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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
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321.  
鬱屈した精神を痴漢行為でしか開放できない童貞男を主人公に、80年代以前の若者像を描く青春映画。記憶を辿れば前年の「十九歳の地図」と印象が近いかも。理由無き怒りの矛先として新聞の配達先を勝手に断罪、嫌がらせをする「十九歳~」の主人公に対し、心に抱えてるものが怒りなのか、焦りなのか、恐怖なのかは解りませんが、純は通勤途中に出会う女達を勝手に断罪、痴漢します。それはともかく、本作を有名にしたのは作品のテーマや出来ではなく、現在では立ち入り禁止らしい長崎県端島(軍艦島)ロケとリアルな痴漢シーン(と海外映画祭への出品)。確かに軍艦島のインパクトは鮮明に憶えてますし、タイプの違う様々な女が痴漢される様は、結構そそられるものがありましたっけ…。という訳で、5点献上。
5点(2004-09-21 00:07:34)
322.  原子力戦争 Lost Love
日常的な隠蔽工作が白日の下に晒され、美浜では遂に死者まで出した大規模事故が発生、しかし電力の大部分を依存せざるをえない今日の日本では、原子力発電所はより社会的で重要なテーマだと思いますが、こういうテーマの邦画って、(ドキュメンタリーを除くと)これと「東京原発」位しか無いんじゃないでしょうか。本作は発電所正門でのゲリラ撮影シーンから反原発の匂いも漂ってきますが(こんなものを劇映画で使用するなと言いたい)、基本的には原発とその「地域」までをも描こうとした社会派スリラー。しかし、悪魔的容姿で一人だけ浮いてる山口小夜子の扱いが象徴する様に、映画としては少し中途半端な仕上がりになってしまってると思う。ま、それでも貴重な一作であることには間違いないでしょう、5点献上。
5点(2004-08-24 18:12:46)
323.  呪怨 (2003)
確かに伽椰子は怨霊と言うよりはジェイソンやフレディに近いですけど、日本的怨霊をそーゆー風に扱うってのは斬新だと思ったし、だからこそ劇中での無差別大量殺戮が可能にもなる。しかし大量であるが故に、後半に行くに従い慣れてくるのも確か。折角の映画化なんだから、殺し方にももっとバラエティを出して貰わないと飽きてくる。どんでん返しや特別な秘密も無いのに、時系列をバラバラにする構成の意味も不明。期待したよりは怖くなかったってのが本音ですけど、予想した程つまらなくもなかった。ただ、「リング」が映画界に与えた影響って半端じゃなく大きかったんだなぁ、ということも再認識させられました。それにしても予告編を見る限りだと「THE JUON」は例によって、これのまんまリメイクっぽいなぁ…、5点献上。
5点(2004-08-16 13:36:24)
324.  隠し剣 鬼の爪
当然「たそがれ清兵衛」の様な作品を期待していたのですが、それは「たそがれ清兵衛」の焼き直しを期待していた訳ではありません。なぜ山田洋次は前作とほとんど同じ題材(とストーリー)を選んだのか? まさか「男はつらいよ」シリーズばりに、この路線で延々と作り続けるつもりなのか? しかし「男はつらいよ」は、車寅次郎という稀有なキャラクターと渥美清という稀有な役者がいて初めて可能だったこと。仮に本作が「たそがれ清兵衛2」だったとしても、同じストーリーを繰り返されては困る。もちろん悪い映画ではないし、大和撫子コンプレックスの私は、松たか子演じるきえに淡い恋心さえ抱いてしまった(特にラストの台詞とはにかんだ表情には恥ずかしながら目が潤んでしまった)。それでも私は納得がいきません、5点献上。
5点(2004-08-07 00:35:25)
325.  ラヴァーズ・キス
つまらない男の子とつまらない女の子の古臭く青臭いつまらないラヴ・ストーリーを見せられるのかと思いきや、その周りで繰り広げられる複雑怪奇な恋愛模様。この物語は周りの恋愛模様こそが主題なので、敢えて中心に位置する人物と恋愛をカビ臭く面白味の無いものにし、映画界ではビッグ・ネームを周辺に配置しているのです(平山あやに与えられているのはヒロインではなく単なる記号としての役割でしかない)。使い古された少女マンガの定番ラヴ・ストーリーを、こういう風に語る手法というのは凄く新鮮に感じました。映画としては、ヘンテコなフィルターと無駄なクレーン撮影の使い過ぎで、手持ちカメラ嫌いな私でもちょっとウザく感じました。それにしても、この二人以外は全員見事に片思いのままだなぁ(悲)、5点献上。
5点(2004-07-22 17:35:37)
326.  妖星ゴラス
物語の舞台は1980年代初頭の日本(製作が62年だから20年後の設定)。宇宙港なる物まで整備されるほど科学の発達した未来(現在からすれば20年前)、空撮された東京タワーの周辺に高い建物が1棟も建ってないのには笑ってしまった。例えば「メトロポリス」や「禁断の惑星」を観て「古い」とは感じませんし、本作のミニチュアの崩壊映像やゴラスの様々なイメージにも古臭さはありません。しかし、60年代そのままの風俗や風景と同居するSF的科学技術、そして高度経済成長に裏打ちされた無邪気とも言える未来への超ポジティヴなイメージからは、どうしても頓珍漢な印象を受けてしまいます。政府の予算獲得の様子等、一部の設定は凝ってるのに他はおざなり。物語の背景って結構重要だと思うんですけど…、5点献上。
5点(2004-07-22 17:34:21)(良:1票)
327.  阿弥陀堂だより
前半は地元の老人達を使う等、「萌の朱雀」の影響をまざまざと感じましたが、話が進むに従い物語がどんどん即物的になっていく。観客を無視してストーリーを語ろうとしない仙頭直美も問題だと思いますが、ゆったりとした自然の中で何も起こらないことを描こうとしながら、コマーシャリズムにも抗えない中途半端さはもっと問題。だから(朗読以外で)1ヶ所だけ入る寺尾聰のナレーション等、映画の作りもちぐはぐ。そんな中、一番の役得は小西真奈美嬢。映画の中とはいえ、「阿弥陀堂だより」を書いているのが彼女だと思うと、つい応援したくなっちゃいます。ってことで、5点献上。
5点(2004-07-15 23:33:12)
328.  BLOOD THE LAST VAMPIRE
背景を一切語らないままハンターと吸血鬼の死闘を描いていく、通産省(当時)からの補助金まで出ているのに、やけに血生臭いデジタル・アニメーション。もしかしたら全ての設定に意味があるのかもしれませんが、私にはことごとく意味不明。この物語と反戦的メッセージは全く繋がらないにも関わらず、時代背景が何故ベトナム戦争当時で、何故横田基地のアメリカン・スクールが舞台なの?(こういう所に潔さが感じられないんだよなぁ) しかし映像的にはその表現方法や構図のカッコ良さ等、デジタルの威力を遺憾なく発揮していました。デジタルの実験という意義に対し、5点献上。
5点(2004-07-09 16:10:07)
329.  大怪獣ガメラ
ま、本作のストーリーはほとんど「ゴジラ」のパクリと言っていいでしょう。しかしガメラ自体の設定はオリジナリティがあり、既に本作から完成されていました。火や熱をエネルギー源とし、従って人類の持つ火器は無力。体内に動力源を持ち、火を吐いたり噴射したりすることが出来る。空を飛べる。そして何故か子供には優しい(内向的で迷惑な行動しかとらないこのガキは、是非ガメラに踏み潰されて欲しいと思いましたが…)。当時としては本作のZ計画も中々ダイナミックな設定だし、それによってガメラは死なず宇宙怪獣になる訳ですから、これは中々のアイディアでした、5点献上。
5点(2004-07-03 22:42:42)
330.  地獄(1960)
≪地獄の地獄シリーズ第四弾≫ 場末のホステスの様な人達の緩んだセミ・ヌードをバックにした、力の入り過ぎた行書体のオープニング・クレジットから観る者を威圧してくる(そのBGMがまた凄い)。映画の中身は不条理、この一言に尽きる。開始一時間で登場人物全員が憤死、現世に於いてさして悪行を重ねていなかった様に見える人まで含めて、その全員が地獄に堕ちる(これじゃあ死んだら誰でも地獄行きだゾ)。そして地獄に堕ちた天知茂には、地獄の様な現世と同じ現世の様な地獄が繰り返される地獄が待っている(正に生きるも地獄、死ぬも地獄。それにしても他の刑はショボい映像しかないのに、皮剥の刑だけ何で特殊メイクなんだろ?)。あんまり面白い映画とは言えないですけど、何とも評価しにくいので5点献上。
5点(2004-07-03 22:42:20)
331.  アカルイミライ
数々の解説や監督本人の弁によると、本作は未来に対するポジティヴなイメージを描いているらしいのですが、私も本作から「明るい未来」を感じることはとても出来ませんでした。逃げ込める先(=わがままの通る場所)が「夢の中か刑務所の中だけ」の「生きてるのか死んでるのかも分からない」クラゲ達。そんなクラゲが大量発生する未来が明るい筈が無い。彼らは社会人として生きる覚悟もヤクザになる根性も無く、唯々ぼんやりと光りながら上澄みの中を漂うだけ。「目的意識を持って努力すること」が美徳だとはとても思えないですけど、彼らよりはマシかもしれません、5点献上。
5点(2004-06-17 23:01:10)
332.  王立宇宙軍 オネアミスの翼
これもまた、余りにも高い評価に惑わされてしまった為でしょうか、クオリティの高い映画だとは感じましたが、個人的には今一つな印象。メカ好きでディティールにこだわりたい人達が一生懸命作ったという感じは伝わってきますが(きっと皆さん、余程この打ち上げシーンを描きたかったんでしょうね)、この当時でさえ陳腐なレトロ・モダンの世界観に新しさは無いし、肝心の物語が弱過ぎる。また、インダストリアル・デザインにこだわるのと同じ位、コスチューム・デザインにもこだわって欲しかったです。人によってはこのバランスの悪さが堪らないのかもしれませんが、私的には5点献上。
5点(2004-06-11 16:04:17)
333.  回路
21世紀の、そして日本ならではの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」。死者の概念が「死体」である西洋的思想と「霊魂」である東洋的思想の違いがデジタルとの融合を可能にし、死体に襲われる物理的恐怖と亡者に呪われる生理的恐怖の違いが独特な世界観を形作っています。発想自体は非常に斬新だったと思いますが、個人的にこの脚本には不満です。主人公を一人にして、その一人が追い詰められていく絶望を描くか、エピソードを五つ位に増やして、日常への死の広がりを俯瞰で描いてくれてたら、更に面白い映画になっていたと思います。そんなことで、惜しくも5点献上。
5点(2004-05-25 23:13:17)
334.  ブルークリスマス 《ネタバレ》 
UFO目撃者の血液は青色に変化するというアイデア一本で、いくつものエピソードを同時進行させる倉本聰のオリジナル脚本を、岡本喜八がダイナミックに演出した現代の(と言っても四半世紀以上も前の)魔女狩りを描くSFサスペンス。本作のテーマは未知への畏怖ではなく人心の恐怖だったらしく、UFOや青い血、そして「X-ファイル」ばりの陰謀にまつわる説明は一切無し。従って不気味さはありますが、今一つ説得力の無い仕上がりとなっていたように記憶してます。降り積もった白い雪の上を流れる竹下景子の青い血が、勝野洋の赤い血と混ざり合う美しくも悲壮なラストシーンで、倉本聰は人種融和のメッセージを伝えたかったのだと思いますが、当時は多少がっかりして映画館を後にしました、5点献上。
5点(2004-05-25 23:11:37)
335.  コンセント
当時はBSのハイビジョン・ドラマとして放映すると同時に映画として公開するという、一風変わったメディア・ミックス戦略をとってました。私はBS-i版と映画版の両方を観ましたけど、当然ながらベースは同じで、映画版にはよりファック・シーンが増えているといった感じです。しかしコンセントのメタファーがヴァギナであり、プラグがペニスであることを考えると、「セックスによって救いをもたらす都会のシャーマンの覚醒」というテーマに、ファック・シーンは不可欠です。特に、原作のラストに代わる国定とのファック・シーンが有るのと無いのとでは、作品として全く違うものになってしまいます。従って作品としては映画版が完全版といった感じでしょうか(個人的にはもっと劇的な展開や演出があった方が良かったと思います)、5点献上。
5点(2004-05-14 22:40:52)
336.  修羅雪姫 怨み恋歌
前作とは打って変わって壮絶さよりも、何故か怪しさの爆発した仕上がりに…(よりマンガ的になった?)。明治末期のカオス的雰囲気に加え、とにかく出てくる人物が怪しい人(特に洋館がハマり過ぎる岸田森! 彼に比べれば修羅雪など普通の人です)ばかりで、まるで江戸川乱歩の世界の様になってます。血飛沫をケチった(?)のも少し寂しかったし、また、前作では余り気になりませんでしたが、大人数を相手にする大立ち回りが何度も出てくるので、梶芽衣子の腰の座ってない殺陣も少し気になりました。全体としてパワー・ダウンしてしまった感は否めません。という訳で5点献上。
5点(2004-05-14 22:39:55)
337.  スワロウテイル
決してつまらない話ではないと思うし、少ない予算の中で作り上げられた円都やそれぞれのキャラクターの設定もクールだとは思いましたが、では、岩井俊二は果たしてこの物語から一体何を伝えたかったのでしょうか? それが解らない。それに、主人公はアゲハで、本作は彼女の成長物語という解釈で良いんですよね? だとしたら、岩井俊二はその周りを描くことにばかり熱心で、肝心のアゲハの物語を描いていない。そうなると、問題はやっぱり脚本。マンガの様な緻密なストーリー・ボードに力を入れる前に、脚本自体に命を吹き込んで欲しかったと思います、5点献上。
5点(2004-05-05 00:10:31)
338.  天国の本屋~恋火
私の全く知らない所でベストセラーとなっていた「天国の本屋」シリーズの映画化。原作の一作目と三作目をミックスして脚本にしたらしいのですが、(↑)このどっちつかずの題名が表す通り、各エピソードがバラバラになってしまった、まとまりの無い作品という印象を受けました。全体を通すストーリーの骨格が弱い上に、その主人公(ってか、唯の狂言回し?)である筈の玉山鉄二の情報が一切語られず、また、現世の竹内結子が何故「恋の花火」と叔母の恋人に執拗にこだわるのかも伝わってきません。各々のエピソードは心温まるものばかりだし、ファンタジックな北海道ロケも雰囲気抜群だっただけに残念です。モニター試写会での鑑賞だったので、劇場公開版には変更が加えられるかもしれませんが、とりあえず5点献上。
5点(2004-02-28 01:54:05)(良:1票)
339.  花とアリス〈劇場版〉
多彩な出演者や、マンガ家の名前の駅名や学校名、「ペーパー・カンパニー」という芸能事務所の名前等、周辺の遊び心で所々笑わせてはくれる。しかし、恋愛の部分を少し中途半端にまとめてしまった感のある古臭い少女マンガの様な設定の映画を見られる物しているのは、岩井俊二ではなく、偏に鈴木杏と蒼井優の魅力。特に、巻頭は大して魅力を感じなかった蒼井優が、映画が進むに従いとても魅力的になっていく。中原俊に撮らせたら更に魅力を発揮したことでしょう。不要に長いのも気に食わないけど、本作の最大の不満はその映像。発色が悪く、画質の定まらない素人臭い手持ちカメラの映像はどうにかならないものか(「8 mile」や「アイ・アム・サム」なんか同様の撮影手法だと思うんですけど、どうして邦画と洋画ではこうも品質に差があるんでしょう?)。という訳で、総合評価5点献上。追伸:完成披露試写会で主演の三人と監督の舞台挨拶があったんですけど、最も舞台栄えしたのは役者ではなく、岩井俊二その人でした…。
5点(2004-02-20 01:10:08)
340.  千年女優
呆けた婆さんのホラ話と言うよりも、狂信的ファンの妄想って感じ。「PERFECT BLUE」同様、究極のナルシシズムをテーマに据えて、虚実の織り交じったストーリー展開でそこそこ観せては貰えますが、本作には物語では補いきれない致命的欠陥がある。それは女優・千代子自身に全く魅力が無いということ。人物設定、キャラクター・デザイン、声優、劇中劇の中の役、どれを採っても全年代全く魅力が無い。「PERFECT~」と違い、本来ならこの映画はストーリー以前に、千代子の魅力だけで観せきるべき脚本の筈。従って、これは演出の失敗です。ということで、残念ながら5点献上。
5点(2003-12-29 21:55:21)
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