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ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/23593/
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自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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81.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 インディーズ映画好きの親友が「どうしても見せたい映画を焼いてきた」と言ってオイラの前にズイと突き出した。 「一言で言うなら、海の『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』だ」。 ここでオイラの興味がググー (詳細はブログにて)[DVD(吹替)] 7点(2008-02-16 23:14:26)《改行有》

82.  机のなかみ 《ネタバレ》 評価低くて申し訳ない。以下はネタバレ愚痴オンリーで。  (詳細はブログにて)[映画館(邦画)] 3点(2008-02-16 07:58:25)《改行有》

83.  ハワイ・マレー沖海戦 《ネタバレ》 牧歌調のオープニングは「思ったよりいいでわないの」と引き込まれたんだが。 予備兵の訓練シーンも主人公の頑張りにそれなりのリアリティが付されて、悪くない。 飛行隊に入って訓練を受けているところも、空 (詳細はブログにて)[ビデオ(邦画)] 9点(2008-02-13 23:37:26)(良:1票) 《改行有》

84.  ディック&ジェーン 復讐は最高! 気楽に観れるヌルコメを期待して借りてきたのに…意外にちゃんとした作り具合が、かえってガッカリ感をUPしてしまった。ギャグが思ったよりキツいんだよな。  (詳細はブログにて)[DVD(吹替)] 6点(2008-02-03 01:32:04)《改行有》

85.  パニック・フライト 『ホット・チック』で、ブリジット・フォンダ以来久々にオイラのハートをゲットした女優、レイチェル・マクアダムス。でもまあ、以後のハリウッド作品『きみに読む物語』は守備範囲外っぽいし、本作も(『フライト・プラン』『スネーク・フライト』に押されて)評判が地味だったので、ちょっと手を出せずにいました。 いやあ、百聞は一見にしかず。主演女優を楽しめるという点では全く文句ありません。 サスペンス映画のアリモノシチュエーションを繋いだだけなんだけど、なんか憎めないんだよなあ。これはもう、レイチェル・マクアダムスの醸す華と、ウェス・クレィヴンの手際の良さが全てなんだなあ。 いろいろ突込みどころは多いけど、いやソレも含めて、時間を忘れるほどに楽しめました。 ホントにマクアダムスは観ていて楽しい女優さんだと思います。もっといろいろ幅広く活躍してほしいと願ってやみません。次はアクションしまくりのバディムービーで!(つうかカナダ時代の作品もDVD化してよ…) 惚れた弱みで1点UPしときます(笑)。[DVD(吹替)] 8点(2008-01-28 23:08:08)《改行有》

86.  ピンクパンサー サッカーネタってとこに相当無理があるよなあ。それより何より、オープニングが最低ですよ。ドレフュスのモノローグでイロイロ解説しちまうなんてのは『ピンクパンサー3/フンブールガー大作戦(2010)』あたりでやってくれ。 オリジナルを意識した各所のネタは面白いんだけど、密度が薄い。飽きる寸前までやり続ける繰り返しの魅力ってやつがないんだな(自転車ネタくらいか)。オリジナルのクルーゾーの、意味なくカラテチョップを食らわせて部屋を目茶目茶にするような突っ走り感にも欠けてました。 思うにクルーゾーが致命的に善人なんだな。彼は善でも悪でもなく、それを超越した何かでなきゃ面白くないのですよ。ただ、悪評高き大統領官邸への侵入シーン&ジャン・レノのダンスシーンは笑わせてもらいました。それまでの不満が吹っ飛ぶくらい素晴らしかった。 個人的には(予想してたけど)またケビン・クラインの残念作になってしまったのが悲しいなあ。スティーブ・マーティン=ドレフュス、ケビン・クライン=クルーゾーの方が、よほど原点のテイストを引き出せたと確信してるだけに。そして21世紀版ケイト(ポントン)役には反則覚悟でトニー・ジャー! オイラ的には、これ以上笑わせてくれるキャスティングはなかろうと思う。[映画館(字幕)] 5点(2008-01-17 23:30:40)《改行有》

