301. Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow
《ネタバレ》 何の変哲もない「reゼロの日常回」…と言ってしまえば身も蓋もないが、TVシリーズ通してみると、ずーっと死んだり黄泉がえったり血生臭かったり鬱展開だったりエミリアたんマジ天使だったりするアニメで、日常回っていう日常回がなかったreゼロ。 コレはコレで新鮮と言えば新鮮だった。ちと贔屓目にみて6点が妥当かと。 [DVD(字幕)] 6点(2019-06-15 05:35:01) |
302. GODZILLA 星を喰う者
《ネタバレ》 一部、二部とソコハカとなく残念な評価だった「3Dゴジラ」が、三部作の最終章にして、まさかの「ちょうどいい」軟着陸。 メトフィエスの観念論(キングギドラ)とハルオの感情論(の果ての特攻)の切磋琢磨がゴジラを倒す!と来たか。そう来たか。 マーティンの文明サイドの立ち位置が、絶妙なラストに繋がっていたと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2019-05-17 05:52:04) |
303. 白昼の通り魔
《ネタバレ》 白昼の通り魔が誕生して終焉を迎えるまでの物語なのだが、後半からシノと先生と(英助と)の愛憎にシフトチェンジしたのは、ちょっと退屈だったかなぁ。 しかし、何人もの被害者を生み出す「白昼の通り魔」というタイトルですが、英助、シノ、先生、そして源治の愛憎劇のみで構成された脚本は、凄いなぁ。些かタイトル詐欺なんじゃないかなぁ?とも、思えるんですが。 序盤、オープニングタイトルがしつこい目に登場する演出は、怖かった。 [DVD(邦画)] 6点(2019-03-30 02:25:49) |
304. リズと青い鳥
《ネタバレ》 静謐な情念をぷりぷりと燃やす鎧塚みぞれと、浅いのか深いのかツカミ所のない傘木希が織り成す、静かなる青春てんこ盛りアニメ。 心情の機微を丁寧に描く演出や美術、動画の美しさなどは流石の京アニクオリティなのだが、鎧塚みぞれと傘木希。二人とも苦手なんだよなぁ私。 てか、ユーフォニアムは二年生(本作では三年生)キャラが全体的に苦手なんだ私。 [DVD(邦画)] 6点(2019-01-03 05:47:43) |
305. 劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~
《ネタバレ》 衣装や美術に凝った感はあれど、なぜに今、2017年に「はいからさん」なのか、よくわからない。 製作意図がよくわからないながらも、ラストの「伊集院さんが死んだなんてアタシ、信じない!」からのヒキがカッコイイ。それなりに続編期待。 [DVD(邦画)] 6点(2018-06-22 06:53:22) |
306. ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
《ネタバレ》 「最終章」と銘打ってはいたが、特に最終章らしい描写はない。全何章なのかは分かりませんが、新キャラ新チームのツカミは相変わらずイイ感じです。最終章で劇場版を超えられたら、凄いんだけどなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2018-05-11 05:00:32) |
307. 女番長ブルース 牝蜂の逆襲
《ネタバレ》 鈴木則文の映画は「少林寺拳法」「徳川セックス禁止令」と観て、これが三作目。(とっとと「トラック野郎シリーズ」観ろや) とりあえず、私が生まれるちょっと前の神戸・大阪が舞台。 「スケバン」「愚連隊」「ぼっちゃん暴走族」「ヤクザ」という四者による、エロ七割・暴力二割・浪花節一割という配合で成されたトンデモ抗争劇なんですが、なかなか香ばしくて面白かったです。 個人的には、バイクの上での濡れ場が超楽しそうで、斬新。劇中「カーセックスなんて古いぜ!これからはオートバイファックよ!」って彼ら言ってますけど、2018年に於いてもオートバイファックなんて斬新過ぎですから!そんな時代、来てませんから!と、反論したいのはヤマヤマですが「私なら何キロくらい耐えられるやろか」などと、要らぬ下半身勘定をしてしまった私も、どうかと思う。 そして、冒頭の「珈琲代で100円、女子大生とアレコレで2000円」を現代(2018)に換算するに、だいたい女子大生とアレコレは10,000円以下。めちゃくちゃ怪しい安さだが、3200円しか持ってないサラリーマンがホイホイ釣られてしまう描写は、決して他人事とは言い難い。生卵苦手なんで、大丈夫ですけどね!(そういう問題ではなく) [DVD(邦画)] 6点(2018-05-11 04:54:33) |
308. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017)
美術や動画の美麗さはさておき、全体的に可もなく不可もない印象。キャストも悪くないんだけどなぁ。惜しい。 渡辺明夫のキャラクターをそこそこ堪能できるという点で、+1点。 [DVD(邦画)] 6点(2018-04-27 02:02:17) |
309. ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
《ネタバレ》 テレビシリーズ「ノーゲーム・ノーライフ」の世界観を知る上の、これ以上なく豪華な副読本的作品。 テレビシリーズありきの劇場版アニメという取っつき難さはあるものの、初見殺しというほど愛想無しでもない。そこそこ佳作なのだが「そんな中途半端な劇場版やるくらいなら、とっととセカンドシーズン始動しろやマッドハウスさんよう!」とも、思わないでもない。 [DVD(邦画)] 6点(2018-04-15 02:09:55) |
310. BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅
《ネタバレ》 私的には大不評だった一作目の感想を「悪い意味で次回作に期待」と締めたが、今作はなんと良い意味で裏切られた。 始終「真面目か!」とツッコミを入れたくなる点や、テンポの悪さや唐突さ、アマ声優の演技のぎこちなさ等、問題点が無い訳ではないが、原作のニュアンスに沿おうとする製作陣の姿勢が真摯であり、ケチが付けにくい。 三作目(完結編)はいつ完成するのかわからないが、今度こそキチンと期待したいところ。 蛇足ですが、ブルーレイの映像特典にダライ・ラマ14世が!予想外すぎて笑った。氏が観られたかは否かは定かではありませんが、嬉しそうにしておられました。そのうち自称・仏陀の生まれ変わりサンとか出しゃばるんじゃないかと、一抹の不安。(杞憂) [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-09-27 04:35:12) |
311. 劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール
《ネタバレ》 ソード・アート・オンラインの世界観は、テレビシリーズから割と好きなんですが、今作は「SAOシリーズの中では凡庸」といった感じです。 ラストのALOやGGOのキャラクターたちが「真のラスボス」に立ち向かうシーンは、劇場版ならではの展開。ベタですが胸熱。 [DVD(邦画)] 6点(2017-09-20 07:40:37) |
312. 傷物語Ⅲ 冷血篇
《ネタバレ》 鉄血編はドラマティックだったし、熱血編はセクハラ&アクションが楽しかった。そして、この最終章は、ちょっと予定調和的な「後片付け」感が強く、達成感に乏しい。少し残念に思う。 とはいえ、キスショットの背中から胸部を阿良々木が貫いたシーンのシュールさは、新房らしくて可笑しかった。 [DVD(邦画)] 6点(2017-07-31 02:25:56) |
313. 大魔神逆襲
《ネタバレ》 シリーズ三作目、タイトルは「逆襲」なのですが、今作の大魔神は冒頭から荒ぶっています。地震、水害、雪害、干ばつというオーバーキル気味の無慈悲な天災を以って、山村を蹂躙します。徹底した大魔神の示威行為、如何なイナカモノの無神論者でも「畏怖と畏敬の佃煮状態」に陥ること必至です。「前フリでココまで荒ぶり…後半は善悪問わずの天災で、日本が沈没するんと違うか…?怖いよ!」と、ぷるぷると震えながら鑑賞してた私でした。 どうやら、今作の主人公は山林の恩恵を十二分に得て育ったであろうと思しき、やけに肌がつやつやぷにぷにした少年四人。兄ちゃんを!父ちゃんを!村を!自由を!と勇んで、聖域でもあり難所でもある魔人のお山を攻略します。ロケ地の大台ケ原の雄大さも相まって、うーむ、時代劇特撮映画というより、もはや山岳映画の貫禄や! しかし、そこは大魔神シリーズ。「キッカケさえあれば、ジブン、何時でもイケますんで!!」とばかりにお山で鎮座し、少年らに信仰されつつも、今作も隙あらばと、殺る気マンマンです。お目付けに鷹まで飛ばす徹底ぶりです。 艱難辛苦の末の中~後盤、少年らの万策は尽き、地獄谷はまさしく無慈悲な地獄絵図と化し、使いの鷹も撃ち落された。 満を持して、雪中より登場する大魔神。登場した足元の光明が「地下カタパルトでセッティングしてました」みたいで、無駄に怖い!吹雪舞う中で立ちはだかる大魔神も、異様な怖さです。 さあ、今回は逃げ場の少ない山岳地帯での見敵必殺、しかも大量の硫黄やら火薬やら崖やら汚染された沼やらが完備されているという、大魔神シリーズきっての、絶好の狩場です。崩落イエス!爆破イエス!炎上イエス!追い詰めた荒川飛騨守を、シリーズ初の宝刀でザックリ逝った後、沼フラグも回収!イエエエエエエエエス!そのソツのなさが、怖いよ! 散々に荒ぶり、尚も少年らその他の民衆の信仰心もゲット。ご満悦の大魔神。「もう、遣り残した事ぁねェ…真っ白、真っ白に燃え尽きちまったよ…」と言わんばかりに真白な粉雪のごとく散る大魔神、カッコよかったです。シリーズ最終章を締めくくるに相応しいラストシーンでした。 「どこらへんが逆襲やったんやろ?」と思わない訳ではありませんが、まあいいじゃないですか。 [DVD(邦画)] 6点(2017-06-22 01:27:14)(良:2票) |
314. ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック
《ネタバレ》 1985年といえば、私も中二。ゲーム世代の真っ只中で、やれゲームだ、やれ早売りジャンプだ、部活めんどいだの、ガラの悪い先輩怖えだのと、一喜一憂していた、極々一般的なアホで残念な中学生だった私からすれば、この主人公。「お前は私か」感が半端ない。そんなにイイ出来とは言い難い映画でしたが、及第以下にはしたくない愛着のある映画でした。 蛇足ですが、ニュータイプを読んでいた主人公の友人(ちょい裕福なほう)の「永野護って天才だよなぁ」発言には、ちょっと異論を唱えたい。 [DVD(邦画)] 6点(2017-04-18 01:20:01) |
315. 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
テレビ未放送話というには豪華で、オリジナルというにはアリキタリ。結城信輝デザインのオデコ広いゲスト異性人女子の美麗さが、嬉しい。マワリクドイ上に疑心暗鬼というクズっぷりも、ご愛嬌だ。(おかしい) [DVD(邦画)] 6点(2015-10-07 01:25:47) |
316. アリーテ姫
ぱっと見は地味だが聡明な姫と、ぱっと見はオッサンだが幼児性に凝り固まった魔法使いが織り成す、ジュブナイル長編アニメの佳作。 全体的に地味で、中盤は冗長だが、後半はアニメ然としたスケール感のある演出と動画がカッコイイ。 [DVD(邦画)] 6点(2015-06-23 03:14:44) |
317. 楽園追放 -Expelled from Paradise-
《ネタバレ》 「そらアカンやろ」と思ってた虚淵玄と水島精二との相性が、想像ほど悪くなかった。面白い設定のワリには全体的にフツーという勿体無い出来ではあるが、後半のヒロインのハジケっぷりが気持ち良い。あと、次回作やテレビ版・楽園追放をほのめかす様なラストは、品がないのでやめた方がいいと思う。 蛇足ながら思ったのは…ほかの調査員を出し抜くためにボディ生成の時間を短縮したヒロインが、有能すぎる。ロリ、致し方なし。(って言うほどロリでもないのだが) [DVD(邦画)] 6点(2015-03-22 02:13:26) |
318. 機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン
《ネタバレ》 前episodeにて、坊っちゃんカラーを消せないままでも、ちょこっと頑張って「俺と一緒に地球に降りてくれ」とミネバを口説いたリディ少尉が、盛大にフラレる痛々さ満載の今章。それに尽きる。 よくあるエリート特有の脆さか、父親から明かされた「ラプラス」の真実を知った後遺症か知らんかど、もうやめてさしあげろ。そのヘタレさを助長するかのような浪川大輔の巧演技が、ニクイ。 [DVD(邦画)] 6点(2015-02-21 01:27:59) |
319. 機動戦士ガンダムUC/episode 3 ラプラスの亡霊
大局のなかで小さく息づく各々の描写がたまらんのだが、とくにギルボアの死がカッコよすぎて絶頂しきりでした。 [DVD(邦画)] 6点(2015-02-13 02:56:07) |
320. ジョバンニの島
《ネタバレ》 舞台は色丹。戦後の動乱に翻弄された少年主人公が、ボロボロになりながらも前へと進むその姿が、何しかカッコいい児童アニメの佳作。 とはいえ、戦争、事実を基にした題材のアニメゆえか、お涙頂戴的なイヤらしさを感じるのもまた事実なのだが、主人公らが夢想する「銀河鉄道」の世界観描写が美しく、力強い。こういう滋味あふれる描写を観て、つくづく西久保瑞穂らしいアニメだったなぁ、と、実感した。 ラスト、老いた主人公がヒロインの孫とダンスを踊る時に、流れる曲がロシア民謡「長い道を」というのも、すごくいい。(政治的皮肉ではなく) [DVD(邦画)] 6点(2014-10-16 14:28:42) |