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1.  真昼の決闘
「お前達正気か?」と市民の不甲斐なさに憤りつつも何も出来ずにうつむく老人。一人だけと知ってなんとか言い訳を作って逃げようとする元仲間。逃げる女とついていく女。責務を果たし終えた主人公の清々しい姿。主人公の精神を受け継いでいくであろう少年。文句無し。素晴らしい映画でした。
10点(2003-12-17 20:32:20)
2.  アザーズ
あらゆる面でよく出来たホラー映画だと思いました。豪壮なゴシック洋館のムードをここまで活かしきったのは見事。 光を浴びれない子供達の描写は、どこか子供時代のノスタルジー…台風前夜とか、夏休みの夜更かしとか…を刺激するものがあって良かったです。 同じオチで有名なシャラマン監督の映画がありますが、あっちはこのオチが無くても物語が成立するのに比べ、こちらはあらゆる要素がオチに収束される。密度の高いシンプルな構造美。映像的美しさも相まって個人的にはこちらに軍配です。
[DVD(字幕)] 10点(2003-11-29 01:52:09)
3.  1917 命をかけた伝令
舞台となるフランス片田舎の幻想的な風景が美しい。 泥だらけの塹壕、霧立ち込める桜満開の農家の廃墟、迷宮のような残骸都市での逃走劇、渓谷の激流に呑まれて滝を落下、森林に響く美しいバラッド(英国民謡)、目にも鮮やかな白い戦場の最前線・・・緊迫感に満たされながら質の良い精神旅行を堪能した感じ。構造がシンプルな分、各々の行動やセリフも感動的で良。 ワンカット技術はもちろん凄いですが、それよりも「激突!」「T1」「ラン・ローラ・ラン」などに連なる「ひたすら逃げる・走る系アイデア一発もの」として高評価です。 007シリーズでこの監督大嫌いだったんですが、この作品はとても良い。監督業にも題材の得手・不得手が有るんですかね。 しかし相変わらずの野暮ったい邦題はどうにかならないのか…。
[DVD(吹替)] 9点(2021-05-15 08:03:07)
4.  ホドロフスキーのDUNE
「エル・トポ」「ホーリーマウンテン」など神級カルト作品数点を遺して一時期シーンから消えたホドロフスキー監督。アイデアが枯渇しきったか、あっちの世界に逝ってしまったか・・と勝手に想像していましたが、実は映画史を塗り替えるようなとてつもない作品を企画し、惜しくも挫折していたそうで。その経移をドキュメンタリーで描いたのが本作。 制作チームとして出てくる名前が凄い。メビウス(漫画家=コンテ)、H.G.ギーガー(美術)、ダン・オバノン(特殊効果)、ピンク・フロイド(音楽)、マグマ(音楽)、サルバドール・ダリ(画家=出演)、アマンダ・リア(ダリの愛人=出演)、ミック・ジャガー(出演)、オーソン・ウェルズ(出演)等々・・ 「スターウォーズ」以前の映画史上初のスペースオペラであり、幻の大作となった後も、精緻に造られた企画書や引き抜かれた制作メンバーを通じてSF映画史に多大な影響を与え、この企画無しにはその後の「スターウォーズ」「エイリアン」「ブレードランナー」と連なるSF大作の潮流は存在しなかったという。・・このような誇大妄想狂の与太話のような話が、関係者のインタビューや膨大な資料を通じて語られていきます。 当時破格の1500万ドルという予算と12時間(!)という上映時間により、どの映画会社も難色を示し、結局企画は幻に終わる。(監督は「時間が長すぎるというなら分けて上映しても良かった。スターウォーズなどのシリーズものの先駆けだ」と仰ってます。) 膨大な借金返済の為に原作映画化権等々を売り渡す事になってしまい、デビッド・リンチ監督での映画化(砂の惑星)が決まった時には監督は廃人同様だったそうな。でも「映画を観ている内にみるみる元気が湧いてきた。何故ならあまりに駄作で大失敗は間違いないから。これは人として当然の感情であろう。」との事。 これは本当に観てみたかった。当時もう少し勇気ある映画会社さえいれば・・と思います。当然監督は、芸術と対峙する「会計士である」映画業界の現状への批判も痛烈に展開。  極私的には、シュールな連想ゲームのようなダリとの出演交渉や、ダリから「彼は才能がある」と当時全く無名のH.G.ギーガーを紹介され、ギーガーと会った時にたまたま見たマグマのライブに衝撃を受け、彼等もチームに引き入れる事とした・・という辺りの流れが興味深かったです。(マグマのクリスチャン・ヴァンデのインタビューもあり。)ギーガーがマグマのジャケットを手掛けたのはこういう経移だったのか。また明言されてはいませんが、マグマ・ファンの間で謎とされる「ボビノ81ライブ」での奇怪極まりない宇宙人コスチュームなどは(おそらく)ホドロフスキー監督の影響なんでしょう。意外な繋がりにビックリ。 そういえば「マッドマックス2」のモヒカン/ハードゲイ・ファッションも「ホーリーマウンテン」に登場した海王星のアクソンが先駆けてますね。この先進性と後世での普遍性。まさに前衛と呼ぶに相応しい。
[DVD(字幕)] 9点(2016-10-23 21:54:38)(良:1票)
5.  ゼロ・グラビティ
お話のほとんど全てが衛星軌道上の無重力・無音空間で展開する。絵ヅラがとても新鮮でした。演劇の背景絵のごとくバックにずーっと映し出される地球の様相も、巨大台風があったり、夜になって夜景がキレイだったり、様々に変化してて面白い。たっぷりお金をかけた「アイデア一発もの」という感じでかなり好きです。 自ら命綱を外して同僚を助ける彼は、長いキャリアの中で自分も同じ経験があったんでしょうかね。自分を見失いかけのアメリカ人とそれをリードする力強いロシア人?というのは、最近のアメリカ人の心情を反映してる・・というのは考えすぎかしら。 他の方が仰られる通り、あそこで何故止まらないのかは意味不明でした。あと酸素の供給が無く対流も無いのにあの大火事とか・・。物理的にどれだけ根拠あるのかな。
[DVD(字幕)] 9点(2016-02-27 08:21:12)
6.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
「プライベート・ライアン」なんて邦題のおかげで「ライアンさんの個人的な話」と思い込み、邦画によくあるエセ反戦映画か何かと勘違いして長い間観てませんでした。「プライベート」とは「二等兵」という意味。意訳すれば「ライアン二等兵救出大作戦」といった所でしょうか。ちゃんと解る邦題にしてよ。冒頭ではスプラッタじみたリアル描写により戦争の悲惨さが描き出され、反戦主義者のハートをもしっかりゲット。さすが商売上手です。当然そういう映画ではなく、クライマックスでは戦地における勇敢さや自己犠牲の尊さが壮大に描き出されます。冒頭のスプラッタは「こんな状況でも、貴方は国や仲間の為に居残って戦うことができるのか」という問いかけへの伏線であり、更には「彼等のような人間が築いた土台の上に、我々は今生きているのだ」という自国民に対するメッセージへと繋がっていきます。どうオチるか疑問に思いながら見てたのでこの展開はお見事。(「わーい助かったー」なんて即座に戦線離脱してしまうアホ兵士だったら身も蓋もありませんけども・・・) 日本人から見れば敵国が勝った映画なのに、これは素直に感動できました。勝者として言うべき事をきちんと言っている感じ。スピルバーグ、老いてなお健在ですね。(といっても10年以上前か)
[DVD(字幕)] 9点(2010-11-23 02:14:21)
7.  300 <スリーハンドレッド>
観たいものが無くて仕方なく手に取った感じだけど…何だこれ?無茶苦茶面白ーい。ペルシャ大王は何やら男塾に出てきそうな風情だし(今にも「究極奥義 何たらの黄昏」とか言いながら変なポーズ取りそうだ)、アジア選りすぐりの最強部隊と称してインド象部隊が出てくるわ王の近衛兵が忍者部隊だわ途中で首刎ねられる指揮官は中国人風だわ(幾らペルシャが大帝国でもそこまで侵略してないw)、ケレン味たっぷりで楽しめました。コミック原作というのが上手く作用している感じ。実験的作風を主としながら、娯楽性重視。ストーリーは意外に正攻法。主人公のスパルタ王が三船敏郎によく似てるのも相まって、どことなく黒澤明を連想しました …と言ったら怒る人居るかな? お話はスパルタ史が元との事ですが、日本の近代史を劇画化したといっても通用しそう。日本の場合、セロンのような裏切り者を処刑できていない所が異なるわけですが。
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-09 12:48:01)
8.  ロッキー
