Menu
 > レビュワー
 > タコ太(ぺいぺい) さんの口コミ一覧。2ページ目
タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  search #サーチ2
前作を観た時、確かに面白いけれど柳の下に二匹目は居ないだろうなと思ってしまった私。撤回します。甘かった。これは前作を凌ぐと言っても決して過言ではない面白さ。と言うか前作以上にスリリングで意外性に富んだ素晴らしい脚本ですね。数々の伏線も漏らさずキッチリ回収。脱帽ものでした。  前作を観た時、喋ってる分の字幕とPCのディスプレイに表示されている英語の訳文が横書き縦書き乱れ飛び、目が疲れて大変だったので今回は吹替え版で観てみたのですが、私のような英語不得手な方には吹替え版をお勧めします。それでも理解力が衰えつつあるお年頃の私、リプレイしないと追い付けない場面もあったりして。なので、個人的には毎回入れ替えの昨今の映画館では鑑賞不適な作品とも言えそうです。  次作があるかどうかの情報を知らないのですが、前作と今作ではスタッフが巧みにローテーションしてこの出来栄え。是非是非再度の チャレンジを望むところです。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-04-06 19:24:51)
22.  ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 《ネタバレ》 
遅れ馳せながら鑑賞。前作と比べて少なめのレビューながら、良い点もそうじゃない点も概ね皆さんに語り尽くされた感がありますね。私は肯定派、支持派です。思いっきり楽しませていただきました。  いきなりでまさかの精鋭部隊?捨て駒作戦、キッチリ始末したと思ったら実は味方だったというブラックジョーク、サメやらネズミやらイタチやら動物たちの大活躍(サメはハイブリッドだしイタチは活躍の予感だけですがw)、レトロでサイケなラスボスの大暴れ、前作同様ハーレイ・クインの魅力爆発等々、やや長尺にも関わらず中だるみ皆無でラストまで惹き付けられっぱなしの上にエンドロールにはオマケが2個。良い意味でおなか一杯になりました。まさに「ゴチソウ」でした。  強いて言わせていただければ、トリ馬鹿のワタクシ的には冒頭の小鳥ちゃん受難(後で仇討ちしてもらえるけど)と少し後の鳥カゴ放火シーンがNGですが、人の命を思いっ切り軽視している本作では全く聞いてもらえない意見ですね。  次回作やスピンオフに期待せずにはいられない快作に9点献上します。
[インターネット(字幕)] 9点(2024-04-05 11:32:06)(良:2票)
23.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
公開から早6年余り。気になっていながら何故か縁がなく、遅れ馳せながらアマプラにて鑑賞しました。そして、そのタイムラグがあってこそ、尚更に現代的な愛が語られる大人のファンタジーとして受け止めました。  全編を通じてフィルターの如くヒロインを覆う緑色。そこに落とし込まれる血の赤、映画館のドアの赤、終盤になって変化するヒロインのカチューシャ(ヘアバンド?)の赤、ラストシーンのヒロインのオーバーコートの赤。更には異形の生物の発する青い光。それぞれに象徴的な色使いの妙ですね。  そして、これもまた全編を通じて細密に描かれる60年代。それは背景であったり大道具小道具であったり映像であったり音楽であったり家族の風景であったり。作り手の拘りの極みと言ったところでしょうか。勿論そこにも象徴的な意味合いがそれぞれに込められている。  異形の生物(個人的には塩水の矛盾はあるものの「半魚人」というより「半両生類」と感じましたが)の造形も素晴らしく、異形でありながら深い人間性が込められ、所作も含め表情豊かに演じられているところには感動すら覚えました。  最初から最後まで大人のファンタジー、大人版「美女と野獣」或いは「人魚姫」として世相を反映しつつ語られる純愛の物語。傑作と称して間違いない作品に9点献上します。  1点マイナスの理由?ラスボス的存在の権力の象徴たる元帥閣下が、無傷のままに物語が終わったことがあまりに現実的でやるせなかったというところでしょうか。
