1141. ゴッドファーザー PART Ⅲ
因果応報の殺戮が只管展開されていくだけなので、あとは「見せ方」が問題となるわけだが、ちょっと過剰演出かなという印象。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-03-09 01:23:59) |
1142. リービング・ラスベガス
仕事と家庭の両方に失敗したら、全てを許してくれて文句も言わない娼婦のヒモになって酒三昧の日々。そんな恵まれた逆転人生はリアリティーがなくファンタジーでしかない。という意味では、ある種の「男の夢」を見させてくれる作品ではあるが、映画作品としては冗長で中身がなく、それを延々と見せられてもねえという感じ。こういうのは体験するものであって、第3者的に見るものではないんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-01-01 18:21:50) |
1143. 若草物語(1949)
94年版は中々よかったんだが、比較するとどうしても古臭くて仰々しい。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-05-29 16:14:45) |
1144. リオ・ブラボー
武力的には劣勢なんだが、保安官という権威の威光が効いているせいか、それなりの余裕があって追い込まれている感じでもないので、緊張感が欠如してしまって全体的にノンビリしている印象。ヒロインの雰囲気はよかったが。パターナリズム的なジョンウェインの良さがわからないのと、そもそも西部劇が苦手なので評価の高い本作でそれらが覆るかと期待したんだがダメだった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2021-05-02 15:51:55) |
1145. ガス燈(1944)
《ネタバレ》 精神的に追い詰められている過程はそれなりに見応えはあるものの、ストーリーになんのヒネリもないし、結局は宝石欲しさというしょうもない動機で拍子抜け。宝石盗むのになんでこんなに手の込んだ事する必要があるのかと。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-23 18:06:24) |
1146. トゥームストーン
カート・ラッセルがミスキャストな感じがして終始違和感があった。 [地上波(吹替)] 4点(2020-12-30 15:32:15) |
1147. ザ・エージェント
カネよりも理想(誠実さ?)を求めて苦労するものの、最後はハッピーエンドな男女の話だが、予定調和的でイマイチ盛り上がらず。恋愛要素は余計だったかな(TV放映で30分程度カットされているせいか2人が不仲になる理由がよくわからなかった)。もっとビジネスストーリーに特化した方がよかったような。見方を変えれば仕事と家庭の両立というかバランスを問う作品でもあるんだろうが。まあ、邦題の付け方にも問題がある気もするが。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2020-12-24 17:51:33) |
1148. 華麗なるギャツビー(2013)
74年版は見たし、原作も既読。特に作品に思い入れもなく、なんで原作が評価されているのかもわからないのだが、WWⅠ後の好景気の「派手派手しさ」を映像的に表現する事には成功しているとは思う。原作の世界観にマッチしているか否かは意見がわかれるだろうが。まあでも相変わらず救いがなくて、ドンヨリするな。 [地上波(吹替)] 4点(2020-12-24 17:29:29) |
1149. シルバラード
ケヴィン・コスナー目当てで見た。役者が相当カッコよければ別だが、基本的に西部劇って日本人ウケするとは思えない。でも好きな人は好きだよねえ。自分は勧善懲悪なら東映任侠が好きだけど。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-19 18:16:05) |
1150. クレオパトラ(1963)
エリザベス・テイラーは当時30ぐらいか。貫禄ありすぎで50ぐらいに見えるが。で、特に美人とも思えずイマイチ説得力が・・・。実際のクレオパトラも美人かどうかは諸説あるようだし、たかが50年程度でも美の基準は変わるという事なのかもしれないが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-15 20:16:00) |
1151. 地上最大のショウ
サーカスの実態に迫っているというテイストはあるものの、全体的には古き良き?アメリカ映画という印象で、さすがに2020に見ると古臭さは否めない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-12 23:28:43) |
1152. エアポート’75
パイロットがダメになってCAが操縦する系という意味では『乱気流/タービュランス』と設定が同じだが、比較するとこっちの方がかなりノンビリしていて盛り上がりに欠ける印象。客もあんまりパニクってないし・・・。CAに魅力がないという点は似ているが。 [地上波(吹替)] 4点(2020-11-11 16:59:38) |
1153. リバー・ランズ・スルー・イット
兄の自伝とされる原作は未読だが有名なようで、所謂「詩的な表現」が随所にあるのだろうと推測する。その映像化への挑戦なわけだが、ある種の「宗教的台詞」を盛り込みつつ原作への敬意は感じられるものの、結果的には映像化に失敗したというかそもそも映像化には不向きな作品なんだろう。優秀な兄と自由な弟というのは使い古されたステレオタイプな形式ではあるが、『エデンの東』のようなヒネリもなく、よき兄弟・親子関係のまま物語は終了してしまった。回想する当人にとっては思い出深い話なんだろうが、もうちょっと兄弟を取り巻く人間が兄弟関係に揺さぶりをかけないと見ている方にとっては退屈でしかない。綺麗な自然の映像が見たいなら紀行番組で十分なわけで。ブラピは弟キャラを上手く演じていたとは思うので見所はそれぐらいかな。もうちょっと屈折しててもよかったと思うが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-03 18:58:19) |
1154. OK牧場の決斗
ガッツ石松のおかげ?で有名な本作だが、カーク・ダグラスはカッコイイものの、内容的には退屈。娼婦役の言動がどうしようもないのが印象的。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2020-10-25 12:58:54) |
1155. レイジング・ブル
スポーツ選手は概ね20代後半でピークを迎えて30代で引退する。その後は指導者になるか、タレントになるか、水商売やるか。普通の選手だったら会社員もあるだろうが、TOPを極めると普通の会社員はやり難いだろう。それを「転落」と呼ぶのかどうかは議論があるだろうがTOP選手の宿命ではある。よって、本作はそういうありがちな話を映画化しただけで、有名な選手ではあったようだしDV癖があったという事に特徴はあるものの、コレといったドラマもなく全体的には退屈ではある。デニーロが太って役作りした事はそれなりに評価はするが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-03 17:38:34) |
1156. パニッシャー(2004)
シリアスなのかコメディなのか、バイオレンスなのか知能犯なのか。なんだかよくわからない中途半端な作品ではあるが、好意的に見れば幕の内弁当的な何でもアリアリの作品でもあり満足する人もいるだろう。悪役のジョン・トラボルタもヘナチョコでパンチ不足。アパート住民は皆個性的でよかったので、この拠点をベースとした表と裏の顔みたいにすればメイハリがついて面白くなったと思うが。 [地上波(吹替)] 4点(2020-09-25 23:54:52) |
1157. グラスハウス
《ネタバレ》 やけに裕福そうな養父母が妙に怪しく気味悪く、原因は何なんだろう?と気になりつつ興味をもって見ていたら、まさかの100万ドル程度の借金返済のカネ目当てというしょうもない動機で、なら家売ってやり直せよ!とツッコミたくなった。姉弟の幼く拙い抵抗は、それはそれで危うさがあり、それなりの緊張感はあったが。それにしてもダイアン・レインがなんでこんなヘンテコな役を引き受けたのか不可解で仕方ない。 [地上波(吹替)] 4点(2020-09-23 16:32:08) |
1158. ザ・スナイパー(2006)
《ネタバレ》 交通事故で身元がバレちゃう殺し屋ってどうなのよ?というツッコミから物語がスタートし、そこから「追いかけっこ」が展開するわけだが、追いかける側の殺し屋仲間に魅力がなくて馬鹿っぽいし。で、話の中心は逃げる側になるわけだが、キャストのせいか安心感が漂ってしまって緊迫感が薄い。モーガン・フリーマンが仲間に殺されるという危機感がなく助けに来てくれていると信じているのも少々オメデタイというか。 もうちょっと追いかける側を強力にして、逃げる側に危うさを持たせてバランスとればよかったのにと思う。また背後にある政治マターの陰謀も描き方が弱くて「巨悪」感の印象が薄い。結局モーガン・フリーマンは悪人になりきれないだよね。冷徹な殺し屋として悪人を演じれば意外性があってよかったんだが、本人が承諾しないんだろうか。 [地上波(吹替)] 4点(2020-09-19 23:20:00) |
1159. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 今日は911だがそれに合わせての放映なのか911後も続く復讐の連鎖の話。当時はまだビンラディンが生きているという状況だったので復讐熱が高くこういう作品が作られたのかもしれない。内容の方だが、出だしのテロシーンは迫力あるし、政治的問題も絡んできて期待が持てたのだが、現地に着いてからは各々のスペシャリストを派遣したにも関わらず、ロクな捜査もせずに銃撃戦で決着つけるという平凡な展開。手振れカメラも見難くて仕方ない。もうちょっと各々の特性を生かした捜査や謎解き、敵対者との心理戦みたいなものがあった方が見応えあるし、オマケ程度に大使は出てくるものの国際政治も絡めた外交関係の描写がもっとあってもよかったのではないか。FBIがあっさりとサウジに受け入れられて現地の判断だけでこれほど好き勝手に行動可能な事に違和感もあった。FBIに協力したサウジの警察官の存在感も薄く、結局は「アメリカの正義」を強調しただけの作品にしか思えなかった。 [地上波(吹替)] 4点(2020-09-11 17:54:47) |
1160. 20センチュリー・ウーマン
監督の実体験に基づいているようだが、俗な言い方をすればひと夏の経験として15歳の少年に性教育をする話。高尚な言い方をすればフェミニズムを教え込む話とでも言えばよいだろうか。基本的には女性向けで、米国現代史や女性史にある程度の知見が必要だし、70年代の西海岸の田舎町の雰囲気を理解するのは困難でもあり、内容的には日本人向けではないように思える。少なくともコメディとは思えないのではないだろうか。 このような特殊性の中から普遍性を見出すとすれば、母ひとり息子ひとりの親子関係という事になるのだろう。当然の事ながら人は自分の生きた時空しか体験する事ができないし、例え時空を同じく生きたとしても世代によって価値観も異なる。母には母の生きた時代や価値観があるだろうし、息子には息子の生きる時代や価値観があるだろうし、そういった「ズレ」のようなものは感じるし、2人の「教育係」の女性が媒介役になっているのだろうが、基本的に男不在・男排除している事に偏りがあるし、イデオロギー色が強くて説教くささを感じる部分が多々あり、その分ドラマ性には乏しくて共感までには至らなかった。 [地上波(字幕)] 4点(2020-09-08 11:30:25) |