Menu
 > レビュワー
 > ⑨ さんの口コミ一覧。4ページ目
さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 92
性別 男性
自己紹介 基本的に点数が甘めになりがち。
あまりジャンルに好き嫌いはありませんが、やはり娯楽映画が好きです。
密度の濃い映画が好みですね。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
「マッドマックス」シリーズは自分より少し前の世代がピンポイントでその世界観に影響を受けた(というよりモロパクリした)「北斗の拳」の方が触れるのが早かった。だから一応シリーズは観ているのだがそこまで入り込むこともなく、そして今回の新作の話も随分前から噂されては消えをくり返していてほとんど期待していなかった。が、まさかここまでの傑作アクションになるとは。 ストーリーはシンプル。行ってそして戻ってくるだけ。その中に息をつく暇もないカーチェイス、アクション。砂、煙、炎、水、血…。そして狂気と生と死。草木も生えない世界。どこへ行っても地獄なのだ。そこで生きようともがく登場人物は後がない連中ばかり。だからこそ彼らの極限状態での行動が胸を打つ。世界観は狂っていて馬鹿だが作りこみは本気だ。止まらないチェイスやアクションはCGに慣れた目に新鮮だし、よく計算されていて飽きさせない。昨今の映画では並ぶものが思い浮かばないくらい迫力があり壮絶だ。 この映画の芯は間違いなくシャーリーズ・セロン。物語的にも主役と言ってよく彼女の演技が要所でこの作品をうまく締めている。ボロボロになっていく彼女はカッコ良く美しい。その割りを食う形になったのは主役のマックスを演じるトム・ハーディだろうか。個人的にはがんばっていたと思うし低音ボイスもいいが存在感はメル・ギブソンと比較されてしまいそうだ。もう少し背があると良かったのかなあ。 まあそんな細かいこともこの映画が持つ熱量で吹き飛ばしてくれる。もう一度観に行きたいと思わせる娯楽作品は久々!絶対劇場で観た方が良い類の作品だ。
[映画館(字幕)] 9点(2015-06-22 01:35:16)
62.  ファイティング・タイガー 《ネタバレ》 
キアヌ・リーヴスが監督をやるというイメージがあまり無かったが「マトリックス」で相当惚れ込んだのか初監督作はカンフー映画。武術指導にユエン・ウーピンを迎えているので安定したカンフーアクションをじっくり見せてくれて好感触。 主役はキアヌではなくあまり主役という感じはしない顔だちの人(デコ広い!)。もちろんアクションができるから選ばれたのだろうがかなり地味だ。まあ無垢な青年が闇格闘技にのめりこむ内に暗黒面を見せ始めるというストーリーだから無垢な感じは出てるとは言える。まさかこの人を主役に選んだからそういうストーリーにしたんじゃあるまいな! 終盤の「ザ・レイド」の主役とはじっくり闘って欲しかった。もったいない。ラスボスはキアヌ本人。寺までわざわざ出張って「マトリックス」でダウンロードしたデジタルカンフーを見せてくれます。  それにしても車であれだけ転げ落ちても普通に動けるカレン・モク姐さん丈夫すぎ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-27 03:48:37)
63.  トランスフォーマー/ロストエイジ
トランスフォーマーを観るのが億劫なのは上映時間だ。1作目から増え続けて4作目の今回はとうとう165分。こりゃ3時間越えもそう遠くないな。  そしてその長い本編に見合うだけのドラマがあればいいがそれはいつもと変わらず。キャストが一新されてもしかしたらという希望をあっさり粉砕していく。マイケル・ベイはマイケル・ベイなのだ。でも監督デビューしたての頃はもう少し楽しめる監督だと思っていたのになあ。  たしかに映像はすごい。すごい映像の連続だ。そういう映像を作れるこの監督に才能があることも認める。しかし、映画はメリハリが重要で娯楽映画ならなおさら。どれだけ凄まじい映像だろうと素材のひとつに過ぎず、垂れ流されれば飽きる。結局、観客を感動させ熱くさせるのは核である物語だ。と、このシリーズを観るといつも思うことをやはり書いてしまう。  しかし、この上映時間はどうにかならないものか。くだらないコメディシーンを削れば、トランスフォーマー同士の凄まじい戦闘の合間にはさみ込まれる「本当に必要なのか」と思わせる人間同士の戦闘シーンを削れば等々、本編を観ながらそんなことを考えさせてしまうのだこの映画は。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2015-05-16 05:25:40)(良:2票)
64.  セッション 《ネタバレ》 
すごい映画だ。勢いがあってテンポもいい。緊張感も抜群。終盤の盛り上がりも稀有なものだし、こういう瞬発力のある映画はもしかすると映画の理想系なのではないかと思わせるくらいだ。監督が撮影当時28歳だったのは驚きだが逆に若いのが功を奏したのかも知れない。歳をとって落ち着いてからではこういう映画は撮れない気がする。  天才はどうやって生まれるか。血の滲むような努力とありえないほどの困難に直面しなければならない。かどうかは知らないが少なくともフレッチャーはそう信じている。彼には自分の手で天才を生み出すということしか頭にない。主人公のニーマンはそれに喰らいつく。ガールフレンドを捨て練習に没頭する。彼には友人らしき人間がいない。親類をも罵倒する彼はドラムで大成することしか頭にない。それが成就するなら孤独に早死にしてもいいと思っている。だからフレッチャーのありえないしごきにも喰らいつく。彼は恐ろしい人間だが自分を高めてくれる存在と信じたからだ。この二人には我欲しかない。ニーマンは間違いなくフレッチャー側の人間と言える。普通の人間からすれば二人ともクソ野郎だ。  終盤のフレッチャーの梯子を外すような行動。恐ろしい。あんなことをされたら常人なら一瞬で消し飛ぶ。あれはしごき?それとも復讐?結果的にニーマンはありえないほどに追いつめられあのラストが生まれる。見送った父は何を思うのだろう。過保護とも言える父の抱擁から離れた後あのラストが生まれる。あのラストの後この師弟がどうなったかは知る由もないが、あの一瞬だけはあの一瞬だけは二人は望んだものを手にしたのだろう。
[映画館(字幕)] 9点(2015-04-28 02:07:59)(良:5票)
65.  6才のボクが、大人になるまで。 《ネタバレ》 
12年同じ俳優を使い撮影する。この手法がやはり特別に取り沙汰される本作。この手法がどういう効果をもたらすのか気にしながら観ているつもりだったが、いつの間にかこの世界に惹きこまれていた。  描かれるのはある少年の12年間だが基本的にはアメリカの家族のよくある風景を切り取っているのだろう。もちろん母の離婚など家族や少年にとってショックなシーンはあるがそれもじっくり描くことはせずあくまでひとつのシーンとして流される。そう。この映画ではなにげない、そしてさりげないシーンが流れていくように描かれる。断片と言ってもいい。それが素晴らしい。家族の誰かが泣いたり笑ったりする姿に反応している自分に気づく。それはこの家族のそばにいて自分も体験しているのに近いというのは大袈裟かもしれないが、そう感じるくらい感情移入できていたのだとしたら上記の手法の効果は絶大だ。  母が息子を大学に送り出す日、彼女は嘆く。「こんなにあっけないとは思いもしなかった」と。時間のあまりの早さを嘆くものだが、それは積み上げたものがあるからだろう。積み上げたのはこの映画に描かれた瞬間。いろんなものを積み上げて育ててきた息子は巣立っていき家に残されるのは自分だけ。積み上げた時間が長い人ほどこのシーンに共感するのではないだろうか。特に母親は。  「瞬間とは今」とはラストの会話。なにげない今だがくだらないものではない。それは私たちにおいてもそうだと語りかけているようだ。
[映画館(字幕)] 9点(2015-04-06 03:30:07)(良:2票)
66.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
