Menu
 > レビュワー
 > オオカミ さんの口コミ一覧
オオカミさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1070
性別 男性
ホームページ http://vvolf.exblog.jp/5301623
年齢 22歳
自己紹介     <2016年03月03日21時58分JST版>68

1) レビューに関して:
☆ 4点以下は評価対象外、平均点は7と考えてます。
☆ 未見の映画については、基本的に余計な情報を入れないために他の御方のレビューを拝見せずレビューを書くため意見の重複などもあると思いますが、本人はオリジナルレビューのつもりでおります。

2) 観る・観ない映画のジャンル:
好きなのは、戦争映画、アクション、歴史もの、コメディ、SF、ファンタジー、動物もの、ホラー、アニメなどなど。最近の邦画実写もの、芸術色の強い(といわれる)ものなどはあまり観ません。

3) ひとこと:(2016-03-03)
星戦争は好いぞ!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  デス・リベンジ(2007)
Youtubeで英語音声・字幕無しで鑑賞。IMDbなんかでも評価が低いのはどうして? わたし的にはかなり楽しめた。簡単に言っちゃうと、「コナン・ザ・グレート」と「ウィロー」と「ロード・オブ・ザ・リング」と「ハイランダー」をミックスしたような印象(笑)。ロン・パールマンにジョン・リス・デイビスが出てきてるだけで、かなり満足度は高いよ(それだけでプラス1点)。 「ターミネーター3」でT-Xだったねーちゃんが女ターザン部族で出てくるが、たった4年で顔が丸くなった印象で、最初誰だかわからなかった。 相変わらず体毛がぼうぼうのバート・レイノルズと頭の薄いジェイソン・ステイサムの関係はお約束として、王の甥っ子役がなかなかの悪役っぷりで好かったね。あの後どうなったのか気になるが。 最終対決の場でレイ・リオッタにはぜひとも化けて欲しかったんだが人間体のままだったのが残念。それと、クレア・フォーラニはけっして美人じゃないんだが妙に色っぽい感じが好かったし、芯のある強い女性だった。  馬がたくさん出てきたり、弓と剣で戦うアクションシーン満載で、上に挙げた作品が好きだったら楽しめると思う。   【追記】エンディングクレジットで流れる歌がなんとなくクイーンを彷彿とさせるのも「ハイランダー」っぽい感じ。 私は楽しかったので、未見の人は騙されたと思って英語・字幕無しで観てごらん。騙されるかもしれないけど(笑)。
[インターネット(字幕)] 8点(2012-10-19 17:25:14)(良:1票)
2.  スターリングラード(1993) 《ネタバレ》 
Youtubeでドイツ語で観た。ことばはほとんどわからなかったが、映像だけでだいたいのストーリーは把握できたと思う。JJアノーの作品よりも遙に秀逸な反戦映画だと思う。 冒頭のイタリアのビーチからトンネルを抜けてロシアに至る演出はなかなかニヤニヤしてしまう。 基本的にドイツ軍の視点から描かれているが、トータルして観た場合、"Das boot"と同じく上質な反戦映画として成り立っている。 ロシア人少年、メガネのドイツ軍将校、ロシア人女性兵士といったキャラクターとの再会が印象的に描かれ、悲劇的かつ絶望的なストーリーが展開される。T-34-85との死闘を描くシーンがやたらと取り上げられる本作だが、それ以外にも見所はたくさんある。第6軍はソ連に投降してしまうのがわかっているだけに、つかの間の勝利も虚しく感じてしまうのだ。 終盤、私だったらあの地下で食糧と酒と暖房に囲まれて過ごす道を選ぶと思うんだが、なぜか彼らは全員そこを捨ててしまうのは、どういう心理状態だったんだろうか? それが悲しいラストにもつながるのだろう。
[インターネット(字幕)] 8点(2012-09-21 22:05:51)
3.  ターミネーター4
