1. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 父と子の関係という誰しもが抱える普遍的なテーマとティム・バートンのファンタジックで彩り鮮やかな映像美が見事に融合した傑作です。 特に「親の人生」の中に登場する(いろいろな意味で)魅力的な人々に惹き込まれました。 子供は自分が生まれる前の親の人生を見ることはできないから、親の人生経験やバックボーンを完全には共有できないし、それ自体が本当なのか疑ってしまうという展開は深く考えさせられます [DVD(吹替)] 8点(2012-07-26 00:29:57) |
2. ビルマVJ 消された革命
《ネタバレ》 ミャンマーの混乱を映した映像は長井さんの件もあってニュース等でも良く観ていたのですが、やはりデモが徐々に盛り上がっていく躍動感とそれが武力で押さえつけられてしまった絶望感が緊迫したビデオ映像(隠し撮り)で強く伝わってきました。 本当に不思議なのはどうしてこのような事態が行っているのに、日本はミャンマーの軍事政権と友好関係を維持し続けているのかですね?何か利権が絡んでいるのか、それとも反政府活動側のプロパガンダ活動が世界的に目立っているだけで、実はミャンマーの現政権は極めて真っ当な国政運営を行っているからなのか(とてもそうだとは思えませんが・・・・)? [DVD(字幕)] 7点(2011-05-25 23:04:57) |
3. PEACE BED アメリカVSジョン・レノン
《ネタバレ》 ジョン・レノンの強烈な反骨精神と、「自由の国」なのに自由がない欺瞞に満ちたアメリカという国家のぶつかり合いは非常に面白くもあり哀しくもあり・・・。 全世界に大きな影響を与え、権力でさえも押さえつけることが出来なかったジョン・レノンはやはり凄いと感じましたね。「WAR IS OVER! if you want it」「All We Are Saying is Give Peace a Chance」といったメッセージは今も深く心に沁みこんできます。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-02 19:30:52) |
4. ヒューマン・トラフィック<TVM>(2005)
《ネタバレ》 あまりにも卑劣で悲惨な人身売買の実態に怒りを感じましたね・・・・・。今も、世界のどこかで同じような手口で人身売買が行なわれているかと思うと暗澹たる気持ちになります・・・・・。 長い作品ではありますが、非常にわかりやすく作られていますので多くの人に観てもらいたいですね。 [地上波(吹替)] 8点(2008-09-29 19:10:13) |
5. ビクター/ビクトリア
《ネタバレ》 ジュリー・アンドリュースがまるで宝塚の男役スターのようですね。とにかく、深く考えずに極上のエンターテイメントと馬鹿馬鹿しい位の笑い(結構細かいギャグがちりばめられています)を楽しみましょう!という感じですかね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-05-21 18:35:58) |
6. ヒマラヤ杉に降る雪
《ネタバレ》 どうもアメリカ映画の日本人や日本的なものの描き方には違和感を感じてしまうのですが、この作品も例外ではありませんでした。何か、平等やら何やら言ってはいても上から目線なんですよね・・・・・。 ただ、偏見や世論に人々の判断が流されそうになる中、真実を見出そうとする老弁護士や主人公の姿には感銘を受けましたけど。 [地上波(吹替)] 6点(2008-05-01 15:47:32) |
7. 悲愁(1979)
《ネタバレ》 華やかな映画界の裏側を描いた作品です。スターがスターであり続けることの大変さがよくわかりますね。(整形手術の話とか結構あるんですかね・・・・・・)自分の娘を犠牲にし、なおかつスターであることを選んだフェドラの生き方には恐ろしさすら感じました。 しかし、フェドラはグレタ・ガルボをモデルにしているみたいなんですが、ガルボの引退後もこんな感じだったのかな?と思いながら見ていると結構引き込まれました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-09 00:08:52) |
8. 桃色(ピンク)の店
《ネタバレ》 非常に楽しい作品でした。ルビッチ監督の作品を見るのは3作目ですが、どの作品もテンポが良くてストーリーやセリフも良く練られていて「素晴らしい!」の一言ですね。 この作品も、心地よいセリフのやりとり、ストーリー展開の巧みさ、小物(オルゴール付シガレットケース等)の効果的な使用等々見どころが多いです。ラストも見事なまでのハッピーエンドで、見終わった後とても幸福な気分になれる作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-29 15:47:44) |