461. 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
アクション娯楽劇としては及第点なのでしょうけど、中身が薄いので、もうちょっと成長物語的な要素があってもいいかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-31 11:29:59) |
462. ローラーガールズ・ダイアリー
《ネタバレ》 所謂母娘問題がテーマであり、毒母とまではいかないがまあそれに近いものはある。で、焦点はこの母娘がどう和解していくかなのだが、アメフト好きの父親の介入によって何となくというか安直に収まったという印象でどうもスッキリしないというか、決着が付いてない感じがどうも納得できない。恋愛話の方はいろんな誤解ですれ違ったという事なのだろうが、こちらもスッキリしないものの、でも青春時代はこんなもんだろうなという気はする。主人公は魅力的だし、ガールズムービーとして見れば及第点ではあるのだろうが、家族の問題がゾンザイに扱われた事によりテーマがボヤケテしまい、結局何が言いたいのかわからない作品になってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-25 23:03:40)(良:2票) |
463. アメイジング・スパイダーマン
《ネタバレ》 スパイダーマンってのび太がドラエもんを手に入れるようなモノという印象だったのですが、これはデキスギ君がドラエもんを手に入れてしまったような感じなので、パワーアップしただけで変化のギャップが感じられない。だから寄り添う静香ちゃんの存在もイマイチで、結果、優等生カップル2人にあまり魅力が感じられない。悪役先生の怨念・悲哀の描き方も中途半端かな。映像的な仕掛けは豊富なので3Dで見れば、それなりに楽しめるのでしょうけど。 [地上波(吹替)] 5点(2016-03-18 13:29:10) |
464. リクルート
《ネタバレ》 前半の展開から、後半も「どうせテストなんだろ?」と思っていたら、最後にパチーノが射殺されちゃって「???」状態。結局、閑職に追い込まれた社員による犯罪行為って事なんでしょうけど、詳細は作品終了後の聞き取り調査でわかるのでしょう。よって観客には何の話だったのかがよくわからない。そもそも、「どうせテストなんだろ?」と思わせてしまう流れは、緊張感がないので、観客は冷めた状態で見る事になる。で、謎解きにもなってないし、中途半端で消化不良のスッキリしない作品。そもそもUSBでデーター流出なんて一般企業でも無理な話なのでCIAでそんな事できるわけがない。ここで、オイオイこの話はなんなんだ?となってしまった。テンポは悪くないので、最後まで飽きずに見られるんだけどね。 [地上波(吹替)] 4点(2016-03-17 11:20:11) |
465. 星の王子ニューヨークへ行く
《ネタバレ》 双方の父親が各々のプライドをかけて、自分の家格に合う人間を婿・嫁にしようと懸命なところは滑稽。特に成り上がりタイプのマックのオーナーがとても人間臭くて、相手の人物ではなく、肩書き・身分で態度を豹変させるのが面白かったです。<追記>13年ぶりに再見。今見ると、女優が魅力に欠けるし、基本的にコメディーなので仕方ないが、もうちょっと家柄の違いや格差婚的な風刺・皮肉へのツッコミがあってもよかったような。 [地上波(吹替)] 6点(2016-03-14 14:10:04) |
466. パニック・ルーム
密室劇ならではの緊迫感はそれなりにあるし、犯人サイドの仲間割れも王道系ではあるが、娯楽作品としては及第点。但し、終盤に向けてもうちょっと突き抜けて欲しかったという気がしないでもない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-11 00:22:23) |
467. おいしい生活
成金の教養コンプレックスを茶化しているようで、実は反知性主義を主張しインテリ批判を展開しているのかな。が、深読みするとその反知性主義を自虐的に茶化しているようにも受け取れるし。と、面倒な事は考えずに、「似た者同士で仲良く暮らせよ」というシンプルなメッセージと思えばいいのかと。 [地上波(字幕)] 6点(2016-03-09 12:06:54) |
468. 34丁目の奇跡(1994)
《ネタバレ》 流石にリメイクの方が洗練されている。が、子供を使った安易な決着の付け方という偽善的な部分は残っているので、存在証明としてホンキの神学論争をより深く展開したらさらに面白くなったような。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-08 11:35:04) |
469. 華麗なるギャツビー(1974)
なんか切ないというか、不愉快な作品だった。愛憎劇って程でもないし、全体的に盛り上がりに欠ける。登場人物も皆薄っぺらい感じ。<追記>12年ぶりに再見。数年前に原作も読んだし、自分も年を取ったので印象も変わるかと思ったがそうでもなかった。原作の方がまだマシというレベルで、話としてはバカな女に惚れてしまった男の悲劇というだけで後味も悪い。これが人間のイヤラシサと言ってしまえば、それまでなんですけどね。当時はエアコンがないので、皆汗だらけというのだけは妙にリアルでした。この表現は文字では不可能ですし。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-02-29 10:52:07) |
470. コマンドー
たぶん昔見たような気もするのだが、中身は全く覚えてなかった。この頃はスタローンの二番煎じみたいのが出てきたなあという印象で、あらすじ見てもランボーぽいのかなと思ったら、肉体推しオンリーで想像以上に軽くて中身がない事に驚いた。音楽・テイストが80年代米映画という感じで懐かしくもあり、シュワルツェネッガーはバブル時代ど真ん中の思い出深い俳優ではある。(その後、まさか政治家になるとは思わなかったが) [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-18 12:52:12) |
471. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
実話?をベースとした設定は中々面白いのだが、肝心の40年後の世界の物語が薄く、正直どうでもいい実験云々の描写が長いのが残念。牧場のシーンはもっと掘り下げて欲しかったな。タイムスリップモノは基本的に大目に見て楽しみたいのだが、それでも作りはかなり雑に感じる。人生80年と考えると、40年前、40年後って微妙なスパンで、人生の折り返し地点にいる自分自身についてもいろいろと考えさせられてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-18 12:00:12) |
472. ハンター(1980)
《ネタバレ》 子供の頃にTV放映で何度か見てよく覚えている作品。電車のシーンとか、蜂の巣型の駐車場から車が川に落っこちるシーンとか。シカゴで実物を見た時は感動しました。でもイチバン覚えているのはラマーズ法かな。子供ながらに「ヒッ・ヒッ・フー」の呼吸法には違和感があったし。その後は結局定着しなかったんですかね? マックイーンは子供の頃好きでよく見ていましたが、これが遺作で50歳で死んでいたという事は知りませんでした。名優の作品は遺作効果で評価もいろいろなんでしょうけど、余命わずかで死を覚悟し撮影に臨んだ作品と思えば、作品としてはちょっとアレでも、子供の頃の思い出深い作品でもありますし、点数はカサアゲしてしまいますね。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-02-17 14:24:27) |
473. 三十四丁目の奇蹟(1947)
古きよきアメリカを感じるにはよいのかもしれない。それよりも、日本が原爆・空襲で焼け野原だというのに、敵国はサンタが居るとか居ないとかで映画を製作していた事に何とも言えない気持ちになった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-12 00:10:50) |
474. 奇跡の人(1962)
親は子供を甘やかす。障害者なら尚更。負い目もあるだろうし。他方、他人だからこそできる、そして同じ障害者としての矜持による厳しい教育。ヘレンを取り巻く各々の大人達の対応が興味深い。他人の子供を教育するって結構難しいからね。相当な覚悟と信念を持って鬼にならないと。親も先生をよく受け入れたと思う。他人にここまで厳しくされたら、普通ならわが子可愛さで我慢できずにクビにするだろう。 作品としては、ヘレン役の子は演技が過剰だし、施設に入って突然改心してしまったり、先生を受け入れていく過程の描き方に不自然さを感じた。もう少し長尺で丁寧に描いてもよかったのではないか。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-02-10 11:01:07) |
475. 50回目のファースト・キス(2004)
《ネタバレ》 設定はよかったと思うが、料理しきれず、結局落とし前が付けられていないので消化不良。毎日、ビデオ見て自分の環境変化を受け入れるというのは実際には無理だろう。たぶん精神が破壊される。その点を誤魔化して無茶なハッピーエンドにしてしまった印象。なら、日々の生活によって家族の事だけは覚えられるようになった。というファンタジーにした方がよかった。ただし、「日々新しい気持ちで人間関係を構築していこう」というメッセージ性は評価。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-02-09 12:09:37) |
476. デュエット(2000)
《ネタバレ》 群像劇だから仕方ないのだが、個々のストーリーが薄い。ラストの銃殺には疑問。ブルースブラザーズのような展開になるのかと期待してたのに。歌は表現であり、その人の人生を表すものではあるとは思った。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-03 14:03:22) |
477. プレデター
緊迫感のあるよくできた作品なのだろうけど、ちょっとグロイな。目を背けたくなるシーンの連続でキツカッタ。ランボーみたいな個人で戦いを挑む系の方が好みかな。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-03 11:55:56) |
478. ザ・コール [緊急通報指令室]
《ネタバレ》 電話のみでサポートするという風変わりな作品ですが、息もつかせぬ展開で、心臓によくないですが、現場出動からは普通のバイオレンスになってしまい、こういう決着の仕方しかなかったのかなと。オチも微妙でした。でも総じて楽しめるとは思います。 [ビデオ(吹替)] 7点(2016-01-29 10:25:44) |
479. ペイチェック 消された記憶
最近複数の政治家で話題の「記憶(の確認)」ですけど、記憶とか未来とかテーマは面白いのに、料理しきれず作りも雑で、結果的に中途半端なアクション映画になってしまった。今は情報が氾濫して自分の未来がある程度予測できてしまうので、不幸とまではいかないまでも、諦めみたいなモノはあるんだろうな。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-28 13:10:49) |
480. お買いもの中毒な私!
《ネタバレ》 まず主人公に魅力がないのが難点なのだが、「国の借金」という台詞から、「借金とは何か?」という本質的な話題・テーマに移行するのかと思ったら、ただのありきたりなハッピーエンドで終わってしまった。もっとヒネリが欲しかった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-01-26 11:41:36)(良:1票) |