61. クォ・ヴァディス(1951)
ただのキリスト教プロパガンダ映画になってしまっている。 ネロ帝が暴君なんていうのは世界史を学んだものなら常識で、それをそのまま描かれてもつまらない。実はこういう面があったとか、こういう原因があって ああなってしまった、みたいな掘り下げが無く 薄っぺらい。 「片や絶対悪、片や絶対善」みたいな映画には辟易する。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-09-05 09:16:04) |
62. ミッドナイト・イン・パリ
ストーリーはどうということは無いが、雰囲気がすてき。住んだら悪いところもたくさん見えてくるんだろうけど、訪れるには本当に花の都だと思う。そしてヒロインは、こちらまでうっとりさせる。 制作が米・スペインなところが面白い。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-31 22:56:02) |
63. ベイブ
《ネタバレ》 豚が主人公? どうせ子供向けでしょ。 ってことで長らく敬遠していた本作をようやく観ました。 予想外に面白かった。動物の命を食って生きているというエグい内容も ちゃんと入っていて、きれいごとに留まっていないのが良い。 最後 暗号を使うのはちょっと宜しくない気もしたけど、それだけで萎えるようなことでもなかったかなと思う。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-08-21 15:27:48) |
64. IT イット “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 まさに「子供だまし」の映画。まだ現実を多く体験していない子供なら、ある程度楽しめるのかも知れない。 でも大人が見るには、絵空事過ぎて シラケるだけ。CGや音で脅かしているだけで、頭使って状況で恐ろしさを表現していない。 で、最後は「愛・友情を大事に、皆で助け合えば勝てる」ってディズニーかよ・・・ ”大人”が見たら、終わり。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2020-08-16 22:32:46) |
65. 太陽は光り輝く
《ネタバレ》 この映画を見て、3つの壁を感じた。時代の壁、国の壁、宗教の壁。 最後の壁は別にして、前2つの壁は名画であれば乗り越えられる。あるいは古いから、文化が違うから、こうなっているんだなと理解ができていれば、減点を少なくできる。で、名画とは何かといえば時代や国・文化を超えた普遍的なものが、「丁寧に」描かれているというのも一つの尺度だと思う。 この映画には、その「丁寧さ」が無いので、私のような不精な視聴者では理解できない。数ページずつ飛ばして小説を読んでいるような感覚を味わった。その隙間を埋める知識がない私には苦痛な映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-16 22:31:56) |
66. バファロー大隊
《ネタバレ》 主題が「肌の色で罪を決めてはいけない」という正義なので、好意的には見たくなってはしまう。 でも最初から その流れは読めてしまって、ハラハラ感が無い。ラトレッジ軍曹の悲壮感は好演されているが、脚本的にあまり生かされていないように思う。 とはいえ、この内容を快く思わない白人もまだ沢山いたアメリカ社会で、作品を世に出した功績から考えて、6点以下は付けにくい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-16 22:11:53) |
67. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 型破りな先生が生徒を変えていく。GTO、ごくせんなど日本にも色々あるが、この先生のダメ度はかなりのものに思う。 なぜ制作が米・独なのか知らないが、ドイツの学校は この映画で描かれているような厳しい印象があるので、こういう開放的な内容が受けるのかも知れない。 吹き替えで観たけれど、歌の場面では無理に吹き替えしないで 原音に字幕を付けていたのが好印象。無理に声優に歌わせている洋画もあるけど、大概良くない。 校長のジョーン・キューザックを「ジョン」と勘違いしていて、男性が女装しているのかと思って視聴していた(恥 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-08-16 17:56:58) |
68. KUBO/クボ 二本の弦の秘密
アニメや雰囲気は中々良かったので、ちょっと平凡なストーリーが残念に感じた。 [地上波(字幕)] 7点(2020-08-13 18:15:43) |
69. 怪物はささやく
《ネタバレ》 雰囲気や俳優の演技はいいんだけど、ストーリーがイマイチ。「親の苦しむ姿を長く見るよりは、死を願ってしまった少年を癒やす」ってだけなら、ちょっと浅いような・・・ シガニー・ウィーバーはノーメイク?を晒して演じ、女優魂を見せた感じ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-30 22:13:39) |
70. バード・オン・ワイヤー
《ネタバレ》 リアリティは全然無いけど、色んな職業経験したことが逃げるのに役立つってのは面白い仕掛け。 でもどこかで観たような場面ばかりで、新鮮味が感じられなかった。特に最後の動物園はつまらなかったなあ。 [地上波(吹替)] 6点(2020-07-17 22:24:26) |
71. バトルランナー
見る前から、つまらないんだろうなあと思いながら観たのが良かったのか、ちゃんと最後まで観られた。 プロレス要素がかなり濃い。リングじゃないので、ストリートプロレスみたいな感じ。プロレスの観客を馬鹿にしていそうで、その馬鹿にしている人を更に俯瞰しているのかも。まあ勘ぐり過ぎかな。 [地上波(吹替)] 5点(2020-07-12 17:46:31) |
72. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 ストーリーは特に面白くないけど、2DであれだけVRを表現出来るのには感心した。 特に映画「シャイニング」の中に入っちゃうってのは興味深かった。映画の中に入れるVRというのは、その内商品化されそう。ってか もうある? 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」とか出たら、バカ売れしそう。 (『世にも奇妙な物語』の一つである「ヴァーチャルメモリー」ってのも思い出した。あれは個人的なものなので、裏モノになっちゃうんだろうけど) 5人チームのはずが、残り2人がモブキャラなのが残念。今時の人種配慮で仕方なく入れたようになっちゃってる。 エンディングがクソみたいにつまらなかったけど、それまでは結構楽しめた。 [地上波(吹替)] 8点(2020-07-09 17:59:07) |
73. 山猫は眠らない
《ネタバレ》 前半は結構緊張感があったんだけど、ラスト30分の展開がちょっとご都合主義で萎える。 まあランボー的な無双状態じゃないのは好感持てるけど。 [地上波(吹替)] 6点(2020-07-03 15:45:40) |
74. ベイビー・ドライバー
《ネタバレ》 情状酌量で最後はハッピーエンドってのは無いと思うなあ。犯罪にはどっぷりつかってるし、人まで殺してるんだから。 タランティーノが好きな人には合いそうな映画。私はタランティーノ嫌いなので・・・ [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-07-02 08:27:46) |
75. ギルバート・グレイプ
ディカプリオもデップも大成していったのが分かる いい演技っぷり。 内容的には、母がただあの体格ってだけじゃなくて、田舎町から抜け出せない「しがらみ」の象徴として描かれているのかなとも思ったりしました。私は都市育ちだけど、田舎育ちの人が見たらもっと共感できるのかも。 母の死は睡眠時無呼吸症候群からの心筋梗塞あたりですかね。(出来るなら)横向きで寝るべきらしい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-02 08:18:26) |
76. フリーソロ
《ネタバレ》 肝心の登攀シーンがたったの10分。残りは延々、登る/登らないとか、恋人とのイザコザ。そして登攀シーンも、撮影クルーのカットが入って邪魔くさい。 制作陣の「どうせ映画見る観客なんて、クライミングのクの字も知らないんだろ。登攀シーンなんて興味ないはず。他のシーンでできるだけ盛り上げないと。」みたいな勘違いを感じる。登攀シーン以外は10分でいい、と個人的には思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-29 22:18:54) |
77. 夕陽の挽歌
前半は かなりユルイ。銀行強盗シーンは映画史上最ユルではないだろうか。全てがかったるく過ぎていって、こっちもダル~くなっていく。でもつまらないから、観るのをやめたくなるということではない。 そして後半、段々悲壮感が漂っていき あっけなく終わる。まあ実際、普通の人の普通の人生なんて 映画みたいに派手なことは中々起こらないわけで、リアルと言えばリアル。ユルさがつまらなさに繋がらない、不思議な映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-29 22:14:58) |
78. バウンド(1996)
《ネタバレ》 最初っから、レズシーン。ああ、この時から既にそうだったのね。 マンション内で完結する話なので、非常に低予算だなあというのが分かる。それにしては最後まで普通に観られました。 [地上波(吹替)] 6点(2020-06-26 22:15:06) |
79. 心の旅路
どうもストーリーがご都合主義に思えて、リアリティが感じられない。ハーレクイン・ロマンス? 女性向けかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-20 13:19:35) |
80. スペースボール
《ネタバレ》 パロディっていうのは、原作に無い価値を創造して初めて意味があるものだと思うのだけれど、この映画はスター・ウォーズにおんぶにだっこで、自ら価値を産むなんて微塵も考えていないっぽい。また原作への愛も感じられない。 最後の方で、猿の惑星とかエイリアンのパロも入っているが、付け足しにしかなっていない。もっと作中に色々な映画の要素をバラまいて、どの作品とつながっているかを見つける という楽しみを観客に提示できたら、もうちょっとマシだったかも。 身も蓋もない言い方をしてしまえば、Youtubeに落ちていそう。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-06-16 18:47:52) |