601. 幸せのちから
《ネタバレ》 数字に強いという事でトレーダーとして成功するのかと思ったら、営業なんですね。医療機器が売れない人に金融商品が売れるとは思えないのですが、ホンキ出したら医療機器も売れたようだし、要するにそれまでいかにいい加減に生きてきたかという事でしょう。結果、子供が迷惑していた。チマチマと値段が決まっている形あるもの売るよりも、金融商品売るほうが儲かるわけで、ただそれだけの話。それすら説明はなく、ひたすら苦労話が続くし、それって自業自得だろ?と。貧困には個人の怠惰と社会の責任の両面があるのですが、本作品は前者の要素が強いので、どうも共感できませんね。でも親の怠惰で子供が苦労する社会というのはなんとかしないとイケナイのだろうとは思います。そもそも結婚する・子供を持つ資格もない人が勢いや偶然でそうなってしまう事をなんとかしないといけないのでしょうけど。 [地上波(字幕)] 4点(2015-05-17 10:59:29) |
602. 幸せへのキセキ
《ネタバレ》 奥さんに先立たれたら(実際には闘病中だったらしいが)、スカーレット・ヨハンソンが現れる。ってのが「幸せへのキセキ」であり、そりゃあ冒険しちゃうよなあ。と観客(自分だけ?)に思わせてしまうキャスティングはどうなんだろうか?実話通りに闘病中では美人飼育員との恋愛が描けなくなるし、映画化では殺すしかなかったんだろうけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-16 10:44:43) |
603. ブロウ
ダメな人間を反面教師とするのはよいのだが、犯罪者の自伝を親子愛で中途半端に美化しちゃうとこうなってしまうよなあ。ジョニーデップの中年太りもちょっと無理があったし。 最近出所し、続編としての書籍も刊行されたようですが、犯罪を繰り返して人生の半分ぐらいを刑務所暮らしする事について、何か書かれているのでしょうか?老年になってからの人生観の方が気になりますが。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2015-05-08 16:04:14) |
604. マージン・コール
《ネタバレ》 紙屑を客に売れと命令する上司、仕方なくそれに従う部下。それだけの話で3流のサラリーマン映画。部下には多少の葛藤はあるようだが、元々そういう世界だし、他人のカネでギャンブルしてるくせに何を今更という印象。全然サスペンスになってない。登場人物が何も追い込まれてない。客に恨まれて、とんでもない目に会うのかと思ったら、騙して売りつけて、これで終わり???修羅場はこっからでしょうよ。 [地上波(吹替)] 3点(2015-05-07 13:24:58)(良:1票) |
605. ジョンQ-最後の決断-
米国の保険制度にはあまり詳しくないのですが、金が無くて、がん等の高度医療が受けられないという例は日本でも多いと思います。それが心配だったら民間のがん保険とかにはいればいい。それに日本は健康保険料が高い。国民健康保険だと普通のサラリーマンレベルの年収で年間50万の負担です。サラリーマンは半額会社負担ですが、結局は給料からひかれているのと同じ。これならはっきり行って10割負担で治療受けた方が全然安いです。今後はもっと負担が増えていくでしょう。私はもう払うのをやめたい気持ちです。このまま病歴に関係の無い年収ベースの共産主義的な徴収制度をいつまで続ける気なのか?まあ健康な時は保険料は払いたくないし、病気の時は格安で治療を受けたいという人間のワガママと献金等で問題になった医師会の思惑とかが複雑に絡み合って今後の制度改革がなされていくんでしょう。(この映画では生体間移植で2000-3000万だったけど、普通は払えない。日本ではどうなってんだろう???誰か教えてください) [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-28 00:25:09) |
606. ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>
人生は短い。権力闘争と復讐に明け暮れてるヒマはない(というか、時間の無駄でしかない)という事にあらためて気づかされる。地位や名誉や権力とは無縁の人生で、他人がどうだろうと一切無視して、自由に生きてきたいものだなと。当時40前後の2人が二十前後を演じるのはちょっと無理があったかな。 [地上波(吹替)] 7点(2015-04-28 00:18:32)(良:1票) |
607. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 存在しない人物によって精神的に追い詰められていくまでの展開はよかったが、死体が発見されてからのネタバレの展開は3流サスペンスかな。旦那と愛するお手伝いさんが犯人で、後妻を追い詰めていたという展開の方がよかったのかも。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-04-24 12:14:40) |
608. ナポレオン・ダイナマイト
関西人にオモシロクない人がいるように、米人にもオタクはいるわけで。という事をあらためて気づかせてくれるんだが、内容的には退屈で。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2015-04-24 09:30:03) |
609. M:i:III
こういう中身のないアクション映画を見ると、時間を浪費したようにも思うが、時間の浪費こそが最高の贅沢とも言えるわけで。ただし、拷問シーンが多いのはちょっとキツイな。昨今のリアルな残忍事件を想起させるし。 [地上波(吹替)] 6点(2015-04-23 12:54:35) |
610. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
米ソ対立・核戦争とか、ちょっと設定が古臭いし、内容も殆どないけど、付き合いの浅い大学生がデートで見に行って「面白かったね~」と感想を述べ合う程度の作品にはなっているかな。(それ以上話が続くのか?という疑問も残るが・・・) [地上波(吹替)] 6点(2015-04-22 15:30:12) |
611. しあわせの隠れ場所
《ネタバレ》 単純ないい話かと思ったら、疑惑が浮上して(ここはスルーできなかったのだろう)、何か裏もありそうでそこそこ面白い作品に仕上がったなと感じ、どの程度脚色されているのか?と思い調べてみた。マイケル・オアーは元々有名な選手で、途中からテューイ夫妻に引き取られたそうだ。であるなら作中に出てくる疑惑もかなりグレーではある。そもそも出会いから引き取るまでの展開が唐突で違和感があったし、アメフトを一から覚えて、婦人が指導したなだというのは全くのデタラメで、原作はマイケル・オアー中心なのに、映画はテューイ夫妻中心に描かれているという点でもこの作品の製作自体に怪しさがつきまとう。美談にはそういういろんな表と裏がある事を思い知らせてくれたという点では、印象に残る作品ではある。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-04-20 10:13:34) |
612. もしも昨日が選べたら
《ネタバレ》 寿命を縮めている事に気がつかない主人公が時間をドンドン早送りしていく所はスリリングで見応えがあった。時間を早送りするって事は、まさに自殺行為なわけで、自分は全くしたいと思わないが、そういう風にできればと日常を過ごしている人もいるのかなと。 ブラックコメディー的な展開を最後まで貫いて欲しかったが、最終的には「家族が一番」みたいな説教クサイオチになってしまったのは残念。地位も名誉もカネもないが、家族が居て幸せ。なんて人生もファンタジー的なわけで、別バージョンで正反対の展開も製作して欲しいところ。 未来は予測できないが、刻々と時間が過ぎ去って、死に向かって歩んでいる事は間違いないし、日々の決断によって未来は形成されていく事も間違いはない。そういう当たり前の事にあらためて気づかされる。日本人をバカにしたシーンは米人の本音が垣間見える意味では貴重なシーン。 [地上波(吹替)] 7点(2015-04-18 10:17:59)(良:1票) |
613. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 ロボットが感情を持つ系に初めて触れた作品。中学時代に劇場で見たときはわけがわからず、それ以降敬遠していたのだが、30年ぶりに再見。映像も暗いしテンポも悪くちょっと退屈なのは相変わらずではあったが、年を重ねると見方も変わる。通常ロボットに寿命はないハズなんだが、そのロボットが死の恐怖に怯えるというパラドクス。人間もいつかは死ぬ事は確実なのだが、普段はそれを意識しない。意識するのは大災害に遭遇するとか、大病するとか、70歳過ぎてからだろう。若い時には難しいが、中年ぐらいからは、人生は短い、人間いつかは死ぬ、それを常に意識しながら生きるべきなんだろう。「惜しいですな。彼女も。短い命とは。」の台詞が響く。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-04-13 23:09:47) |
614. ジョー・ブラックをよろしく
死神になってブラピの人間性が全く変わってしまったのに、2人が惹かれあう理由がよくわかりませんでした。女優はよく知らない人でしたが美人なのでその点では楽しめましたが。「死と税金からは逃れられない」という台詞は印象的ですけど、せっかくの蘇り系のプロットを生かしきれなかったような。 [ビデオ(吹替)] 4点(2015-04-09 09:32:45) |
615. レインマン
学生時代に劇場で見て以来の再見。当時はそんなに感動しなかったので、中年になってどうかなと思ったが、あまり変わらなかった。弟の心変わりのようなものがうまく表現されていないというか、本当に兄を引き取って一緒に暮らしていく覚悟のようなものが感じられなかった。兄に特殊な才能もなくて、カネも稼げなかったらどうなんだろうか?という疑問も残る。本人もよくわからず、感情的に一緒に暮らしたいという判断をしたのかもしれないが。結局まわりの大人が冷静な判断をしたという事なのだろうけど。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-04-07 22:20:23) |
616. 天国から来たチャンピオン
《ネタバレ》 30年ぶりぐらいに見たが、「蘇り系」の作品として面白かったという記憶だけあった。中年になって見ると、悔いの無い死などはるはずもなく、そして人間いつ死ぬかわからないし、やり直しもきかないという事を痛感させられる。これが「蘇り系」の作品の魅力なんだろう。富豪は嫌な奴だったので殺したくなんたんだろう。でも変化に気づいて妻も改心という展開だとさらに面白かったんだけど。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-04 11:24:47) |
617. フライド・グリーン・トマト
黒人解放→女性解放という時代の移り変わりを描きたいのだろうけど、原作では同性愛がテーマらしいので、同性愛解放までは作品として描けなかったというのが91年当時の限界でなんだろうか。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-03-27 12:22:20) |
618. スリーデイズ
ドンキホーテを引き合いに出して、「理性より正義。それが独りよがりだと狂気。が絶望に生きるよりマシ」というコンセプトはいいいんだが、内容的にはご都合主義的逃亡劇。 [地上波(吹替)] 5点(2015-03-27 10:00:57) |
619. アイランド(2005)
《ネタバレ》 アクション逃亡劇と割り切ればそれなりの面白さ。気になったのは記憶の刷り込み。そんな事したら感情が芽生えるに決まってる。臓器目当てなら家畜のように餌だけ与えて育てりゃいいのに。でもよく考えると、脳障害が起きた場合はクローンとの交換は不可能なんだな。記憶の違いによって肉体は同じでも別人になる。認知症や記憶喪失がそれに近いのだろうけど。そういう事をテーマにしたら面白かったのに。 [地上波(吹替)] 6点(2015-03-26 10:03:13) |
620. 素敵な人生のはじめ方
人生には諦めも必要で、現実を見据えてある程度の妥協もしつつ、それでも人生を生きなければならないわけで。ただ、「諦めない・前向きに」ってスローガンには違和感を感じるな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-23 12:46:16) |