261. 悪い奴ほどよく眠る
物語中盤辺りから安易に痛快さやカタルシスを求めていまいました。不覚。これって社会派モノだったんですよね・・・。でも、勝手に、ではあるが、どんでん返しでハッピーエンドを飾る展開を期待してしまったせいで、ラストのオチはあんまり好きじゃない。この怒りは理不尽な社会悪に対して燃やせばいい情念なのかな?三船敏郎&加藤武の演技は、素晴らしいが・・・。とかいいながらも、この点数。決してヒイキなんかじゃなく、やっぱり面白いのよね。 7点(2005-02-28 23:41:50) |
262. 生きものの記録
今現在、こんな主人公はただの被害妄想狂として扱われるんだろう。今は良くも悪くも平和を享受したり持て余したり、で、世の中危うくも成り立っている。禁治産者の老人の屍を礎にして成り立っている現在に、ダラダラと生きているという認識を、とりあえず私はもっておこう。と、思わせられてしまう作品。ラストシーンの精神病棟の廊下を分岐する二人のショットは、何とも言えないヒンヤリ感でした。 7点(2005-02-16 23:44:24) |
263. 獄門島(1977)
毎度毎度ロケの美しさに溜飲が下がる。お約束レギュラー陣や、お約束オチ(とはいえ、原作とチョッと犯人が違ってたり)、お約束胃薬(龍角散&粉乳のブレンドらしい)など、なんかイベント的要素も、楽しめる。とか言いながらも、ピーターのカラミ、この作品は弱めで、個人的には「ちぇ~ドロドロしねぇのかよピーター…」とか、思ってしまいました。もっと個人的には、了沢役の池田(アズナブル)秀一や、ラリッた浅野ゆう子等でこっそり出演していたメンバーも、見逃せません。 7点(2005-01-16 01:55:25) |
264. アカルイミライ
社会からズレを感じている人には、面白さが分り易いと、思ってみたり。自身と社会に対してのズレの放置や、自分に合わせた逃場の確保、やんわりと襲う刹那的な衝動。こういう杞憂にも似た馬鹿馬鹿しいモノに、何時も怯え苦しんでいる私には、「アカルイミライ」に、何だかエールめいたモノを感じてみたりも、する。 無理矢理面白いと思う必要は、当然、無いし、安易に癒しを求めるべきでも、無いと思うけどね。観方は、千差万別だと、思う。 と言うわけでエンタテイメント性は、薄い。 ただ「許す」とか言われても、チョット鬱陶しいかも、しれない。心温かきは万能なり、ですけどね。 しかし、最近気になっているのは、オダギリジョーって、プロフィールに「仮面ライダークウガ主演」って、載らなくなったよね? 7点(2005-01-16 00:08:24) |
265. 太陽を盗んだ男
何の思想もなく、作ってみたかった、という理由だけで出来上がってしまった原子力爆弾。そりゃ、持て余すわなぁ。きっと「神様(悪魔)が何でもかなえてくれる」とか云うのも、持て余しちゃうんだろうねぇ。何もかもがクソだ!は、良いけど、殺していい人間は、自分自身だけだ!とゾンビコップ菅原が言った言葉を、刹那的に生きるこの世の爆弾魔に送りたいものだ。 そんな訳もあって、ラストが私にはイマイチ。まだまだ青いな。私。 追伸:ゲリラ撮影のエピソードは知らなかったなぁ。もう一点追加。アナーキー上等!笑。 7点(2005-01-10 00:24:41) |
266. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
ヒドイ出来ではなかった気がします。無論、いかりや長介に追悼の意を評した点数でもなければ織田裕二のヘルニアを慮ってでもなく、面白い。アットホームな2.8人前な刑事たちが踊るように活躍し、さり気にあり得ない程度のフィクションっぽさとリアルさが入り交じった世界観、友情?→不信!→やっぱ友情!なテーブル進行、やっぱり事件は現場で起きてんだよ!・・・って、前回と一緒やん!でも、まぁ、予定調和的な面白さってジャンルじゃないですか。こういうの。作品的には善戦したと、ゆ~ことで。 7点(2004-11-01 23:51:05) |
267. ガメラ 大怪獣空中決戦
2・3世代を跨ぐが、世代を問わず、エンタテイメント性も削がず、クオリティーも高い。他の評にもあったが、キャスティングがピリッとしてない気もするけど、及第だと思う。佳作。 7点(2004-08-28 11:53:36) |
268. 1980(イチキューハチマル)
妙にビッチなともさかりえの「あんたら大人になったら勝手に大人になれると思ってんでしょ?~」のあの台詞に、必要以上に感情移入しちゃいました。ケラリーノ・サンドロビッチ座長(以下ケラ)率いるナイロン100℃の舞台を、映画にしたら、こんなんです。個人的にはすっごいスキ。ともさかりえ筆頭に、キャストが、私的にはごっつい豪華。コミックっぽい台詞回しも、ケラ特有のいいかげんさで、スキ。 7点(2004-07-21 00:04:38) |
269. BLOOD THE LAST VAMPIRE
カタナ持ったセーラー服美少女が人外に立ち向かうアニメ。これが悪趣味にならなかった!という好例。渋い。 7点(2004-03-11 01:43:05) |
270. heat after dark ヒート・アフター・ダーク
渡部篤朗が格好良い。それだけでイイ。くそう。格好良いなぁ。で、物語だが。笑。こじんまりとしたフツ~の佳作なのは確か。で、腹六分目なのも確か。ま、短編だしね。 7点(2004-03-11 01:33:53) |
271. ラーゼフォン 多元変奏曲
監督が「一見さんお断りなアニメにはしていないつもり」と、言っていたが、一見さんにはチョイとツライ。が、凄い切ないラブストーリーで、アニメ。ありそうで、無い。で、注目は音楽の橋本一子。ほほぉぉぉ…最近のアニメの音楽は格好良いなぁ。 7点(2004-01-26 00:06:04) |
272. ザ・リング
《ネタバレ》 私は「リメイク派」です。紅葉、船上の暴馬(笑)、子供の絵、呪いのビデオの映像等々、センスの良さを感じたっス。で、井戸のシーン。前作では「カチン」ときた鬱陶しいシーンだったんですが、本作では問題なく観れました。ほっ。やっとリングで「怖い」を実感。お見事。 7点(2004-01-15 00:16:34) |
273. AIKI/アイキ
《ネタバレ》 大東流柔術って…。マニアには堪らない流派っス。笑。ラストの師範が多数者を組み伏せるシーンは大東流開祖、武田双角(通称:会津の小天狗。って、聞いてねえよ。)のエピソードへのオマージュでは…ッ!おっと!かなり横道に逸れてしまった。レビューしなきゃ。失笑。確かに主人公が「合気道」に魅せられるまでのダルさもあったが、単なる「勧善懲悪」に終始しない立派な「人間ドラマ」でしたよ。出演者の好演も見事。脂っこいアクション青春活劇が見たい人には、一寸お勧めは出来ないけどね。 7点(2003-11-29 00:50:16) |
274. 魔女の宅急便(1989)
この映画をキチンと楽しめない嫌な大人になったものだ、と、松任谷由美の主題歌を聴きながら思いました。何?タイアップ?見たいな感じで。 7点(2003-11-20 02:47:23) |
275. 妖獣都市
菊地秀行作品の映像化はファンからすれば「物足りない」のかもしれないが、これはどうかな?川尻監督の「闇」の描写は菊地作品とマッチしていると思う。及第とは思うけど。昨今の「萌え~」な美少女満載な悪趣味アニメに比べりゃ、この作品のなんと「セクシー」な事か。 7点(2003-11-20 02:26:19) |
276. チキン・ハート
同じ「ダメ大人」として、共感出来て・・・良いのかなぁ。良かったのかなぁ。笑。個人的に松尾スズキ氏の天才的な「ダメっ振り」に拍手。 7点(2003-08-16 10:31:43) |
277. 天空の城ラピュタ
「子供騙しじゃん」とか言うのは、非常に大人気ない。子供だけのアニメと決めてしまうのは、ちょびっと勿体無い。そう言う意味で、宮崎駿は巧い作品を作るねぇ。そんな宮崎駿の代表作って、言っていいと思う。 7点(2003-07-12 17:36:28) |
278. マタンゴ
《ネタバレ》 ラストの鏡越しの演出(だったかな…?)と、主人公がキノコ人間(笑)を掻き分けて逃げるシーンが、何ともブキミでした。スキ~。しかし、私がもし彼等の一員なら「迷わずキノコを食う」派、かも。 7点(2003-07-11 00:00:18) |
279. 病院坂の首縊りの家
《ネタバレ》 最後の死体に風が吹くシーンは「ハッ」と、します。う~ん。そして、ピーター(池畑新之助)・・・若い・・・。 7点(2003-06-25 11:42:29) |
280. 機動戦士ガンダム
ガンダム初心者の登竜門的作品。総ては此処から始まった。この作品観ずしてガンダムを語る資格なし。 7点(2003-06-20 12:40:28) |