[インターネット(字幕)] 9点(2024-04-03 16:25:38)(良:1票)
24.  ドント・ウォーリー・ダーリン 《ネタバレ》 
色鮮やかな映像、レトロで垂涎モノのクルマ、そしてキュートなヒロイン。幻想部分も含め、視覚的には申し分のない出来栄えですね。  その中で繰り広げられる華やかさの中に不穏な空気が常に漂う物語。中盤から何となく仕掛けが見えてしまう些か使い古された感のある物語ではありますが、大きく破綻することもなく練り上げられていて、個人的には好物分野(サイコサスペンスとか不条理系スリラー)に近い味わいのある作品とも受け取ることが出来、大いに魅力を感じました。  ただ、それならばかなりの高評価?と自らに問いかけてみるものの何か釈然としない。女性に係る社会問題的要素が見え隠れするもののメインテーマとして明確に主張されていないからなのか。ヒロインの行動や言動が尺が長い割には拙速だったり唐突だったりしているからなのか。理路整然と纏め上げるのではなく、もっと不条理な世界観に向かって欲しいと期待してしまったからなのか…。  確かに魅力的、惹き付けられる作品でしたが、総じてみればある意味古典的と言えないこともないSF作品(ジャンルに足したいところですが足すとネタバレになっちゃいますね)なのかなとも思え、個人的にはあと一歩驚愕の展開が欲しかった非常に惜しい作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-01 12:08:47)
25.  ビッグフットVSメガロドン 《ネタバレ》 
全編通じての(少し前の)ビデオゲームレベルのCGと時折り挿し込まれる実写映像によって構成されるSF作品。と言っても、恐らくはかなりの低予算作品と思われ、CG部分は台詞だけ変えた繰り返しが目立ちますし(てかシツコイ)、僅かな実写部分もフリー素材っぽい感じです。ただ、見れないレベルかと言えばそうでもなく、案外普通に鑑賞してしまいました。  台詞が矢鱈に多いですね。もっともらしく難しい理屈を並べているような部分も多いのですが、よくよく考えれば大したことないものを小難しく理屈っぽく言ってるだけのような気がしないでもありません。否、多分そうです。  また、そんなへ理屈台詞の合間合間、カリ王女とヘルシングとの子作り談義に始まり、何かと下ネタを挿し込むあたりは、作り手としては遊び心とかコメディ的演出なのかも知れませんが要らない気がしてなりません。  何より邦題も原題そのままというタイトル。確かにビッグフット(小柄過ぎるし単なるゴリラのようでもあるし)とメガロドン(メガロドンじゃないし)が出ますが、両者が正面から戦うこともなく看板倒れのような。本サイトのカテゴリに「サメ映画」があったとしても、本作は該当しないような気がしないでもありません。  特に加点要素も見出せず、1点献上に留めたいと思います。
[インターネット(字幕)] 1点(2024-03-31 12:23:36)
26.  オンマ/呪縛 《ネタバレ》 
確かにホラーとしての要素を備えた作品ですが、個人的には殆ど恐さを感じませんでした。  主演のサンドラ・オーさんの熱演、主人公の電気アレルギーによる電気のない生活がもたらす終始暗い画面、ウンマの亡霊が現れる場面で用いられるジャンプスケアと、恐さの演出には事欠かない作品でありながら恐くないのです。  郊外の一軒家がオドロオドロしくなく寧ろ牧歌的な雰囲気であったり、娘クリス役のファイヴェル・スチュワートさんの素朴な可愛らしさ、母娘の唯一の友人であるダニー役のダーモット・マローニーさんの柔和で包容力十分な雰囲気等々が、恐さを打ち消しているようにも思えますが、何より作品全体がホラーと言うよりも主人公が過去の呪縛から脱して娘と前向きに生きて行くことを決意するまでに至るヒューマンストーリーだからなのかも知れません。  確かにウンマの亡霊は登場し、いくつかの霊障ももたらす訳ですが、それらの存在感よりも主人公の胸に刻まれた苦しさや悲しみの方が常に前面に押し出されている感じです。ただし、十分に表現されているかといえば多少なりとも物足りなさを感じてしまいますが。  結果、ホラー作品として観るならば極めて平均的な出来栄えだと思いますし、ヒューマンドラマとしてはホラー要素が盛り込まれた分弱くなっていることと、主人公の過去や韓国のお国柄についての説明不足を感じてしまいました。  サンドラさんの熱演の分を加点しても5点献上が妥当かなと思う次第です。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-31 11:49:35)
27.  マスターズ・オブ・ホラー(2018) 《ネタバレ》 
現実なのか異世界なのかハッキリとしない謎めいた映画館。無人の客席。突如映し出される自らの姿と将来。設定と仕掛けは斬新とまでは言えないまでも大いに魅力的です。  五人五様の作風はそれぞれに特徴的で魅力的。テーマを異にしたショートストーリーは、深みこそ感じないものの楽しめました。特にどれが気に入ったということもなければ特にどれがダメということもなく、上手い具合にセレクト出来たな、という感じです。  強いて言えば、謎の映写技師としてミッキー・ロークさんが登場しますが、ストーリーテラーでもなければ死神や悪魔的存在と言う訳でもない。何人かは殺してしまっているようにも見えますが、少しばかり存在感強過ぎの感が無きにしも非ず。もっと不気味で得体の知れない存在として登場した方が良かったのでは?ガタイが良過ぎる人を選んでしまったような。  とは言え、映画でも小説でもこの種のアンソロジーは好物なので甘めの7点献上です。  ちなみに、邦題は監督への賛辞的な意味でしょうか?原題の方が良いかと。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-31 10:27:50)
28.  ブラック・フォン 《ネタバレ》 
サイコホラーとしては随分とライトな作品。誘拐され監禁されているとは言え、陽の光が入る広々とした地下室、緊縛されていることもなく出入口は施錠されてもいない。犯人が時折り訪れて暴力を振るうということもない。つまり、差し迫る恐怖という状況は演出されていません。なので恐さは殆ど感じられません。  そしてオカルト或いは超常現象的なことが大上段から振り下ろされています。具体的には、ひとつには妹の持つ母譲りの予知能力。父親は否定(と言うより嫌悪?または恐れている?)しているし先生も刑事も最初は全否定しているものの、結局は素直に受け入れている。事件の解決に向けた決定打ですね。  もうひとつは、よりいっそう重要な要素である黒電話から聴こえる亡霊の声。これはフィニーの特殊能力とも受け取れますが、フィニーの脱出劇はこれなしには実現しなかった訳で、妹の予知夢に基づく警察の急襲によって恐らくは救出出来たのでしょうけれど、犯人が死んでいなければスムーズだったとは限らない訳で、ふたつの超常現象・特殊能力があって初めて無事一件落着と言って良いのでしょう。  超常現象や超能力ありきの物語はある意味何でもありの世界ですから、そういう意味でも結構ライトな安心して鑑賞出来るサイコホラーと言えるでしょう。と同時に、そのあたりの変化球がお嫌いという方には「んな訳ねーだろ!」的な受け入れ難い展開とも言えるでしょう。私は肯定派なので評価は高めです。  ただ、ちょっとだけ気になったのはエンディング。フィニー兄妹の成長物語、そして父親も含めた家族の物語としてのハッピーエンドと素直に受け取れば良いのかも知れませんが、何と言ってもフィニーは殺人を犯した訳ですし、果たして正しい成長を遂げたのか?周囲から恐れられる存在となってしまった彼の将来に闇はないのか?全く触れられなかった犯人像と絡め、必ずしも清々しい余韻だけを残した作品ではないのでは?特に未読ですが原作はジョー・ヒルさんということもあるし…と思ってしまった次第です。  もしも続編を作ったならば、その中でフィニーは仮面を被り…?! なんてのは妄想かな?
