21. メン・イン・キャット
《ネタバレ》 長年仕事一筋で生きてきた、やり手社長であるこの俺が猫になっちゃった!!その隙に敵対する重役が会社乗っ取りを画策するわ、二の次にしてほったらかしにしていた家族は崩壊しそうになるわ、この先どーなっちゃうの?俺?というドタバタ騒動を軽妙に描いた定番コメディ。ケビン・スペイシーやクリストファー・ウォーケンが出ているということで今回鑑賞してみました。監督はこの分野での名手、御大バリー・ソネンフィルド。まあ安定感は抜群ですけど、ちょっとやっつけ感を感じるのは僕だけ?ケビン・スペイシーのアフレコも猫の口の動きと全然合ってないし、脚本もけっこうテキトー(笑)。まあ猫のミスター・もこもこパンツはかなりの可愛さでしたけど。 [DVD(字幕)] 5点(2017-09-01 15:40:33) |
22. シャンハイ(2010)
《ネタバレ》 第二次大戦前夜の様々な国の陰謀渦巻く上海を舞台にした、濃厚な政治ドラマ。という個人的に好きなテーマの映画なのだが、いまいち乗り切れなかった。やはりこの手の映画は、政治八割・恋愛二割くらいがちょうど良い配分だと思うのだけど、恋愛の比重が幾分か多すぎてバランスが悪くなってしまっている。豪華な俳優陣だけに残念な作品だった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-04 04:25:31) |
23. アド・アストラ
《ネタバレ》 『インターステラー』の超絶劣化版映画。とにかくつまんなかったです。映像はキレイだったので、ぎり4点!! [DVD(字幕)] 4点(2020-10-10 17:30:58) |
24. ファースト・マン
《ネタバレ》 人類で初めて月に降り立った男、〝ファースト・マン〟ことニール・アームストロングの半生を実話を基にして描いた伝記映画。監督は『セッション』『ラ・ラ・ランド』で切れ味鋭い演出を見せたデイミアン・チャゼル。決して諦めない不屈の男を演じるのは、前作に引き続きタッグを組んだライアン・ゴズリング。正直、僕の感性とは全く合わない作品でしたね、これ。リアリティを重視したのかもしれないけれど、お話的に地味すぎて最後まであくびが止まりませんでした。また、終始手持ちカメラで撮ったかのように、画面が微妙に揺れまくるのも見辛くて仕方なかったです。うーん、昔からこの監督とはいまいち相性が悪いなぁと感じていたのですが、今回は特にそれが顕著でした。すんません、4点で。 [DVD(字幕)] 4点(2019-10-23 21:56:06) |
25. ミスター・ガラス
《ネタバレ》 『アンブレイカブル』『スプリット』に続く、M・ナイト・シャマラン監督による三部作の最終章。はっきり言って別に好きでもなんでもないシリーズなんですけど、何故か前二作を観てしまったので、もう仕方なしに今回鑑賞してみました。まあ前二作よりは良かったとは言え、自分にとってはやはり面白くない。最終章なのに、なんか地味でこじんまりと纏まってしまってるような。最後、オオサカ・ビルに皆が集まって世間が見守る中、三人の一大決戦が始まるのかと思いきや、そうはならず。「え、ここまで引っ張といて、結局行かんのかい!」とずっこけそうになりました。前作に引き続き、ジェームズ・マカヴォイもとても幾つもの人格をちゃんと演じわけてるとは到底思えません。うーん、やはり自分には何が良いのかさっぱり分かりませんでした。 [DVD(字幕)] 4点(2019-08-26 22:43:09) |
26. グレートウォール(2016)
《ネタバレ》 万里の長城を舞台に、中国の兵士が何故か大量の怪物たちとひたすら戦うだけの映画。なのに何故か主人公はマット・デイモン演じるウィリアムという名の西洋人(笑)。なんか、恐ろしいほど内容のない作品でしたね、これ。映像とアクションを楽しむだけの映画なんでしょうけど、『ロード・オブ・ザ・リング』やら『スターシップ・トゥルーパーズ』やらの既存作品をちょっと中国風にアレンジしたってだけで目新しくもなんともない。 [DVD(字幕)] 4点(2018-07-05 03:33:05) |
27. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
《ネタバレ》 トム・クルーズ主演「ジャック・リーチャー」シリーズ第二弾。監督は社会性の強いアクション作品には定評のあるエドワード・ズウィック。あの『ラストサムライ』コンビが再びタッグを組んだということで今回鑑賞してみたのですが、「え、ちょっとどーしたん?」ってくらいいまいちでしたね、これ。なんかストーリーがすんなり流れてなくて全体的にテンポが悪い。クライマックスもいまいち盛り上がりに欠けました。うーん、一作目がそこそこ良かっただけに残念! [DVD(字幕)] 4点(2017-12-10 20:55:24) |
28. スノーホワイト 氷の王国
《ネタバレ》 前作の内容はほとんど覚えていなかったけれど、シャーリーズ・セロン&エミリー・ブラント目当てで今回鑑賞してみました。正直、ほとんど期待せずに観始めたのですが、その期待を遥かに下回る薄っぺらい内容でしたね、これ。何処かで何度も見たような映像と脇の甘い脚本に終始睡魔が…。「愛は全てに打ち勝つ」みたいなクサい台詞が連発された日にゃ苦笑が止まりませんでした。主演女優お二人の美貌(特に、なかなか出てこなかったシャーリーズ・セロン姉さんが鏡の中からようやく登場したときは、その美しさに思わず溜息が漏れそうになっちゃいました)に+1点。 [DVD(字幕)] 4点(2017-10-20 22:12:40) |
29. アウトバーン
《ネタバレ》 最愛の女性のために足を洗った元犯罪者、ケイシー。スクラップ工場で働き、彼女とともに貧しいながらも幸せな生活を送っていたある日、彼は最悪の事態に見舞われる。愛する女性ジュリエットに重大な腎疾患が見つかり、医者から腎臓移植しか助かる道はないと宣告されたのだ。だが、手術には途方もない額の大金がいる。追い詰められたケイシーは、かつてのボスであったゲランといういかれた犯罪者の元を訪れ、金になる仕事を廻してもらうように依頼するのだった――。与えられた仕事は、強大な麻薬密売組織の現金を積んだトラックを強奪するというもの。相棒とともに綿密な計画を立て、計画実行の日を迎えたケイシーだったが……。恋人の命を救うため、〝アウトバーン(速度無制限道路)〟をどこまでも疾走する青年のそんな息詰まるような攻防を描いたクライム・アクション。敵対する悪の組織のボス役で往年の名俳優、ベン・キングズレーとアンソニー・ホプキンスが豪華共演を果たしております。まあ率直に言って本作の見どころはそれぐらい(笑)。なんか脚本がイマイチなんですよね~、これ。物語の軸となるべきものがすごく弱い。主人公ははじめ、現金強奪の為のトラックを調達するはずが、すぐさま失敗。そのまま麻薬組織に追われる展開となります。だが、その過程で手に入れた高級車から大量の現金が発見されたので、これでどうにかしようと主人公は考えるわけです。でも、そのためには恋人を組織から守らなければならない。なので、組織と敵対する自分の雇い主であるボスに保護を依頼します。んで、何故かガソリンスタンドでのよく分からない紆余曲折を経てこの雇い主の元へと命からがら帰ってくる。でも、そこに居たのはなんと手違いで連れてこられた恋人とは似ても似つかない赤の他人。そこにまた組織の手下が現れ…、と、このように物語があっちこっちへと寄り道回り道するせいで全然サスペンスが盛り上がらない。肝心のカーチェイスシーンも頑張って撮っているんでしょうけど、なんかありがちでいまいちテンション上がりません。最後のオチにいたってはお粗末すぎて失笑レベルでありました。うーん、率直に言って駄作! [DVD(字幕)] 4点(2017-07-31 23:39:41) |
30. トランセンデンス(2014)
《ネタバレ》 優秀な科学者として、研究施設で最先端の人工知能(AI)の開発に携わるウィル・キャスター博士。ある日、彼はそんな科学技術の極端なまでの発展に警鐘を鳴らすテロ組織に銃撃されてしまう。幸い軽症で済んだものの、銃弾には放射性物質ポロニウムが染みこませてあったのだった。放射能中毒に陥り、余命僅かとなってしまったキャスター博士は、愛する妻と別れたくないあまり、研究中のAIへと自分の意識を全てアップロードしてしまう。肉体的な死を迎えた彼だったが、その意識はネット上で永遠の命を得ることに成功するのだった。喜ぶ妻や戸惑いを隠せない同僚たち。だが、それまでの人間という狭い枠組みから“トランセンデンス(超越)”した彼は、次第にその力を暴走させてゆく。そう、まるで自らが神だとでもいうように……。ジョニー・デップをはじめとする豪華な役者陣競演で贈る、近未来SFエンタメ作品。つーか、なんなんですか、このびっくりするくらい雑な脚本は。だいたいポロニウムを染みこませた銃弾ってなんやねん!あれって傘の先端とかに仕込んで静かに暗殺するためのもんっしょ。殺傷力の高い拳銃の銃弾に仕込んだって意味ないやん。他にも突っ込みどころや意味不明な箇所がスーパーの安売りセールのように盛り沢山。それにお話のテンポも恐ろしく悪く、観ていて眠気を堪えるのが大変だったのに、途中でいきなり“それから2年後…”とか一気に進んじゃうしで、観客である僕はもう頭ポカーン状態でした。挙句、最後は「やっぱり愛が一番大事」なんて腹立つぐらい薄っぺらいメッセージを残して終わり…。いやー、久し振りに「金返せーー!!」と大声で叫びたいくらいのつまんない映画を観てしまいました。久々にまともな顔したジョニー・デップ兄やんが見れたんで+1点しときます。 [DVD(字幕)] 4点(2015-05-03 11:28:30) |
31. LOOPER/ルーパー
《ネタバレ》 ルーパー、それは30年先の未来から送られてくる人間をただ黙々と殺し続ける仕事。ループ、それは未来から送り込まれた自分を秘密保持のために自ら殺し、その後、30年間の余生を保障されて引退すること。ルーパーとしてひたすら職務をこなしていたジョーは、とうとう自分のループの時を迎えてしまった。だが、一瞬の気の緩みから、目の前に現れた30年後の自分を思わず取り逃がしてしまったことから、二人のジョーのお互いの未来を懸けた戦いが始まるのだった。うーん、こういうタイムワープものの常として、ある程度の矛盾は仕方ないにしても、やっぱりちょっと設定に無理があり過ぎな気がするんですけどー。どうして未来の自分をわざわざ本人に殺させなきゃならんのか意味不明。そりゃ誰だってためらっちゃうつーの。それに後半の未来っぽさ皆無な田舎の農園でのダラダラとした展開にも興醒めでありました。こういう、近未来のF・K・ディックぽい設定は本来は好みなんだけどなー。残念ながら、僕には同じブルース・ウィリス主演の傑作「12モンキーズ」の劣化版といった印象しか残らなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-24 22:51:58) |
32. ヴァレリアン 千の惑星の救世主
《ネタバレ》 なんか中身のない映画だったなー。肝心の映像の方も色んな映画の寄せ集めみたいで、何から何までダサいですし。正直観る価値はなかったかな。 [DVD(字幕)] 3点(2019-07-18 23:57:06) |
33. エア・ストライク(2018)
《ネタバレ》 日中戦争の真っ只中、戦略上の重要な拠点であった重慶を巡る日中の決死の攻防を迫力の映像で描いた戦争スペクタクル巨編。ブルース・ウィリスとエイドリアン・ブロディという二大ハリウッドスター共演ということで今回鑑賞してみましたが、実はこれって100%中国資本の映画だったのですね。普段、中国映画は全くと言っていいほど観ないのですが、なんだかその中国映画のダメな部分の見本市のような、恐ろしく程度の低い作品でした。本作の最大の見どころであるはずの日中両軍の空中戦が予算の関係かかなりショボいCGなのはまあ目をつぶるとしても、肝心の脚本がお粗末すぎてもう見られたもんじゃありません。一応群像劇と言っていいのでしょうけど、誰が誰で物語上いまいったい何をしているのかという基本的な部分がおろそかにされているせいで、ストーリーがさっぱり頭に入ってこないのです。ところどころ苦笑してしまうほどの前時代的なクサい演出が繰り返されるのも見ていて痛々しいったらありゃしない。また、中国映画だけに日本軍の残虐行為が何度も強調されるのはまぁそういうもんなんでいいんですが、これでもかと強調されるあからさまな中国礼賛描写には思わず苦笑しちゃいました。中国人が何故かみな流暢な英語を喋るのも違和感しか湧いてきません。しかもこれが何故か全員アフレコなので口の動きと声が微妙にあっていないのも意味不明で、かなりストレス。ブルース・ウィリスも完全に金のためにやっつけで仕事してる感ありまくりで、しかも実の娘まで出して親子で荒稼ぎする始末。エイドリアン・ブロディにいたっては何のために出てきたのかさっぱり分かりません。極めつけは全てのことが終わった後の麻雀大会のエピソード。蛇足以外の何者でもない茶番劇そのもので、しかもこれがブリザードレベルのかなり寒いコント。もはや怒りを通り越して失笑しか湧いてきませんでした。率直な結論を述べさせてもらうと、もはや映画と呼ぶのさえ憚られるような、最低レベルのクソ映画でありました。 [DVD(字幕)] 1点(2019-11-11 00:12:53) |