61. アザーズ
こういう不気味な館のサスペンスは楽しめる。ニコール・キッドマンと家政婦のフィオヌラ・フラナガンの立場が微妙に変わっていく展開がとってもサスペンス。それにしてもニコール・キッドマンの「美」はそれだけで超常現象というかサスペンスというか、いいね。少しだけ彼女の物腰がI・バーグマンのそれにダブって見えた。迫り来る微妙な影・音、劇場・ホームシアターで楽しみたい作品。 9点(2004-03-10 22:45:55) |
62. 17歳のカルテ
とりあえずアンジー良かった、理由無く誰にでも噛み付いていく感じがとっても。精神的に病んだ役柄であるから際立ってる訳じゃなく、アンジー・ウィノナの2人に関してはその枠を取っ払っても見所十分の演技だった。お話はスザンナは退院でめでたしだが残された患者さんたちに目を移すと、とってもシュールでしゅ。そして病気になった経緯も実際有り得るんだろうなぁと思いながら観てた。女豹たちの諍いと奇妙な友情意識が面白かった。 9点(2004-03-10 22:45:06) |
63. カラー・オブ・ハート
多様な考え方を受け入れた人が文字どうり色付いていく。にしてはリース・ウィザースプーンが遅い、白黒の人の心を理解してないからだろうか。人の心の変化を2色→多色の視覚に表した斬新なアイデアがいい。いくら多様だ、芸術家志望だといってもトビーの母のヌードを窓にペイントしてるのはちょっと異常。オールバックのトビー・マグワイアが素敵。 8点(2004-03-10 22:44:11) |
64. 海辺の家
ストーリー自体は愛とハグを取り戻すべく自らの有り方も変わってく父親、特に意外性のある展開でない。息子とその両親3人、彼らが集う建築中の海辺の家、それをいろんな角度から照らす太陽が彼らの心を浄化するかのように感じた。異常な性描写(男子高校生を買うおじさん・娘の彼の高校生を抱くおばさん・風呂場でキスしていっちゃう息子・息子の父親でそのキスをテストする女子高生)を臭わせ、話に絡めてた点も静かに淡々と流れる中においてとても良い効果だった。後作でラジー賞に選ばれてしまったヘイデン・クリステンセンの心が徐々に解けていく感じが素晴らしかった。 9点(2004-03-10 22:43:31) |
65. ザ・ファン
別に何らかのファンであれば成り立つサスペンスだが、その選択は無難だなぁと感心した。頭っから気持ち悪いデニーロの異常さはクライマックスまで満足した。初めて観た時感じた妙に小奇麗で暗い映像に浮いて見えるユニフォーム姿のウェズリー・スナイプスと見せ掛けの野球映画で野球ファンを取り込んだ痣とさがどうも拭い去れない。 5点(2004-03-10 22:42:33) |
66. ハンナとその姉妹
長女らしくお姉さまっぽさ見せ付けるハンナが取り乱す瞬間に長女の苦悩を感じる。妹2人は紆余曲折で男を学び全く違うタイプと落ち着くが、素晴らしいチョイスだった。まるで旦那と2人の妹の母でもあるかようなの抱擁力は素敵。ウディ・アレンの自分を抑えた演出が光る。 7点(2004-03-10 22:41:50) |
67. アメリカン・グラフィティ
昔の金八先生を再放送で観たときと似た感覚になった。映像、出演者、その会話や身のこなし、共感できないけどBGMも手伝ってほっとする感じもある。今どうかと言えば、観る人の環境や年代に遊び、会話のセンスの共感の度合いによりお楽しみ度が違う気がする。 5点(2004-03-10 22:41:05) |
68. 暁の7人
《ネタバレ》 暁の6人の戦士と1人の愚か者の話でした。ナチス総督の右腕の人物を暗殺する為に英国が暁の7人を潜伏させ作戦は実行される。密告者は家族云々じゃなく単に自らの命乞いに見えて不快だった。国家反逆罪で死刑になったこの人、一番惨めな気持ちで死んだ人と思う。目的に向かってスマートな展開で余計なところが無かった。教会に追い詰められた戦士達の最後の抵抗は雰囲気も映像も重みがある。観てるだけで追い詰められる恐怖を感じる、男気。 9点(2004-03-09 22:02:33) |
69. ロボコップ(1987)
話のキーになる人が次々に確実にそして残虐に殺されどうなんだ、と思ってるうちにロボコップ誕生、おめでとう。1.2.3立て続けに観てこの誕生を上回るエピソードは無かった。人に薦めることのないシリーズ最高傑作。 6点(2004-03-09 00:05:14) |
70. ロボコップ3
シリーズを立て続けに観た。1・2よりロボコップがヒーローらしくなっていた。マコ氏演じるかねまつの社長さんが貫禄が無く、部長さんくらいにしか見えなかった。アジア系のロボは悪役っぽい顔で味があった。 4点(2004-03-08 23:55:33) |
71. チャイナタウン
《ネタバレ》 ジャック・ニコルソンが渋くて決まってた。あの鼻を切られ方はいろんな意味でイタイ。車で逃走してくフェイ・ダナウェイの頭が打ちぬかれるのはラストとして斬新でした。この子は孫で娘だとか言ってるクロスのおじいさんははまり役、実際やっちゃいそうな雰囲気がプンプンした。出入りが早く集中してないとお話に置いてかれちゃいそうで面白い。キャサリンのその後は黄昏のチャイナタウンで観れます。 9点(2004-03-08 23:43:57) |
72. ノッティングヒルの恋人
大女優が相手というのは単なるインパクトとして。素朴な男を演じる男を演じるヒュー・グラントに味がある。平凡な旅本屋店長だが、彼の台詞や間、人を惹きつける魅力、女性の扱いはやり手な男のキャラ設定。何か素敵な大人の要素が詰まってる感じがした。彼の周りの人たちの温かさと可笑しさもいい感じだった。 9点(2004-03-07 21:07:48) |
73. マーサ・ミーツ・ボーイズ
とりあえずモニカ最高。オープンカフェで3人鉢合わせ作戦、そこのジョセフのテンパリ顔が役者を感じる。3人が順番に出会ってくようにみせて、其々の出会いや建築のおじさんに相談するとこも全部織り交ぜて物語になる、時間軸の使い方が良い。このドラマの結論はどうあれ、ファーストクラスを自由に出し入れできる男になりたい。 8点(2004-03-07 20:36:32) |
74. エルビス オン ステージ
エンターテイナーとは何か?エルヴィスが体現している。オンステージで歌い倒してオフステージでは哀愁漂わせる。ラブミーテンダー歌いながら片っ端からキスしてまわるエルヴィス、本当に素敵なスターです。どうでもいんだけど昇天寸前のファンをジッと見てるおじさんの表情が妙に頭に残る。 10点(2004-03-07 20:29:32) |
75. 最高のルームメイト
彼女によって人間味を教えられたが、彼女の死によって失ってしまった孫。そんな不安定な孫の質を知っていたから見守りたかったおじいさん、そんな風に見たら彼の利己的で理不尽な振る舞いも高くはない、最期の一言がそうさせた。素晴らしいルームメイトでした。 8点(2004-03-07 20:27:23) |
76. バニシングIN60”
ぶつけてUして飛び込んで、余計な音も入れず観てて爽快なカーチェイスだった。最後、きれいなマスタングに乗り換えてきっちり仕事をやり遂げてしまうラストも爽快だった。 8点(2004-03-07 20:25:39) |
77. モンキー・ビジネス
予想どうりの展開に予想どうりの笑いだった。ケイリー・グラントが子供とインディアンごっこした末にヒュー・マーロウの髪型を変えてイメチェン、あれはやばい。あんな笑いを撮ったのもやっぱりハワード・ホークスでした。 8点(2004-03-07 20:24:33) |
78. ボーイズ・ドント・クライ
ヒラリー・スワンク演じる痛々しい少年、一応の仲間でありながら少女であるが故に一歩引いた存在であり続ける心情に移入してみる。偽善でなく少しだけいい人になりたくなった。最近ビバヒルでスティーブの彼女してる姿を見た綺麗なママだった。こんな主演女優賞ありですね。 8点(2004-03-07 20:22:48) |
79. キートンの即席百人芸(一人百役)
キートンがいっぱい。何処までキートンがやるのか、ギリギリまでやってくれました。爆笑はしないが、にやけっぱなしだった。 8点(2004-03-07 20:19:00) |
80. ナインハーフ
キム・ベイシンガーが僕を男にしてくれました。 8点(2004-03-07 20:04:38) |