パロディというかオマージュというかがてんこ盛りで充分楽しめた。 お気に入りは、主役級二人にそれぞれ別の場面で「大脱走」のマックイーンの再現をさせるところや、「地獄の黙示録」のカーツ王国の爆破シーンを再現してるところ。もうそれだけでこちらはニヤニヤが止まらない。イセエビというかウミヘビというかのターミネーターを使っての実験シーンとかはエイリアンを想起させられる。 スカイネットの基地に潜入するシーンは「ロード・オブ・ザ・リング」を彷彿させるし、自分がお気に入りの映画の場面が使われているのは嬉しく感じる。マイケル・アイアンサイドが出てきたら「スターシップトゥルーパーズ」が連想されるし、A-10が飛ぶシーンは「ルーデルかよ」って突っ込みたくなる(笑)。2018年に現役で稼働できるんだね。  主役が誰なのかは大いに疑問があるが、“彼”に人間的な魅力があるのは間違いない。ただ、あれこれ盛り込みすぎたために竜頭蛇尾的に終わった感は否めない。「5」に期待するか?(笑)
[DVD(吹替)] 8点(2011-01-02 19:33:59)
4.  点子ちゃんとアントン
金持ち、非金持ちに限らず、母親が家にいなくて寂しい思いをしている子供というのはたくさんいると思います。私がそうでした(笑)。ほんわかした雰囲気とか、登場人物のほとんどが好い人だという設定は、観ていて癒されます。ドイツ映画という雰囲気がしなかったのが不思議です。なんとなくイタリア映画かフランス映画という感じがしませんか? アントンのお母さんが好いですね。病気をおして、サッと着替えてフープで踊る姿とか、影絵で即興劇をするシーンとか、とても素敵でした。ああいうお母さんは好いですね。男の子の憧れです(笑)。点子ちゃんが駅でパフォーマンスをするシーンとか、家庭教師と家政婦が懐中電灯を使ってショーをするシーンとか、ひとつひとつの小根多が魅力的に思えました。期待しないで観たから、儲けものって感じです。
8点(2004-12-31 11:59:08)
5.  閉ざされた森 《ネタバレ》 
いやあ、面白かったですね。冒頭のパナマ運河のシーン。ラベルの「ボレロ」が静に流れる演出が好いですね。「羅生門」へのオマージュであるとともに、ある種の「繰り返し」を意図させる。サミュエル・L・ジャクソンは「ディープ・ブルー」(1999)のように消えたままなのかと思わせつつ、”いや、そんなはずはあるまい”という疑念が付いて回るし、トラボルタが落ちぶれたDEA捜査官で終わるはずはないだろうという思いはあるしで、最後まで緊張して観ることができました。ストーリーの手法としては古典的なもので、「羅生門」、「JSA」、「戦火の勇気」などなど諸作で使われているものですが、わたし的には”つじつま合わせ”に成功したと思っています。ただ、あんな小屋の中でマシンガンを乱射したら危険だろうとか、「あれは空砲だったのだはないか? でも、そうだとしたら、ケンドルを撃ったのは?」などという矛盾が出てくるし、大佐が真犯人だという予感はずっとあったけれど、「殺してしまうことが解決だったのか?」という思いは残るのです。"Section 8"というのは、結局、麻薬密輸を防ぐ組織だったということなんでしょうか。 それにしても(←口癖(笑))、レンジャーの履歴書はそんなに雑なものだったの?(苦笑) この辺は、「ダブルボーダー」のMIAと同じ扱いだね。
8点(2004-08-06 17:36:24)
6.  コーリング
期待していなかっただけに良作でした。ホラーなのかなと思わせておいて、心労続きの医者が陥った精神障害とも思わせる演出で、かなり引っ張りますが、それもまた愛嬌かな。私はどちらでも好いと思いますが、心でつながった者同士では、きっとこういうこともあるのでしょう。どちらに受け取っても好いのだと思います。ベネズエラに出かけてからのケビン・コスナーが、思いっきり暴走気味で、それをパイロット兼通訳のおにーちゃんが抑えるのも面白かったですね。私の予想は見事に裏切られた結果ですが、ああいう結論もありだなと思いました。