2.マハーシャラ・アリさんのピアノ演奏に惚れ惚れ。
短期間の訓練で、プロのピアノ奏者になれるのが凄い。
あんなに素敵なヴィゴ・モーテンセンさんが、なんと太ったおっさんに。
自己中でマイペース、リップと言うぐらいで喋る、喋る。
でも人懐こくて可愛いし、人として魅力大。
私も仲間になった気分で、しでかす事をハラハラ見守る。
演奏シーンや差別のあれこれ、印象的なシーンも多々ある。
ところが本作では車中のかけあい、やり取りが一番面白かった。
いっつまでも喋ってるなーと思いつつ、聞き入ってしまう。
個性的で信念があり自己中でもあるキャラクターを、演じきった二人は実に素晴らしい。
観客を引きつける会話の妙、不自然さがない話しの持っていき方、共感できる内容。
脚本が賞を受賞したのも肯けます。
楽しいし分かりやすい、人に勧められる名作。