Menu
 > レビュワー
 > nanapino さんの口コミ一覧
nanapinoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 186
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  アジョシ 《ネタバレ》 
設定はまんま「レオン」なんだけど見所は違います 。  アクション映画として良くできてると思います。 ウォンビンのアクションに痺れて何回も観てます。  私はウォンビンの名前は知ってたけどドラマ見たことなくて、俳優として知ったのは退役復帰作の「母なる証明」でした。  今作は、その面影のまったくない役を見事な身体と役作りで演じてて感嘆しました。  とにかく、「隣のおじさん」が何故こんなに最強なのか、過去の「職業」が明らかになって納得するだけの説得力がウォンビンの身体造りや身のこなし、ほぼスタント無しでやったアクション等にあるわけです。   気持ちいいくらい無敵。残酷。非道。急所しか狙わないし徹底的にやる。  そういうのを、スピーディで躊躇なく遂行していくときの冷徹な顔と、愛しい思いを溢れさせるときの顔のギャップが、また何とも言えず美しかったです。 そこはやはり、美男だからこそというわけでの彼の起用でしょうが。  ぶちのめす相手が、同情の余地のない鬼畜どもなので、無敵になぎ倒していくラストにカタルシスを感じられます。  韓国映画に珍しくハッピーエンドなので鑑賞後の気分も良いです。 私の中では、時々リピする作品の中でもランキング上位の作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-08-31 23:02:35)
2.  悪のクロニクル 《ネタバレ》 
袖の下貰ったりもするけど人望も厚く出世街道まっしぐらの課長が、保身から転落していく様子がリアルに描かれる導入部分。 傷は浅いうちに対処すべきなんだけど、守るものがたくさんある人はそう簡単にはいかない。  でも、意外な展開で誰かが自分を追いつめていることを知り独自に捜査を始める。 このあたりからどんどん面白くなっていって、真犯人らしき人物と過去の事件にたどり着きます。 でも、またそこからも予想外の展開があり、ラストの数十分は目が離せません。 最初は罪がばれない様に罪を重ねていたけど、次第に本来の正義感が戻ってくるのを課長役の人は自然に演じていました。  決着シーンは、もうそれしかないと思わせられる終わり方でした。 真犯人は、殺人鬼だけど、ただただ哀れで悲しい。 元俳優は、大切な人が死ぬつもりなのを知っていたので先に逝ってしまったのですね。 こちらも悲しいです。  ラスト、1年後ではなく1年前で終わります。 この何気ない二人の会話が、結末を知ってからだと大きな意味を持って尚更切なくなりました。 巧い終わり方です。 とても見ごたえがある作品でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-07-02 01:03:20)
3.  ファイ 悪魔に育てられた少年 《ネタバレ》 
殺人も強盗も何でもする犯罪グループの5人の男を父親として育てられたファイ。 それぞれの得意分野の犯罪スキルを教えられて育った17歳。 ある日を境に、ファイは自分の過酷な運命と直面し、父親たちと戦うことになる。 まずこの設定に惹かれました。  ファイの運命は余りに残酷です。 自分が誘拐された子供だったことを知り、よりによって初めての殺人が実の父親だったなんて。 ソクテがそれを知りながら命じたことや、両親が立ち退かなかった理由が自分を待っていたから、なんて知ったら、そりゃもう大打撃だし復讐もしたくなります。 ファイにとっては、知ってるのに黙ってた他の父親たちも同罪です。  ただ、そうだとしても、15年間それなりに愛情かけて育ててくれた父親たちへの葛藤も描いて欲しかったです。 騙された!酷すぎる!殺す!って展開早いです。  冒頭で、ソクテをアボジ(お父さん)、他の4人はアッパ(バパ)と呼んでることから、ファイにとってソクテは逆らうことのできない絶対的な存在だとわかります。 この緊張した表情、無邪気な子供らしい部分と真実を知ってからの顔つき、アクションすべて、ファイ役のジング君の演技力が光ります。当時15歳。天才です。  ソクテが見ていた怪物とファイが見ていた怪物は、不安と恐怖というのは共通でも、その中身は別物だと思います。  ソクテが見てたのは、自分の中にある汚い部分を知っていて完全に悪に引き込もうとする怪物。 キリスト教の養護院で育っているので、罪を犯せば神様から罰を与えられるという恐怖でもあります。 引いては神への恐れかもしれません。 だから必死で祈ったのに怪物は消えない。神は救ってくれなかった。 もっと汚れて自分が怪物になることで怪物を消したと思っていますが、実際はソクテは怪物に飲み込まれてしまったのです。  ヒョンテクへの執拗な残酷な仕打ちも、彼が神の化身のような人だからです。 どんなに酷いことをしても彼は信仰により自分を赦しました。 ソクテは、いっそ罵倒されたほうが救われたような気がします。  ファイが見る怪物を自分と同じ類のものだと勘違いしているので、ファイは自分の側の人間だ、怪物になることがファイを救うのだと本気で思っていたのでしょう。 そして、そうなった時完全にファイは自分の物となると。 恐ろしいほどの執着です。 ヨンジュへの態度からも、ソクテは支配と暴力でしか愛情表現ができないのだと思います。 キム・ユンスクが圧巻の存在感です。 感情の読み取れない表情や冷酷そのものに見える目つきで、誰も逆らえないカリスマ性に説得力がありました。  ファイが見る怪物は、幼い頃は漠然とした不安や恐怖の象徴だったかもしれません。 長じては、悪や罪など、自分の中の善や良心を消し去ろうとする恐ろしい物。 それが具体化してソクテとなったとき、ファイは怪物と戦う決意を持ち怪物を消し去りました。 だから原題の「ファイ・怪物を飲み込んだ子」の通りなのですが、私は邦題を見てこの作品を見る気になったので、タイトルは変えて良かったと思います。  エンドロールのファイの絵は、父親たちとの穏やかな思い出や明るい願望に満ちていて切ないです。 ギテの絵を見たときは涙が出ました。 ファイを溺愛していたギテ。最後まで本当のパパみたいだったのに。  ファイは、この先どんな風に生きていくのか。 できれば、ジンソンが用意してくれたパスポートを使って大学へ行き、画家になってほしいと思いますが、そんな普通の暮らしが可能かどうか・・・。  エディプスコンプレックスと、人間の恐怖に対する神からの命題。 残酷だけど、とても意味深い作品でした。 見て良かったです。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-08-08 17:40:24)
4.  息もできない 《ネタバレ》 
公開当時、見終わった後、普段なら絶対買わないノベライズ本を買って帰りました。何か手元に残したくて。  その後何度か見返してますが、何度見ても胸が詰まります。 サンフンの暴力でしかコミュニケーションが取れない哀れさ。 ヨニの辛い環境でも無くさない自尊心と母性の健気さ。 どちらも、やり場の無い気持ちをもてあまして自分がつぶれそうになってる。  言葉で表現できたり人に伝えられたりできれば、少しは気持ちが軽くなるけど、 二人ともそれができません。 サンフンは言葉を持たず、ヨニは高校生には抱えてるものが大きすぎて、できません。  サンフンの末路は予想できるものだし、ラストにも救いがありません でも、生育環境や生活環境が、いかに子供に大きな影響を与えるかとか、暴力の連鎖や因果応報とか、この作品はそんな教訓めいたことを言ってません。 何も分からせようとか教えようとか、そんな意図が無く、あるがままをぶつけてくるから見てて苦しくなります。  ただ見る者に何かを感じさせ、振り返ったり決意させたりする。 救いが無いからこそ、何とかしないとけいないと思わせてくれる作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2019-02-19 19:25:36)(良:2票)
5.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 
私は鼻がいいので「匂い」というキーワードが刺さりました。 上辺は繕えても匂いはごまかせない。特に身体に染みついた匂いは。  そんな「匂い」と「上流」「下流」の物理的&心理的な高低差。 上流に入り込んで飯のタネにしようとしただけの半地下の家族は、さらに下の地下の住人により、束の間の優越感も安息感も打ち砕かれます。 もっと別の機会に知り合ったら、貧しいもの同士が結束できたのか、パラサイト仲間になれたのか。 ここでは、ただただお互いに墜ちるところまで墜ちていくだけなのが残酷でした。  豪雨で水没している町、半地下の家の中での便器から噴き出す汚水の描写は耐え難く思わず鼻と口を手で覆いました。 そこで蓋の上に座り、天井裏から煙草を取り出して吸う妹。 諦観のような達観のような表情。印象的なシーンでした。 彼女は、半地下の人生から早々に脱出してしまいます。 それが自分で望んだかどうかは別として。  半地下家族の絆は強く、無職でも甲斐性無でも父親の尊厳は保たれています。 それ故に精神的に追い詰められていく父親は、地下住人の強烈な匂いに顔を背けたパク氏を衝動的に刺します。 それまで、下流の町が水没したことすら知らず呑気にパーティをしたり、既に表情を無くしてる父親にインディアンの格好をさせたりするあたりから、不穏な雰囲気を醸し出していました。 無表情に見えて感情を押し殺して爆発寸前なのがわかるソン・ガンホ。巧いです。  父はこの下はもう無い地下の住人になり、息子は多分達成不可能と思われる計画を立てる。前半のコミカルな展開から怒涛のようにシリアス展開、そして虚無感が漂うラスト。ただ、あの強い母はきっと逞しく生きていくと思います。  見ごたえはあったのですが、今後トラウマで立ち直れないかもしれない上流家庭の幼い息子を思うと胸が痛みます。 上流家族に実質的な罪は無いので気の毒です。鈍感・無神経・無意識の罪の代償が大きすぎます。 後味悪いのが悪いのではないけど、たくさん死人を出さずに済ませる描き方もあったのではないかと思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2020-07-24 13:56:30)(良:3票)
6.  怪しい彼女(2014) 《ネタバレ》 
70歳の意地悪ばあさんが不思議な写真館で写真を撮ったら20歳に若返って、 孫のバンドで歌手デビューして、数十年ぶりの恋もして、というファンタジー。  口が悪いおばあさんぶりが際立ってるから、 20歳になってからもその辺が変わらないところが面白かったです。 主役の女の子が上手でした。 おばあさん臭さと若い子らしさを上手く演じてたし、歌がまた上手でした。 ずっとおばあさんに想いを貫くおじいさん役の人もいい味出してました。  最後は想像がついたとおり、孫に輸血して元のおばあさんに戻るんだけど、 大ラスで今度はおじいさんが若返るのがまたおもしろかったです。  笑いあり涙ありで、後味も良いし、見てよかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2015-02-15 22:46:30)
7.  建築学概論 《ネタバレ》 
初恋あるある満載、そして結ばれないお話。 実は両想いだったというのも良くある話。  何で聞かないんだろう、何で言葉で伝えないんだろう、と思うのは大人の意見で、 自分も昔々は何も言えなかったなぁ(遠い目)というノスタルジーに浸れました。 ただ、これは大学生にしては幼すぎる。まるで中学生みたい。  大学生を演じたイ・ジェフンがとても巧くて良かったです。 島の自然も美しかったです。 ただ、肝心の家が、どこかの公民館みたいで、私には全然良い家に思えないのが残念でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-08 00:18:48)
8.  泣く男 《ネタバレ》 
アジョシ」の監督の次作だし、主演がチャン・ドンゴンだし、期待して見ました。 でも、全然「アジョシ」を超えてなかったです。 アクションシーンは見ごたえあるけど、多過ぎやり過ぎで、見てて凄さが麻痺してきます。 ただ、そこまでして少女の母親を守ろうとするのが、誤って少女を殺してしまった罪悪感というより自分が失ってしまった母親への思慕・救済の代理という面が見えてくる部分は良かったと思います。 同僚に「何故だ」と聞かれ「ただ疲れたんだ」と答えるシーンが、最後の方では「まだ疲れてるか」「少し楽になった」というシーンにつながるところも良かったです。 タイトルの由来、今は廃墟となった母と最後に行った銭湯で泣くシーンは、結局究極のマザコンかと、チャン・ドンゴンでなければキモいところでした。 母親に死なれてから、どうやって殺し屋になったのかとか、本気で死闘を繰り広げながらどこか信頼関係のある同僚との過去などを描いてたら、もっと深みのある作品になったと思います。 「アジョッシ」は劇場に3回観に行って、その後も何度かDVD見たほど好きですが、これは多分もう見直すことはないと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-31 23:16:07)
9.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》 
役者はどの人も凄く良かったです。 主役のキム・ユンソク目当てで見たのですが期待どおりでした。 ダメオヤジだったのが、どんどん血だらけでもカッコイイ熱血オヤジになっていくし、犯人役のハ・ジョンウはもう素ですか?というくらいハマってました。 一見おとなしそうは普通の青年なのに、パっと切れて躊躇なく人殺しする。怖かったです。  でも、警察の無能ぶりがギャグの域で、警察が絡む度にせっかくの緊張感を弛緩させます。 それに、やっぱりミジンを死なせちゃダメです。 実話を元にしてても映画なんだから、せめてそこは救われないと。  どん底までは行かないけど、しばらく後引きそうです。
[DVD(吹替)] 6点(2013-09-29 12:05:58)(良:1票)
10.  同窓生 《ネタバレ》 
北朝鮮のスパイだった父親が任務に失敗したせいで収容所送りになった兄妹。 兄は妹のために暗殺者となって韓国へ潜入する。 高校生と偽装して、まさかこんな若い子が暗殺者とは思わないだろうという作戦。  淡々と任務を遂行するミョンフン。 でも、隣の席のイジメラレっこの女子と段々交流するようになり、束の間の高校生らしい時間を得る。 最後はその子を助けるために死ぬ。 この辺は突っ込みどころありすぎる展開で、せっかく好意的に味方になってくれる刑事がいるのに、 単身敵陣へ乗り込んでいくので、いくら凄腕暗殺者でも死ぬでしょうというところ。  余り目新しくも無く内容も大したことない作品でした。
[インターネット(吹替)] 5点(2021-07-02 01:29:08)
11.  ハウスメイド 《ネタバレ》 
見終わって、え?これで終わり?と拍子抜け。 登場人物全員好きになれない変な人たちで、舞台が大金持ちのだだっ広い家の中で、ちょっと非現実的だから、もっと何かあるのかと期待して見てたけど、その見方自体が間違ってたようです。 ウニの復讐って、復讐になってるのでしょうか。 あの一家にはまるきり堪えてないみたいで、何だかな~という感じでした。 終始表情を変えないナミがどういうふうに成長していくのか、だけが多少興味が湧いた程度でした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-06-15 11:11:03)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS