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クロエさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1130
性別
自己紹介 8点以上は超お勧め。
ソフトを購入しています。
7点は面白いけど、1度の鑑賞で十分。
ソフトの購入まではしていません。
6点以下はハズレ。
ある意味、6点以下の作品を見続けるのは苦行です。

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21.  さよならミス・ワイコフ 《ネタバレ》 
私が「結婚しない女」と同様に数えられるウーマン・リブを描ききった映画だと思います。 オークションではビデオが数万円、私の知る限り、渋谷、新宿の某レンタルショップでしか貸出できないのが残念でなりません。 35歳で早期更年期障害を抱えたバージンの女教師。ところどころで男性との接触があるかないかで残念な結果に終わってしまう末路、若い黒人にレイプされ、それが返って彼女の積もり積もった雪を溶かしていく。 人種差別反対を訴えた彼女が黒人と毎日体を交わらしていたことを知った、この小さな町は彼女を即、追い出してしまう。否、彼女から旅立ったと言ったほうがいいかもしれない。だから、この映画のタイトルは「グッバイ・ミス・ワイコフ」ではなく「グッド・ラック・ミス・ワイコフ」なのだ。 こういうセンスは男性作家が作り上げたものに違いないと私的には思う。 禁断の果実を口にしたイブは一つの人間に生まれ変わったのだ。
[ビデオ(字幕)] 10点(2012-02-03 23:05:54)
22.  スターシップ・トゥルーパーズ
 反戦映画って無残なシーンを映し、悲しませるだけのものが多いけど、私が反戦映画と聞かれてパッと思い浮かべるのは「ジョニーは戦場へ行った」「フルメタル・ジャケット」、そして本作なんですよ。この監督の作品、好きか嫌いか完全に分かれるタイプなのは他のレビュアーと同意見。因みにDVDは吹き替えと字幕スーパーでオープニングがちょっと違います。
[DVD(吹替)] 10点(2011-09-11 22:30:32)
23.  ショーシャンクの空に
毎年何故か同じ頃に弱音ばかりのメールを送ってくる知人に嫌気がさして本作を紹介した。 私も家に1000円で買ったものを所持していたので、ついつい改めて観てしまった。 観てしまうと、どんどん惹きこまれていく自分がいる。 タイムカウンターを見ると1時間で相当な速さでストーリーが進んでいるのがわかる。 これはモーガン・フリーマン演じるレッドのナレーションのせいだと納得できる。 この映画はレッドの目から見た、ティム・ロビンス演じるアンディの姿なのだ。 テーマ…これはレッドに感情移入させるようになっているが、同じ監獄に入った仲間、老人、若者、刑務所長…それぞれの人生模様のどこかが観客の心に少なからずフィットしたからだと思う、その先が知りたくて知りたくてウズウズしてしまうのだ。これだけあればテーマが何か、他に考える必要はないと思う。 無実の主人公アンディと極悪刑務所長の共有するところが「聖書」だというアイデアは、如何にもキングらしいと思う。 そして、この映画は始めに並べた布石全てを拾い上げ、ピリオドを打つことが出来た。私は残りの人生、あと数回この映画を観賞すると思う。  追記、吹き替えが素晴らしい。
[DVD(吹替)] 10点(2011-08-22 04:58:21)
24.  サウンド・オブ・ミュージック
何一つ文句のつけようがない、私にとって素晴らしい作品ではありますが、今回、テレビ放送をCMカットで録画したら2時間40分に編集されていました。なんで余計な解説をつけ足してまで編集してしまったのか…。やはり当時の吹き替えも入ったDVDの購入が必要になります。
[地上波(吹替)] 10点(2011-01-09 21:05:28)
25.  華麗なる賭け 《ネタバレ》 
 私が無人島へ持っていく10枚のDVDの1つです。  最初に観たのは小学生の頃、月曜ロードショーで。それから2回ほどビデオで観て、今回、衛星放送での再観賞です。  冒頭のマルチスクリーンに映るマックィーンとフェイ・ダナウェイ。もうこれだけで「華麗なる」ではないでしょうか。  主題歌に感動してサントラCDも購入しました。  フェイ演じるベッキーはまるでファッションショーのように衣装が変わります。スティーブ演じるトーマスに、恋を抱いていく心境に合わせ、華やかに変わっていきます。  そしてラストシーンになると、フェイは初めて黒いセーターに紫のジャケットという罪の意識を感じさせる服に身を包みます。握っていたネックレスの手の中には「来ないでほしい」と思う十字架が隠れていたかもしれません。  意見が分かれるところですが、トーマスはベッキーを多少なり信頼していたのだと思います。  「金を持って私のところに来てくれ」と書かれた手紙を受け取ったベッキー。しかし、その手紙を受け取る結末に、失ったものが大きいのはトーマスではないでしょうか?  仕事と信じあう愛を天秤に掛けさせられたベッキー。  飛行機の中から見えるはずのないベッキーを見降ろして、サングラスを外すトーマスは、また虚しく新しい人生を歩んでいくのです。ひこうき雲は消えてしまえば、もう戻ることはありません。  どことなく「黄金の七人」や「男と女」のようなヨーロッパのイメージがありますが、マックィーンが他に挙がった大物俳優の候補を抑えて本作の主演を勝ち得た値打ちは十二分にあると思います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-11-04 02:06:39)
26.  愛情物語(1956)
 クラッシック映画が好きな私ですがタイトルがダサいので今まで敬遠していました。 辛口なこのサイトでかなり高得点だったので観ることにしましたが、今まで観賞しようと思わなかったことに後悔しました。  この映画が放送された数日前にもビリーワイルダー監督の「情婦」に出演していたタイロン・パワーですが、この作品のほうが魅力的に思えました。  「ハイジ」「ネロ」「マルコ」など、昔放送されていた世界名作劇場が未だに忘れられない人には、もってこいの作品です。  ミュージカルではないのですが、音楽の素晴らしさとギクシャクした親子関係のコントラストがとても素晴らしく描かれています。  「愛情物語」って邦題、本当に愛情の物語なんですね。  主人公は天国と地獄を行き来してラストシーン、誰があんな演出を思いついたのでしょう。  そういう意味も込め、自分自身忘れることのないように、私の10点の評価リストに入れさせてもらうことにしました。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-10-20 04:54:37)(良:2票)
27.  ウエスト・サイド物語(1961)
 子供の頃テレビで観て前半のダンスに感動しました。この映画の主演がジョージ・チャキリスと勘違いされるのは例の有名な片足を上げるシーンが必ずCMで使われるからではないでしょうか?  数年前に来日したジョージ・チャキリスは全くといっていいほど変わっていませんでした。  今回、この映画を放送する前に5,6分間、市村正親さんが熱烈に本作の素晴らしさを自分の体を使って訴えていましたが、あれはNHKの上手い手だなと思いました。  あの対談を観たら、その後に続く本編を観ない訳にはいきません。  度々タレントのタモリさんが、会話の途中で突然歌い出すというミュージカルが全然理解できないと言ってますが、それを聞くと私は必ず「ウエストサイド物語」を思い出してしまいます。  映画通の人が「あの曲はナタリー・ウッドが歌っているんじゃないよ」と言ってました。  空手をやっている友人が「あの蹴りでは相手には効かない」と笑っていました。  そんな人が周囲にいる中で、この作品の全てを感動出来る自分がいることに幸せを感じます。  この作品に足りないものは何なのでしょうか?  私にとって「サウンド・オブ・ミュージック」と並んで満点以上のミュージカル映画です。  観客の心を揺り動かす全ての要素が含まれていると思います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-10-11 01:30:41)
28.  歌え!ロレッタ 愛のために
 シシー・スペイセクとトミー・リージョーンズが、これほど素晴らしい作品出演しているとは知りませんでした。  シシーの父親との約束を簡単に破って、ロレッタを殴ってしまうトミーですが、最後まで、ロレッタに対する愛を貫き通すところに胸が熱くなるテーマを感じさせます。。  これが「映画」なんです。ドラマなんです!  カントリーミュージックが浸透していない日本で、私は最近、アリスン・クラウスとういう歌手を知ることが出来ました。  一昨年、レッド・ツェッペリンのロバートプラントとコンピレーションアルバムをリリースして、アルバム・オブ・ジ・イヤー・グラミーを獲得したので参考までに聞いてみてください。  ところで、シシーは何故歌手活動に転向しなかったのだろう。  映画で歌うシシーは、プロの歌手そのものです。シシー本人が歌っています  シシー・スペイセクといえば、「キャリー」が有名ですが、本作を観賞して、見方を変えていただけると嬉しいです。  因みに、本作のモデルとなったロレッタ・リン。HPを見ると、まだ健在なんですね。それに映画のシシーと雰囲気もそっくり。  ロレッタからの制約もあったのでしょう。レイ・チャールズのような悲惨なシーンは少ないですが、タイトルがダサいけど、見る価値「大」の傑作です。
[DVD(字幕)] 10点(2010-05-28 05:28:48)
29.  刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM>
