Menu
 > レビュワー
 > 風小僧 さんの口コミ一覧。2ページ目
風小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 262
性別
自己紹介 現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  続・荒野の七人
 第1作の構成をなぞって手堅くまとめたものの、キャストに魅力が乏しい。Y・ブリンナーとR・フラー以外あまり華がなく、C・エイキンスやW・オーツはモロ悪役向き。  複雑な心情を表す家父長ロルカの性格設定が興味深い。この人物像にもっと焦点を当てれば面白いが、「七人」シリーズとは別な映画になっちゃうしなあ…。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-10 18:53:26)
22.  アメリカン・グラフィティ
 オールディーズが流れるけどジーンとくるものがなかったし、ノスタルジーに浸ることも全然できなかった。はっきり言って「詩情」がなかったからだろう。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2022-12-31 22:08:03)
23.  ローマの休日
 見せ場が山ほどある名作。中でもローマの街めぐりを満喫するアン王女の天真爛漫ぶりがいい。巧みなワイラー演出によるオードリーの魅力はもちろんだが、G・ペックやE・アルバートの名演が彼女を支えた。  誠実さとユーモアを交えたG・ペックの演技を、かつて高倉健が「グレゴリー・ペックの技、いいねえ」と言ったとか。某脚本家は新聞に「P・ニューマンはG・ペックより格上」と書いてますが、全然違います。逆ですよ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-12-31 22:07:59)
24.  俺たちに明日はない
 凶悪犯罪を繰り返し、破滅に向かう男女の逃避行を描いたバイオレンス劇。アンチヒーローや反体制的、暴力的な表現等、この分野の先駆けとして後の映画に多大な影響を与えた。  出演者も各々アクの強いキャラを演じており、特にF・ダナウエイの芝居は「いかにも」な感じの女性像を確立したと思う。ボニー&クライドの性格を基に人物設定した映画のなんと多いことよ。  後にA・ペン監督は本作に対する自省を語っているが、いつか誰かがこのような表現をやるだろうと思えば、先駆者として評価したい。  ボニーとクライドが蜂の巣にされるシーンは、それまでが二人のやりたい放題だっただけに因果応報で、観ている側は爽快感さえ覚える。悪党に対して寛大な雰囲気があるのは1930年代の大恐慌を背景にしているためだろう。凶悪犯を描きながらどこか滑稽味がある(音楽含め)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-31 22:07:39)(良:1票)
25.  スラムドッグ$ミリオネア
 クイズ番組の構成を映画の構成に応用し、格差社会の実態を描いた娯楽作。  貧困から一発逆転のサクセスストーリーはまさに“ボリウッドのインディアン・ドリーム”てか?「面白いストーリーに社会問題を織り込みアカデミー賞受賞!」の王道を行く。  元になったクイズ番組の、もったいぶって気を持たせる演出に嫌悪感を抱いたので本作も好みじゃない。出来すぎの展開だったが最後のダンスは楽しめた。  かつてプレイボーイとしてテレビのワイドショーをにぎわせたアノ俳優が、子役時代にやらかした“肥溜めにドボン!”のエピソードを思い出した。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-12-31 22:07:36)
26.  雨のニューオリンズ 《ネタバレ》 
 保守的な土地に生まれ、母親との愛憎に苛立ちを募らせながら翔び立とうとした主人公の悲劇。子の親離れ・親の子離れが重いテーマ。そして田舎に留まる妹の姉への複雑な思い。自らは翔ばず故郷に残る選択をした妹の思いが切ない。  現代のラストベルトにも通じる、忘れられた町の人間模様。南部特有の(?)高温多湿が肌に伝わってくる。序盤から中盤までは哀感漂う文学的香りがあってよかったが、アルヴァとオーウェンが再会してからは通俗的な展開。失速気味だったが最後は「アラバマ物語」のM・バダムとテレビ版「名犬ラッシー」のJ・プロボスト、ふたりの会話に癒され余韻が残る。キャストがよかったね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-31 22:07:33)
27.  パリは燃えているか
 第二次大戦時の連合国対ドイツ軍の攻防をオールスター・キャストで描く。   レジスタンス運動を軸に、自由フランス軍、アメリカ軍、ドイツ軍それぞれのパリ解放をめぐる思惑や駆け引きが興味深い。多くの歴史的建造物を有し文化香る花の都に対するフランス人の思いだけでなく、敵国の将軍も本音はパリを破壊したくないのでは?と思わせる。   白黒作品として実写映像を活かし演出映像と違和感なく融合。ノートルダム寺院等、有名なランドマークを見せてくれる。自由の女神がチラッと映るシーンは自由の国アメリカに対する本家のプライドを感じた。  A・パーキンスがアメリカ人のパリに対する思い入れを体現している。彼があっけなく死んでしまい、英雄主義に走らないリアリズムがいい。  パリ解放をよそに「パリは燃えているか」と打電を繰り返すシーンが印象深い。  余談ながら同名の音楽を用いた日本の番組、”バタフライエフェクト”というタイトルはいただけない。人間の活動をこじつければ何でもつながるんじゃないの?
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-18 16:59:04)
28.  ザ・ロック
 カーチェイスでやたらと物を壊す、派手に壊しまくってご都合主義のジェットコースター演出。  クライマックスは、いざ毒ガスミサイル発射という時に回避の決断。さんざんひっぱって最後は腰砕けかよ~。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-04 18:57:54)
29.  ミッドウェイ(1976)
 日本の命運を決するミッドウェイ海戦を描いた戦争大作。内容は戦況の説明に終始した印象で物足りない。米軍人と日系人との恋を通じて、日系人の強制収容に着眼した点は評価できる。  記録映像や過去の戦争映画から流用したシーンが目立ち、統一感がないのはマイナス要因。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-20 16:28:06)
30.  大いなる勇者
 自然との共生を求めた山男の物語。アメリカン・ニューシネマと旧来のインディアン悪役視の西部劇の間に立つような作品だが、先住民への共感も交えつつ白人側の視点はやむなしか。牧師の不遜な態度が、アメリカ開拓史における先住民と開拓者との遭遇・軋轢の一端を垣間見る思いだ。  大自然の中で生きるJ・ジョンソンの生き方を通じて、人生の意味や家族のあり方、他人との関係性を考えさせられる。  かつてある町に「春は山菜採り、夏は魚の養殖、秋はキノコ採り、冬は狩猟」で生計を立てている人がいた。厳しい大自然に身を投じて生きるJ・ジョンソンとその人が重なって見えた。獲物の肉をよくもらったなあ………熊、ウサギ、タヌキ、キジetc. 劇中で語られているが、ウサギの肉はホント、美味いんだよね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-07 20:03:16)
31.  クリスティーン
 友情を隠れたテーマにした青春ホラー映画と受け止めた。最後までアーニーとの友情を保ち続けたデニスが泣かせる。  呪われた車クリスティーンの暴走ぶりを見て、往年の漫画「悪霊車」の恐怖を久々に思い出した。アーニーの人相が徐々に悪相に変わるのも怖さを増幅させる。  好きなことに打ち込むこともよいが、教訓として、何事もほどほどが大事。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-07 15:56:51)
32.  アラベスク
 傑作「シャレード」の好評を受けて製作されたロマンチックサスペンス。マジメ人間G・ペックがロマンスありウィットありアクションもありで、微妙にC・グラントしてるね。前作ほどではないが、シャワーシーンや軽妙なセリフの応酬等、遊び心がいっぱい。様々な撮影による映像表現も駆使して飽きさせない。  主演二人のしゃれた会話はS・ドーネン監督の真骨頂。無理筋の展開も多いが、コメディ・タッチのハラハラドキドキが楽しめる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-24 15:50:20)
33.  大統領の陰謀
 ウォーターゲート事件の真相究明に取り組んだ新聞記者の悪戦苦闘を描く。静かに、地道に少しずつ、だが確実に真実に迫る姿に引き込まれる。膨大な資料の中からジグソーパズルのピースを探すかのような裏どり。その反対に、言葉の端々の微かな糸口から真実を見いだす手法の数々………まさに「鳥の目 魚の目 虫の目」を駆使しての取材が光る。また、誤報にもなりかねない証言に、わずかなボディランゲージにさえ裏付けを求める執念にジャーナリスト魂をみた  自分の評価として、ドキュメンタリータッチで迫真性・臨場感の描写をもって良しとする映画の上限は5点だが、本作はドキュメント的でありながらドラマとしての創造性をもち、見応え十分の社会派作品である。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-30 08:50:52)
34.  追憶(1973) 《ネタバレ》 
 女性の自立を描いた大人の映画。赤狩りの描写は控えめだが、ケイティの意志の強さにある背景として問題意識はひしひしと伝わる。  B・ストライサンドは信念を貫く女性像を堅実に演じた。彼女が歌う主題歌は情感たっぷりで心に残る。  R・レッドフォードは凛々しい軍服姿がお似合いで適役だ。理想家肌で自立心の強いヒロインに対する常識的な男性像で、受けの芝居を的確にこなした。  愛し合いながらも主義主張の違いは乗り越えられず、別れるともお互いの人生を尊重する。男と女それぞれの道があっていい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-24 20:09:47)
35.  ホット・ロック 《ネタバレ》 
 人を殺さず、ゆるい展開の犯罪映画。“失敗続きでも諦めずにミッション遂行!“の心意気がうれしい。  催眠術で宝石盗みはちょっと弱いけど「アフガニスタンバナナスタンド」………いいねえ。「チンチンチナパイポ」「シッコモーラー」「ゴリムリン」などの言葉のコレクションに、ユニークなものがまたひとつ加わった。  ラスト、盗みに成功したレッドフォードの硬い表情が徐々に「してやったり」の顔になって喜びを表すグラデーション、この一連のシーンもいいんだなあ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-10 12:49:28)
36.  ハート・ロッカー
 「疑似ドキュメンタリー」と言えるような演出で戦場の実相を描写。手持ちカメラの撮影は臨場感を増し、極度の緊迫感の中で繰り広げられる映像の数々が観る者を惹きつける。  リアリズムを追求し、写実的な戦場描写に徹した演出は説得力を持つが、人間の物語は置いてけぼり。その点は物足りなさが残る。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-03 14:43:18)
37.  麗しのサブリナ
 プレイボーイのホールデン、堅物のボガート、妖精のように純な魅力のオードリー……三者三様の心の動きが面白い。おまけに、たとえ話の数々がユーモラスな脚本の妙。音楽も魅力的。最後の展開は甘いが、スターの魅力を十分引き出している。  「マイ・フェア・レディ」同様、オードリーが蛹から蝶になるかのような変身ぶりが楽しい。ファッションセンスの良さも光ってるね。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-20 21:07:35)
38.  アバター(2009)
 飛ぶ、跳ぶ、走る、躍動感あふれる映画である。  3Dが先にありきか、テーマを表現するための手段としての3Dかで評価は分かれるが、後者の心意気と解釈する。めくるめくような映像美で社会性を包んだ上質のエンターテイメントと感じた。  ベトナム戦争や「ソルジャー・ブルー」の問題意識を想起させる場面もあるが、よりマクロ的な視点で、人類史上繰り返される異文化との衝突をいかに克服するか、さらには自然と人間の共生が主題として提起される。本作はパンドラをめぐるナヴィ、アバター、地球人の関係を通じてこの課題を問いかける。相互理解による共存がなければ征服と屈従しかないのが現実。終盤の、理念と矛盾するような派手なドンパチは通俗的だが、ハリウッド映画ならではの娯楽性と受け止めた。  ラストで「エイリアンは去った」の言葉が象徴するように、ナヴィ(そしてパンドラ)からみればスカイピープルこそがエイリアン。似たような印象の映画もいくつかあれど、自然と人間の共生を問うた点は鉄腕アトム「赤い猫」と通底する。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-31 21:18:09)
39.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 
 麻薬犯罪に巻き込まれた盲目の人妻をオードリーが熱演。冷蔵庫の開閉が最後まで伏線となり、光と闇を効果的に駆使した秀作。   スージーに対するサムの一見冷たそうな言動だが、よくよく考えれば障害者の自立を促す愛の鞭とも思える脚本が見事。  信じたマイクに絶望し、電話線が切られて絶望する中、屈折した性格の少女グロリアがスージーの目となり手足となって行動する。弱者と言える二人が協力して事件解決も意義深い。  悪党にも濃淡ありでロートの凶悪ぶりが際立つ。サスペンス映画はより強い刺激を求めがちであるが、本作はロマンチックな題名と裏腹の怖さが程よい。暗くなれば相手と対等以上に対峙できる強みは原題通りで、邦題「………待って」がいいセンス。  人形を力ずくで奪えば済むところだが、舞台劇を基にした“劇場型犯罪”は現代的ですらある。
[映画館(字幕)] 8点(2021-11-07 15:15:58)
40.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
 前作よりレクターの強烈な個性を可視化し、より刺激的であろうという思惑がみえみえ。メイスンの顔をこれでもかと見せたり、ポールのロボトミー痕らしきシーンが象徴的だ。  心理的な綾はみられず、ひたすら猟奇を強調した悪趣味が目立つ。レクターが自らの手を切断して逃亡という点も、クラリスに対する偏愛としてはあまり説得力がない。  鑑賞後、タラの白子や羊の脳みそ(スクレイピーの心配ない)に対する食欲は減退せず。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2021-10-27 18:37:44)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS