Menu
 > レビュワー
 > Dream kerokero さんの口コミ一覧。11ページ目
Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 827
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345678910111213141516
投稿日付順12345678910111213141516
変更日付順12345678910111213141516
>> カレンダー表示
>> 通常表示
201.  大河への道 《ネタバレ》 
伊能忠敬の大河ドラマをいかに作り上げていくのか。その過程を面白おかしく見せてくれるのかと思っていたら、ほぼほぼ伊能忠敬の死後のドラマで、これのどこが「大河への道」だよ~てなった。  まぁね、タイトルに多少の偽りありではあったにせよ、初めて日本地図を作っていく作業、それも死を隠しての偽装工作はまあまあそこそこ見れたし、知らなかった豆知識も知れたのは良かった。  で現代でも知事を騙して中井貴一がゴーストライターとなって「大河 伊能忠敬」を執筆していく!ていうのもなかなかオチとしては面白かった。  あと上様が完成した日本地図を見て、美しい...ていうシーンはこの映画のハイライトだと思えるくらいグッときました。  悪くはないんだけど全体的にもう少し編集でリズム感を出せてればな~、と。はい。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-06-03 18:25:59)《新規》
202.  アントニオ猪木をさがして 《ネタバレ》 
プロレスは好きというよりも大好きな方で、特に新日本プロレスがほぼメインになっている。そしてアントニオ猪木はもちろん好き。好きだけどそこまで熱狂的な信者でもない。アントニオ猪木という人間は、第三者の立場で離れたところから見ている分には面白いけれど、自分の会社の上司や身内だったらそれはそれで気が休まることはないのかも。そんな私がこの映画に期待していたのは猪木の偉大な部分と、それとは真逆のやらかしてしまった闇の部分でした。しかしこの映画で描かれているのはほぼ「光」の部分ばかり。正直言ってこれなら3部作くらいの再現ドラマにしちゃったほうが良かったかも。正直言ってインタビューの対象者が少なすぎるから、話の切り口に濃厚さがない。インターネット上には猪木の裏や表を語っている考察やトーク動画はそれなりにあるから、そこと勝負するくらいの気持ちで制作して欲しかったかな。  劇中で猪木のパネルを元に戻すところはこの映画でしか見られないと思うから、そこは貴重だしこの映画を見る意味も生まれる。  海野翔太選手が、僕は怒りでは試合はしません。怒りでは何も生まれないから。みたいなコメントをしていたけど。2024年1月現在彼は裏切られた相手、成田連選手に対して「怒り」の感情むき出しで試合をしているのが、なんか猪木さんが常常言っていた怒ることでなにくそー!と奮い立つ原動力を彷彿とさせていて、興味深かった。  幼少期、思春期、成人期のドラマパートの種明かしは面白かった。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-01-06 20:55:00)
203.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 
まず最初に何を今更なことを言いますが、庵野さんって生粋の厨二病なんですね。まあだからこそ「エヴァンゲリオン」はその世界観が監督の趣向と見事にマッチして、歴史に名を残すほどの名作になったのでしょう。  で今回のこの「仮面ライダー」ですが、等身大のヒーローものでその趣向をやってしまうと、なんていうかもうイタイ、ですね。やっていることが特撮大好きな中二病の大学生のノリそのものなんですよね。  世界を変えてやるという大それた組織がまるで内輪もめの小競り合いみたいだし、登場人物のセリフは恥ずかしいくって赤面しちゃうものばかり。おまけにボソボソと聞き取りにくい箇所もあって、え?なに?なんだって?て何度もなった。それと父親が死んでも冷静沈着だったルリ子が急に乙女みたくなってしまうのは、唐突すぎて違和感しか感じなかった。着替えならトイレか風呂場か別のとこ行ってすりゃいいじゃんて。なんでわざわざ目の前でするかね。てこういうとこが厨二病感が出てるんですよね。  ただ誤解のないように補足しておきますが、別に厨二病が悪いと言っているわけではありません。なんなら私もそっちよりですから。ただその厨二病的な趣向が功を奏すかどうかということで、今回のこの「シン・仮面ライダー」では、完全に人を選ぶモノになってしまったなと。そういうことです。ちなみに2004年に公開された庵野監督の「キューティーハニー」はめっちゃ面白かったです。あのキャラとあの世界観が良い感じで監督のセンスとマッチしたんでしょう。私のお気に入りの作品です。  話がそれましたが、今回主人公の本郷猛を熱血正義マンから、今どきの草食系男子にしたのはいいけれど、彼の戦う理由もルリ子に同意した理由もなんか釈然としないまま話が進んでいくから、正直ついていきにくかった。  アクションシーンはわざと漫画ぽくしているのか、最初のクモオーグとの戦い以降は迫力にかけてただただ傍観者のようになってしまった。(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てなりにくいんですよね。手に汗握るバトルじゃないから。  作品からは監督の愛もオマージュも感じられはしたけれど、じゃあこの作品を手放しで絶賛できるかというとそれはまた別の話。  そもそも「仮面ライダー」というモノは「仮面ライダークウガ」から現代版としてリニュアールされ、その後の作品でも深いテーマを掲げて、幾多の名作をすでに生み出しているわけで、そんな中で作られたこの「シン・仮面ライダー」でしたが、少々マニアックすぎたかもしれません。好きな人にはたまらないんでしょうね。残念ながら自分には刺さりませんでした...。  「ロンリー仮面ライダー」だけがやけに沁みたな~・・・。
[映画館(邦画)] 4点(2023-03-20 14:58:04)
204.  CUBE 一度入ったら、最後 《ネタバレ》 
オリジナル版は昔に1回観ただけなので、細かい所までは忘れてしまいましたが、とにかく面白かった記憶はちゃんとあります。  今回のリメイク版は日本らしいというか、登場人物のバックボーンを描くことで作品にメッセージ性を持たせようとしています。どんなに辛い目に遭っても他人や世の中のせいにして現状打破を諦めてしまわずに、明るい未来を目指して前に進もう。まあこんなとこでしょうか。  メッセージ性は別にそれはそれでいいのですが、はたして成功しているのかと問われると、そこまでうまくいってるとは思えなかったです。いつ誰がどんな犠牲にあってしまうのか?無事に脱出できるのか?張り詰めた緊張感が、そのメッセージ性の演出のせいで途切れてしまって見えました。  傑作といわれるオリジナルをアレンジすることはとても勇気のいることですし、評価に値することだとは思うのですが、忖度なしで純粋に一作品として捉えた時に、そこで感じたものを優先して評価しました。  出演俳優さんたちの演技はみな良かったです。ただ杏さんだけは正体が、バレバレすぎでした。個人的感想ですが...(^_^;)
[インターネット(邦画)] 4点(2023-02-06 13:39:39)
205.  老後の資金がありません! 《ネタバレ》 
まあテレビ局の作った映画ですよね。  正直そこまで面白いとは思えなかったけれど、生前葬での草笛光子さんの台詞がとても印象深く、この映画のテーマを汲み取ることができたのでそこだけは評価したい。付け加えて、天海祐希さんと草笛光子さんのデュエットはとても素晴らしかったです。  50過ぎのおじさんに対しての役所の対応が現実的であり、社会のシステムの無感情さを思い知らされる。56歳なんてまだまだ若いです、お体使って仕事していきませんか?と提案する。確かにね、50過ぎのオッサンの再就職なんて容易いものではないかも知れない。でもね、今まで一度も肉体労働をしてこなかった人間に慣れない肉体労働をさせて、それでもし体を壊したら元も子もないじゃないですか。こちら側の立場に立った仕事の斡旋なんてしてはくれないものです。分からなくもないけど、やっぱり遣る瀬無いですよね。あの場面は。  途中でシェアハウスが出てきた時に、あ~これはもうここに住むって前フリじゃん。てなって結局そうなったからまあ驚きはしなかったけど、逆になんで?ともなった。だって旦那さんは売上上場の会社に再就職できたし、子供もおばあちゃんもいなくなって食費も減ったわけだし、それなのになんで家を手放したの?て。 まあお金云々の話でなく、二人がシェアハウスに向いてる性格だったから、てことなんでしょうね。この終わり方はこういった人生もありますよていう一つの提案、てことでしょう。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-12-12 16:46:20)
206.  ブレイブ-群青戦記- 《ネタバレ》 
スポーツエリート校が丸ごと戦国時代にタイムスリップして、そのエリートたちのスキルやノウハウで戦を挑むという設定そのものは非常に興味深く、ワクワクさせられた。 映画が始まってタイムスリップまでダラダラするのかと思ったら、意外にも早い段階でタイムスリップしたのは良かった。そして有無を言わせずに殺しまくられる生徒や教師たち。問答無用の地獄絵図に、鑑賞前に描いていたポップで爽やかな青春戦国的なノリは完全に吹っ飛びました。そこには生々しいまでの生か死かのリアルが間違いなくあった。  あっという間に少人数になってしまった生徒たち。こんな少人数で城攻めとかどうやるんだ?て思ったけど、きっとエリートたちの知恵でなんとかしちゃうんだろうて、まだこの時はそう期待していた。期待していたけど、いざ城攻めが始まってみればえ?て思える攻めばかり。いやいやそりゃあ死ぬっしょ!いくらなんでもそりゃあ無謀だって!あれだけ実際に刀で何人も仲間が殺されてるのを目の当たりにしてるのに、ほぼたいした武器もなく猪突猛進で突き進み、誰かがやられるたびにうずくまり感傷に浸る。バカ丸出し過ぎです。それとやたらと演出がクサすぎる。痛い厨二病みたいなシーン多すぎ。せっかく冒頭でリアリティのある戦国時代を見せつけてくれたのに、急にアニメやマンガちっくなノリになってしまって、非常にもったいない。もっとリアリティ路線でいってほしかったかな。まあ実際に人殺しとは無縁の世界からきた高校生が、躊躇なく人殺しなんてできるわけがないし、高校にそんな武器になりそうなものがないのは、逆にリアリティはあるっちゃあるのかな。ただ先生が誰も生き残ってないのは不自然。それとあれだけの大虐殺があっても、現代に戻ったあと同校で平穏に過ごしているってありえないですよね。  未成年者の輪姦はさすがにコンプライアンスが許さなかったんでしょうか。でもやらないならやらないで、中途半端になるからあそこはカットしちゃったほうが良かったかも。  あと、よくまあ何処の馬の骨ともわからぬ輩の主人公を、家康の替え玉にしようなんてなりますね。もうちょっと何かしらの伏線があれば無理なく受け止められたかも。  ただ本当に設定は面白いんだよな~・・・。はあ~もったいないもったいない。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-07-26 13:24:51)
207.  劇場版 MOZU 《ネタバレ》 
テレビドラマを全部観てからの流れで。いや~お金、かけてますね~。ちゃんと元、取れたのかな?海外での大掛かりなロケすげぇ~。特に市街地でのカーアクションはハンパなかった。日本じゃあ絶対に無理だもんね。とにかく劇場版てことあって、テレビ版よりも遥かにスケールアップはしていた。んま~それだけだけど。  テレビ版でも思ったけど、その先は知らないほうがいい、とか、知ったら後悔しますよ、とか、めっちゃ盛り上げといて真実にたどり着いてもさほどの感動や驚きがなかったんですよね~。この劇場版でも、倉木の娘の死の真相も、なんかそうだろうな~って途中から見え見えだったし、だるまには会わないほうがいいて言われてだるまに会っても、なんか取り立てて想像を超えるような展開にはならなかったもんな~。てかさ、影の黒幕・日本のフィクサーがさ、わざわざ末端の現場に姿を現すもんかね?なんで倉木の家に行ったり、倉木を殺す現場にまで足を運んでるん?ヒマなの?あ!そっか!あれだけ子供作っちゃうから精力がありあまってるのかもw  てかさ、だるま=たけし、ていう前もっての宣伝、やらないほうがよかったんじゃないかな。だってさ、あれだけ散々都市伝説として謎の存在で煽ってたんだから、せめてたけしはシークレットゲストとして本編観るまで隠しておいたほうが、まだ、驚きはあったかもしれない。  真木よう子さん。なんかぽっちゃり~・・・(*´∀`)
[インターネット(邦画)] 4点(2022-06-18 22:14:05)
208.  HELLO WORLD 《ネタバレ》 
あーもったいない!もったいない!もっとしっかりと観客の視点から物事を捉えて作られていたら、めっちゃ名作になれてたかもしれないのに。あーもったいない。  てかまず上空に飛ばしている物凄い数のドローンで、ありとあらゆる出来事を完全に情報収集するって...それ自体がもはやありえないわけで、第一屋内はじゃあどうするんってはなし。そもそも記録された情報の中がこの映画の舞台なんだけれども、マトリックスのようなものなのかと思っていたけど、あっちはあくまでも仮想の世界で、外部からのコントロールによって管理支配されてた現実世界との並行世界だったわけで、こっちはあくまでも記録で過去の世界なわけなんだから、記録された情報が「意思」を持つこと自体が、ん?てなってしまう。 そこらへんのSF的設定の詰の甘さが実にもったいない。  結局未来の現実だと思っていた世界も記録情報の世界だったみたいで、てかじゃあなんで身勝手な行動を取ることが可能だったのか?そこらへんもよ~わからん。あえて難解な作りにして後は議論を交わしあってください、みたいな感じがイヤだし、何よりも作り手がこの作品に酔いしれているのがもっとイヤ。クライマックスでのほらここめっちゃ感動シーンですよ、でのクサイ厨二病まるだしの演出はイタイだけ。やめてほしい、ああいうのは。  何の予備知識もなく視聴しましたが、途中まではなかなか良い拾いものをしたとウキウキだったのに、結局なんだかな~な結果でした。  一行さんが「けいおん」の澪に見えて仕方なかったです。(*´∀`*)
[インターネット(邦画)] 4点(2022-04-08 20:19:30)
209.  ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 《ネタバレ》 
この映画が公開された2005年3月は、ちょうどフォクシー海賊団とデービーバックゲームをやっていた頃で、地獄の試練がだぶって見えてそれはそれで面白かった。で、その地獄の試練までは楽しかったのだが、後半になってから急にくら~いお話に。「ワンピース」の物語はたしかに過去にも暗い話はいくつもあったけれど、演出や見せ方等で常に感情を揺さぶられる物語だった。だけれどもこの話は全くもって揺さぶられなかった。劇中詳しい説明はなされなかったのであくまでも自己解釈ですが、恐らく何十年か前に難破して一人生き残ったオマツリ男爵が、人の精気を吸い取って生きている植物を発見して、その植物におびき寄せた海賊たちの精気を吸わせ、死んでしまった仲間たちを蘇らせていたと。でも難破して仲間を失ったことにも全然同情出来なかった。もうちょっとオマツリ男爵と仲間たちとの絆や友情みたいのを伝わるようにしてくれてたら、多少は違ったのかも。そこら辺がないせいもあるし、何よりも画面全体がダークなせいでなんていうか突き放されてるみたいだった。格好良い演出をただただ見せびらからされてるみたいでもあった。  そもそも「仲間たちの絆」がテーマになっているのなら、麦わら海賊団全員の力で解決させるべきではなかったのか。原作はいつもそうだったしね。臆病で弱腰だった父親が放った矢で解決させちゃうのってどうよ?意外性をあえて狙ってみたのかもしれんけど、やはり麦わら海賊団の活躍で最後は締めるべきだったと思う。  色々と文句は言ってきましたが、これが「ワンピース」でなければまた違っていたのかも。アニメーションとして見るべきところは多々あったことはたしかです。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-09-02 10:36:59)
210.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 
野暮なのは百も承知だけども、どうしてもあの姫の日常生活が気になってしまって仕方なかった。お風呂は?食事は?そもそもドーラン塗りたくってるだけでよくまあ持つもんだな~とか、服は衣装盗んでばかりなの?とか。服に関しては買ってあげてたとしてもゴージャスすぎるじゃんとか。食事はかき氷食べてたから普通の人間と同じ味覚はあるのかな?なによりも一番気になって仕方が無かったのが、姫が飛び出してしまった後のあの映画。売りに出すって言ってたけど結局どうなったんだろう・・・?すっげぇそこが気になってしまいました。ほんと、野暮ですいません。  昭和と映画村のセットが何とも言えず味があっていいのと、なんだかんだで綾瀬はるかは、アイドルだな~と実感できた。  最愛の人に一生触れることなく過ごせるかって問われたら、自分なら絶対に無理だと思う。そういう純愛を描いているのは分かるんだけど、どうもそこまで感動できなかった。純粋な心がないのかな~俺。  最後に映画の世界?にいってハッピーエンドで終わるけど、あれはいらなかったかな。綾瀬はるかが、スーっとキレイに消えてエンドロールのほうが、なんかよかったかも。儚さがあって。  北村一輝が根は良い奴だったのと、ダイナマイトで吹っ飛ぶのは面白かったし、吹っ飛んだ後のTVでのコメントが秀逸だった(笑)
[インターネット(邦画)] 4点(2020-10-11 21:59:51)
211.  ビブリア古書堂の事件手帖 《ネタバレ》 
原作は人気があってかなり評判いいみたいだけど、この映画1本としてはやはり消化不良ですね。一番の理由は、太宰の「晩年」を執拗に追い求めた稲垣の描き方で、彼がなぜ手の込んだことをして「晩年」を自分のものにしようとしたのかが、どうにも釈然としないままで、どうせなら正体を栞子に打ち明けて交渉しても良かったと思えるし、そういった交渉事が苦手という設定だとしたら、囮役の役者の彼をどうやって仲間に引きずり込めたのかが説明しにくくなる。それにあれだけのことをしておいて、結局何もなくみたいな終わり方も納得がいかなかった。  その稲垣と主人公の大輔の父親が同一人物だったっていうけど、時系列的には稲垣の方が後で生まれているはずなのに、見た目や言動や立場的な雰囲気から、どう見たって年上に見えちゃうんですよね。な~んかそこんところも気持ち悪いっていうか、はぐらかされているようでスッキリしない。  危険人物に追われている状態でなんで真っ先に警察や、誰かに助けを求めないのか。長年住み慣れた地元なんだから、多少の地理感あってもおかしくないのに、わざわざ逃げ道のないあんな場所に逃げること自体不自然でしかない。完全に監督の演出ミスですね。原作はどうかは知りませんが。   登場する役者さんたちはお世辞にも演技がお上手とは言い難かった。唯一「絹子」を演じた夏帆さんだけはとても良かったです。めっちゃいじらしくって、惚れてしまいましたから。  人から人へと渡り歩いてゆく古書。その古書一冊一冊に物語がある。それがこの原作の魅力なんでしょう。機会があれば原作を読んでみてみたいですね。ただこの映画ではそこまで魅力は伝わりきれませんでしたが・・・。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-10-10 23:40:05)
212.  記憶にございません! 《ネタバレ》 
正直言ってもうちょっとブラックに富んだ歯切れの良いモノを期待していたが、テンポが悪く、人柄の良さだけで乗り切ろうとする、政治の世界では絶対にありえない、もはやマンガな演出に寒くなってしまった。マンガならマンガで、もっと逆に弾けきって欲しかった。交番勤務の警官が総理護衛のSPになった彼はわかりやすい面白さになっていたが、ずん飯尾のあのデカイ耳はウザイだけだし、その他の過去の大臣たちをマネや模倣したであろうキャラたちもどうでもいい下らなさだった。  とにかく総評して、残念な内容でした。
[DVD(邦画)] 4点(2020-06-15 07:42:29)
213.  パラレルワールド・ラブストーリー 《ネタバレ》 
東野圭吾さんの小説は結構好きで、それなりには読んでいたんですが、これは読んでいなかったです。で、パラレルワールドなんて言っていても、東野さんお得意のサイエンスなんだろうな~というのは薄々感じてはいました。感じてはいたんですが、端からこれは記憶改ざんですよ~ていうのがもうバレバレで、結局ミステリー的要素としてはどっちの記憶が正しいのか?てとこになるんだけども、監督の手腕のなさなのか、まあ謎が解明されるまでと解明されてからが全くもって何の感動も驚きもなかったのが、とにかく残念で仕方がない。出演俳優さんたちの演技は特に問題なく、むしろ難しい役どころを演じきっていて敬服しました。吉岡里帆さんは個人的に好きな顔立ちで、この作品キッカケで興味を持ちました。そういった点では、鑑賞した意味はありました。  最後にまた記憶を改ざんしたように見えたが、そんなにホイホイ改ざんしちゃっていいものなか疑問。 研究施設の責任者みたいな人は、記憶改ざんの研究自体賛成派なのか反対派なのか、その辺が分かりづらかった。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2019-12-15 07:59:28)
214.  フォルトゥナの瞳 《ネタバレ》 
途中までは、主人公がフォルトゥナの力に気付き翻弄され苦悩する姿に先の展開が気になっていたが、有村架純と付き合いだしてから話のテンポがややダレ気味になり、あ~これはミステリーやサスペンスというよりも恋愛ドラマなのね、て思い知らされた。ただ恋愛ドラマとしてもちょ~っと淡白かな~。というのも、神木隆之介くんの性格は嫌っちゅうほど分かるのだけれども、いかんせん有村架純ちゃんの方の設定が宙ぶらりんなんですよね。内緒で修理をしてあげるという優しさはあっても、もっと人間的な内面が掘り下げられていない。だから恋愛ものとしてどうしても二人の内面のやりとりが見えてこないんです。薄っぺらいんです。結局は飛行機事故で助け助けられた者同士で、さらに同じ力を持つ者同士って、そこに頼りっきりじゃないですか、それも後から説明されてもね~。どうせなら有村架純視点からの話も混ぜて、すれ違う悲劇を浮き彫りにしたほうが良かったような気もします。  最後に一言、自分がもしフォルトゥナの力を持ってしまったら、ぜ~ったいに外には出たくないですね。無理ですよ、絶対に。それともう一つ、あの力ってテレビ越しでも分かるんですかね?テレビに出ている人の運命も?そうしたらテレビも観れないですよ。はあ~無理、絶対に無理です。はい。
[DVD(邦画)] 4点(2019-09-22 07:23:15)
215.  マスカレード・ホテル 《ネタバレ》 
ホテルマンと刑事の、人を信じる信じないの対比は面白いと思った。途中まで事件と無関係の話が出てくるが、どことなく三谷幸喜を彷彿とさせる。その三谷幸喜風な雰囲気と木村拓哉のいつもの演技がどうも水と油、まさにホテルマンと刑事のようで、これって狙ってます?て勝手にツッこんでしまった。  ミステリーとして、意外な人物が犯人でしたという驚きはなく、後から出てきた新しい情報で無理くり納得させられたようなもの。 そもそも人一人の命に危険が迫っている状況で、誰の応援も呼ばないっておかしいでしょ。ドラマでフィクションだからっていっても、あれはひどいです。応援を呼んでも時間がないから一人で行動する、ていうのはよくあるけれど、あの状況はどう考えたってその場所に嫌っちゅうほど刑事がいるんだし、何よりも片っ端らから部屋をあたらなきゃならないんだから、やっぱりナンセスですね。  最後のふたりの再会シーンは蛇足でしかない。なんの意味があるのかさっぱりでした。  明石家さんまが友情出演していたらしいが、まったく気が付かなかった。  総評すると、めちゃくちゃ文句を言うほどそこまでひどくもなく、ミステリーとラブコメをミックスしたちょ~っと中途半端な映画でした。はい。
[DVD(邦画)] 4点(2019-09-20 20:15:24)(良:1票)
216.  犯人に告ぐ 《ネタバレ》 
あれだけ犯人を挑発しておいて、自分の子供に身の危険を感じないのかね。それからいくらなんでも息子を誘拐した人物に手錠も掛けず油断して背中を見せるとか、全くもってベテラン刑事のすることじゃないし、フィクションしすぎでしょ。せっかく面白くなる要素や題材が揃っているのに、はぁ~もったいない。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-05-20 19:16:44)
217.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》 
主人公の行動目的が単に薬で、その目的を無事に達成したら後は逃げて終わりって、え!?ですよ。なんなんじゃこれは?それにしても極秘極秘言ってるのに、諜報局のユルさったらなに?関係者全員を始末しないとバレてしまうほどの極秘ってね~、なんなん?度が過ぎますよ。
[インターネット(字幕)] 4点(2019-05-14 19:09:46)
218.  アウトレイジ 最終章
これ、本当にたけしが作りたくって作った映画なのか?そう思えてしまうほどやる気を感じられなかった。大友を最終的に自殺に追いやるためだけに作られた映画。はい主人公完全に死にました、これでいいでしょ。もうこれで作れないよ。そう、スクリーンの向こう側からたけし監督がうそぶいているように見えました(笑)
[DVD(邦画)] 4点(2018-05-09 05:48:17)
219.  ユリゴコロ 《ネタバレ》 
映像には映像の良さがあり、映像ならではの見せ方がある。小説、活字には活字の良さがあり、活字ならではの読ませ方がある。この作品を観て、そのことを強く思い知りました。私は原作を既に読んでおり、その凄さに圧倒されました。そこには活字でしか表現できないものがあり、もしこれを忠実に映像化するとなると、相当苦労するだろうな~、と思ってました。でこの映画、案の定、映像化困難な箇所はご都合的なモノにすり替えられ、全くもって本来の凄さや感動が伝わってこなかった。もし万が一にもこの映画を観て、いまいちと感じ、偶然にもこの投稿を読んだ人がいたなら断言しよう!原作は数百倍オモシロイ!と。好みはあるかもしれませんが、百聞は一見に如かず、とりあえず読んでみて欲しい。  美紗子は心の拠り所として他人の死を求めていただけで、殺しのプロフェッショナルでもなんでもない。ゆえに腕っ節の立つヤクザを4人もまとめて殺すなんて芸当は考えられない。殺害現場を見る限り、飛び道具、もしくは誘惑しての青酸カリ、などではなく、明らかに刺殺に見えたから尚の事ありえない。それからミステリーものに於いて、別人に整形、は御法度です。はい。  ボロクソ言いましたが、少年が鉄板の下敷きになるとこまでは、カメラアングルや照明、編集など、ぞっくとする良い雰囲気出てました。
[DVD(邦画)] 4点(2018-04-29 15:22:54)
220.  ナミヤ雑貨店の奇蹟 《ネタバレ》 
原作を読んでからの鑑賞です。この作品を映像化するにあたって一番のキモは、なんといっても「時間軸」でしょう。過去現在未来がややこしく絡み合う原作の面白さを、どう料理するのか?その一点につきます。鑑賞した感想は、料理は出来ていた、でした。料理としては完成していたが、味はイマイチというのが正直なところ。まず彼らが商店街から出ようとして過去の映像とクロスオーバーし、ナミヤ雑貨店に戻ってきてしまうシーン。あれでは完全にSFです。この作品の持つ空気感には不釣り合いと感じた。それとセリのコンサートシーン。必要以上に長い!もはやただの宣伝でしかない!良い曲でしょ。感動するでしょ。買って!宣伝して!広めて!そんな意図が丸見えで、この映画を台無しにしちゃってます。監督よりもお金出してる製作陣が偉いという、典型的な悪い見本ですね(笑)唯一良かったところは、白紙の手紙を投函したあとに、過去のナミヤ店のシーンに切り替わったところ。あそこだけはうまい!て思いました。そのあとの流れも良かった。それだけに、全体的な仕上がりがテレビな作風の範囲から抜け出せないのは、勿体無いです。役者の演技も型どおりすぎて特筆すべき点が何もなかったのもまた、何の味もしない料理と一緒です。
[DVD(邦画)] 4点(2018-03-10 07:18:06)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS