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201.  ターミナル
この映画、「感動ドラマ」ではなくて、「ハートウォーミング・コメディ」だったんですね! 登場人物はみんないい人で、その善意に溢れた世界にひたって、「あーよかったねー」っと暖かい気持ちになって映画館をでるようなタイプの映画。それに「移民」であるグプタの境遇や、アメリアの語る「運命」が、ほろ苦いスパイスとして加わってる。こーゆーのをやらせたら、トム・ハンクスは本当にうまいな。キャサリンも見事なイメージチェンジ。脇役も魅力的。前半は、本当に笑わせてもらいました。感動ストーリーに盛り上げなくていいから、前半のノリでほんのり心を温めてくれれば、それだけで満足できたのに・・・。盛り上げて涙を誘うのか、最後も観客をニヤリと笑わせるのか、結局どっちつかずになってしまったクライマックスが残念。
7点(2005-01-25 20:42:08)
202.  フォーリング・ダウン
マイケル・ダグラス扮する<D-Fence>は、国防産業を失業中の<白シャツにタイ>の白人。なまりのある英語でソーダ1本の値段にも細かい韓国人店主、<ギャングランド>のメキシコ人の若者、同性愛嫌いでマスキュリンなネオナチ男、フレンドリーなくせに規則にがんじがらめなファーストフード店主。もう何から何まで、当時(暴動前夜)のLAのアメリカ白人が抱えていたいらだちやストレスを(ステレオタイプ的な誇張も含めて)象徴してるんですね。いまとなってみれば、この反動が10年後のアメリカを覆い尽くしているともいえるようにも思います。そう考えてみると、主人公の自己中心的で独善的な性格(最後の「私が悪いのか」というセリフは秀逸でした)は、いまのアメリカの姿を映し出しているようにも見えてくる。後半は一転して家族モノっぽくなってましたが、デュバルが軸となって渋くまとめてくれました。それにしても、ある意味、こんなに「政治的な」映画を、ふつうに娯楽作品として制作・公開してしまうハリウッドもよくわかんないところですなあ。
7点(2004-11-30 15:29:20)(良:1票)
203.  現金に体を張れ
ストーリー展開からキャラクター設定まで、まさに犯罪映画のベーシック。ところどころ、時間軸のいじり方から小物まで、タランティーノやガイ・リッチーあたりの映画の元ネタか?と思えるような演出があって楽しい。小気味いいナレーターに引っ張られてテンポよく展開するので、85分があっという間でした。オーソドックスな分、ドキドキ感やサプライズが少なかったし、最後のオチもいまいち「どんでん返し」としては弱かったけれど、印象的なラストのカットはまさにキューブリックの面目躍如でした。
7点(2004-11-16 13:56:45)
204.  8 Mile
失業が蔓延しトレーラーハウスに住む「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる人々の現実をちゃんと描いたことで好印象。もうどーしよーもないママをはじめ、どーにもならない閉塞感のなかだからこそ、ラップのバトルにも、単なる下品な言葉遊び以上のものが浮かび上がってくる。最後の主題歌Lose Yourselfは、歌詞も映画の内容を反映してていい感じなんだけど、サビ部分の訳詞「ビートを刻んでゴーゴー」には、ちょっと笑ってしまった・・・。
7点(2004-09-26 22:49:27)
205.  華氏911
ブッシュをネタにしながらも、それはあくまでネタ(あるいは切り口)であって、僕自身は、9/11以降に加速度的に変化していくアメリカ社会(と、それとつながっている日本を含めた世界)の深層を描こうとした試みであったように感じた。特に、深刻な失業問題をかかえる地方都市から兵士が次々と送られていく姿が印象的。現代の世界には、「国」「国民」だけではくくれない見えない「境界線」が存在していることを見せてくれる。もちろん、イラクやアフガンでの「被害者」たちの姿が見えないという批判は成立するけど、そのすべてをこの映画に求めるのも酷なものだ。そうした一連の試みが成功しているかどうかという点では、まだまだ疑問は残るけど、ある程度の素材は提供されていたと思う。少なくとも、これを見て、アメリカ人ではない人々が、「ブッシュって悪い奴だ!アメリカっておかしな国だ!」っていうカタルシスを味わうだけで終わっちゃいけないというのだけは強く感じた。まあ、映画として採点するのは難しいなあ。とりあえず2時間の上映時間で喜怒哀楽を味わいながらも、考える機会を与えてくれたということで、7点ということにしておきます。
7点(2004-09-14 23:55:06)
206.  マスター・アンド・コマンダー
ストーリーにはあまり抑揚がないですが、映画そのものは、異端の監督ピーター・ウィアーが丁寧にしっかりと作り込んでいて好印象。海原をはしるサプライズ号は美しいし、実はダジャレ好きで人間くさい船長オーブリーと船医スティーブンのコンビは魅力的でした。そして、戦闘時には見事な団結心を見せる船員たちが、不安にとりつかれて1人の若い士官候補を追いつめてしまうときにみせる不気味さ。感動的な美談で終わらせるのではなく、サプライズ号を表も裏も抱え込んだ「社会」として描けているのもウィアー監督作っぽくていい。ただ、いくら英語圏でのベストセラーとはいえ、予備知識なしでは冒頭から物語に入るのはちょい厳しいか・・。どうゆう経緯でサプライズ号があそこにいたのか、出航のシーンなどもうまく挿入してほしかったなあ。
7点(2004-08-18 03:26:04)
207.  ファインディング・ニモ
ピクサー作品はあいかわらず完成度が高い。冒頭のエピソードだけで十分涙を誘われてしまうし、その後過度な心配性になる父マーリンとそれに反発する子ニモの成長物語として、脚本の柱はしっかりしてる。水のなかという設定や、ほとんどの登場人物が四肢がない「魚」という動きの上での制約も全く感じない魅力的な世界を作り出してるのがお見事。ただ、ちょっと残念だったのが、マーリンとニモの再会シーンがやけにあっさりしてたこと。「finding Nemo」というタイトルなんだから、やっぱりここで盛り上がれないと、それまでのマーリンとニモの大冒険も少し色あせちゃうというか・・・。でも、自分に子どもができたら見せてあげたい映画のNo. 1です。
7点(2004-07-06 08:26:07)
208.  マッチスティック・メン
予備知識なしに見たのがよかったかな。そういう映画だと思ってなかったんで、ニコラス・ケイジが意識失ってから、しばらくボケッとしてしまった。リドリー・スコットらしく、音楽とか、LA郊外の風景とか、雰囲気が好きな映画でした。ただ、序盤に執拗に潔癖症キャラ描写してたのに、最後のほうでは、どうでもよくなったみたいにロイがふつうにピンピンしてたのは、なんか不自然な感じがしました。
7点(2004-05-12 15:09:53)
209.  ワンダとダイヤと優しい奴ら
コメディとして、ちゃんとツボを押さえてて、面白かった。爆笑というよりは、ニヤニヤしながら見るタイプのコメディですね。ケビン・クラインの「stupid」な演技も好きだし、「外国語」で火がつくジェイミー・リー・カーティスのコメディエンヌぶりも楽しい。
7点(2004-04-12 10:06:50)
210.  セイ・エニシング
キャメロン・クロウらしい、いい映画だと思うんだけど。ラブストーリーらしからぬラストも気持ちよくて好きです。ただ、アイオン・スカイがなあ・・・もうちょっと、魅力的な女優いなかったものか。『ペニーレイン』はケイト・ハドソンでもった映画だったけど、これは、その逆パターンだった。だけど、公開時に登場人物と同年代で見れば、たぶん「特別な映画」になったのかもしれないなと思った。いま見ると・・7点がやっとです。
7点(2004-04-08 03:02:00)
211.  マトリックス
元ネタはいろいろあるんでしょうが、それが一つの世界となってるところは魅力。でも、最初、映画館で見たときには寝てしまい、あまり印象に残らなかった。あのころ、「いま現実だと思ってる世界が実は・・」的なネタはちょっと食傷気味だったんで、アクション描写以外には魅力を感じませんでした。ただ、2回目見てみたら(それもアメリカ滞在中、英語で)作り込まれた世界に引き込まれたから不思議。ただし、キアヌのカンフーはいただけない・・・。
7点(2004-03-12 18:36:48)
212.  ショーシャンクの空に
公開当時に映画館で見ましたが、普通にいい映画でした。正直いって、あんまり印象には残らなかった。どっちかっていうと、ケチつけにくいソツのなさが先行して、心を動かされるっていう感じではなかった。本サイトも含めて、10代・20代の方々が多く参加してそうな映画ランキングなんかでこの映画が、かなりの上位にあるのを見ると、なんか妙に自分の「歳」を感じてしまうという意味で悲しい映画です。
7点(2004-03-12 13:31:48)
213.  エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
いい映画でした。あいかわらず完璧なダニエル・D・ルイスはともかく、ウィノナ・ライダーはすばらしかった。脇に回った彼女はホントに輝いてました。対照的に、ミシェル・ファイファーはやっぱりミスキャストでしょうか・・。コスチューム・プレイの役柄には似合ってなかった。「ギャング・オブ・ニューヨーク」のディカプリオもそう思ったけど、スコセッシ監督って、こういうミスキャストやらかしますよねえ。もったいない。
7点(2004-03-12 13:02:14)(笑:1票)
214.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
3部作のまんなかというのは難しいですね・・・。戦闘シーンがくどかったわりには、最後があっさりしてたのが気になりました。ただ、ゴラムのキャラは秀逸ですね。この作品では一番印象に残りました。
7点(2004-03-11 20:53:15)
215.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
ノーマークだったんですが、面白かった。アラン・パーカーらしく、サスペンスと見せかけて直球の社会派ドラマ。ラストの展開も、単なる「どんでん返し」ではなく、そこにメッセージを持たせるあたり、その内容への賛否はあるでしょうが、こういう映画もアリなのでしょう。まあ、難をいえば、ケビン・スペイシーが出てる時点で観客はみんな「怪しい」と思ってしまうことでしょうか。
7点(2004-03-08 01:44:32)
216.  ロスト・フライト 《ネタバレ》 
最近のどんでん返し満載なアクション映画の感覚からすると、いい意味でのストレートさが目立つアクション映画。自己中心的な乗客、護送中の凶悪犯、弱小航空会社のリスク管理コンサルタント、民間の救出部隊など、いかにも「信じてはいけなさそう」な人たちが、結局素直に主人公の味方としてしっかりと大活躍。最近の映画に慣れた観客には「いつ、誰が裏切るのか?」のサスペンス効果も十分だったのですが、思った以上に何も起きない、ストレートなアクション脱出ものでした。ただ、この映画に関しては、その「潔さ」が大きなプラスとして機能していたと思います。飛行機サスペンス、辺境の島を牛耳る「ならず者」との対決、そして最後にもう一度の飛行機アクションというメインの流れが、テンポ良くダレることなく展開し、見終わってスッキリ。飛行シーンのCGクオリティなど残念な部分もありますが、低予算アクション映画の鑑のような一作です。潔すぎる原題『Plane(飛行機)』にも拍手。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-12 18:29:12)
217.  THE BATMAN-ザ・バットマン- 《ネタバレ》 
スター的な名前ではなく、映画ファンが「おっ」と思ってしまうキャスティングに唸る。ロバート・パティンソン、ポール・ダノ、アンディ・サーキスあたりはしっかりハマっているし、ほぼ声だけ出演のバリー・コーガンは次が楽しみ。一番有名どころかもしれないコリン・ファレルがすぐに誰かわからないメイクしてる役というのもナイス。バットマンというか、マスクにケープの異常者が醸し出す「哀しさ」を追求して展開していく物語も好みです。暗い映像は、ザック・スナイダー版よりも奥行きがあって「何やってるかわからない」暗さではなかった。音楽もよかったし、まさかのニルヴァーナ! 90年代グランジロックと当時流行ったサイコスリラー風味が重なって、見事に世界観を作り上げていたと思います。  ただ、その見事な世界観をもってしても苦しい部分も。一番はみなさん言ってますが、やっぱり長い。マット・リーブス監督は、『猿の惑星』リブートでも小気味よかったルパート・ワイアット監督版からどんどん重苦しく長い方向に変えてしまったのですが、正直3時間が必要な内容だったのかは疑問です。それからヴィラン。ヴィランを狂言回しに主役であるバットマンその人(THE BATMAN)を描くというコンセプトはわかりますが、せっかくのポール・ダノはもうちょっと見たかったし、彼の「復讐」の物語のほうが正直ブルース・ウェインの話よりも面白そうに感じてしまった、というのも設定的には失敗なのでは。そっちに時間を割いての3時間なら、まだよかったかな。また、今回のリドラーにせよ、たぶん次回出てきそうなジョーカーにせよペンギンにせよ、メンタル系のヴィランが続いてしまう感じがするのもマンネリ感が。ゾーイ・クラヴィッツは歴代キャット・ウーマンと比べると残念ながらインパクト不足か。シリーズ作の常なのですが続編はさらに長くなる傾向がありますが、そこまで長いバットマンって、うーん見たいのかなあと微妙なところ。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-04-22 07:48:13)
218.  TAR/ター 《ネタバレ》 
これはまた強烈な一作でした。ケイト・ブランシェット様のためという感じの序盤のカリスマぶりも素敵ですが、彼女の本領はやっぱり後半の転落劇。あれだけの「強い」彼女であっても(いや、そうだからこそ)スキャンダルと罪悪感で「墜ちる」描写にも妙なリアリティを感じてしまいます。とくに、廃墟のようなアパートで自分で勝手に転んだだけの怪我を「暴漢に襲われた」と盛ってしまうところ、彼女がこれまでも虚勢でギリギリで自分を支えてきたことがにじみ出る見事な展開でした。ほかにも、「傲慢な白人男性」バッハを尊敬できないというジュリアードの今時な学生たち、セクハラ告発の風潮に不安げな師匠先生など、登場人物たちの微妙な立場性が、ターの強さと弱さを浮き彫りにしていく構成はなかなか見事です。終始、彼女を陥れようとする陰謀や襲撃者の実際の姿は見えず、実はそんな「陰謀」なんてない、ただの被害妄想にも思えるサイコな展開もうまい。  そして、そんな彼女が転んでもただでは起きないというラスト。あれを「ここまで落ちぶれたか・・」と見るか、「おお、新しい世界へ踏み出した!」と見るかは観客次第。最初、このラストを前者として解釈してしまった私もまた、転落前の彼女と同じ価値観を共有していたのでしょう。でも、その前のニューヨークの古いアパートでバーンスタインのビデオを見た彼女の表情を思い起こせば、あのラストもまた、十分に前向きな、彼女なりに音楽と向き合った結末と言えるのではないでしょうか。  ただ、そのバーンスタインもまた人間的にはいろいろやらかしていた人物だったのを、たまたま前日にNetflixで映画『マエストロ』で見てしまったので、ちょっとそのラストにうまく乗れなかったというのもたしか。いまさら「アジア」への逃亡で人間性を取り戻す的なオリエンタリズムもいかがなものかというのも含め、すんなり「いい映画だった」とも言えないのがなんとももどかしい。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-28 23:18:16)
219.  マエストロ:その音楽と愛と 《ネタバレ》 
偉大な指揮者で作曲家、『ウエスト・サイド・ストーリー』の音楽でも知られるレナード・バーンスタインとその妻フェリシアの関係を描いた伝記作品。バーンスタインの音楽での創造性や軌跡を描いた作品として見ると期待外れかも。基本的には夫婦ものとして見た方がいいのだろう。予備知識がないと驚くのは、バーンスタインは「バイセクシャル」らしく、フェリシアのほかに男性の恋人もいること。ただ、「三角関係」的な描き方でもなく、あくまで焦点は夫婦の関係にある。この夫婦を演じたブラッドリー・クーパーとキャリー・マリガンが見事な演技を披露している。「マエストロ」と称される音楽家で奔放かつ身勝手なバーンスタインも、ブラッドリー・クーパーのおかげで、嫌みにならないチャーミングな人として描かれていたし、フェリシアが俳優としてのキャリアと家族とそして何よりも夫との関係に振り回されるなかで見せる、一本芯が通った美しさはさすがのキャリー・マリガン。  映画は二人のやりとりが中心ですが、音楽映画としてもバーンスタインが5分あまり髪を振り乱し汗まみれで指揮棒を振るマーラーの演奏シーンは圧巻。これだけでも見る価値があるし、エンドクレジットのおまけで二度美味しい。ぜひよい音響の環境で楽しんでください。  一方でいくつか疑問点も。一つは、画面のアスペクト比。4:3くらいで昔のテレビ画面みたいなのはなぜ。演奏シーンなどはスクリーンいっぱいで見たいと思うのだけど、人物ドラマが中心だよというメッセージなのかな。それから、バーンスタインの男性の恋人との関係性。フェリシア視線のバーンスタイン像であるからしかたがないのだけれど、男性の恋人たちは存在感もなく、人間性もよくわからない。そのため、とくに後半はすでに有力者であるレナードが、気に入った若者に「手を出している」感じになってしまうのがなんとも。これ、異性だったら間違いなく感じ悪いし、同性だったらいいというわけでもない。この作品はバイセクシャルとしてのセクシュアリティに焦点を当てたわけではないのだろうけど、それにしても、恋人たちの考えてることとか(最初のデヴィッドくらいかな、丁寧だったのは)全然見えてこないのはちょっと・・・。最後に、バーンスタインの鼻のメイク。あれはやりすぎでは。本物に似せてるのだろうけど、ああいう特殊メイクなしでも、十分に「レナード・バーンスタイン」を表現できていたと思うのだけれど。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-27 23:29:10)
220.  ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 《ネタバレ》 
ゲームブックに夢中になり、雑誌の『ウォーロック』とか読んで小中学生時代を過ごした自分としては、これはエンタメ成分とマニア成分が絶妙なブレンドだった一作。設定とかもうほとんど忘れてしまったけど、剣と魔法のファンタジーをかじったことがあれば、序盤のあいだに設定はつかめるし、仲間さがしのなかでそれぞれのキャラ立ちも把握でき、中盤あたりでもう自分で作ったパーティ感が持てる作劇。オーソドックスだけど、奇をてらわず、無駄にシリアスにもならず、これがちょうどいいのだ。今風だと思ったのは、主人公が盗賊で吟遊詩人という設定。これといった特殊能力もないけれども、この設定にクリス・パインの軽妙さは実にマッチしているし、だからこそ3人の仲間のそれぞれの能力が際立つ。これも、パーティ感を演出上する上でとてもよかった。テーブルトークRPGの肝は、アクションやらCGよりもパーティのなかでの会話にあることがよくわかってるキャスティング・脚本・演出で素晴らしい。  ただそれでも残念に感じてしまったのが、物語が「娘を取り戻す」を軸に進められること。「お姫様を救う」が物語として成立しにくい時代だからしょうがないし、かつてテーブルトークRPGに夢中になった人たちも今は親世代だろうから、そのねらいはわかるのだけれど、やっぱりファンタジーに求めてるのはそこではないんだよなあ。そこは「一攫千金」でもいいし「指輪を捨てる」でもいいんだけど、ミッションに小中学生くらいが夢中になれる設定がほしかった(まあ、子どもが感情移入しやすいキャラとしてサイモンがいるのでしょうが)。自分もいまはそれなりの大人であり父親ですが、この物語世界にそこは反映したくなかったなあ、というのが正直なところでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-25 08:18:30)
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