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-24 12:19:11)
29.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 《ネタバレ》 
マルチバースを股にかけた戦いを基本設定として、順風満帆だったはずの人生からギリギリまで追い詰められてしまった一人の女性が、苦難の末に新たな人生に踏み出すまでの物語、といった感じでしょうか?かなりスピーディな転換とコテコテの下ネタ入りコメディ性は、観る人を相当に選ぶ作品なのではないかと。  個人的には馬鹿馬鹿しさを大いに楽しむことが出来ましたし、出演者たちの確かな演技と緻密で色鮮やかな演出は流石アカデミー受賞作と思いました。  ただ、それでは本作が歴史に名を刻む名作として語り継がれるだろうかということになると相当疑問。SF作品としての目新しさは特にありませんし、マルチバースと言いつつも中心となる世界が一つあって同じ人格が異なる世界を行き来するというあたりはどっちかって言うとパラレルワールド的な解釈とも感じますし、見方を変えれば物理学的な世界観というよりもスピリチュアルな雰囲気を感じます。  ヒロインの心の解放と言うかヒューマンストーリーとして受け止めたとしても特に新鮮とも思えず、本作だからこその感動にも出逢えないような。そう考えると下ネタ絡みのコメディ性を楽しむだけの軽めの作品にも思えてしまうところです。  とは言え、総じて言えばこのオリジナリティ、斬新さは滅多に出逢えるものでもなく、監督さんの次作には期待が高まります。そこまで含んでの7点献上です。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-24 11:13:43)(良:1票)
30.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 
ネットの動画サイトで本作を観て号泣する自撮りをアップすることが流行っているとの情報を聞き、どっちかって言うと感情移入して号泣しがちな自分的にも泣けるだろうかと思い鑑賞。しかし、裏切られた感じです。  まず第一に主役の二人にま~~~~~ったく感情移入出来ない。寧ろ嫌い。特に男の方は顔立ち、語り口、生き方等々どこを取っても嫌いです。そんな男に惹かれる女の方も必然的に嫌いです。二人ともズルい!いや弱い?良く言えば自分に正直過ぎ?  なので、感動の物語との事前情報を聞きつつも気持ちが入らない。泣けることが期待出来ない。終盤に向けての衝撃的な展開も普通に先読み出来てしまったし、ラストシーンも想定内。何とも残念でした。  物語が毎年の記念日ごとに綴られて行くという手法、肝心な部分であっても他の時期に起きたことは割愛するというスッキリした演出、その時々の二人の関係やそれぞれの心境などが見事に演じ分けられていること、美しい街並みやドラマチックな抱擁シーン等々、作品としての魅力は沢山あるのに、肝心の物語の筋と主役のキャラクターが足を引っ張ってしまった感じです。  決して駄作とは言いませんし、これじゃ誰が観ても感動出来ないなどとは言いませんが、個人的には只管残念な作品に5点献上です。  (追記) 最初に書いた動画サイトでの話は最近のことなので、もしかしたら本作のネットフリックス版が対象なのかも知れませんね。最近のリメイクなので。でも、基本的に同様の内容のようなのでそちらは観ないと思います。15エピソードには耐えられそうもないので。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-21 12:51:32)
31.  クーリエ 過去を運ぶ男 《ネタバレ》 
ジェフリーさんが主演なので観た作品。結局それだけだった作品。と言うのは言い過ぎかも知れませんが兎に角脚本に難ありです。  最後のどんでん返しありきで、主人公が雲を掴むようなミッションをあまりにスイスイとこなしていく安易な展開はどうなんでしょうか?ヒロイン的出演のジョシーさん(お肌の綺麗さばかりに目が行ってしまった)との関係性も極めて安易。主人公に迫り来る危機の迫り具合も安易。拷問された主人公の脱出劇も安易。(名の知れた殺し屋サイコ夫妻が銃を置きっ放しにする?ユルユルの拘束する?)などなど例を挙げればキリがない。超予定調和乱発ドラマです。冒頭のカットで緊迫感ポイントを使い切ってしまった感じ。  せめてどんでん返しに向けての伏線ぐらい張って欲しかったところですが、そもそも主人公が「クーリエ」って呼ばれてる、つまりは名無し状態ってところぐらいが伏線なのでしょうけれど、それだって日本語訳にしちゃえば定冠詞の存在が判らず名前みたいになっちゃってる。だいたいからして記憶喪失という設定(ですよね?)にも相当無理がありますし。  と言う訳で、あまりに深みのない、てか思いっ切り浅いサスペンスにガッカリし過ぎてしまい、ジェフリーさんの主演に免じてさえも2点献上が限度です。
[インターネット(字幕)] 2点(2024-03-13 11:53:37)
32.  シン・タイタニック 《ネタバレ》 
様々な事情を抱えた登場人物が悲劇の中で見せる人間模様…みたいなパニックスペクタクルものの定番的なスタイルは、作り手的には盛り込んでいるのかも知れませんが、殆ど期待出来ません。タイタニック号のCGをドーンと登場させ、かつての事故で亡くなった船長以下クルーたちを悪霊として登場させ、最新鋭のシステムも霊の力には勝てません的な流れで悲劇を再現している作品ですね。  登場人物に華がなく、と言うか船長役もクルーたち役もどうにも役になり切れておらず、お馬鹿っプルユーチューバーはウザいったらありゃしないし、ホスト役的な位置付けの学者さん?は遺品を勝手に売りさばくというあり得ない行動を取るし、トンデモ霊能者は何故霊を呼び出して事故を起こそうとしているのか意味不明だし…事故ありきの展開はヤッツケ仕事感と言うかツギハギ感と言うか、どうにもまとまりがないままにエンディング。  これはパロディ?でも全然笑えないです。大真面目なホラー?全く恐くないです。ヒューマンドラマ?間違ってもそりゃないです。と言う訳で、中途半端感溢れる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2024-03-08 23:14:01)
33.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
懐古的なオープニングタイトルで始まり、ワンカットでカラフルに描かれる歌とダンスの競演。カメラワークが素晴らしい。ツカミはOK!という感じですね。  が、そこからは定番・鉄板・お約束感満載のラブストーリー。意外性はほぼなしといった感じでした。それでも惹きつけられ一気に観てしまったのは何故だろう?ひとつには主演ふたりの魅力ですが、それを上回る優れた演出によるところだと思います。  オープニングでも度肝を抜かれたカメラワーク、繊細かつ巧妙な色使い、そして素晴らしい音楽。敢えてカテゴライズするならば本作は本格的ミュージカルとは言えないように思えます。けれども、間違いなく音楽が支えている作品。これもミュージカルの一形態なのですね。  ラストのif走馬灯は感動的でした。ふたりの歩んだ、或いは歩んだかも知れない各パートが見事に編集されていて、このカットが定番・鉄板のラブストーリーを珠玉のラブストーリーへと昇華させているように思います。  ミュージカルと言うには何か物足りない。ラブストーリーと言うには目新しさは感じない。でも惹き付けられて止まない。不思議な魅力の作品でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-26 19:27:32)(良:1票)
34.  ゾンビランド:ダブルタップ 《ネタバレ》 
前作から10年後の続編。それから更に5年経ってやっと鑑賞。遅れ馳せながらのレビューです。と言っても既に皆さんに書き尽くされている感が無きにしも非ずですね。なので出来るだけシンプルに。  兎にも角にも楽しかったです。ゾンビものの宿命と言いますか、仮令死んでいようとも人型の動く者を殺しまくる(否、既に死んでいるから損壊しまくる?)のですから、罪と言えば罪ですし不道徳極まりないと言えば返す言葉もないところですが、それでも面白い。進化型ゾンビなんて言うけれど、本シリーズ外の先行作品で登場済のものを紹介しているだけ。それでも面白い。前作同様小ネタの連発が愉快ですし、ビル・マーレイ御大がまさかの再登場で「ガーフィールド3」に出演してるかの如くのインタビューに答えつつエンドクレジットの大切さを教えてくれてたりして。(当たり前かも知れませんが絶対席を立たない主義です)  個人的に一番ハマったのは、ネバダ姉さんがビッグフットでバビロニアに乗り込んできて片っ端からゾンビを轢きまくるところ。これはゾンビ映画史上に残る短時間単独大量ゾンビ処理数じゃね?ってぐらい爽快にグロかったです。  皆さんのおっしゃる通り、レギュラー4人のうち男子メンバーは10年経っても不変ってスゴイですね。女子は…それは言いっこなしってことで。ともあれ、再び10年後(今や5年後ですが)、新メンバーを加えての「3」実現を夢見て前作同様8点献上します。(今のところ予定は聞きませんが…)
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-19 17:29:45)
35.  アタック・オブ・ザ・キラートマト 《ネタバレ》 
テイスト的には1978年と言うよりも更に古のアメリカ製娯楽映画の感がありますね。現代の感覚から見てしまえば、面白くないしクダラナイし下品です。ただ、それでもコアなファンがいるからには意味があるのだろうと考えてみれば、矢張り時代背景とお国柄なんでしょうね。  思えば本作よりも予算がかかっていながらも本作よりずっと低俗極まりない作品は多々ある訳で、それは今の時代を生きる日本人である自分の価値観に照らし合わせているからこそそのように思える訳で、勿論同じ時代に生きる同じ日本人でも千差万別の価値観を持ち合わせていて当たり前、いわんや半世紀近く前の海の向こうの人々をや、ってな具合でこの作品の作り手がどんな思いで映画を撮ったかなんて少なくとも私には解りゃしません。近代アメリカ文化(サブカル含む)をちゃんと研究している訳じゃありませんから。なので、こういう作品は評価が難し過ぎます。私には切って捨てられない。  とグダグダと書いてしまいましたが、実は正直楽しめました。くだらないし時間の無駄だったけれど、観ている最中は楽しめてしまいました。歪んだ楽しみ方かも知れませんが。  なので最低点は付けられず、アイディアと主題歌を評価して4点献上します。ただし、シリーズの他の作品は観ないでしょう。その時間があったら他のZ級が観たいので。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-02-16 12:08:21)(良:2票)
36.  アミューズメント・パーク 《ネタバレ》 
高齢者への仕打ちが酷過ぎるとして?公開(そもそもが一般公開用ではありませんが)されていなかった幻の作品とのことですが、確かに70年代前半であれば差別的・暴力的として公開を躊躇ったということも頷けます。依頼者であるルーテル教会の意向とも異なっていたのでしょう。ただ、ロメロ監督の表現が過激と言うよりも「まさに社会はそうだった」からこそ躊躇ってしまったのでは?とも思えます。  その状況が今どうなっているかと言えば、制度上は様々に充実して来て高齢者が生きやすい状況になっていると言えないこともないでしょうけれど、今後は果たしてどうなることやら。そういう意味では、現況への批判と啓発・教育を目的に作られた作品が未来への警鐘を鳴らす作品へと化けてしまった感があります。  冒頭、傷付いた老人が止めるのも聞かず元気でお洒落をした老人(同一人物)が意気揚々と外出して行きます。そしてボロボロになって帰宅した老人は再び出掛けようとする老人を止める立場へと変わるという、いわばタイムループ的な構造の作品。エキストラを多用しての撮影はたった3日だったとのことですが、その凝縮された作業によってロメロ節とでも言いましょうか監督の言わんとしていることは十分に伝わって来ます。  本編鑑賞の前後を問わず、予告編(特に奥さんの語り)は必見かなと。7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-02-12 11:19:51)
37.  元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件 《ネタバレ》 
なんでこの邦題なんでしょうかね?どう考えてもラブコメっぽいでしょ。でも、全然コメディじゃないし。タイトルでいきなりアウトです。  とは言ってみたものの何も考えないで観る分には結構楽しめる作品。主人公二人のバカップルぶりには呆れることも多々ありますが、漫画の実写版的荒唐無稽なストーリーは意外な程に緊迫感があり、展開がスピーディなこともあって途切れることなく惹きつけられました。尺も丁度良いですしね。  ただし、よくよく考えてみれば罪作りなヒロインだこと。アナタが元カレに絡まなければフェリーに乗り遅れることもなかっただろうし、多分元カレ君も同じフェリーに乗っただろうから飛行機を仕立てる必要もなかっただろうし、であればパイロットの気の良いオジサンは発作を起こさなかっただろうし。つまりは何も事件事故は起きなかったんじゃないかと思えたりして。漁船に助けられて愛を語り合ってる場合じゃないような気が…。  救助される直前に海底から二人を見上げていたサメ。「怪我してるから彼を先に助けて!」と言ったがために縄梯子を登ろうとする彼女目がけてサメが!そこでエンディング。なんて終わり方もアリかな?などと思ってしまいました。  でも、面白かったから6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-08 22:47:45)
38.  ARQ 時の牢獄 《ネタバレ》 
最近、洋画邦画を問わずに様々登場しているタイムループもの。その中にあって、本作はユニークな存在と言って良いでしょう。  目覚める度に同じ時間を繰り返す、というのはタイムループものの定番。そして、ループに気付いた主人公は、自らの生きるべき場所を目指して一歩ずつ歩んで行く。これもまた定番。そして、その過程でタイムパラドクスが複雑に絡んで来る。本作も多分に漏れず大筋としては同様の展開を見せてくれます。  ただし、多くの作品ではループに気付いているのは主人公だけ。ところが本作では、関係する者が一人ひとり次第に(自然に?)ループに気付いていく。それ故、主人公が望むタイムパラドクスは容易には生じない。(あ、最近邦画でもこのパターンありましたね)そして、ついにはタイムループの中心は主人公から別の人物へと移行してしまう。この先どうなってしまうのか?  意外性のある展開に大いに楽しませていただけました。佳作との思わぬ出会いに8点献上します。が、邦題の副題はいただけないな。確かに「ARQ」ではまるで何のことだか判らないタイトルですが、これって「牢獄」なんでしょうかね?  それから問題の「ARQ」ですけれど、あれを見てタイムマシンと言うよりも昔懐かしい回転ドラム式のスキャナ(ファックス)を思い出したのは私だけでしょうか?(そこそこの年齢の方限定ネタ)
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-08 00:06:06)
39.  ディスコード -DISCORD- 《ネタバレ》 
サイコサスペンスかなと思いつつ観始めた本作。ところが冒頭から暫くは典型的なお化け屋敷モノ。「え~!そっち系だったの?」「もしかして、アッチの世界に連れてかれたお姉さんたちを救出するお話?」と少々ガッカリ気味。今ひとつ作品世界に入れないでいました。  ところが、中盤になって何やら不穏な、と言うかリアルな悲劇・惨劇の気配が。確かに幽霊はいるようだしポルターガイストも起きるんだけど、その裏には過去の連続殺人事件の存在があり、しかも、今は亡き母親も事件の被害者と繋がりがあったりして、徐々にリアルな連続殺人鬼モノへと移って行きます。  そして、クライマックスは種明かしとヒロインを襲う殺人鬼。既視感は無きにしも非ずながら、「ええ?!そこに居たの?」と衝撃の展開。ただし、「やっぱりサイコサスペンス?」と思ったのも束の間、絶体絶命のヒロインを救うのは人ならぬモノ。既にご指摘がありますが、「そんなんだったら犯人にその力を向けてよ!」と言いたくなります。  と、少々釈然としない点は残るものの、ちょっと変化球気味のホラー。否、ホラー風味のサスペンスに6点献上します。  ちなみに、ラストは必要だったかなぁ?助かって良かったねで終わっても良かったように思えます。そして、覗く眼は幽霊の眼なのか、それとも…。続編を匂わしているのでしょうか?思えば、冒頭のシーンから本作の重要なキーとなっているのは「瞳」ですね。ただ、少々解りにくくて残念な仕掛けかも。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-04 23:56:04)
40.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 
映画「シャイニング」の続編、と言うよりも小説「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」の映画版と言った方が、幾分か理解しやすいのではないかと思われる作品ですね。  確かに、既に多くの方がレビューされているとおり映画版「シャイニング」へのオマージュ、若しくはS・キング及び映画版「シャイニング」の熱烈なファンへの気遣いのような要素は感じますが、やはり映画版「シャイニング」とはかなりテイストの異なる作品であることは間違いなく、映画版の続編と言い切るのには少なからず無理があります。  ただし、だからこそ長尺の本作を大いに楽しむことが出来ました。映画版前作を未見であれば尚更のこと、サイキックとモンスターのバトルを楽しめるSFサスペンス作品になっているのではないでしょうか。  正直なところ、映画版「シャイニング」の続編は必要ないと思っています。あれで完結。だからこそ不朽の名作になり得るように思えます。しかしながら、映画版の続編的位置付けをもって作られてしまった本作。にも関わらず、ここまで小説版続編の実写版と映画版の続編を巧みに絡み合わせることに取り組んだ作り手の方々に対し、素直に称賛の拍手を送りたいところです。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-01 14:24:33)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS