1441. 真夏の夜の夢(1935)
お目当てジェームズ・キャグニーはけたたましいだけで初めて魅力を感じられなくガックリ。物語もけたたましいだけで全く興に乗れず、パックのこましゃくれた超絶けたたましさにとどめを刺されました。誰やこの鬱陶しいガキ(ゴメン)はと思ったらミッキー・ルーニーだったとは。主役と見紛う出しゃばり加減に、スタッフ・キャスト誰も何も言わなかったのだろうかと思うところです。本作で映画デビューしたオリヴィア・デ・ハヴィランドに加点。 [DVD(字幕)] 3点(2021-08-17 01:42:22) |
1442. アリス・スウィート・アリス
《ネタバレ》 ブルック・シールズ12歳デビュー作と言うことで鑑賞。カレンはまさに可憐な美少女、別次元の美しさ。あっという間に退場してしまい呆然。ブッサイク(ゴメン)なアリスの「コラッ! 大人を舐めとったらアカンで、この・・・以下自粛」あまりの性悪さ加減に、実はこのガキは無実で真犯人はカレンではなかろうかと思い始める。いまいち話が分かりづらい、モヤモヤしているところでの犯人ご登場に「アンタ誰?」戻して調べ「あぁ、アンタか」動機不明で結末までグダグダ。「赤い影」もつまらなかったですが、「黄色いコート」もしょうもないオハナシでした。ブルック・シールズでなければ闇に消え去ってたであろう激駄作です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-21 01:59:41)(笑:1票) |
1443. パララックス・ビュー
《ネタバレ》 当時に観たいと思ってから半世紀近く経て念願の鑑賞。個々人の背景、感情を一切取り除いた脚本に全く盛り上がれません。ヒューム・クローニン(当時は知る由もなかった)が退場してからは退屈の極みといったところ。サスペンスの皮を被った難解芸術モノ大ハズレ作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-16 01:18:13) |
1444. アメリカン・ジゴロ
《ネタバレ》 大の苦手であるリチャード・ギア出演と知っていながらの鑑賞理由は、私のテンション爆上がり曲 Riding High が本作主題歌 Call Me のパクリであるかどうかの確認。パクリでした。ビックリです。イキッてペラッペラな男娼役ははまっており、スッポンポンでアソコもボカシ無く丸見え(驚)(思わず一時停止しそうになったのを、確認無用! 踏み止まる)姿も披露しておりました。サスペンスのサの字も無い殺人事件ネタは丸ごとカットで良かったかと。予想通りで落胆も無い凡作です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-12 03:07:20)(笑:1票) |
1445. 夜霧の港
クロード・レインズ、ジャン・ギャバン、トーマス・ミッチェル共演で、こんな愚作を見せられるとは。お粗末過ぎる脚本は原作もお粗末なのだろうか。こんな作品でもキッチリ仕事している3人は流石の名優と言えますが無駄遣いもいいところ。レインズ台詞「クタクタになって帰ってくる亭主の為に家はバーよりも魅力的な場所であるように」で、「ハァ?」「結婚7回レインズの素で思うところだろうか?」印象に残ったのがこれだけというガックリ・グッタリな作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-10 19:46:10) |
1446. キリマンジャロの雪(1952)
「ダーウィンが来た」「野生の王国」に恋愛模様をくっつけたような作品。豪華俳優でありながらご都合主義な展開にピクリとも感情高ぶらず。あぁ残念。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-07-04 23:22:49) |
1447. 悲しみよこんにちは
原作未読、デヴィット・ニーヴン、デボラ・カー目当ての鑑賞。こましゃくれたガキと見てくれだけ爽やかな下衆の極みオヤジが鉋屑が燃える如きのペラッペラなやりとりを延々と繰り広げているのに、野暮を承知で「因果応報」の四字熟語を贈りたい。オットー・プレミンジャー独り善がりの愚作にデボラ・カーが出演した理由を知りたいところであり、デヴィット・ニーヴンも仕事選んでと言いたいです。 [DVD(字幕)] 3点(2021-05-21 01:46:10) |
1448. 危険な場所で
どこが危険な場所だったのか。呆れる脚本ではロバート・ライアンをもってしても感情の高ぶり皆無な驚きの凡作。 [DVD(字幕)] 3点(2021-05-13 23:56:16) |
1449. カルメン(1948)
原作未読、オペラ未鑑賞。「ギルダ」の両人出演と言うことで気乗りしないままでの鑑賞。グレン・フォードは哀れとしか言いようのない男を好演しており嬉しい見込み違い。 情欲が甚だしく 常軌を逸した行動をとる人=色〇狂、並びに、品行が悪く厚かましく卑しい女=アバ〇レ 以外の何者でもないカルメンを演ずるリタ・ヘイワースは「魔性の女を見てね」と力演しているのでしょうが、唾吐きまくりの観るに堪えない姿にウンザリでした。製作にも名を連ねているのならもう少し何とか出来なかったものかと言いたいです。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-17 02:20:44) |
1450. ヨランダと盗賊
基本、アステア作品に脚本の質は求めないのですが、ファンタジーであっても守護天使を絡めた設定展開の幼稚さに白け返る代物です。それを補う筈のダンスシーンも、間引運転・徐行運転状態で萎えるばかり。興行収入惨敗でアステアが引退宣言をした(後に復帰)というのも頷ける残念な作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-05 13:42:29) |
1451. ナイト・アンド・ザ・シティ
《ネタバレ》 1950年版が未見状態で本編だけを観ればペラペラ喋り倒すデ・ニーロの持ち味が良く出た可もなく不可もなくと言ったところ。しかしながら、エンドロール冒頭での「ジュールズ・ダッシンに捧ぐ」にこんなのを捧げないで欲しいと言いたいです。とりわけラストでのデ・ニーロのテヘペロ感が腹に据えかねます。 [DVD(字幕)] 3点(2021-03-28 03:39:42) |
1452. ゴスフォード・パーク
高貴なのは生まれた家柄で中身はゲスな貴族達と人の悪口しか話題の無いゲスな使用人達のくだらないハナシを延々と聞かされて、グッタリ。「いつまでやっとんじゃい!」降ってわいたような殺人事件も何のインパクトも感じず。豪華俳優陣でありながらの体たらくの責任は誰にあるのだろうか。再見してみたいとは露ほども思えない愚作。 [DVD(字幕)] 3点(2021-01-02 02:25:24) |
1453. 上海から来た女
お話が箸にも棒にも掛からぬ酷さです。展開が何の話なのかサッパリ分からないダラダラ模様。中途から分かったあとも「何でそうなるの?」オンパレード。鑑賞後に1時間カットされている事を知りました。全て観たとしても登場人物全員が内面の葛藤皆無なので面白くなるとは到底思えません。監督の画作りの才能と作品の出来のアンバランスさが際立つ一品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-12-29 02:25:43) |
1454. キャビン・イン・ザ・ウッズ
《ネタバレ》 お金がかかっていない作りに比例した安い物語。不穏な気配は単に思わせぶりなだけだった結末。好評を得ている「キャビン」(未見)の原題を邦題にしているあざとさにに見合った愚作。 [インターネット(字幕)] 3点(2020-10-05 12:07:35) |
1455. ニューヨーク・ニューヨーク
冒頭シーンのお祭り騒ぎが理屈抜きで胸糞悪い。「何時までやっとんじゃい!」辟易したナンパシーン、某作品同様のド腐れ屑キャラぶりがデ・ニーロの名演相まって我慢の限界を超えリタイア(し・つ・こ・い・death 怒怒怒怒怒) ライザ・ミネリのパフォーマンス見たさに数週間経って続きを。 ありがちなストーリーでジミー・ドイルはカスのまま。監督ならではのダラダラ展開。もう、へとへと、何度も一時停止。 母の遺伝子を受け継いでいるのがありありと分かるラストのライザ・ミネリの華やかさに我慢に我慢を重ねた鑑賞が報われた作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-10-04 02:40:22) |
1456. ガープの世界
ガープの母親への胸糞悪さが最後まで付いてまわり、ハナシの展開に付いてゆけない。「何でそうなるの?」 ロビン・ウィリアムズの持ち味が感じられない点も併せて観ていてグッタリさせられた作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-07-20 16:11:57) |
1457. ゲット・アウト
《ネタバレ》 予備知識ゼロ。「招かれざる客」(傑作)「スケルトン・キー」(秀作)のいいとこ取りを狙ったかのような本作。中途半端感で萎えてしまいます。脱出劇に至っては馬鹿馬鹿しくてポカーンと眺めておりました。一生懸命伏線を張り巡らしているものの、それだけでアカデミー脚本賞というのが驚きです。どことなくふてぶてしさを感じるダニエル・カルーヤ。彼が悪役として白人の体を乗っ取る筋立てのほうが盛り上がった気がします。 [DVD(字幕)] 3点(2020-05-21 00:54:33) |
1458. フューリー(1978)
カーク・ダグラスがジョン・カサヴェテスに復讐を果たし息子を奪還するサスペンスものとしてワクワクしたのですが、とんだお門違いでした。お目当ての一人チャールズ・ダーニング登場後間もなく寝落ちに。どうにか完走出来たものの無茶苦茶な脚本に開き直ったかのような監督の悪乗り映像に白けます。極めつけの宙を舞うカサヴェテス生首に+3点。 [DVD(字幕)] 3点(2020-04-17 15:32:20) |
1459. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ディカプリオ、ブラピ共演、ブラピオスカー受賞以外の知識無く鑑賞。タランティーノ監督というのにレンタルを後悔。パチーノの気色悪い・・・もとい、珍妙な出で立ちに絶句。1969年に於いて隣家がポランスキー夫妻という設定でシャロン・テートの天真爛漫な描写に、あの惨殺事件をこの監督が描くのかと思うと鑑賞リタイアするだろうとゲンナリ。ディカプリオから時代の変化に適応してハリウッドで生き残る事のとてつもない難しさを観たものの、ブラピからは何も感じられず、ダラダラした展開にウトウトしそうに。ラストの暴力描写は監督の持ち味が出ており何時もなら舌打ちするのですが、妊娠8ヶ月(男児・この子だけは助けてと哀願する)の母子もろとも切り裂いた、ど腐れ外道糞鬼畜犯を思うと「こうしてやりたい」と思った人は居るのだろうとしんみりさせられました。ビックリが満載の作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-02-19 16:39:47) |
1460. ロスト・マネー 偽りの報酬
辛気臭くテンポ悪く突っ込み所しかない無理筋な展開。アクション、ドラマ、どっちつかずで、監督の空回り感が激しい作品。リーアム・ニーソンは気色悪くて目を背けてしまったのは残念なところ。ダニエル・カルーヤ、エリザベス・デビッキ、コリン・ファレル(お久しぶり!)に1点ずつ。 [DVD(字幕)] 3点(2019-12-26 10:17:06) |