87.  天才マックスの世界 《ネタバレ》 すげえなあ。 19世紀に確立した教養小説、またはゴシックロマンス〜社交小説〜「運命の女」モノの流れのシステマチックな語り替えなんだけど、語り替え方の発想が普通じゃない。しかも、各キャラクターが背負っているモノが絶妙に交錯して、単一の視点のはずなのに物語は多視点(例えば旦那と死に別れた先生はゴシックロマンスのヒロインだが、社長はファムファタールの物語中にいる)。普通のドラマじゃ成立させられないシチュエーションてんこ盛り。そういう点ではダイレクトにピカソを連想する。ひとつの映画で、こんなドラマは成立させられないはずなんだ…「ナンセンス」という仕掛けなしにはね。 そして編集のキレの良さがウォーレン・ビーティ以上。これは凄いよ。観客に必要最小限の情報を与えるだけで、「当然あるべき」シーンは「当然カットしても観客は想像で補える」って理由でカットしてるんだもん。 この省略は後半になればなるほど加速して、まるでひとつ命題を証明したらそれを定理としてもっと巨大な命題を解いていく、という数学の感触に近い。何かもう映画を観ている気分じゃなかった。黒板を観てるみたい(笑)。マックスじゃなくて監督が天才だ。映画の天才かどうかは別だけど。 最後の、マックスなりの「Q.E.D.」は、まだオイラもキッチリ論理が追えてないんですが、途中にあった劇中劇『セルピコ』の意味がわかれば、もう少し見えて来るかなあ。 何度も観れる、お徳な数学ドリルとして、いずれまた再挑戦させてもらいますかに。[DVD(吹替)] 9点(2008-01-14 15:10:43)(良:1票) 《改行有》

88.  カンバセーション・・・盗聴・・・ 《ネタバレ》 残念。自分の中で、どうにも面白さがサスペンスへと深化していかなかった。後半はすっかりパラノイア的ギャグ。バスタブの栓の裏側をチェックする慎重さにはニヤニヤし、マリア像を壊した勢いでリミッターが解除されるラストには笑ってしまった。 多分、テーマに宗教を持ち込んだのと、ジーン・ハックマンの役作りが完璧すぎるのと、物語にぜい肉がないのが原因だと思う。ちょっと出来のいい中篇小説という感じ。 演技もさりながら、映像的にも素晴らしいシーンは多い(特にバスルームのシーンは多分『シャイニング』の元ネタっすよね?)。 この映画が味わえないのが、つくづく残念だなあ…『わらの犬』『タクシードライバー』にも無感動だったオイラなので、多分70年代のこの系列はダメなんだろうな…。[DVD(字幕)] 5点(2008-01-06 23:36:09)《改行有》

89.  雪の女王(1957) 《ネタバレ》 噂(でもないか)のジブリ新訳版、観て来ました。 オイラはかつて、人形劇で「雪の女王」を主要演目にして巡回してた事があって、このソ連バージョンは吹替え版を観飽きるほど観てまして。なのでちょっと違和感が (詳細はブログにて)[映画館(字幕)] 7点(2008-01-06 11:07:31)(良:1票) 《改行有》

90.  下妻物語 《ネタバレ》 とりあえずまだ「やっと観終れたよ〜ん」ってだけ。2年かかったな…。 先月、猛烈に近世美術史にハマってたおかげで、ほとんど復習のような気分で鑑賞しました。ちなみに年末は忘年会が続いて2週間ほど不義理をしてしまいました、申し訳ありません青山先生(完全意味不明)。 なぜロココが百科辞典とフランス革命を産み出せたのか、その精神は現代にどう受け継がれているのか、またなぜ日本ではフランス式の革命が起こらなかったのか…画面からそんなモノばっか拾ってました。意外に奥が深くて、底なしのように大きくシンボリックな画。「誰が自分を司っているのか。神か? 社会か? 金か?」という命題に対する、西洋と東洋の意識の差。そういうもんが写ってましてね。 …え? それはオイラの目が悪い? いやいや、これは田舎道とレース模様がコラボした大きな成果でしょうよ。監督が意図したモノとは違うだろうけどさ。 低得点の理由は「大仏の下で泥だらけになった桃子が泣かなかった」、ただその一点だけ。原作付だから仕方ないのかも知れないけど、あの一点だけで致命的にダメな映画になりました。 まーこれはコメンタリーもしっかりチェックしてから後日レビューだなー。[DVD(邦画)] 5点(2008-01-03 15:42:38)《改行有》

91.  Gガール/破壊的な彼女 わぉ! みんなすまんこりゃもう10点だぜぃ! ライトマン節全開、全てが強制的に「ほどほど」の枠へ納められ、どんな危険な暗喩も明るく、楽しく笑えて観れる。加えて今回はスケールの違いから来る笑いがとって (詳細はブログにて)[DVD(吹替)] 10点(2008-01-01 13:26:31)《改行有》

92.  力道山 なんか信じられないモノを見ちゃいましたよぉ。プロレスシーン、どう見てもダブルじゃない。ソル・ギョング本人の顔が歪み、マットに叩きつけられ、流血してボロボロになっていく。かと思えば迫真の空手チョップ反撃(マジ怖いよこれ)。足技も投げ技もかかるかかる。絶対プロのレスラーがダブルで撮ってると思ってたオイラは「いやぁ最近のCG技術は凄いよなあ、あんな激しい動きでも顔を書き換えちゃうんだ~」などと見当違いの感心をして映画館を後にしたのでした…いま公式サイトを見て愕然としましたね。ソル・ギョング本人がリングで演技してたって~? こりゃ『レイジング・ブル』以上の恐ろしい映画ですよ。本家も真っ青のデ・ニーロ・アプローチですよ。ヘルツォークも裸足で逃げ出すリアリズムですよ。こんな凄い役者が韓国にいたんだ。いま『フィツカラルド』を見た時と同じ驚愕に打ちのめされています。『イーオン・フラックス』でシャリーズ・セロンの肢体に鼻の下を伸ばす予定だったのを変更して正解でした。本作をレビューした方々に感謝します。 ●2008/1/1 8点に変更。[映画館(字幕)] 8点(2008-01-01 01:32:31)《改行有》

93.  モンスター・ハウス 『Mr.インクレディブル』の2年も後で、全編この画で進むのはきっついなあ…お金もかけてるし、頑張ってるのはわかるんだけどね。 (詳細はブログにて)[DVD(吹替)] 3点(2008-01-01 01:08:09)

94.  クール・ワールド(1992) 《ネタバレ》 こりゃ~すげえや。ブラピ、ガブ、ベイジンガーと実力派を集めたアニメ実写合成モノ。以前から気にはなってたんだけど、イマイチ評判を聞かないので「こりゃスカだろう」と放ってありました。オープニングの段階で、ある種の凄い匂いが漂ってきます。この段階、本編に入る前から4割くらいの率で確信しました。この作品で言う《クール》ってのは「クールガイ」等の用法の方じゃなく、ダウナー系ドラッグをキメた時のクールを意味してるんだ…とね。 これを理解すると、マンガのクセに故意にアダルティな展開に持って行ったり、かと思えば分裂症患者のような意味不明の論理が通用したり…という、本作を覆い尽くしている(英俗語で言うところの)「クール=らりぱっぱ状態」を見切る事ができます。この作品が目指すベクトルは『ロジャー・ラビット』や『スペース・ジャム』じゃなく、『裸のランチ』『トータル・リコール』『カリガリ博士』の方向性なんです(余談だけどオイラは『ギャラクシー・クエスト』も相当意地悪な分裂症テーマ作品だと思うよぉ)。 で、本作の凄かった点は徹底した「狂気の肯定」。これに尽きます。クライマックスで博士の言った通りにヒーローになってしまうガブ君は、もう『裸のランチ』のエンディングを通り越して向こうの国にイっちゃってますからねー。ラストがこんな凄い現実否定で終わる物語は貴重ですよ。また、対するブラピ君は刑事として登場する時点で、既にクール・ワールドに取り込まれて「狂って」いるっていう点も、観客へ余計な恐怖感を与えずに世界を案内できるというメリットがあり秀逸。ベイジンガー演じるホリー・ウッドは『花嫁はエイリアン』と同系のハマリ役ですね。まさに彼女のためのキャラでした。エッ、ラジーショー? ウッソ... しっかし、アニメ版『指輪物語』を監督したラルフ・バクシが、こんなぶっ壊れた精神世界を描くだなんて…描写に彼らしいねちっこいクドさがあって、ハナシが何ともスムーズでないのが満点に届かない理由。そこだけは本当に残念でした。ホリーの動画だけ信じられないくらい気合い入ってるのが笑えますけど。クール・ワールドで彼女に会えるなら、ちょっと狂ってみてもいいかな。←既に作者の手の上 ●追記:"cool ドラッグ" で用法をぐぐってみてるんすが「非ハイ=クリア状態」の用法しか出てこない…90年代に結構使われてたと記憶してるんだが…。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-31 14:30:27)《改行有》

95.  ヘビー・メタル 正月からえらいモンに当たってしまったなあ。もちろんその存在は知ってた。だが見る気も起こらないで見てなかったのを、いま猛烈に後悔してます。「悪」の表現手法に、ロメロのリビングデッド・シリーズの影響があると思うんですが、この作品が他作へ及ぼした影響も凄いモノがあると言わなきゃならんです。ちょっと思いつくだけで、『風の谷のナウシカ』『フィフス・エレメント』『ゴースト・オブ・マーズ』…他にもいくつか。ルネ・ラルーの仏アニメ『ガンダーラ』も絵的に近いんだけど、オリジナルがコミックだからなあ(すごく複雑な経緯のリスペクトっぽい)。この映画が時代の一里塚、コミックからSF映画への橋渡しの役目をしたんですねえ。続編も見たいような…あろえりーなさんのレビューを見たら見ない方がいいような…微妙(笑)。 ●2007/12/31 点数調整で8点に…。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-31 14:27:43)《改行有》

96.  キル・ビル Vol.1(日本版) 高得点。理由は GODZILLA のレビューと同じなのでそちらを参照の事。だが何より悔しいのは、とうとうタランティーノに10点をつけざるを得なくなった事だ(2004/12/3 やっぱ9点に変更。所詮タラじゃん (^^;)(2007/12/31 さらに7点に下げ (^^;;)。唯一の不満は血糊が薄すぎて噴水になっちまってる点かな。あとバッタもん映画にお約束の、ヤバいくらいの赤さもなかった。 以下は役者について(みんないい仕事してました)。 ●千葉真一:トムを蹴ってユマに付きましたか。ありがたやありがたや。アクション映画の守護神ですな。 ●栗山千明:鉄球ぶら下げたポスター見た時はどーなる事かと心配したが…常人には想像不可能なゴーゴー夕張役を吸収できとる点で、すごい。 ●大場健二:味ありすぎ。 ●ダリル・ハンナ:あーたまでタラの口車に乗せられますたか。 ●ルーシー・リュー:死にっぷりが無様な以外はイケてる。 ●佐藤佐吉:『ラーメンバカ一代』もバカ映画だったけどこっちも十分バカ映画。共にいい味でした。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-31 14:25:33)(良:1票) 《改行有》

97.  キス・オブ・ザ・ドラゴン 《ネタバレ》 「凄い」作品じゃないけれど、非常に考えさせられる、示唆に富んだ映画。ぶっちゃけ、画面を観ながら文明について、人類について想いを馳せた。西洋/東洋、欧州/米国、男/女、自由/隷属、孤独/組織…様々な対立 (詳細はブログにて)[DVD(吹替)] 9点(2007-12-30 22:13:14)

98.  ハード・ウェイ(1991) いまふと思った。この作品は、「マイケルのスケジュールが空くまでクランクインしなかった」というエピソードのあるほど、マイケル・J・フォックスのキャラに依存したマイケル映画。もしかして監督のバダムや相棒の (詳細はブログにて)[ビデオ(吹替)] 4点(2007-12-30 14:39:49)(良:1票)

99.  GIRLS★GIRLS 「あげまん」ならぬ「さげチン」なるモノが存在するかもしれない…という、妙な説得力に満ちた映画(いやあ、大マジで、ホントにすごいさげチンぶりでした。笑いっぱなし!)。去年『ロシアン・ブライド』という映画で大失敗(純度100%のポルノだった)したので、前知識なしのタイトル借りにはちょっと抵抗があったんだけど、自分のカンを信じてネットレンタル。今回は成功だったようです。15分でエンディングが読めるのはご愛嬌。観客の予測を先読みして思いっきり迷走する主役三人に「おいおいおい! そーじゃねーよ!」と突っ込みを入れたりヤキモキしたり。「キャラ」と「観客」の間合いの取り方が絶妙で、感情移入できる作品でした。武骨でメカニカルなイメージのあるドイツ映画ってところにも、飽きさせない新鮮さがあったようです。これがアメリカ映画やフランス映画なら「てやんでェこんなん見てられっか~っ!」って…まあ、あのへんの青春セックス映画なんて食傷気味なワケですよ。この作品も難点がないワケじゃないが…主役のインケン、どう見ても高校生じゃないだろ。ま、それがベッド上ではすっごい良い味になるんですが(どーしても感じられないって演技がメチャメチャ可笑しい)。標準的な佳作だと思いますが、私的にチョイとプッシュしたいので、2点UPしときます。 (2007/12/24:サービス期間終了)[DVD(字幕)] 7点(2007-12-24 22:02:49)《改行有》

100.  007/カジノ・ロワイヤル(1967) 実は子供の頃、土曜の午後に偶然テレビをつけたらこれを放映してて、「140センチ」云々以降は観てました。つまりオチがわかっちゃってるので食指が動かなかったんですな、今まで。 今回初めて通して観て、一流の無駄使いに超一流の脱力をさせて頂きました。この監督たちは、この世の何が無駄か、よくわかってらっしゃる。無駄でないモノがひとつもない(笑)。 本作がティム・バートンに与えた影響の大きさも量り知れないですなぁー。幼少のバートンは、絶対あの敵に自分を重ねて観ていたに違いない。オイラも、あのガラス越しのパントマイム芸だけはしっかり記憶してましたからね。あの頃の彼のパントマイムは絶品だと思うなあ。 だが、音楽がこの上なくダメダメ。 映画そのものには大変よくマッチしているが、シナリオ/映像があれだけ頑張ってるんだから、劇伴も本家「ボンドのテーマ」&スパイ物の音楽全般をちゃかすアレンジを駆使してほしかった。新作の「カジノ〜」ではボンド史上最もエキサイティングなアレンジをしてるので、比較しちゃってなおさら情けない感じ。●2巡目追記:これ、進行が違うだけでアレンジになってるわ! 脱帽しますた! 1点上げ! もちろん全体としてはすんばらしい。『地下鉄のザジ』が小粒に見えて来るほどの懲りようですわあ(向こうは音楽も凄いんだが)。 個人的にはサスペンダー対ガーターベルトのミサイル戦が超ツボでした。60年代バリバリのサイケな雰囲気も悪くない。バグパイプ軍団のわけのわかんなさや、ベルリンへ行く時の無茶苦茶さ(あれって単に表現主義のパロディしたかったからベルリンにしただけじゃないの?)、スーパー安っぽい夢の中でかかる情けない歌…支離滅裂なドラッグ感覚が散りばめられながらも、話の本筋からはギリギリ外れない。観客を本気で置いて行くわけではない。A級ならではの舵取りの絶妙さに映画職人の腕と意地を見た感じ。 このスノッブさが、現代の映画から消え去ったのは悲しい事かもしれない。本物のゆとりが、まだ本作には残っていて、もう自分たちには(画面を見つめる以外に)手が届かないと痛感させられるのが悔しくてならない。こんなくだらない作品、その気になれば現代で作れないはずがないのに、絶対お目にかかれない。 しゃーねーわ、泣きながらオースティン・パワーズでも見直してみるか…。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-24 08:24:26)《改行有》

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