1561. 魅せられて(1996)
ベルトルッチ監督でアイアンズ夫妻が出てるというので、期待は物凄く大きくて、途中も、ん?、ん?と思いつつ、「ここから面白くなっていくんや」と自分に言い聞かせていました。結局、「ん? 終わってしもた・・・」こんなリヴ・タイラーのプロモーションビデオの如き作品を見せられて、人に裏切られるのと同様、作品に裏切られるのもツライと感じました。↓の方のおっしゃる通り、自分なら自分の性経験をあんたらに気安く話す筋合いはない、ほっといてんか!と言ってるでしょう。 1点(2004-08-25 00:51:32) |
1562. ラブ・アクチュアリー
何処にでも誰にでもある人を愛する思いを、イギリス映画ならではのユーモアたっぷりに描いた洒落たストーリーで、観終わった後ほっこりとした気分になりました。旦那と一緒に観ましたが、大昔に、プロポーズされた時の事を唐突に思い出してしまいました。初心に帰るという事で、結婚○○年のご夫婦にお薦めできる作品に感じます。一番楽しみにしていた大ファンのローワン・アトキンソン。アラン・リックマンとの競演は期待以上で大満足でした。 8点(2004-08-24 23:35:30) |
1563. シカゴ(2002)
共感できるストーリーがあってこそのミュージカルで、そもそも映画は生きていくための糧の一つであると自分は考えています。自分は悪役好きですが、品も知性も皆無で、恥を知るという事を知らず、畜生でも持っている可愛さも無いゲスな登場人物達にはヘドが出ます。彼らが織り成す下らんストーリーを、編集した歌と踊りと音楽でギトギトに飾り立てた「馬子にも衣装」のような作品に感じました。何とかこぎつけたラストで、二人が下品に踊る姿に喝采を送る観客のシーンを観終わった後の腹立たしさといったら、これ程胸がむかついた作品は今の所これだけで、0点の評価にさせて頂きます。これを作品賞に選んだのはアメリカというお国柄が実に良く出ていると思いました。 0点(2004-08-22 01:21:24)(良:1票) |
1564. トゥームレイダー2
体力の衰えを痛感する自分にとって天下無敵のララ・クロフトを見てため息が出ました。あんなに人を殴れれば気持ち良いでしょうね。鮫まで殴って。自分にはあの鮫が色んな人の顔に見えました。 3点(2004-08-22 00:22:09) |
1565. ダイ・ハード3
悪役好きの自分にとって、アイアンズ演ずるサイモンにとっても期待していました。冷酷さ、スマートさは申し分なしですが、残忍さが弟ハンスに比べて決定的に足りなかったです。ラストのマクレーンとの対決も何ともあっさりしていて、ハンス以上の散り様を期待していたのにガッカリしました。サイモンとハンスのツーショットの回想シーンがあれば、自分のもともと少ない理性は完全になくなり10点満点だったのですが・・・ 5点(2004-08-22 00:06:35) |
1566. ユー・ガット・メール
ラストのキャスリーンの台詞は「えーっ? ホンマかいな?」と感じましたが、そこそこ良い作品でした。余談ですが、メールでのやりとりは、色々な事を思い浮かべながら、言葉を選び、時間をかけて考えに考える楽しさがあります。会って目の前にした時は、楽しさに思考は余り働かず、自分の地が出てしまいます。自分の地を向上させるべく日々の精進の大切さを痛感します。 6点(2004-08-15 18:18:53)(笑:1票) |
1567. ニューヨーク 最後の日々
仕事・趣味・家族(もしくは友人)の三つが程よいバランスを保つのが大事だなあと感じさせられる。体も心もズタズタ・ボロボロでありながら、彼女に「私はタフだ」と強がる姿は男らしいが痛々しい。イーライにとって仕事は苦行でしかないようだが、良い仕事をするにはもっと楽しんで仕事を受けて立たなければ。途中からラストは予感でき、その通りだった。このような役もこなすパチーノは流石の一言。 7点(2004-08-15 13:19:49) |
1568. ダンジョン&ドラゴン
結局、伝説の杖って必要あったのか?このストーリーは酷い。正義の面々も貧弱で魅力無しだし、迷宮を進むっていっても僅かだし、つまらなかった。ダモダーに1点と、何時もの狂乱を心の奥底に秘めた紳士ぶりとはうってかわって、見るからに狂乱丸出しで「こんな役もやってみたかったぁ」とばかりに、楽しそうに絶叫しているアイアンズに2点。 3点(2004-08-11 23:42:53) |
1569. シー・オブ・ラブ
惚れた彼女が犯人か否か、適度にハラハラさせてもらった、そこそこのストーリーでした。エレン・バーキンは伸びた前髪の如く見ていてイライラうっとおしくて苦手ですが、パチーノが一緒でしたので何とか我慢することが出来ました。こういうリラックスしたパチーノの演技は見るほうもリラックス出来ました。ジョン・グッドマンいい味出していました。 7点(2004-08-01 17:18:54) |
1570. 007/ユア・アイズ・オンリー
自分の中で007シリーズ最高の作品です。当時、劇場で観て、母と二人「面白かったなぁ」と言いながら帰ったのを覚えています。23年振りに観ましたが、やはり面白かったです。主題歌が最高で007と言えばこの曲が浮かびます。「そんなアホな」という、けったいな小道具が一切出て来ず、ヘリコプター・車・スキー・海上・クライミング、どれも手に汗にぎるシーンばかりで、ボンドの不死身さを見せてくれるのが好きです。スタントチームの最高の仕事に敬意を表します。キャロル・ブーケは、「この世にこんな美しい人が居てるんやなぁ」と見とれたものです。ギリシアの風景も美しいです。ラストのボンドとロシアの将軍とのやりとりは忘れていましたが、「ホンマにその通りや」良い事言っています。悪役好きの自分にとって三人とも物足りなかった事だけ残念です。 8点(2004-07-28 04:54:34)(良:1票) |
