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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 551
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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41.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
見る前は暗号解読ミステリーなのかな?とかそんな感じにお気楽に見られる作品だと思って体を楽にして見ていたら全く想像と違う物語だった。まさかこんな事が起きていたとは。 極秘の任務によって、そして時代によって翻弄されてしまった、しかし幾万の人間を救った天才の悲しき物語だ。 彼に降りかかるいくつもの悲劇が見てる僕も胸が苦しくなり、やるせない思いがこちらにも伝わってくる。 異端と呼ばれ、普通の人間に虐げられてきた人間によって今の僕、そして社会があるのだと思い知らされます
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-12-27 16:42:13)
42.  007/スペクター 《ネタバレ》 
消してきたモノも、失ってきたモノも決して無くなることはない。 ついに正真正銘の黒幕「スペクター」の登場だ。 ボンドが倒し、失った者たち全ての元凶。そしてMI6の存続の危機。と、最高のお膳立て。そして長い戦いが始まる。 失い過ぎた男の戦いは壮絶だ。半分意地で動いてるようにも見えるメキシコでのMに託された仕事。全力で守ると決めた女を助けるため雪山での飛行機と車のチェイス。そして最後の砦に選ばれたロンドンの朽ち果てたMI6(なんてニクい舞台!)での救出劇。ボンドの行動はまるで過去を清算するように危機をクリアしていく。 それにどのアクションも見応えアリで素晴らしい。又ボンドを執拗に追う男もその屈強さがとても魅力的に見える。あの列車の対決は「ロシアより〜」っぽさも出しつつ派手で見ていてこっちも焦るハラハラする対決シーンだ。冒頭のヘリのシーンのドキドキはハンパじゃない。 しかも本作の雰囲気はスペクターという組織に「いつもどこかで見られている」ようなヒリヒリした嫌な緊張感があるのもたまらない。 今回はボンドカー(秘密装備が笑える)や腕時計などのアイテムも登場、ガンバレルも冒頭に登場するのも往年のファンには嬉しい。勿論ブロフェルドもいつもの傷に、猫ちゃんも登場する。特に猫は登場するか不安だっただけにとても嬉しかった。 それに今回は新MもQもマネーペニー、タナーの活躍も随所にあり、やはり人気だったのかQの出番がやたら増えたのも面白い。でもまぁCはショボかったですね。 二時間半と長い本編の割にくたびれることも無く、逆にブロフェルドとの対決が一回で終わってしまう事に一抹の寂しさは感じるものの今回も最後まで楽しませていただきました。 最後、スワンと共にMI6を去るボンド。どこか「女王陛下」のラストを思い出させるも、軽快なメインテーマと共にエンドクレジットに入る。 ダニエルボンドの役目は終わったのだ。 作品中スパイ不要説が取り沙汰される中、次のボンドはどのような活躍を見せてくれるのだろうか。
[映画館(字幕)] 8点(2015-12-09 21:19:07)
43.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
濃い、とにかく濃い。 ダニエルボンドの写真を初めて見た僕の拒否反応は凄かった。「あんなんボンドじゃないやい!」もちろん当時は見なかった。その後DVDで見た僕はひどく後悔する事になる、もちろんとても面白かったんだから! にしても本作の密度は今回改めて見たが凄い。パルクールなチェイスから、空港での攻防、そしてポーカー勝負にベネチアでの死闘。これだけでも相当派手で見応えバッチリだが、その間にもヴェスパーとボンドとの悲しいラブあり、解毒あり、階段での格闘ありと、とにかく詰め込みまくり。ただ全くそれが気にならないくらい静か動を上手にブレンドして進行し、見ていてグイグイ引き込まれるんだから堪らない。 無骨なダニエルボンドの荒いアクションもなんとも危なっかしく見ていてハラハラするし、それでいて人間味の溢れる表情と一点を見る青い目がとてもクールだ。 それに今回の一番の悪役ルシッフルもなかなかイイ悪役っぷりで、ポーカー戦での彼はとてつもなくカッコ良い。まぁ情けない面がちょい多いけどね。 Qも秘密兵器も無ければ、ユーモアも少ない本作だけれど、これもまた新しい007の形だったのだと改めて思う一作だ。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-18 12:23:24)
44.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 
本作の70年代後期のF1について僕はラウダの名前しか知らなかった。ジェームズ・ハントの事なんて全然知らなかった。 しかしその当時行われていたF1は今とは考えられないほどに熱く、ドラマチックで、恐ろしい戦いが行われていた。 安全性よりスピードを重視し、死の確率20%の中で行われる死闘。何が起こるかなんて絶対にわからないあのレースの中で彼らは走る。 生き方が全く逆のハントとラウダ。彼らはお互いを認め合いながらも自分の生き方を決して曲げない。 最終戦の二人の選択が印象的だ。ラウダは取れるかもしれない優勝を諦め、ハントは死ぬかもしれないレースを走りきった。 曲げられないプライドが、彼らの生き様がグランプリを終えるごとにひしひしと伝わってくる。 彼ら二人のワールドチャンピオンはお互い認め合い、だからこそ本気でぶつかり合って来たのだ。 この映画はその熱き戦いを、これでもかという美しい映像と、見た事も無いアングルのF1と緊張感溢れる音楽で、本当に過去あった事0を僕らに教えてくれる。 F1に一度でも熱くなった者なら見なければならない至高の一作だ。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-11-01 00:58:48)
45.  デモリションマン 《ネタバレ》 
いやぁ、楽しかったぁ。 冒頭の96年は何かの冗談かというくらいの荒廃っぷりに爆笑。パトカーはハマーを使う時代とは恐れ入った。そんな中叫びながら敵の基地に潜入するスタローン。もうこの時点でこの作品が僕好みの映画だということがわかりました。 そして未来世界へ。思った以上にちゃんとSFしてるんでビックリ、しかも極端な二分社会はHGウェルズの「タイムマシン」のオマージュと来た。でも緊張感は皆無、だってツッコミ所満載なんだもん。半分コメディのような仕上がりなのもこの作品の楽しい所だ。 そんな超潔癖社会にスタローンはヘタヘタ、まったくどうやって貝殻で尻を拭くのやら。でもその未来設定は作り込まれているし、美術もかなり凝っている。今でもなかなかセンスフルな未来を体験出来るし、ピザハットは最強だ。パトカーや車などほとんどこの映画のためにデザインされて作られた者ばかりで見ていて飽きない。 途中から三つどもえの展開になったりとストーリーもテンポ良く進み、超殺人鬼スナイプスのイカれた所業もなかなかだ。ただスタローンと戦うとどうしても弱そうに見えちゃったのが残念かな。 それとサンドラ・ブロックは終始お茶目で可愛いのがたまらんかったね。 総じてアクションとSFが相見え、それでいて飽きない未来設定をふんだんに盛り込んだ素晴らしい作品です。最高!
[DVD(吹替)] 8点(2015-09-25 01:06:53)
46.  ガタカ 《ネタバレ》 
遺伝子が劣等、不適正者というだけで差別されて来たヴィンセント。夢は宇宙に行く事だった。 だけど誰よりも努力しても不適正者というだけで認めてもらえない近未来。不適正者と言うだけで犯罪者扱いされる近未来。 彼のした事は不正。しかし彼の能力は紛れもなく彼の物だった。 そしてヴィンセントの夢ために自分の名前と遺伝子を差し出すジェローム、彼もまた完璧に生まれたばかりに事故で全てを失ってしまった男。 その男同士の友情かなんなのか彼らの持ちつ持たれつの二人のジェロームの生活はどこか切ない。一人は夢に向かって歩き、一人は夢を捨てた。 最後、一人は宇宙へ旅立ち。一人は焼却炉に入る。彼が唯一のジェロームになるために。そのために彼は最後に身をも捧げたのだ。 美しい構図と美術、柔かな音楽そして張りつめた緊張感がありながらも、希望を胸に夢へと向かう男の切ない物語でした。
[DVD(吹替)] 8点(2015-09-16 17:10:47)
47.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) 《ネタバレ》 
荒唐無稽、無軌道で不条理、意味不明なノリと理解する前に雪崩のようにやってくるギャグというか、なんというか。 でもどこか深い意味を含んだ気がするような、なんというか。 それでいて登場人物のテンションがわかりにくいような、なんというか。 でもお役所ギャグはちょっと古い…もしかしたらそれも故意なのかもしれないが・・・まぁ、なんというか。 とにかく人を選ぶ内容だ。 でも映像がいいんだよね、それでいてイルカの歌もいい。シュールなデザインの宇宙人もいい。 ディズニーらしいテンポの良さと世界観の賑やかさ。 意味はよくわからなかったけど映像が面白い、テンションが楽しい、なんというかリラックスできる映画でした。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-08-30 16:01:02)
48.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
大迫力だ、巨大戦艦入り乱れる超迫力の空戦に四刀流チャンバラ、そしてオビワンとアナキンの死闘。映像はまさにトップクラスの出来です。 話が進めば進むほど、彼はベイダーとなり、アナキンという名前は聞くたびに、こちらも心を痛むほど彼は暗黒面に堕ちていく。恐ろしくも悲しい。 そしてオビワンとの決着、ダースベイダー、そしてルーク、レイアの誕生。パドメの死…。 わかってはいたけれど、希望に向かう道の過去にこんな悲劇があったなんて。これから旧三部作の見方もさらに深い物になっていきそうです。 それに旧三部作と繋がるレールが繋がって行くのが気持ちいいですし、だんだん共和国の戦闘機や戦艦がおなじみのデザインになっていくのも面白い。 にしてもR2って凄いドロイドなんだなぁ。C3はアッサリ記憶消されちゃいましたね。 さぁルークよ!憎き邪悪なるシスの首領!パルパティーンの野望を阻止するのだ!!無限のパワーが君を襲うかもしれない!でも君には仲間達がいる、師匠がいる!さぁ話はまだ終わっちゃいない!EP4の始まりだ!
[DVD(吹替)] 8点(2015-08-28 11:00:51)(良:1票)
49.  フェイス/オフ 《ネタバレ》 
トロイはまさに悪魔。そんな奴の顔を被ってしまった真面目なアーチャーの悪夢が始まる。反面、狡猾で巧みなトロイは自分の立場をすぐ様理解しアーチャーをこれでもかと追い込んでいく。観客を巧みにミスリードさせ、急展開と壮絶な銃撃戦でこちらの目を釘付けにさせてくれる。 それに何と言ってもトラボルタとケイジの180度逆になった演技が凄まじい、本当に魂が入れ替わった様だ。特にケイジの狂気のトロイから悲しみのアーチャーになった時の変わり様は脱帽モノ。 本作はSFの様なとんでも状況を作りつつも、素晴らしいバランスで積み上げられ、役者の演技が冴え渡る傑作サスペンスアクションだ。 でも手術シーンはグロいぞ。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-08-19 14:44:59)(良:1票)
50.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
あぁ2015年にこんな素晴らしい映画にまた会えるなんて・・・。 頭のネジが5本くらい抜けた野郎共の狂気に満ちた爆走殺戮チェイスの始まりだ!車から車へ飛び乗り、武器という武器が飛び交う!瞬きの出来ないシーンの連続で僕の体もニヤニヤしながら前のめりに!ギラつく太陽の下で疾走するセンス爆発の狂ったマシンたちに自然に涙が出ます!あぁ楽しい!最高だ…。 それはそうと本作が楽しめるのは、そんなにグロいシーンがないのが良かったのかもしれない。それで「コイツはもうお陀仏だぜ!」ってわかるように出来てるから見ていて一瞬の戸惑いも無く痛快に楽しめるのかもしれない。だけど砂漠だからなのか車から落ちたくらいじゃ、この映画の連中はビクともしないから結構生死がわからないシーンも多いwまぁ細かい事は本作には言いっこなしでw とにかくド直球に極上の痛快男の子大好きアクションをこれでもかと拝める名作ですね!!!ヒャッハー!!!
[映画館(字幕)] 8点(2015-06-27 01:05:53)
51.  007/カジノ・ロワイヤル(1967) 《ネタバレ》 
007を題材に遊びまくった素晴らしいコメディ映画。いや、なんでこれをずっと見ていなかったのだろうと後悔。本家のカジノロワイヤルもいいけどこちらは違って意味でとてつもなく良い! アホなギャグに超贅沢なおもちゃ箱をひっくり返したようなトリップ一直線の美術。オープニングのアニメーションもオシャレ!露骨な美女も秘密基地も秘密兵器もイヤというほど出てくる。トボケたノリノリな音楽。そして考えるのがめんどくさくなったかのような爆発オチ。話は支離滅裂なのがアレだけど、まぁ面白いからいいや!!!
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-16 20:34:11)
52.  ラスト・アクション・ヒーロー 《ネタバレ》 
アクション映画のセオリー、オーバーアクション、大爆発、ツッコミどころ満載な展開。映画、特にシュワの主演映画はいつもそんなんだ、それを思いっきり本人を使ってパロっているのは痛快で爆笑モノ。 しかし映画の中の主人公「ジャック・スレイター」はシュワではない、彼は彼で映画の世界で必死に刑事として、過去に苦悩し生きていていた。そして彼が現実世界で知った喪失感は僕らの知る事の出来ない物だろう。それでも彼は自分がジャック・スレイターであるために今まで無敵だった男がボロボロになりながらも、己の正義のために健気に戦う。なぜなら彼はヒーローだから。そして彼は現実では考えても無駄と思えるまっすぐな考え方と愚直な勇気を身を呈して僕たちに教えてくれたのだ。 
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-03-29 20:26:33)
53.  サタデー・ナイト・フィーバー 《ネタバレ》 
華やかなダンス、心地よいディスコミュージックとは裏腹にトニーの抱えるモノは重い。 バカな仲間、認めてくれない家族、すれた町。 そこでステファニーと出会い、彼女とダンス、そして帰って来た兄を通して彼は周囲との違和感を覚えて行く。 僕もそうだ。地元に来て昔の友人達と出会うといつも覚える憤りと違和感。 なぜそんな事で満足してしまうんだ、なぜそんなに自分を粗末にするんだ、と。 最初はなんてチャラい男なんだとトニーを笑っていたが、だんだんと彼の内面が見えてくる。 これはただディスコで踊りまくる映画ではなく、橋を渡った向こう側へ旅立つ若者の成長物語だった。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-01-23 21:52:38)(良:1票)
54.  シャークネード<TVM> 《ネタバレ》 
外の涼しい風が暑かった夏に別れを感じさせる今日この頃、『シャークネード』…あの暑かった日々を思い出させてくれる一作になってくれました。 竜巻に乗って、空を制した海の荒くれ者がロサンゼルスを襲う!とにかく水がある所にシャークあり!浅瀬だろうとプールだろうと空からサメがやってくる!シャークネードを信じない愚か者は食われ、たまたま主人公の近くにいた人間も食われる。容赦なき怒濤の鮫嵐はまさに圧巻!!! だけどサメ以外も負けてはいないのですよコレが!他人をほっておけない勇敢な主人公!ショットガン片手にサメを殺しまくる美女!見ていて好感が持てる魅力的なキャラクター達が僕らを鮫台風の更に奥へ誘ってくれます。そしてド迫力のラストシーン!一度見てしまったら最後、記憶から絶対離れない映画史に残る(?)迷シーンです!最後には惜しくもこの映画に別れを告げるエンディングテーマ…これがまた名曲!ここまで後味良く清涼感溢れるサイダーのような曲は他じゃまずありませんよ!あるのはこのシャークネードです! 確かに作りはいかにも低予算でサメはみんな安っぽいCGだけど、こんなイカれたテーマでここまで完成度の高い作品は久しぶりに見ました!それにサメの食いっぷりはそこまでグロくもなくマイルドに表現されているので老若男女構わず誰でも見れます。最高です!8点を献上します! さぁ!夏の終わりを惜しむ前に、もう一度暑い夏をシャークネードで取り戻そう!!!
[DVD(吹替)] 8点(2014-09-08 14:33:40)(良:2票)
55.  オッペンハイマー 《ネタバレ》 
ついに来たオッペンハイマー。日本でのIMAX上映はキツいかと思われていた分なんとか上映されてよかったです。 個人的な話ですが初めて観る映画に行く前はいつも気分がダルくなってしまうのですが(観終わったら満足してる)、 本作でのそのダルさはもう憂鬱に変わって見る前のテンションとしては最悪でした。貴重な休日を削って3時間も原爆作った男の映画を観るのかと。しかしノーランの映画はIMAXで観なきゃいけないという強迫観念、そしてノーランの映画は見逃してはならぬという強迫観念のもと映画館に出向いたわけですが、結果として非常に良い体験でした。  ノーランの時間差攻撃も予習もあって比較的わかりやすく、絵的にも挟まる原子(?)のイメージなどで飽きがこないカッコ良い構成、そして映画館を覆い尽くす音の力でグイグイと話に引っ張られましたし、オッピー氏のなんだかんだクズなところと、危険なくらい無邪気なところ、そして天才なところの差が激しく観ていて楽しかったですね。原爆投下の直接的表現はありませんが、あのどんちゃん騒ぎが狂気的になっていくシーンはまさに地獄のようでしたし(劇場の音響だとめちゃくちゃ怖かった)、映写室での奴の顔を見ればどれだけ最悪で罪深い行為をしたか嫌でもわかります。  そして役者の面々も良い、キリアン・マーフィーも良かったですが、それよりも奥さん役のエミリー・ブラントのブチギレっぷりが最高でしたし、ロバート・ダウニーJrの温厚で無害そうなストローズおじちゃんがどんどん復讐の修羅に豹変していく具合も凄まじくて最高でした。あとマット・デイモンもパンフレットを見てようやく気づくくらいの誰やねん感で素晴らしかったです。他の登場人物も多いながらも皆個性的で見分けがつくのもよかったですね。個人的にはオッピーの友人で計画に参加しなかったラビが好きです。  そんなわけで3時間オッピーの「いや、お前さ」と言いたくなる、正直救いようのない話は飽きずに観ることができました。 話としては地味ですし、後味は正直良くないですし、日本人的にもアレな話なのですが、ノーラン映画の中では個人的には結構好きな方でしたね。
[映画館(字幕)] 7点(2024-04-27 10:30:38)
56.  ARGYLLE/アーガイル 《ネタバレ》 
自分の作った物語が本当に起こった出来事!? そんなスパイモノと女性作家の冒険モノが合体したのはマシュー・ボーンの新作。 当初はロマンシングストーン的なものかと思ったら、中盤からはまさかの展開。 非現実的だったヘンリー・カヴィル演じるアーガイルが自分自身だっというまさかの展開が面白すぎました。 アクションシーンはキングスマンよりはマイルドだけどその分、ケレンにさらに振った楽しいく、相変わらずのマシュー・ボーンなキレた演出が楽しいです。特にスケートシーンは笑ってしまいました。そりゃアンタはアーガイルだわ! にしてもこの映画の猫アルフィーですが、どうやら監督の飼い猫らしく、自分の猫のために撮ったんじゃ無いかというくらい猫の見せ場が多いのも猫好きにとっては嬉しいところ。そんなこんなで究極の親バカ映画とも言える映画でした。
[映画館(字幕)] 7点(2024-03-07 01:01:29)
57.  ネイビーシールズ ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
評判がとても良いので視聴。ただの囚人を送るだけの仕事がこんなことになろうとは…。 ワンカットで繰り広げられるアクションとしては終始シリアスにしかしアツいスコットのバトルに目が離せません。仲間がいたらいたで良いけど、一人でも全然めちゃくちゃ強いですねこの人。 またカメラの動き方も自然でスコットサイドだけではなく敵サイドにもスムーズに映したりと違和感が全くない。 しかも敵はもうとんでもなく悪い奴として描いているのでこちらも両手をあげてスコットを応援できるのもよかったですね。あんなやつに騙されて自爆した人は気の毒です。(あのシーンの地獄感はやばかったですね) さらに登場人物もどれも個性があってそこも楽しかったですね、死んじゃうのが勿体無いくらいです。 そんなわけで安っぽいパッケージと安っぽい邦題の代わりに十二分にアクション成分を摂取できるとても良い作品でした。 次回作は映画館で観たいな…。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-01-25 09:27:37)
58.  見知らぬ乗客 《ネタバレ》 
その場しのぎの嘘を真に受けるヤベー奴もいる。 そんな簡単に一線を越えるヤバいやつに目をつけられたら、もう普通の生活はできない。 どこまでも主人公を追うブルーノがとにかく恐ろしい。遠くで見ているブルーノ。テニスの観客席で一人ヘインズを見るブルーノ。相手のプライベートに潜り込むブルーノ。それが全て恐ろしい。 特にメリーゴーランドが破壊されるシーンはかなりの迫力。オチもうまいことまとまっていました。 しかし万事解決とはいえ、ヘインズは決して良いやつでもないし、今の幸せはブルーノがくれたものなんだよなと思うと、その後の幸せそうな彼の面の皮の厚さとモヤモヤが残るのもまた味わい深いです。 古い映画ながら最後まで目が離せない極上のサスペンスでした。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-01-21 20:34:27)
59.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 《ネタバレ》 
あらすじを見ただけで気が遠くなるような映画がアカデミー賞をたくさん取った。エブリシングエブリウエア...タイトルも気が遠くなるように覚えにくい。しかし主演女優賞を取ったのは我らが007トゥモローネバーダイで大活躍だったミッシェル・ヨー!助演男優賞を取ったキー・ホイ・クァンは...え?!グーニーズのデータ!?あの小学生男子なら誰しも憧れる発明BOYポジションにいたアイツが!?み、観に行くしかねぇ!!!  そんな本作はマジでめちゃくちゃ。退屈な序盤からどんどん話はおかしな世界に踏み込んでいく。我々の知っている常識なんてものは一つも通用しないカオス映画だ。とりあえず変なことしたら他のマルチバースの自分自身の人生を経験して良い能力貰えるんだよ!知らねぇけどさ!さぁ戦え選ばれしものよ!  そして敵はこの世の秩序の破壊者という最近のJRPGのラスボスばりに面倒くさい...自分の娘!テンションが上がるほど意味不明で勢い任せで楽しいくて面白いアクションとカンフーが笑えるしワクワクするぞ。絵の作り込みが凄いから次の瞬間なにを見せてくれるかが楽しみすぎるんだよね。雪崩のように押し寄せるギラギラした映像の洪水が最高だ。この世の理は無視してくれ!  しかしその根底のストーリーは人を愛するという非常にわかりやすくシンプルでとてつもなく泣けるものに仕上がっている。そこがまたニクい! こんな単純なことをめちゃくちゃ面白い映像とはちゃめちゃなお話にして僕らに伝えてくれたのだ。お父さんがどんな時でも世界でも優しいのが泣けるじゃんよ!  そんなこんなでドキドキして笑って泣いて驚いてスッキリしちゃう素晴らしい映画でした。映画館で見てよかったぜ!
[映画館(字幕)] 7点(2023-03-20 00:33:30)(良:1票)
60.  ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 《ネタバレ》 
湧いて出て来た謎の女の子。狙われるならばどんな奴でも守らねば。誰でもない正義の心がそうさせる!相手はあの盟友ワンダ。しかし心はすでに壊れてしまった。やらねばやられる。どうするストレンジ!  いやいや、完全にワンダ闇堕ちしたんかい! ワンダヴィジョンでこれからどうなるかと思ったらまさか魂を売り渡していたとは…。 それに巻き込まれるのは同じ魔法使いでも強さは正直微妙なストレンジさん。開幕から一部で有名なシュマ…ガルガントスさんの大活躍も見れて満足。しかしまぁワンダの襲撃以降ホラー描写が強いのもわかりますが、とにかく死の描写やらが多くてエグ味は他のMCUに比べると強く、ワンダが取り返しのつかない所にまで来てしまった悲しさで以降のマルチバースの旅がワクワク見れないのが辛かったです。  まぁそのマルチバースの旅も意外と映像的に面白くなるかと思ったらそんなことも無いので肩透かし。その代わり出て来たのが謎アベンジャーズ ことイルミナティ。 まさかの連中大集合で面白かったです。ウルトロンもプロフェッサーXも宇宙忍者ゴームズいるよ! まぁ彼らもワンダの圧倒的パワーに蹂躙されちゃって今お会いしたのに即お別れなのでかなりツラい。あとファンタスティック4なんだから4人出してやれよ!あとその殺し方は普通にエグい! そんな訳で楽しいけど心がツラいの方が本音なストレンジとの地獄旅。 …って突然音楽バトル始まったんですがどう言うことなんですか?  ホラー描写に関しては監督サム・ライミのホラー映画オマージュなシーンもたまりませんし、誰も歯が立たない力を持つワンダのモンスターっぷりもたまりません。 しかしインフィニティウォーから本作に至るまでワンダがとにかく可哀想な本作。 制作の誰かワンダに恨みでもあんのかというレベルでイジメられまくってるのが本当にツラい。 救いがあるとしたら他の宇宙のワンダが幸せなくらいだ。しかし今まで戦いを共にして来たウチのワンダはこんなに苦しんでるんですよ!あーもう!  終盤の死者ストレンジを使ったあたりはギャグとしても面白いですが、もうちょい面白いリアクションしてくれる人がいても良かったかもしれませんね。そんな訳でヤバい書を開いてしまったおかげで第三の目を開眼してしまったストレンジ。これからどうなってしまうのか気になりますが、とりあえず今はカミナリ様に期待したいと思います。
[映画館(吹替)] 7点(2022-05-08 17:51:54)
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