821. 茶の味
不覚にも幸子で泣いてしまった。 全体的な構成としては纏まりがないんだけど、ときどき琴線に触れるシーンがある。 なんとも言えないシュールさにちょっと心が癒されました。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-13 04:37:02) |
822. 大帝の剣
ちゃんと助けてよ!で笑った。 表現がいちいちグロテスクなのが気に入らないけど、こういう開き直ったB級コメディもたまには悪くないかも知れない。 総評としてはいまいちなんだけど、所々笑えたので損はしてないと思う。 長谷川京子のコントもこの作風にはマッチしていて良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-12 13:48:32) |
823. 青い車
何故、アヒル?意味不明。 もしもの事故に備えて保険に入っておけということなんだろうか。 物語が見えて来ないままに終わってしまったし、どう考えても麻生久美子の無駄使いです。 [DVD(邦画)] 3点(2007-10-11 12:59:09) |
824. 暗いところで待ち合わせ
僕のおばあちゃんも目が見えなくて、おばあちゃんと一緒に外に出掛けると廻りの人たちがとても親切にしてくれました。 違う世界に迷い込んだのかと思うほど、本当に親切にしてもらえたので、僕はおばあちゃんと出掛けるのが好きだった。 おばあちゃんはゆっくりとしか歩けなかったので、信号が変わるまでに横断歩道を渡り切れないこともあったけど、一度だってクラクションで追い立てられることはなかった。 おばあちゃんと僕が渡り終えるまで、その場で停止して待っていてくれる。 日本という国には、そういう優しい一面もあるんだということを僕は知っています。 この作品に出てくるような障害者に対する酷い仕打ちが現実の話じゃないことを祈りたい。 作品自体の出来としては、息を潜めて隠れ続けるという部分に違和感を感じた。 目の不自由な人はびっくりするくらいに聴覚が発達しているので、たぶんあんなふうに隠れ続けることは無理だと思う。 あと、話をしている人の方を見ないとか、オルゴールに視線を合わせないというのも可笑しな演出で、音に対する敏感さが欠如しているように感じた。 それでも、物語終盤の展開には感心するしかなくて、フィクションとしてみるなら本当によく出来たシナリオだと思います。 流石にもう1人の目撃者には気が付かなくて、やられたなぁって感じでした。 あと、劇中に登場する喋る時計は僕もプレゼントしたことがあって、嬉しそうに何度もあの無機質な音声を聞いていたおばあちゃんの姿を思い出して、ちょっと泣きそうになりました。 [DVD(邦画)] 8点(2007-10-09 14:13:50)(良:1票) |
825. ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状
このシリーズは結構好きで見ていたけど、それぞれシリーズ時の可愛さには疑問符が付く感じだったのに半分冗談で作ってるとは言え映画なのでお金を掛けてるのか、少し成長したからなのかわからないけど、みんな可愛くなってて驚いた。 特典で付いてた映像と見比べても明らかに可愛くなってるのがわかる。 まあ、それでも映画としては明らかに堀北真希の無駄使いでしかないんだけどね。 とりあえず面白いとか面白くないとかいう次元を超越したアイドル鑑賞作品なので、可愛ければそれでいいんでしょうね。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-07 15:37:07) |
826. ありがとう (2006)
震災の描写が余りにもリアルで涙が止まらなかった。 僕が神戸入りした時にはもう長田の街は焼け野原で、それまでの数日間の出来事を実体験したわけではないけど、まるで自分の身に起きた出来事のように感じられて怖かった。 この作品は僕のような震災を体験しなかった人が観たとしても、その経験を共有できるくらいによく出来ているんじゃないだろうか。 被災した人たちから言わせるとそんな生易しいものじゃないと笑われるかも知れないけど、何も知らないよりは遥かにマシでしょう。 中盤の復興過程がやや駆け足だったことと一部の役者のイントネーションに違和感を覚えるのがちょっと不満。 あと、主演の赤井英和がちょっと若すぎる? でも、全体としては本当によく出来た作品に仕上がっていると思います。 終盤はがんばろう神戸のゴルフ版といった感じで、展開的にはあり得ないと思いつつも自然と応援していて、ベタな演出ではあったけど素直に感動しました。 たぶん自然災害はこれからも多くの人を悲しませ続けるのだろうけど、日頃の備えと困難に負けない強い心が大切なんでしょうね。 そんな時に僕には何ができるのかをもっとよく考えてみたいと思います。 [DVD(邦画)] 9点(2007-10-03 04:48:43) |
827. 秒速5センチメートル
とりあえず背景が素晴らしい。 ただ綺麗な背景というだけなら、他にもクオリティの高い作品はあるけど、この作品は背景を含めた構図が素晴らしい。 これが単なる感性の良さなのか、レイアウトの時点で構想を練って作り上げられたものなのか、ちょっと気になる。 あと、選曲もいい。 というか、『One more time, One more chance』の為に作った長いPVといった感じ。 この曲が嫌いでなければ、1回は見ておいて損はないでしょう。 物語に関しては短編ということもあって、描かれてない部分は想像で補うしかないけど、僕の想像によると名作としか言いようがない。 飽くまでも僕視点での評価だけどね。 とりあえず1話目はピュアで心洗われるような話。 2話目は切なくて泣きそうになる話。まあ、僕は泣きましたが・・・。 3話目は現実的な女と妄想的な男の対比が残酷な話。 まあ、人生なんてそんなもんです。 高校時代に戻ってやり直したいとか思っても、もう遅いわけです。 あんまり好きじゃなくても、妥協して食べられる時に食べておかないといけないというあり難い教訓を活かして、好き嫌い言わずに生きていきたいと思いました。 [DVD(邦画)] 9点(2007-10-02 21:05:49) |
828. キル・ビル Vol.1(日本版)
ただ復讐するだけの単純なストーリーだけど、斬新なチャンバラアクションは見応えがあったと思う。 レビューを書こうとしてアメリカ版と日本版があるということを知ったけど、 アメリカ版は残酷なシーンがカットされて上映時間が2分ほど短いらしい。 僕の記憶が確かなら、残酷なシーンは2分なんてもんじゃなかったけどね。 [DVD(吹替)] 7点(2007-09-23 04:22:29) |
829. 春の雪
自業自得で同情の余地がない。 もう勝手に死んでくれとしか言い様がない。 映像的にはよく出来ているだけに本当に残念な作品になってしまっている。 [DVD(邦画)] 4点(2007-09-10 05:36:53) |
830. 出口のない海
モチーフとしては見飽きた感のある特攻ネタの戦争映画。 物語も盛り上がりに欠けるし、退屈な作品になってしまっているように感じる。 いっそのこと恋愛映画にでもしてしまった方が良かったんじゃないかと思えた。 [DVD(邦画)] 4点(2007-09-10 02:46:53) |
831. 蟲師
雰囲気は良かったけど、肝心の物語が弱すぎて退屈だった。 映画の長尺に耐えられるだけの本筋を用意せずに雰囲気だけに頼った作品作りになってしまっている。 素材がいいだけに非常に残念な作品。 [DVD(邦画)] 4点(2007-09-09 06:33:30) |
832. 真夜中の招待状
妙にエロくて、妙に怖くて、妙に納得の行かない物語。 とりあえずこの四兄弟の命運に関しては本当にどうでもいい。 行方不明になろうが、自殺しようが、好きにしてくれたらいい。 奥さんの7年間の情婦生活を考えたら、他の登場人物の悩みなんてちっぽけなものだ。 主人公の心変わりも呆気に取られる感じで、誰を好きになろうと知ったこっちゃない。 びっくりするくらいに後味の悪い作品でした。 [DVD(邦画)] 4点(2007-09-09 04:34:17) |
833. 半落ち
いちいちキャストが豪華でやられてしまいました。 前半はミステリー、後半は人間ドラマといった感じで、真相がわかってしまえばなんてことはない物語なんですけど、僕はもう号泣でした。 これはフィクションであり、作り物の殺人事件なんだということは頭の中で理解しているんですけど、もしかしたら同じような境遇に置かれて苦しんでいる人が世の中にはたくさんいるんじゃないかと思えて仕方なかった。 そういうときに僕はどうしたらいいんだろうか? 自ら手を掛けるべきなのか、見て見ぬ振りをするべきなのか、慰めたり、手を差し伸べたり、他にも何か僕にできることはあるのだろうか? やっぱりこれはその立場になってみないと答えの出せない問題なんでしょうね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-09-08 02:27:30) |
834. 忍 SHINOBI
CGの技術力としては高いのかも知れないけど、動きがなんだか変。 せっかくの技術を使いこなすセンスに欠けているといったところでしょうか。 物語としては単純な殺し合いなんですけど、登場人物が特に見せ場もなく、さくさく死んで行くのでテンポは悪くなかった。 見終わった後に何も残らないような無味無臭の作品です。 [DVD(邦画)] 3点(2007-09-05 17:46:54) |
835. MONDAY
斬新な演出は見所があったと思うけど、残念ながら尻すぼみに終わってしまった感じ。 コメディというほど爆笑できるわけでもないし、ストーリー性が高いわけでもない。 なんだかよくわからないけどセンスがいいような気がする作品。 [地上波(邦画)] 5点(2007-09-03 13:02:23) |
836. 彼女と彼女の猫
リアル系の背景にゆるいネコの取り合わせが最高にマッチしている。 この構成から言うと、一応彼女も登場しているけど、その彼女すら背景の一部にしてしまっている斬新な構図に感心せざるを得ない。 ショートフィルムということでストーリー性のある展開は期待できないけど、その語りの向こう側にある背景としての物語を感じることはできた。 [地上波(邦画)] 7点(2007-09-03 01:54:09) |
837. ほしのこえ
短編作品としてはよく練られた斬新なストーリーで見応えはあると思うが、映像がちょっとしょぼい。 特にキャラクターが変で違和感があった。 メカもなんだかなぁ。 総合的に評価すると微妙な作品と言わざるを得ない。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-03 01:38:44) |
838. お受験
コメディとして見ると随分すべってる感じではある。 序盤は明らかに違和感のあった家族模様が、終盤にはすっかり温かい家族に変わっていて微笑ましいのだけど、面白いというようなレベルには達していない。 もう少し脚本を工夫してみるべきかも。 [DVD(邦画)] 4点(2007-08-31 12:21:55) |
839. 寝ずの番
エイが可愛かった。 [DVD(邦画)] 4点(2007-08-28 15:03:27) |
840. 東京ゴッドファーザーズ
まず疑似家族を構成する凸凹トリオの掛け合いが面白い。 それぞれに背景があって、その伏線が少しずつ解きほぐされつつ、本筋のストーリーも進んで行く感じがよく出来ていると思う。 終盤の加速感も流石で、ラストも上手く纏まっている。 作画のクオリティも高くて、とにかくよく動く。 声優のキャスティングも成功しているんじゃないかな。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-27 02:47:20) |