1571. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
子供の付き添いで観ました。原作も読んだ事ありません。アラン・リックマンとエマ・トンプソンとゲイリー・オールドマンが出演しているのには「何で出てんの?」と仰天でしたし、失いそうになる意識を何度も呼び覚ましてもらい、最後まで観賞できました。相変わらずイギリスの曇り空は美しいと感じました。 5点(2004-07-25 18:00:59) |
1572. 日の名残り
《ネタバレ》 執事たる者、女中頭と恋に堕ちてはならない、主人に自分の主義主張を口にしてはならない。執事としての信条を貫き通したスティーブンスですが、機械の様に無感情ではなく、人として湧き上がる感情を自ら淡々と押さえ込む様子を観て、悲しくなりました。中でも、恋愛小説をケントンに無理やり取り上げられるスティーブンスの姿、あの右手は動かなかったのか動かさなかったのか、は胸が痛くなる忘れられないシーンです。ダーリントン卿の最期を、バスで去ってゆくケントンを、それぞれどのような気持ちで見送ったのでしょうか。ケントンが「愛しています」と自分から一言も口にしなかったのは、執事というものを理解し尊敬していたからなのでしょうか。二人の見事な演技を観終わった後、いろいろな事を考えさせられ、自分なりの答えがまだ見つからない作品です。 8点(2004-07-18 21:17:13)(良:2票) |
1573. ラスト サムライ
アメリカ人が描いた武士道は、このあたりが精一杯なのか。自分を律し、日々黙々と精進を重ね主君に仕え、事が起これば主君のため命を捨てる覚悟で臨む。真田広之、福本清三から、これぞ武士道というものが窺われたが、肝心の勝元の覚悟が曖昧だったのが残念。出陣の時、沿道から黙って頭を下げて見送る者達の姿は武運を祈りつつ最後の別れになるかもしれないという覚悟が感じられるとても印象に残るシーンだった。 5点(2004-06-10 20:46:23) |
1574. アマデウス ディレクターズカット
大好きなモーツァルト。全て聴いていないが、優雅で不自由のない生活を送る中で、幼少の頃から数々の名作を作り出した貴族と思っていたのが、音楽以外の事は子供並みの無邪気さと、お金に苦しむ姿は意外だった。神に類い稀なる才能は与えられたが、あまりに早く召されてしまったのは幸せだったのか不幸せだったのか。音楽を心から愛するが故に嫉妬に苦しむサリエリには胸が詰まる。敵わないと認めるのは辛い事だけど、認めた上でたとえちょっとでも近付けるために出来る事をやるという様に考えれば楽になれたのではないだろうか。 8点(2004-04-14 22:16:36) |
1575. ローマの休日
絵に描いた様な美男美女が演じるラブストーリーの王道と呼べる作品。成就しないと理解していても、人は恋をしてしまう。切なさがたまらない。この歳になって初めて観た作品で、グレゴリー・ペックにのたうちまわってしまった。 10点(2004-04-07 07:40:10)(笑:2票) |
1576. 恋愛適齢期
ニコルソンとダイアン・キートンのキャスティングは絶妙。色気が漂う名優が演じる、恋愛について知り尽くしているはずなのに、初恋のような青い気持ちがあらわになる姿を見て、心がときめく想い、恋心、ベッドで愛し合う事に年齢制限はなく、歳はとってしまうものでなく重ねてゆくものなのだという事を感じさせられる。 8点(2004-04-05 22:07:51)(良:1票) |
1577. 訣別の街
《ネタバレ》 どんな世界でも若い駆け出しの頃は、理想に燃え夢を抱くものだが地位が上になればなるほど、清濁併せ呑む事が必要となってくる。超えてはならない一線を超えてしまい、息子のように思う補佐官から引導を渡され、もはやこれまでと腹を括った市長。ラストのパチーノは圧巻で台詞の一つ一つが心に残る。補佐官は今後どのような政治家になるのだろうか。自分はパチーノの抱擁シーンが好きだけれども、この作品のジョン・キューザックとのシーンが一番好き。ミュージカル大好きのアンセルモ役のダニー・アイエロも素晴らしく、地味だけれども見応えのある作品。 8点(2004-04-01 00:19:07) |
1578. マイケル・コリンズ
大国のむき出しのエゴが憎悪とテロを呼び、テロが暴力と憎悪を呼ぶ連鎖はどちらかが一人残らず全滅するか、双方に共存してゆく道を目指す指導者が現われない限り終わりが来ないと思う。リーアム・ニーソンが出演していた『ミッション』に「力が正しいのなら、この世に愛は必要なくなる」という台詞があったが、絵空事の考えなのだろうか。 7点(2004-03-07 23:40:40) |
1579. 恋の闇 愛の光
ロバートの成長を描いているようだけど少しも心に響いてこない作品だった。メグ・ライアンの心境もよく解らなかったし、ヒュー・グラントも気持ち悪い奴にしか見えなかった。 3点(2004-03-06 07:42:29) |
1580. リクルート
最近、疲労困憊の役が続き、年齢的にそういう役しか回ってこないのかと心配していたので、この作品のパチーノを観てパチーノはこれでなくてはととても嬉しかった。この道何十年、全て知り尽くしている者が青いにいちゃんを手玉にとるくらいわけは無いとたかを括っていたのが足もとをすくわれる話でパチーノの目が変わってゆくのが見応えがあってさすがの存在感である。 7点(2004-03-01 00:29:55)(良:1票) |