残念なのは、シスターが出てきてもっと何かあるのかなと思わせて、あれっきりの助言で終わってしまった点と、キャシー・ベイツがあれだけで終わってしまった点でしょうか。映画全体として死後の世界を描きたいのであれば、シスターの位置づけが重要になるんだろうけど、本作は心のつながりが重要なテーマでしょうから、コスナー個人の行動・解釈に焦点を絞った方が好いのかもしれませんね。キャシー・ベイツは現実面にコスナーを引き戻す役割であり、リンダ・ハントは精神世界への案内人という役割なのでしょう。コスナー個人の視点をメインに据え、それがどう揺れ動くかを、観客に印象づける演出としては面白いかもしれません。夫婦の心のつながりを重視するという観点から考えると、きっとこの映画に感情移入できない人は、「心でつながった愛情で結ばれた人がいないのかな?」とも感じました。いかがですか? 私? もちろん、いますよ(微笑)。 <追記>邦題「コーリング」より「ドラゴンフライ」の方がよっぽど好いのにね。
8点(2004-02-25 20:33:14)
7.  デス・フロント 《ネタバレ》 
暗い!なんという絶望感だ!例えて言うなら、アニメ「ベルセルク」のラストの希望無き戦いのシーンを想い出す。舞台は第1次世界大戦中の1917年。イギリス軍のY中隊が経験した不可思議な現象を描いている。塹壕という閉鎖空間が、そのままお化け屋敷のような怪奇現象に覆われ、抜け出せないという閉塞感とやるせない虚しさを強調する。主人公の16歳の少年兵ジェイミー・ベル(シェイクスピア役)は、純真で正常な精神の持ち主を最後まで好演している。また、この手の人間関係を緊迫したものにするには、狂気に満ちた人間が必ず必要なものであり、それをアンディ・サーキス(クイン役)が怪演しているのは見ものである。彼はご存じ「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの重要な役を担っているね。性格俳優である叔父エドワード・フォックスと雰囲気は似ているローレンス・フォックス(ジェニングズ中尉役)は、線の細さを強調し、頭でっかちの将校を頑張っていた。信心深い兵士に狂気の殺人者を演じさせたり、ドイツ兵が本当の敵か味方なのかわからない演出をちりばめたり、閉鎖空間での狂気を見事に描いていると思う。本作を、宗教的・哲学的な読み方をすれば、霧の演出や張り付けにされたドイツ捕虜の位置づけなど、いろいろな解釈ができるであろう。果たして彼は悪魔だったのか、天使だったのか? 作品中の聖書の朗読もある程度のヒントを示しているのかもしれない。寓意的な見方をするなら、芥川の「蜘蛛の糸」のような解釈もできるだろう。戦場という狂気の場所で、正常な人間らしさ・理性や善の心を持ち続けることがいかに大変かを、この作品は訴えているのかもしれない。単なるホラーとか戦争物と決めつけるのではなく、いかにもイギリスらしい、哲学的宗教的寓意的作品である。
8点(2004-02-17 16:18:46)(良:1票)
8.  光の旅人 K-PAX
突然現れた謎の男によって、セラピストが逆に癒されていくというのはありがちですが、その男(ケビン・スペイシー)というのが宇宙人かもしれないという設定は面白いですね。彼に接することで、施設の他の人間達もどんどん変わっていくというシーンは面白いです。とくにあの分厚いメガネの男性が鳥を発見するシーンはちょっと感動します。映画はケビンが本物の宇宙人なのかそうでないのかを語りませんが、わたし的には本物であった方が嬉しいな(微笑)。
8点(2003-11-19 22:29:09)
9.  ダーク・ブルー 《ネタバレ》 
ヨーロッパのメジャーな国(英独仏伊)などに隠れてしまった国の第二次世界大戦モノというのは、なかなか観ることのないモノなので、それだけに何が描かれているかが重要だと思います。本作はチェコの空軍兵士が、国がナチスドイツに併合されたためにイギリスに亡命してドイツ軍と戦うというストーリーなわけですが、よそ者として亡命先でもなかなか受け入れられないシーンや、話の前後として挿入される、戦後の強制収容所での迫害など、なかなか語られなかったことが描かれているのは素晴らしいと思います。不倫話は余計なエピソードという気が(私は)しますが、行方不明だった夫が車椅子で海軍の制服を着ているシーンでは、思わずニヤリとしてしまいました(ロイヤル・ネイビーの伝統だね)。空中戦のシーンは、ビデオで観たので、スピットファイヤー以外はよくわからず、特にドイツ軍のメッサーやフォッケは形状やペインティングがあまりわからず残念です。マニアの人にはわかったのでしょうか? 映画としては、バトル・オブ・ブリテンの日常生活と戦後の強制収容所とが交互に出てくるので、その辺を(見る側が)どう乗り切るかがポイントだと思います。個人的に印象に残ったのは、主人公が飼っていた犬に、二度に渡って帰れと追い払うシーンですね。とくに、生きて帰って出会えた二度目の出会いのあと、元恋人の子供の元に犬を残す優しさには泣けます。
8点(2003-11-17 00:31:11)
10.  パトリオット
砲弾で首が飛んだり足を吹き飛ばされたりという描写など、最近の戦争を扱った映画は、リアルなのかそうでないのか判断できないような描かれ方が多くなったような気がします。自分に向かって大砲の弾が飛んでくるシーンは、テレビの画面であったにもかかわらず、反射的に右によけていました(笑)。実は「グローリー」(1989)をこのあとに続けて観たのですが、CG技術の差など、11年の時間の差を感じる戦場シーンでした。しかし、驚いたのは、歴史的な時代の差が80年近くあるのにも関わらず、戦場でやっていることがまったく変わらないことです!人間の命の大量消費という愚かな行為は、時間とともになくなるわけではないのですね。主人公の愛国心が問われるのかと思うと(確かに星条旗を掲げて突っ走るシーンには、アメリカ人なら拍手喝采の場面でしょうが)、どなたかもお書きになっていますが、息子の敵討ち的な要素が大きいのだと感じました。この映画を観たイギリス人はどういう感想を持ったんでしょうね?イギリス人はあれだけ極悪非道なものだったのだろうか?まあアメリカ人もベトナムで似たようなことをやっているし、人種が問題なのではないかもしれないけれど、戦争映画に限らず、この手の民族の対立を描くと必ず突き当たる問題だと思います。
8点(2002-10-02 16:22:28)
11.  聖なる嘘つき/その名はジェイコブ 《ネタバレ》 
よかったです。「ライフ・イズ・ビューティフル」との比較ですが、こっちの勝ちです。ロビン・ウィリアムスが少女と踊るシーンが印象的でした。また、医者の先生の方がシェークスピア俳優よりも演技巧者でよかったです。後半、敵であるナチスのSS将校に、希望が大事だと語らせるところが皮肉たっぷりですね。私なら最後の演台のシーンで「ソ連軍がすぐ近くまでやって来てるぞ」と大声で言わせる演出をしたでしょうね。その上で射殺されるのなら仕方ないかと。赤軍の戦車、あの当時だとT34-85が主流だと思ったのですが、砲塔の形にちょっと違和感がありました。ビッグバンドとコーラスの幻影は蛇足だったかな。それにしても(←口癖(笑))あの少女、美人でしたね。
8点(2002-07-24 21:58:40)
12.  エアフォース・ワン
ストーリーは基本的に巻き込まれ型ハラハラドキドキパターンだと思います。ハリソン・フォードは操縦桿を握るシーンが似合います(笑)。最後の、エアフォースワンのコールサインがチェンジするシーンはけっこうお気に入りなんですけどね。
8点(2002-05-04 17:23:13)
13.  シャーロック・ホームズ(2009)
(英語音声、日本語字幕でも観ています) それまでのホームズ観、とくにグラナダ版で印象づけられた紳士っぽいものが本作ではことごとく崩されてしまったのが強烈だった。 鳥打ち帽もかぶらず身なりもラフで、たんなるKYおやじという描写(笑)。相棒ワトソンとの仲もピリピリしたもので、破天荒なホームズ像という新しいイメージを作ったのはアリかもしれない。 ただ、他の登場人物たちが19世紀末のロンドンを彷彿とさせる労働者であったり娼婦であったりという中で、ホームズだけが浮いている印象を受けたのはなぜだろうか? 彼だけがその時代の中に生きているという一体感が無かったのが残念。 19世紀末のロンドンのゴミゴミしたイメージを再現した世界観は観ていて楽しいし、今後登場するであろうモリアーティ教授との戦いを想像するだけでもワクワクするものがあるが、まだまだホームズの人物像としてはなじめないのが残念ではある。
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:21:21)
14.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
(英語音声、日本語字幕でも観ています) この手の事実を元にした話はすでに結果を知っているだけに、どれだけ結末までの展開を魅せるかが重要なのだが、最後までハラハラドキドキという印象もなく終わってしまったのが残念。まあ、ヒトラー暗殺"未遂事件"の顛末を知らない人なら手に汗を握って観ることもできたのかもしれないが、この手の映画を観る人ならたいていは事件の概要を知っているだろうから、かなり損をしているとも思える。 わたし的には、冒頭、アフリカ戦線で4号F2型やSd.kfz.222ぽいのが出てきたシーンだけでも観る価値はあったと思うしかない(笑)。その直後から終盤までJu52も大活躍していたし、将官の逮捕拘束シーンでppkが出てきたりといった、様々な装備を楽しむという見方では楽しめた。 クーデター決行後、反ヒトラー勢力はかなり混乱していて統制が取れておらず組織的な行動ができていなかったというが、その辺の描写がものたりなく、レーマーひとりの手柄でクーデター計画が挫折したかのような描かれ方になってしまったのが残念。実際は、ベックやオルブレヒトの行動力の無さが大きかっただけに、もし彼らがラジオ局を占拠して煽動放送を繰り返していたら結果が変わっていたかもしれないし、ロンメルも死なずにすんだかもしれないと思うとさらに残念でならない。 実際のシュタウフェンベルク伯爵は、思ったよりも最初はヒトラーに傾倒していたようだから、本作の中で、そういう思想だった彼がいかにして暗殺の主役になるほど考えが変わったかを、もっと描写して欲しかったと思うのは私だけだろうか? 
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:10:44)(良:1票)
15.  ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメンタリーという形式を取ってはいるが、監督の偏向した主義主張があるので、最初に結論ありきのような作り方にはなっている。とくにアニメによるアメリカ史はかなりブラックなアイロニーが込められている。同じような移民の歴史をもち、イギリスから独立した経過を持つカナダとの比較は面白かった。とくにトロントの住民が家に鍵をかけないというのは驚きだった(笑)。10年後、日本が銃社会にならないことを祈るのみである。
7点(2004-09-16 23:19:28)
16.  サイン・オブ・ゴッド
イスラエルの古代遺跡から謎の遺体が偶然発見され、なぜかビデオカメラの説明書が見つかったという設定。オープニングの発掘シーンは「エクソシスト」のイラクを彷彿とさせる感じで、”つかみはオッケー”だったのだけれど、なかなか核心にたどり着かず、イスラエルから一歩も外に出ない展開も物足りない。それに、登場人物のほとんどがドイツ語というのも違和感を増長させる。場所がイスラエルなんだから、発掘調査団以外はマズイだろ。謎の宗教団体や、スポンサーの正体など興味をそそる設定もあったのだが、それを活かしきれない展開は残念。最初は「9点かな?」というペースで進んでいたものの、中だるみで「6点か?」という感じになり、最終的にHDDの中身を見せたところでこの点数かな。飛んでいるヘリの感じからすると低予算だという印象を払拭できないものの、演出次第ではもっと高得点を狙えただけに残念!
7点(2004-08-29 23:47:25)
17.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 《ネタバレ》 
なんかわけのわからない面白さがありましたね。それぞれが一本の映画で主役を張れるキャラクターをまとめて登場させてしまったから、消化不良の感はありますが楽しめた方です。ベルヌの小説は読んだはずなんだけど、ネモ艦長がインド人だったとはすっかり忘れてました。それにしても(←口癖(笑))相変わらず突っ込みどころ満載で、その意味でも楽しめました。また、個々の短い台詞が、けっこうニヤっとさせられるものがあったんですよねえ。鑑賞者の知的レベルが試されるんじゃないでしょうか(フフ)。「パワープレイ」(←まだ誰も追加レビュー書かないねえ)であれだけダンディな大佐を演じていたデビッド・ヘミングスが冒頭で出てきたときはビックリ!(すぐに消えちゃったけどね) 登場人物で透明人間は、まああんなもんでしょうが、”ハルク”はいけません!(笑) 巨大化したらどうして手が長くなるの? 子供の頃読んだハイド氏は、あんなイメージじゃなかったなあ(苦笑)。個人的には、女ヴァンパイアのミナが非常にお気に入りのキャラクターですね。あんな美人に吸われてみたい(笑)。 で、最後のシーンはゾンビですか?(笑)
7点(2004-06-09 00:19:25)
18.  ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 
アル・パチーノの顔って年齢とともにシワが深くなって、悪魔っぽい顔つきになってきましたよね。シャリーズ・セロンが色っぽくて好いんですが、キアヌ・リーブスの位置づけがなんとなく中途半端に終わってしまった気がします。悪魔と人間の関係というと、たいてい人間が振り回される演出がパターンなんですが、本作もそれ以上の定義がなされなかったのは物足りなかったですね。たしかにアメリカの弁護士というのは、法律を武器に名誉と勝利と金銭を求めるわけですから、(極論すれば)「実在する悪魔」といっても過言ではないでしょう(苦笑)。 よくジョークの根多にもなってるしね(笑)。
7点(2004-05-08 20:02:23)
19.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 
はい、皆さん、こんにちは。今日紹介する映画は、スパイ映画です。主演は、あの美男子のブラッド・ピット。そのブラピが、映画の冒頭で任務に失敗して、殴られる、殴られる、殴られる。あの美形が見る影もなく無惨な姿になってしまいます。怖いですねぇ~。その彼を助けるために奔走するのが、これまたかつての美男子ロバート・レッドフォードです。老けましたねえ彼も。アップになるとシワが目立ってしまう(何?お前に言われたくないって?たしかに77歳に言われたくないですねえ(笑))。ブラピの処刑期日が、せまる、せまる、せまる。この緊迫感をそのまま進めないのがこの映画の演出のおもしろいところですね。ベトナムやベイルートでの彼らの関わりが描かれます。場面が一転してCIAのビルで、レッドフォードが作戦命令書を偽造するために、タイプライターに向かってひたすらキーを叩く、叩く、叩く。このあたり「大統領の陰謀」を彷彿とさせますねえ。注目してくださいね。では映画の後でまたお会いいたしましょうね。<映画観る>はい、いかがでしたか?あの作品では不正を暴くワシントンポストの熱血新聞記者だったレッドフォードが、本作では私財をなげうつとはいえ、軍隊を勝手に動かしてしまうんですよ。はい、怖いですねえ。ということで、本作は2001年のアメリカ映画でした。それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
7点(2004-01-11 15:07:08)(笑:2票)
20.  スターリングラード(2001)
<またまた書いていなかったもの発見>"鼠の戦争”といわれたスターリンの街での戦闘を描いた作品ですね。冒頭の渡河作戦で描かれた、ソ連軍の人海戦術と赤軍将校の非人道的行為がとても印象に残る場面ですね。実際のところ、第2次世界大戦でのソ連の死者は1000万人と言われているわけですが、そのかなりの部分が、このような無駄死にであったのはあまり知られていないのかもしれませんね。共産党のプロパガンダとして英雄に祭り上げられたひとりの青年(ジュード・ロウ)と、彼をやっつけることで逆にナチスのプロパガンダを訴える目的で送り込まれた、老練なスナイパー(エド・ハリス)との対決がメインなわけですが、脇を固める俳優にも個性派がいて渋い演技をしていましたね。たとえば、ジュード・ロウの上官になるロン・パールマン(アノー監督の常連だね)。ドイツでもソ連でも邪険にされた彼のエピソードは、なかなか考えさせられるものがあります。使われる兵器の描写はけっこう秀逸なモノがあり、冒頭のスツーカは恐怖感をあおるのに一役買っているし、III号戦車はかなりディティールもよくできていて、さすがアノー監督のこだわりだなと感じます。しかしながら、あの爆撃機はいただけないね。いかに制空権を得ているといっても、あんな低空で爆撃するわけがない。リアルさを追求するなら、これはマイナスポイントです。また、話しの根幹に関わることだけど、モシン・ナガンにしてもモーゼルにしても、あんなに命中精度はよかったのかね?(笑)  J・J・アノー監督は、リアルな描写と再現を信条としているけれど、どうしても妙になまめかしいエッチシーンを入れたがるのが玉に瑕です(苦笑)。さすがに「子熊物語」ではなかったけどね(笑)。
7点(2003-12-13 22:54:35)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS