べるとだいぶ浮いて感じる。成りきれていない感じ。そこがマイナスかな。

しかしそれ以外の俳優陣がとても見応えある作品だと思います。出演してる方に興味があれば是非。
TANTOさん [地上波(邦画)] 5点(2012-12-08 02:59:38)
👍 1
2.ネタバレ ◇「笑う」を「嗤う」とする所が、京極らしい。◇怖くはないが、”痛い”です。(笑)◇作品の云わんとしたい事は、大体、わかるが、だったら、もう少し、脚本練った方が良かったのではなかろうかと思う。◇京極ならではの、大胆な解釈で、情緒豊かに仕上げた、せっかくの悲恋物語が、ぬるくなってしまっていて、もったいない。

◇筆頭与力の伊藤何某(=椎名桔平)の極悪三昧を、お梅のおっぱいポロリだけに頼って描くのは、いかがなものか?(笑)◇また、直助の顔メリメリに、伊藤への恨み節を全委託するのも、ちょっとねえ・・・。◇何と言っても、肝心の伊右衛門とお岩が深い情愛を育むシーンを、もっと盛らなければ、その後の二人の苦悩が浮かばれまい。◇あれだけ醜い女であるお岩を、伊右衛門は、なぜ自分の懐(=蚊帳=結界)へ入れ、深く愛していったのか・・・。

◇そこが満足に描けていないから、終盤の盛り上がりに欠けた気がする。「え?伊右衛門、そんなにお岩を愛してたっけ?」みたいな。(笑)◇たった一回の夫婦喧嘩のシーンと、二回のキスシーンだけじゃわからん。

◇お岩の父、又左衛門が、美しい娘お岩を、鬼畜上役の伊藤から守る為?それとも、娘を独占していたいが為のねじれた愛情で?娘に毒を盛り、醜い姿にしてしまったのか?とかなんとか臭わせるセリフがあるけど、はっきりわからない。◇いずれにしても、父親が、それだけ執着した愛娘を、伊右衛門は、「俺がもらった。」と、「嗤う」わけで、最大の見せ場が生きてこない。

◇京極版お岩の「恨めしいや・・・。」は、「愛してる・・・。」なんで。それ聞いて、思い出した様に、伊右衛門がお岩を抱き締めるまでは良かったですが、そこで、短刀に手をかける演出は、唐突すぎた。で、次は、”長持ち”(桐の長い箱)って・・・。しかも、その上に、座ってるって・・・。お岩、かわいそ過ぎる。◇作品公開から14年、そろそろリメイク版、製作希望。って事で、4点w
さん [インターネット(邦画)] 4点(2017-05-14 09:40:40)
1.ネタバレ 俳優陣は豪華です。お岩さんを特殊メイクで醜くしていますが、素が美しいのであまり醜くは感じませんでした。場面が飛ぶのでいまいち理解できませんでした。本で読む方が良いんだろうと思います。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-05-28 22:03:10)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 4.71点
000.00%
113.57%
227.14%
3414.29%
4517.86%
5932.14%
600.00%
7621.43%
813.57%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review3人
2 ストーリー評価 3.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 1.50点 Review4人
4 音楽評価 3.00点 Review4人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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