よくテレビでやっているのを断片的に見て観たつもりだったけど、今回ちゃんと最初から終わりまで観てこんなにいい映画とは知らなかった。ノスタルジックなアメリカの下町の描写とハレの舞台の対比がイイ。音楽が何だか奇跡的に素晴しい。最近どうしようもない映画で延々とエンドタイトルが続くのに閉口する事が多いけど、こちらはあっという間に終わってしまう。いかにも低予算で無名の才能達がありったけの力を出し切った結晶という感じで良い。
[DVD(字幕)] 9点(2007-06-15 22:30:21)(良:1票)
9.  めぐみ-引き裂かれた家族の30年
公開後2週間も経つのに登録されてなかったので要望しました。  めぐみさんや蓮池さんを誰か俳優が演じるのかな…と思っていたら、純然たるドキュメンタリー映画。 「まるで小津安二郎がレポートしたかのような」とアメリカで評されているように、意外と淡々としたタッチ。 ただその淡々さが、事件の異常さと、被害者家族の方の力強さを際立たせているようで、とても見応えがありました。 海外で数多くの賞を受賞したのも納得で、ドキュメンタリー映画としては最高部類だと思います。  ただ一つ不満をあげるとすると、脱北者で元工作員の「潜水艦で来て日本人なら誰でもよかった」という証言をそのまま流している所。例えば大物政治家の親類でも拉致しようものなら大騒ぎになるはずで、「拉致しても大丈夫」な人のリストと行動パターンを掴んでいなかった事はありえないでしょう。また、潜水艦で来たばかりのはずの朝鮮人がレンタカー借りたりするのも不自然な話。どう見ても国内を知悉する手引者が居ないと話の辻褄が合わない。この辺りはもう少し突っ込んでほしかったな…とも思いました。
[映画館(字幕)] 9点(2006-12-15 22:02:41)
10.  父親たちの星条旗
国債が集まらなければアメリカは戦争から手を引いていた(つまり日本が勝っていた)…この事実を知ったのが一番衝撃的。 「『負けるのが判りきってる』戦争を始めた責任がどうたら」言ってるのは何処の誰よ…って感じ。ここに到ってもまだまだ日本人に隠されている事実って多いんですね。 簡単に言えばあの戦争の勝敗を分けたのは、国力ではなく、マスメディアの能力の差。戦勝国であるアメリカがそう言い切っちゃってます。 GHQにより軍隊、財閥、大企業、農園等々は解体されたのに係わらず、マスメディアは無傷で残されたのは「こういう無能な連中は残しておいた方が都合が良い・・」とでも思われていたんでしょうか。 戦争シーンは迫力。「英雄」のその後の描写は何かしらロードムービー的味わいで良かったです。
[映画館(字幕)] 9点(2006-12-05 23:19:16)
11.  THX-1138 《ネタバレ》 
全体主義SFといい、白い近未来像といい、いかにも70年代で古い事この上ないですが、気にならず堪能できたのが意外。細部にも神経配らせて丁寧に創り上げられた物は、いつ観ても鑑賞に堪えうるもの何なんだなぁ…と思いました。アート性と娯楽性のバランスが絶妙。白基調の世界から一転して赤い大夕焼けへの変換は「ブレードランナー(完全版)」ラストの森林滑空に匹敵する位に好きです。 関係ないですが漫画「BLAME!」は「ブレラン」よりこちらに多く影響を受けてる感じですね。
[DVD(字幕)] 9点(2005-06-12 01:13:16)
12.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 
デニーロ快演。「イタリア移民」と聞くと移民船から自由の女神を望むシーンを条件反射的に思い浮かべるようになりました。 曇天下に響く銃声…「ぶち切れ」のカタルシスをあそこまでシブく重厚に描いたシーンを他に知りません。余韻が凄い。
9点(2004-03-26 23:38:07)
13.  ラスト サムライ
泣きました。明治だけでなく太平洋戦争から現代までをも視野に入れたであろう表現には素直に感服しました。  時代考証についてはインタビューで「この時代に武士が甲冑着る事はありえないので、あえて甲冑様式の時代色は排除した。」とか言っていますが、甲冑様式に突っ込みを入れられる位に日本文化に知悉してない限り、逆に製作者に笑われてしまいそうです。  不満がある点といえば、官憲が公衆の面前で勝元(子)の髷を削ぎ落とすシーン。元は彼らも武士であったり髷を結ってたりしたわけで、あれはあり得ないでしょう。ここら辺り日本人的感性への理解がもう一つという感じで少し残念でした。(逆に中国・朝鮮あたりの映画にはありがちなシーンですが…「捏造してもいいから相手を悪く言えば勝ち」みたいな。ああいうのとは一緒にしてほしくないです。)
9点(2004-01-24 00:16:31)
14.  セブン・イヤーズ・イン・チベット
「ナチのホロコーストに匹敵する」と言われる中国のチベット侵略を、極めて控えめな表現で描写。仏教国チベットらしく淡々と、必要以上に被害者意識を強調しすぎない所に好感が持てました。これは「既に過ぎ去った出来事」ではなく今現在も「進行中」の侵略、こういった映画が作られる意義は極めて大きいでしょう。少年は実在のダライ・ラマによく似てるなと思いました。死んでから思いっきり美化される人物はいますが、この人はまだ現役、ゴマカしようが無いです。といっても中国の圧力で訪日すらできない現状だそうで、ダライ・ラマ知ってる方は少ないかもしれませんが…(誰に訪日を許可しようが日本の自由なはずなのにおかしな話です。)  映像の美しさが特筆もので、中央アジアの雄大な光景を舞台にした一種のロードムービー的な味わいが素晴しかったです。
9点(2004-01-11 05:15:40)
15.  地獄の黙示録
アメリカは何故ベトナムに負けたのか…?に対する、アメリカ人自身によるひとつの回答。アメリカ人は、己が創り上げた人工享楽物から切り離されると意外と脆い(伝統文化を持たない国の宿命か)。サーフィン→慰安ショー→ラジオ…川を遡って行くに従い、その切り離され具合が段々とアップしていく。そして全てを剥ぎ取られた状態で何が現れたか…という感じで、かなり興味深く観れました。これを観るとアメリカ人が何故「禅」やメディテーションに異様な関心を示すのかなんとなく納得できる感じ。  …評価の違いは「好き・嫌い」でなく、まず「何を言っているかがわかるか・否か」に拠ってくると思う。「プラトーン」的なものを求める向きにはあまりお勧めではないです…
9点(2004-01-05 01:10:07)
16.  エイリアン
無機物だか有機物だかわからないエイリアンの質感が良い。いかにも地球には存在しない物質という感じ。密閉空間を逃げ回る話は好きですが、この手の最高峰だと思います。
9点(2004-01-05 00:30:34)
17.  グラディエーター
世界遺産コロッセウムの在りし姿の再現が素晴らしい。 ラスト、幻想シーンから現実に戻るにあたって観衆はしんみりせずに熱狂の真っ只中であってほしかった気も。クロウがシブイ。
9点(2003-11-27 21:12:12)
18.  ラスト・オブ・モヒカン
「インディアン側に立ったアメリカ映画」としては近い時期に上映された「ダンスウィズウルブス」より遥かに納得のいくお話でした。 リアルで格調高く素晴らしかったです。
9点(2003-11-24 13:20:46)
19.  ホーリー・マウンテン
太陽系惑星を守護星に持つ9人の超強烈キャラが結集し、不死の秘儀を手に入れるために「聖なる山」に棲む7賢人と一戦交えんとす…やはり今回もどこか「少年ジャンプ」みたい。前作からの期待を裏切らない怪作でした。各々のエピソードから小ネタまで、あまりのアイデアの豊富さに圧倒される。ラストは今の目で見るとあまりに安直な気がして残念。  メイキングでは、この後さらに登場人物たちが監督の昔馴染みのバーで一杯やって大騒ぎしているシーンがあったそうな(中南米人のリアル安息の地?)。どういう理由でカットされたのかよく解りませんが、このシーンがあればまだ尻切れトンボみたいな感じは拭えたし、怒った人は「こんな映画作っていい気に騒ぎやがって!」と更に怒りを倍増させそうで良かったのに。
[DVD(字幕)] 9点(2003-11-24 12:51:27)
20.  ブレードランナー
ディレクターズカットラストの「出口の無い不安感」も魅力的だけど、個人的には(少数派かもしれませんが)どうしてもあのエンディングは外せないです。さんざん閉塞的な風景を見せられた後での、あの解放感溢れる濃い緑の気持ち良さ!話の構造より映像の美しさに惹かれました。
9点(2003-11-20 22:23:01)
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