1. 太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
映画そのものは悪く無いと思うのだけど、どうも、この手の戦争映画を観ると思うのだけど、昨今の太平洋戦争物では日本軍が悪であって、個々の兵士は悪では無い、という様な表現され方をされるものが多い気がします。これもそういった映画に仕上がっていて、一見、物凄く中立的な観方が出来ますが、何かがやはり違うと思います。 原作となった読み物がアメリカで作られたという事も大きいと思うのですが、非常に捉え方がアメリカ的えあって、その部分が非常に観ていて気になりました。例えば、井上真央の演ずる看護婦がやたらと強くて反抗的な女性として表現されていますが、あのような日本女性が当時表面化出来たか問いのが少々懐疑的で、それを見せられてしまうと必然的にこの物語が架空の物語としてしか見えなくなったりする訳です。彼女のこうした動きが物語を加速していく事を考えれば、狂言回し的な使われ方をしていることは容易に想像が付きますが、そうしたものを加えたことで、逆に実話感が薄まっていて、それが非常に映画全体を考えると勿体無い気がします。 [映画館(邦画)] 7点(2011-02-21 00:04:31)(良:1票) |
2. 食べて、祈って、恋をして
なんと言ったら良いかな?中身がカスカスなんだよね。典型的なアメリカのキャリアウーマンのライフスタイルといった感じのシナリオで、見ていて辟易としました。こんなの実際のアメリカでだって、非常に限られた人しか出来ませんて。というか、おとぎ話なんですよ、現代のアメリカ女性の。数週間でイタリア語がペラペラになっちゃうとか、好き勝手やりたい放題やった上で、あんなハッピーエンドなんて、こんなのようけありませんて。これみて日本の女性も憧れるのかなぁ?騙されちゃダメだよ、とあたしなら思わず言っちゃいそう(笑)。ジュリア・ロバーツの相変わらずの美しさを久々に観れたので、この点という事にしてください。 [映画館(吹替)] 5点(2010-09-27 01:11:59)(良:1票) |
3. ダブル・ミッション
普通にみていて普通に面白かったです。 ものすごくありがちな設定で、ジャッキーらしい、コミカルで楽しい映画になってるね。 非常に気楽にみられて、気楽に楽しめる。ジャッキーの映画っていうのはこれでいいと思います。内容などを考えると、流石に絶賛は出来ないけど、普通に良い評価をして良いと思うし、ツッコミ所もあるけど、それもジャッキーの映画の魅力に見えてしまいますね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-21 12:47:26)(良:1票) |
4. 誰が電気自動車を殺したか?
日本ではどうしてもドキュメンタリー映画って人気が無いので、こういうのが観られるのは非常に貴重です。あたしはアメリカで起きかけていた電気自動車の波が来ていたのと、それがかき消された事実を知っていたのだけど、その経緯が良く判らなかったので、この映画を見られた事が非常に良かったと思っています。但し、この映画はあくまでもドキュメンタリーなんで、面白みとか興味を持たせるという意味ではちょっと出来はイマイチかもしれません(その辺は、やっぱりマイケル・ムーアは上手いと思います)。 この映画を観てると、今傾きかけているアメリカの自動車産業についての影の部分が何となくわかると思うので、興味のある人には、是非観て欲しいです。 [DVD(吹替)] 8点(2009-05-12 16:13:47) |
5. ダークマン
基本的にアメコミですよね。そのテイストがいかんなく発揮された映画だと思うんですよね。蜘蛛男よりはあたしはこっちの方が好き。 7点(2003-07-04 21:38:01) |
6. ダンボ(1941)
実はディズニー自身の製作した長編アニメの中では一番好きです。笑いあり、涙あり、スリルあり、感動ありという、見事な作品ですね。何度みても、わかっていても、ダンボがプールに飛び込む瞬間は手に汗握っているんですよね。なるほど、「1941」で将軍が絶賛する筈ですよ。 10点(2002-10-24 23:37:55) |
7. ダーティハリー2
このシリーズ、好きなんですけどね、この作品に限っては【イマジン】さんのおっしゃっている通り、派手な打ち合いってのを観客はキャラハンに望んだのかなぁって気がします。そんな事言いつつ、思いっきり楽しんでますけどね。(笑) 7点(2002-10-18 22:19:45) |
8. 第十七捕虜収容所
「大脱走」とこの映画は捕虜収容所のネタの映画としては共に秀作ですね。特に裏切り者が誰か判らない中での心理描写っていうのは特筆すべきものだと思います。ちなみに「プロジェクトA」で歌われてる曲は「プロジェクトA」のオリジナルだと思っている人が多いですが、この映画がオリジナルです。 8点(2002-04-03 12:31:29) |
9. 007/消されたライセンス
あたしは個人的にティモシー・ダルトンのボンドというのは、良いと思っています。原作にある野性味みたいなものを持ってるのね。映画の出来も悪くないし、相変わらずド派手なスタントはあるし、面白いと思うよ。 8点(2002-01-24 12:33:47) |
10. ダーティハリー4
なんか回を負うたびにキャラハン刑事が壊れていってる・・・もともと壊れてるかもしれない・・・のが非常に気になりました。見所はやっぱりオート・マグ使ったガン・アクションなんだろうな。でもその前でブルーパー(M79)使っているのでガンマニアしか喜ばなかった気がします。 5点(2002-01-07 18:19:21) |
11. タイタンズを忘れない
この映画は3つの見方が出来る。ひとつはアメフト映画として、ひとつは人種差別問題の映画として、もうひとつは時代の世相を捉えた映画としてだ。アメフト映画としては実は描写が以外に少なくて残念だが、ちょっと玄人好みのプレイ(戦術)が出てきたり、なかなかの見所のある映画になっている。人種差別問題の映画としては、実に冷静に当時の状況を捉えていると思う。当時の背景が酷い時代だった事を考えると、敢えて差別を控えめに表現したのはチームの対立で表現させたかったのだと思う。映画全篇にわたる映画の音楽は当時の学生達が聞いていた音楽で纏め、合間には8ミリか16ミリで撮ったフィルムを重ねた表現というのは最近ではあまり見かけない表現だが、それがかえって当時を再現する良いものになっていたと思う。 8点(2001-11-07 16:07:50)(良:1票) |
12. ダイ・ハード
ちょうどヒーロー空洞化の時期に出てきたので面白かったです。アクションと語りが絶妙に合わさっているので見ていて疲れも感じなかったしね。 8点(2001-09-18 19:35:31) |
13. 大逆転(1983)
エディ・マーフィーの出世作だよね。ダン・エイクロイドが主演の筈なんだけど、どうも引立て役になってしまってあれだけ活躍(?)しても目立たないんだけど、おいしい所はしっかり持っていっていて、そのへんはさすがだなぁと思ってました。ラストの先物取引のシーンは結末が判っていても楽しかったです。 8点(2001-09-17 21:32:33) |
14. タイタンの戦い(1981)
ペルセウスの伝説の有名なくだりを映画化してるのですが、当時としては最良の出来ではなかったかと思います。神話好きから見ても評価は高いですよ。 7点(2001-08-31 15:23:49) |
15. ターミネーター2
正直、2作目は大抵失敗するものなんだけど、これはまぁまぁ良かったかな。ちょいと撮影に時間が空いたもんだから、その間に少しシュワちゃんの体系が変わっちゃっていてT-800がT-810になってたと思ったのはあたしだけかな?撮影技術が向上したけど、ちょっと頼り過ぎていると言われれば、確かにそうかもしれない。ラストにT-800が遺す言葉と消え方はいらなかった。 8点(2001-08-22 20:34:35) |
16. ダーティハリー5
やっぱり老けちゃったなぁ、というのが最初の感想でした。アクションもそれなりにこなしてはいるけど、ちょいと疲れが見えちゃってね(笑)。S&W29、オートマグ、ブルーパー(M79)と、どんどん派手になって5作目は銛ですか。6作目が出来るとしたら、もう手に持つ銃火器は無いな(笑)。 7点(2001-08-20 19:00:00) |
17. ターミネーター
見たときの感覚は「よくぞここまで・・・」でした。技術的にはレベルが低いかもしれないけど、「ブレードランナー」同様、えもいわれぬ迫力がありますよね。しかしバイクからAR-18を片手撃ちするシュワちゃんは凄かったなぁ。 8点(2001-08-16 19:25:19) |
18. タイタニック(1997)
確かに迫力はある、感動を呼べる物語がある、CGも凄い、ディカプリオも演技がうまかった。でも別に恋愛みたいなものを絡める必然が感じられないッス。これを見た多くの女性は感動したかも知れないが、いったい何に感動したのかなぁ?やっぱり悲恋でしょうか? 5点(2001-08-10 18:15:43) |
19. ダーティハリー
44マグナムという銃(正確にはS&W29なんだが)を日本に広く有名にした映画じゃなかろうか?クリント・イーストウッドがマカロニ・ウェスタンで培った格好良さを全面的に前に出した映画だったというのが正直な印象です。内容的には今ほど派手なシナリオでは無いけど、それが淡々と進行する感じがこの映画に続編が作られる結果になったのかなぁ。 8点(2001-07-16 17:46:29) |
20. 大脱走
最近は見てないのですが、初めて見たときの感想は、戦争映画の筈なのに、戦車でてこない、戦闘機でてこない、でも面白い、でしたね。(笑) 戦争の中で捕虜というのを取り上げた映画は少ないですが、この映画はその中でも一番さっぱりしていて、それでいて後から何かが残る映画だったです。脱走をスポーツの様に考えさせるシナリオ作りとあの軽快な音楽と個性あふれる往年の名優たちのキャラクターがあったからこそ、長い映画だけど飽きさせないし、重い筈の戦争映画がここまで明るく出来たのだと思います。残念なのは、マックイーンが逃走に使うドイツ兵から強奪したバイクがドイツ製じゃないんですよ。戦争映画マニアにはちょっと頂けなかった。 7点(2001-07-08 03:15:16) |