戦車が主体の映画はあまり見たことがなく結構期待していたのだがドラマ部分は意外とありきたりな感じ。激戦をくぐり抜けてきた戦車隊に実戦経験のない新兵が配属され、戦争の現実を突きつけられながら隊員たちと心を通わせていく。しかし、それをこの監督の脚本作「トレーニング デイ」と同じく一日の出来事として描くのはちとつらい。一日のドラマとしてはつめこみ感が否めず戦争映画としてのポイントを押さえているのに浅く感じてしまう。  だが、ドイツの母娘(っぽいが従姉妹)のエピソードは意外と嫌いではない。戦争という異常な日常の中ですでに非日常になってしまって久しい平和で穏やかな食事をしたいという気持ちは共感できる。結局隊員によってぶち壊されるが童貞卒業シーンもはさまれる特殊さもあって、個人的にはこの映画のドラマの中で唯一引っかかりがあるシーンだ。まあ長いなとは思ったが。  戦車同士の戦闘シーンはさすがの迫力。戦車には全然詳しくないがタイガー戦車が恐ろしい性能を持っていることは伝わってくる。あんなのに出くわしたら生きた心地がしないだろう。人体破壊描写も凄まじく何台も戦車が踏み荒らしていったと思われる死体なども記憶に残る。  全体的に見てくれは悪くない。が、最後の戦闘があまり良くない。ウォーダディの選択が理解できない。動けなくなった戦車に立て篭もる作戦なのになぜ予備の弾薬を車外に放置してあるのかわからない。こんな感じで終盤に悶々としてしまう何かもったいない作品だ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-20 03:06:56)(良:1票)
67.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
アラン・チューリングという人物も知らないし作品の情報もあまり入れずに観たが面白かった。  エニグマの解読にここまでの苦労があったとは…、そして解読するためにチューリングが作り上げたあのマシン。まるでコンピュータだと思っていたらやっぱりそれの原型だったんですな。しかし、そのマシンに「クリストファー」と初恋の人の名前をつけるのは怪奇映画みたいな話。まあ「モンスター」と言われたのは作った本人だったが。  解読に成功してもそれでめでたしとはいかない。解読した情報の取捨選択、情よりも効率や効果を優先しなければならないところがつらい。MI6が二重スパイと知りながら泳がせていたことも驚いた。戦争とは情報戦なのだ。  しかしこの映画で印象的なのは孤独だった彼が同じ目的の仲間と出会い心を通わせても、結局孤独のまま死んでいったところだろうか。同性愛者にはあまりにも生きづらい時代。戦争という時代によって功労者にもなった彼が結局時代に殺されていく。なんともやるせない。  ベネディクト・カンバーバッチやキーラ・ナイトレイの演技も良いが、マーク・ストロングの渋い雰囲気も良い。エニグマ解読と平行して学生時代や戦後の話が何度も挟みこまれるが混乱もせず良い効果を出せていたと思う。娯楽映画としても伝記映画としても秀作な一本だ。  (それにしても公開館数の少なさはどうにかならなかったのだろうか。アカデミー賞効果で増えるかと期待したが、結局地方に住んでいる自分はいつもの3倍の時間がかかる映画館へ行くハメになった。近所の映画館がアカデミー賞受賞作を一本もやる予定がないことに絶望している昨今である。)
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-15 14:42:35)(良:1票)
68.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
おそらく今まで観たタイムスリップ作品の中でこれ以上にふわふわしたものはないだろう。ふわふわしたというのはタイムスリップの方法もそうだが劇中で繰り広げられる恋愛劇もそうだ。何か地に足が着いた心地がしない。まるで夢でも見ているかのよう。それを作り手が狙ったのだろうか。  多くの感想の中でこれは彼の妄想なのではないかという意見は興味深い。これが彼の妄想だったならこのふわふわしたものの辻褄が合ってくる。自己催眠というとんでもないタイムスリップの方法も、彼の一方的過ぎる情熱に彼女が驚くほどすんなり応えてくれることも、彼の想像の産物ならありえる。  個人的には現代に戻って来てからもう一展開あればとも思ったがこれはそういう映画ではないらしい。これは悲恋なのだ。あまりのショックに衰弱して死んでしまう彼も悲劇だが、彼がいなくなって数十年彼を探し続けていた彼女のことを想像すると気が遠くなるし切ない。  それにしてもクリストファー・リーヴはスーパーマンのイメージが強いが背が高くハンサムで笑顔もまぶしく素敵な俳優だったと再確認。ジェーン・シーモアはあまり知らなかったがとても美しくこれなら一目惚れも無理はないかなと思わせる。  ホテルの彼女の写真が撮られたシーン。素敵な瞬間だった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-12 23:24:50)(良:1票)
69.  ポゼッション(2012) 《ネタバレ》 
オカルトホラーとしては新鮮味を感じない内容。実話ベースらしいが離婚した後の家族のドラマというのもよくあるケースだ。 しかし、喉の奥から指が見えるシーンやCTスキャンに悪魔が映り込むシーンはドキッとさせられるし、父親役のジェフリー・ディーン・モーガンや娘役のナターシャ・カリスもなかなかの熱演。ベタではあるが家族が愛情を再確認するドラマはホッとするし好感が持てる。本編も短くサクッと観られるのも良いがもう少し全体の恐怖感が欲しかったというところか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-10 02:20:32)
70.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
イーストウッドの映画はいつも過剰な演出が無い。この映画もクリス・カイルという一人のアメリカ兵に起こったことを描いているだけ。ただこの人にずば抜けた狙撃の才能があって戦果を挙げたため表面的にはかなりドラマティックなものになっている。  最初に狙撃したのが少年そしてその母親というところにこの人に忍び寄るものを暗示しているように感じる。敵から恐れられ莫大な懸賞金まで懸けられ、ムスタファと呼ばれる元五輪選手の凄腕に狙われるというまるでフィクションのような物語。だがそんな彼にも戦争の闇が忍び寄る。四度の出征の中で確実に彼の心は蝕まれていく。妻は止めるが彼は聞かない。それは「羊たちを狼から守る番犬になれ」という父親の教えを守っているからだろうか。それともムスタファを殺せるのは自分だけだという自負があったのか。ムスタファを長距離スナイプでしとめ彼は帰還する。その後の子供と戯れていた犬に殴りかかるシーンは象徴的だ。子供を守るために殴りかかろうとした相手は「狼」ではない。  この映画はアメリカでは3億ドルを越えるというどこかのアメコミ映画のようなメガヒットを叩き出している。こういう題材では信じられないくらいの大成功。その反応には賛否もあるみたいだが英雄視する人、反戦映画だという人、アメリカ万歳映画だという人、いろいろな思いを持った人たちが映画館に押し寄せた結果なのだろう。  個人的には英雄を讃える作品というよりは戦争で傷ついた一人の兵士を描いた作品という印象を強く持った。PTSDの元兵士に射殺されるという最後も皮肉すぎる皮肉だ。  それにしても84歳が撮ったとは思えない作品。過剰な演出も無いが娯楽的に観られるようにもしてあって、イーストウッド作品に大きなはずれが無い(あくまで個人的な印象だが)のはそのバランス感覚によるところが大きいと感じた。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-22 16:54:16)(良:1票)
71.  プリースト
ポール・ベタニー主演でこういうアクションだと「レギオン」を思いだす。と思ったら同じ監督だった。しかし、アメリカは吸血鬼映画が好きね。吸血鬼というよりはエイリアンのような造詣だが。 冒頭に世界観の説明としてアニメーションを使っているので結構凝った作りなのかと思ったが、世界観やアクションはなんとなくどこかで観た感じのものばかりでそんなに目新しいものは無い。ストーリー的にも特に盛り上がる感じはなく平凡な出来。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-02-13 01:12:11)
72.  エクソダス:神と王 《ネタバレ》 
クリスチャン・ベイル扮するモーゼとジョエル・エドガートン扮するラムセスは兄弟のように育った二人。だがどう育ったかなどは描かれず本編が始まる。二人が対峙するシーンは何度もあるのだが二人のドラマが描けていないせいで盛り上がらない。 今この物語を映画化する意味はどこにあるのか?現代的なドラマの盛り付けもないのであれば現代のCG技術で災厄を描きたかったのか?ただその災厄シーンも別段褒めるところも無いように思える。山道を走る戦車が崩れ落ちていくシーンで眠たかった目が覚めてきたからあのシーンは印象に残ったのだろうが、あんな戦車が走れる山道って一体誰が整地したんだよとすぐにツッコミに変わってしまった。 リドリー・スコットのことだからディレクターズ・カットが存在するのかもしれない。だとしたらあの希薄なドラマ性も分からなくもないが脚本家が四人クレジットされているところを見ると脚本の完成にかなり錯綜したのでは。 どちらにしろ現段階ではこの映画を高く評価することはできない。