 映画一本分の価値ある作品と断言します。  犯行動機、殺人計画、アリバイ、全て完璧です。  さすがにシリーズ化を考えて作ったものではないらしく、コロンボのキャラも少し違って見えます。全体的に人物像のカラーが黒いです。  最後の最後までコロンボは、犯人のちょっとした仕草だけで推理していきますが、決定的なな証拠が見つかりません。  第一話の殺人犯がコロンボ?になりそうな展開は「え?!」って思いましたが、人間の本性と嘘をさらけ出していく流れ。それがラストへ繋がっていく面白さが、このドラマをシリーズ化させた要因ではないでしょうか?  「刑事コロンボ」ファン必見の作品です。   因みに犯人の吹き替えが「007」シリーズのショーン・コネリーの声優さんなのが面白いです。
[CS・衛星(吹替)] 10点(2010-04-23 00:56:38)
30.  オズの魔法使
 子供にも通用する普遍的テーマを描いた映画こそ私にとって最高の映画です。  誰でも一度は観たことがある。そう言われて今頃になって本作を知った自分が恥ずかしくなりました。  モノクロとカラーのコントラストから、家ごと吹き飛ばされるドロシーの抽象的表現を、どれだけ大人は理解できているのでしょうか?  きっと本作を教科書に様々なクリエイターがオリジナルストーリーを作っていったのではないかと勝手に解釈しています。  物心ついた頃に観ておけば、私もこんなにひねくれた性格にはならなかっただろうに……。  無駄なシーンが一つもない。ドロシーと善良な魔女がとても可愛かったです。  死ぬまでに何度か観賞したくなる一本となりました。 
[DVD(字幕)] 10点(2009-09-21 06:01:59)
31.  夜の大捜査線 《ネタバレ》 
 この映画、吹き替えが最高にハマっているんです。昔は土曜の洋画劇場で頻繁に放送されていました。署長さんの嫌味ったらしい「バ~ジルぅ」の言い方が最高なんです。  けど、DVDには吹き替えが収録されていないのでガッカリ…。メーカーには是非吹き替え収録版の発売を切望します。  先日、久しぶりにテレビで吹き替え放送されたのですが、やっぱり最高なんです。  初の黒人オスカー俳優、シドニー・ポワチエ、ルックスも含めて全てめっちゃカッコいい。  白人署長が自分を見失って熱くなる黒人刑事に「バ~ジル、お前も人間なんだなぁ」と言う嫌味なセリフに加えて、反対に黒人刑事が署長に「アンタも淋しいんだな…」と同情され、逆切れする署長に、人間は皆一緒なんだと痛感します。  スパイク・リーの人種差別映画とはまた違うメッセージを受ける映画です。  主題歌のレイ・チャールズのナンバーも最高です。   でも、デンゼル・ワシントン主演のリメイクは観たいとは思わない。あの役者は、なんか偽善的なイメージがあって、オリジナルの本作を台無しにしそうです。 オバマさんが主演なら興味は湧きます。
[地上波(吹替)] 10点(2009-07-18 03:48:47)(笑:1票)
32.  マレーナ
 男と女の根っからの「本音」を描き切っています。主人公の少年を一番理解しているのは誰か、人物全てがユーモアたっぷりに描いていて、何度鑑賞しても飽きない映画です。  コメディではありませんが、全編、可笑しくてしょうがないです。  男性と女性の感想が全く違ってくる映画ではないでしょうか。  女性は、どれだけマレーナに…いや、それよりも、美しいマレーナに嫉妬する女性(おばちゃん)たちを自分に重ね合わせることはできるのでしょうか?  女性の方々に言いたい!  マレーナに罵声を浴びせる女たちは、貴方たち、女性を映している鏡です。素直にそれを認めましょう。   この監督は鑑賞する側に皮肉な投げかけをしていますが、私は監督のそういう感性が大好きです。  しかし、こういったテーマは、日本では企画の段階で却下されるでしょう。  正直に生きる男性のみが賛同する映画だと思います。  因みに、ディレクターズ・エディションのDVDは、少年が想像するマレーナとのエロシーンが約10分追加されたものです。といっても私にはカットしなければいけないほどエッチなシーンとは思えませんでしたが……。  少年役の子はこの映画だけ出演して、また一般人(高校生)に戻ったということですが、一番綺麗だった頃のモニカ・ベルッチとあんなことができるなんて、全く「やりにげ」状態に思えてなりません。嗚呼、うらやましい……。  このバージョンには、吹き替えがないのが残念ですが、通常バージョンでもスケベさは充分伝わってくるのは監督の技量だと思います。 
[DVD(吹替)] 10点(2009-07-07 23:59:29)
33.  世界最速のインディアン
「フォレスト・ガンプ」「リトル・ミス・サンシャイン」「ロッキー」「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」それに「寅さん」を鑑賞したときの感覚を一度に味わえた気分です。 冒頭から笑いっぱなしでした。 主人公のおじいちゃんは旅先でいろいろなものを得ていますが、視点を変えると「赤毛のアン」のごとく、出会った人々を次々と幸せにしていってるようにも見えます。ちょっと下品なところもありますが、そこは、いかにも人間臭さが出ていていいところです。 以前、私の友人が90年代にバイクでアメリカ横断をした時、どこの州の人も皆親切でいい人だったと話してくれたのを思い出しました。 私は予備知識なしに鑑賞したのですが、予告編は失敗ですね。邦題も含めて、全くといっていいほど、この映画の魅力を引き出していません。 あんまり薦めすぎると「そこまでは面白くない」と言われそうですが、兎に角、娯楽作品を探している人には大推薦の映画です。 「生き方」も教えてくれます。   因みに、この映画、英語が理解できない人は吹き替えで観ることをお勧めします。  字幕では、全く笑えません。
[DVD(吹替)] 10点(2009-05-30 00:26:00)
34.  コーラスライン 《ネタバレ》 
 世界チャンピオンとか業界のトップの夢を叶えるという話ではなく、ブロードウェイでもとりわけ下のレベルにあたるコーラスダンサーというビミョーな役割に命を賭けた人間たちの青春群像というのが胸を締め付けられる。  オーディションを受ける者たちの様々な人間模様が描かれている。プライドを捨て切れない者、否、捨ててでも踊り続けたい者、過去を隠したい者、年齢を気にする者、技術さえ備わっていればプライバシーが何の関係があるのかと問いただす者、そんな人間が演出家と交錯して一つのドラマが繰り広げられる。  採用される人間とされない人間の本質を観客の私たちでも途中から無意識に見抜けてしまうのも面白い。  私たちはこの映画を通して、過去がどうであれ、自分をさらけ出しながらドライに生きている人間に好感を持つのではないだろうか。  これから役者になろうとしている人たち、または仕事の面接を受けようとしている人たちにとっては教科書的な役割と捉えることもできる。  この普遍的な「人間の魅力とは何か?」を考えられなければ、この映画は「アタシ、別に踊り子になんか興味ないし~」で終わってしまうだろう。  この映画の見所は、人生の全てを賭け「コーラスダンサー」という小さな仕事を手に入れようと情熱の全てを捧げる「魂」がテーマであり、物語自体はオーディションの最終選考の結果発表の時点でエンドマークが打たれる。  最後のコーラスダンスはいかにブロードウェイが素晴らしいか!というアピールだろうが、次第に一人一人の顔が小さくなり、わからなくなっていくのがキュ~ンと締め付けられ、それがとても辛い。  それでも彼らは「コーラスダンサー」という仕事に命を賭けているのだ!!!  落ち込んだ時やテンションが上がらないときに見ると元気をもらえます。  他のレビューに書かれている、突っ込みどころ……とりあえず私は目を瞑っています。(笑) 
[DVD(字幕)] 10点(2009-02-27 00:42:01)(良:1票)
35.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
 17年前に上映された作品なんですね。予備知識なしに観たのですが、冒頭から主演二人のやりとりに惹きこまれて時間を忘れてしまいました。  障害者を演じると何故か必ず賞をもらえる…以前から「アカデミー賞」というものに偏見を抱いていましたが、もうそんなことどっちでもいいです。  それにしてもタイトルで損してますよね。このタイトルじゃ、あんまり観ようとは思わない。  比較する訳じゃないけど、観終わって「ショーシャンクの空に」と同じ充実感をを味わいました。「希望」です。  92年のバブル期よりも今、この最悪の社会情勢のほうが価値を見いだせるのではないかと思います。  フィクションを馬鹿にする人たちがいますが、自分を見つめ直すきっかけが出来れば、それは価値のあるものだと思います。私にとって本作がそれに当たります。 
[DVD(吹替)] 10点(2009-02-03 09:37:32)(良:1票)
36.  赤毛のアン/完全版〈TVM〉
 昨年、NHKで「赤毛のアン」が頻繁にヒューチャーされていたので、とりあえず…という感じで鑑賞してみたのですが、この作品は私の今後の人生感を変えてくれるものになりそうです。冒頭からエンドロールが流れるまでの約3時間、悲しみ、笑い、喜び、そして感動…涙のフルコースを味わってしまいました。  この作品に出会えたことを神様に感謝します。  今年のマイブーム第一位は、続編を加えて、繰り返しの鑑賞、それから原作本の読破で決まりでしょう?!  因みに、アンの世話役になる二人の吹き替えが、波平とフネの声優さんだったのは違った意味で笑えました。
[DVD(吹替)] 10点(2009-01-19 02:20:28)
37.  ジャニス
 ジャニスジョプリンにハマる、きっかけを作ってくれる映画だと思います。  編集に無駄がありません。  最近流行りの、関係者の回想インタビューといったものは全く入らずに、ジャニス本人の言葉とコンサート映像だけで進行していくところが理屈抜きに疲れなくていいです。  因みに、最近発売されているDVDには、歌詞の対訳がなくインタビューしか字幕が流れません。ビデオとレーザーは歌の歌詞も字幕スーパーがついているので、なるべくそちらで鑑賞されることをお勧めします。  歌詞の内容に彼女のメッセージが含まれているからです。   それにしても、明るく華やかにエンディングは流れるのに、胸が締め付けられ、涙が出てきてしまうのは何故なんでしょう?
[レーザーディスク(字幕)] 10点(2009-01-15 15:33:01)
38.  誰が私を殺したか?
スカパーの「町山智浩のvideo shop UFO」で鑑賞。 現在、日本では未DVD化です。  これは「何がジェーンに起こったか?」と同じくらい面白い作品です。 ベティ・デイヴィスが一人二役を演じています。 かつて自分が愛した男を奪った大富豪の双子の妹を殺して、その彼女にすり替わるという奇抜な始まりなんです。 つまり「自分を殺したのは誰か?」という展開になるのですが、その結末がとてもドラマティックなんです。  番組でも、町山さんが言っていましたが、ちょっとした感動が待っているんです。 これは意外です。  大富豪の妹になりすましたヒロインがボロを出すのは当然のことなんですが、問題はそこじゃないんです。  ヒロインを追い詰める刑事は、犯行前の彼女を愛していたのですが、彼の愛の矛先はずっと変わらないんです。 刑事は死んだと思われるヒロインと、妹に成りすましているヒロイン、つまり同じ人間を重ね合わせようとするのですが、彼の心の天秤が大きく揺れるのです。 そしてその先は意外な方向へ進んでいくのです。  ヒロインはその刑事のことは愛していませんでした。妹と結婚していた男性を愛していたのです。 ですが、その刑事の愛を受け入れようとするヒロインの心境の変化で、この作品の価値も大きく変わるのではないかと思うのです。  ちょっと変わった作品ですが、「愛」というものを描いた素晴らしい作品です。  因みにサスペンス要素もあるので、メロドラマとは全く違います。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-02-17 15:54:54)
39.  ダラス・バイヤーズクラブ
まず、この映画の時代背景は1980年代半ば頃という説明が必要かと思います。 主人公がエイズにかかり、余命30日と言われたところから、彼の本当の人生がスタートします。 黒澤明監督の「生きる」や、近年ヒットした海外ドラマ「ブレイキングバッド」を思い出しました。 主人公がなぜエイズになったのか、セックスしている女性の腕にあった注射針の描写など、ディテールが細かいので見逃すと、よくわからなくなるかもしれません。 見ごたえのある素晴らしい映画でした。 マークボランの写真のネタも笑えました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-04-09 14:55:38)
40.  ある女流作家の罪と罰
いや~、これは納得が行かないけど面白かったですよ。 売れなくなった作家が著名人の手紙やサインを捏造するなんて私には絶対許すことができません。 実は、最近気になることがあるんです。 オークションサイトでフレディ・マーキュリーを含むクイーンのメンバー全員の直筆サイン入りのレコードが 5千円から3万円で落札されているんです。 それで調べていくと、同じ出品者から幾つものサイン入りレコードが落札されているんです。 物凄く怪しいんです。 本物かどうかなんて分かる訳がありません。 因みにクリントイーストウッドの直筆サインは鑑定書付きで500円でした。 話を元へ戻します。 今回の映画、被害者はコレクターだけという小さい規模ですが、FBIが関与するだけあって重罪だと思います。 だけど、こうして映画にしてしまうと、登場人物の人間臭さが随所に感じられて、かつスリルがあるんです。 愛する家族のために麻薬精製に手を出してしまう男を描いたドラマ「ブレイキングバッド」に似ているんです。 主演をジュリアン・ムーアにせず、メリッサ・マッカーシーにしたのは正解だと思います。 レビュー数が少ないですが傑作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-01-19 10:00:54)(良:1票)
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