[映画館(字幕)] 4点(2015-02-08 02:32:03)(良:1票)
73.  今日、キミに会えたら 《ネタバレ》 
録画した中から何か観ようかなと選んでいたら誤操作で再生されてしまい「ま、いいか」と観始めた。おそらくジェニファー・ローレンスが出演しているため録画していたのだろう。邦題からスイーツ向け恋愛映画かと思ったが、意外とリアルタッチのほろ苦い恋愛映画だ。  遠距離恋愛をしている間にふたりの情熱が醒めていく様を描いているのだが、その原因が不法滞在という不法行為が発端なため少し共感が得られにくいかもしれない。まあ若気の至りというわけだが結局男女が結ばれるためには情熱だけではどうにもならないという現実を突きつけてくる。  物語はほろ苦いが映像は柔らかい感じで作品自体を重々しくしていないので比較的観やすかった。なんでもキャノンのデジタル一眼レフカメラで全編が撮影されているらしく演技と台詞もすべて即興とその挑戦的なところは買うが、個人的には一度観たら十分かな。しばらくしたら忘れてしまいそうだ。彼女のアンナを演じたフェリシティ・ジョーンズは今年のオスカーノミネートを予想されているらしくこれからの注目株か。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-01-08 01:22:16)(良:1票)
74.  ホビット/決戦のゆくえ 《ネタバレ》 
まさか竜がタイトルが出るまでに退治されてしまうとは思わなかった。当初の予定は二部作だったらしく、なるほど三部作にするために膨らませたり取ってつけたりしたエピソードがやや贅肉に感じられる。見せ場の配置に相当苦労したのではないだろうか。 とはいえ戦闘シーンは見ごたえがあるし、ロード・オブ・ザ・リングを観た後では「これくらいやって当然だろう」なんて思ってしまうかも知れないが世界観やその映像、美術はとても素晴らしい。  役者ではビルボを演じたマーティン・フリーマンが良かった。フロドのように悲壮感たっぷりではなく飄々とした雰囲気の中にも情の厚さや勇気が垣間見れる演技がいい。ロード・オブ・ザ・リングの出演者も多数いるが彼らの印象が変わらない内にシリーズを完成できて良かったと思う。  しかし、膨大な量の財宝とはいえあんな簡単に目を曇らせてしまうトーリン。彼の手にひとつの指輪が渡っていたら一瞬で闇の部分を見せてきそうだ。やはり指輪がホビットの手に渡ったことは幸運なことだったと改めて思ってしまった。
[映画館(字幕)] 7点(2015-01-01 05:03:45)(良:1票)
75.  ベイマックス 《ネタバレ》 
あまり情報を入れずに観た。オタク要素をかなり詰め込んでるのにここまで間口の広い作品に出来るのはさすがディズニーだ。舞台は架空の都市らしく日本要素がところどころに散りばめられているが、あまり必然性は感じられなかった。普通のアメリカの都市を舞台にしても違和感は無いだろう。  ベイマックスはマスコットとしてもキャラクターとしても良く出来ていてひとつ自分の家に欲しいくらい。映像もアクションも素晴らしく飛行シーンは爽快だ。発明品のデザインも洗練されていて仲間たちが使う装備も目に楽しい。  気になったのは主人公の仲間になる四人の描きこみが物足りないところか。良キャラになりそうなキャラばかりなのにもったいない。ラスト彼らはヒーローを続けているようだがその必要性があまり感じられないのはそういった描きこみが足りないせいだろうか。  まあそれらが気になっても感動させられてしまったわけだが、個人的には同じヒーローものなら「Mr.インクレディブル」の方が好み。 大人も子供も感動できる良質の娯楽作。冬休みに家族でどうぞ。 
[映画館(吹替)] 8点(2014-12-31 05:06:09)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS