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プロフィール
コメント数 1284
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年齢 52歳
自己紹介 おうちにテレビがないので、アニメはリアルタイムでなくDVDで観る派

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1.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
【先行上映会にて鑑賞】  今年は「こうの史代原作の初のアニメ化」という事で、期待やら不安やらクラウドファンディングやらと忙しく過ごした2016年でした。期待というハードルはエベレスト山頂よりも高くなり、それと同時に発生した宇宙空間よりも広く深い漆黒に染まった不安と、日々やんごとなく格闘する私でした。  「ブラックラグーンの片渕監督やし、原作モノのアニメ化は巧者なはず」「キルラキル以降ヒット作のないMAPPA製作やけど、大丈夫なんか(キルラキルはトリガーだよ!と、2017/10/07に気付く)」「主演は能年…あまちゃん観た事ねぇけど、どうなんやろ!」…等々の、期待と不安。  それでも、呉を舞台にするアニメを作る下準備の惜しみ無さを、ほとんどストーカーかよ!というレベルで観察させていただいたせいでしょうか。当時の風俗、流行、背景などの設定の緻密さ、丁寧さに、驚かされるやら呆れるやら。私の不安など霧散させる監督のコダワリっぷりには、まったく脱帽です。  しかし…アニメは総合芸術。準備期間の長さやコダワリなんぞと、作品のクオリティは決してイコールではありません。  「結局めっさハードル上がってるやん!うおおおおどうしよ!ハードルどころか、幕、上がってるやん!」と、期待と不安に駆られた満員の劇場、そして私。  「かなしくて~かなしくて」コトリンゴ手がけるオープニングが流れ、動き出す世界。この時の静かな高揚を、どう言い表せばいいのか、わかりません。喜怒哀楽のすべての感情が、静かにふるふると蠢動していたように思います。  鑑賞後「拾いそびれたエピソードが惜しかった云々」「こうの漫画の起承転結の巧さが、長編アニメにそぐわない気がしないでもない」などと、つらつらと思い耽っていましたが  「この世界の片隅で…生きてきて良かったなぁ 生きる意味、あったなぁ」で、締めくくられていました。  製作陣のすべての人に、惜しみない拍手と賛辞を。クラウドファンディングに参加できたこと、それ以上に、この映画に出会えた事を、私は一生誇りに思います。  蛇足ですが、聖地巡礼は済ませました。公開前なのに!
[試写会(邦画)] 10点(2016-11-05 03:26:36)(良:1票)
2.  風立ちぬ(2013)
真摯とは決して言い難い人生をイイカゲンにノラリクラリと謳歌している私ごときが恐縮ですが、人生をモノ作りに捧げた一人の男の、美しくもはかなく、そして力強い青春の軌跡に、すっかり魅せられた。
[DVD(邦画)] 10点(2014-07-02 01:21:52)
3.  言の葉の庭 《ネタバレ》 
雨の日の四阿でゆっくりと逢瀬を重ねる見知らぬ二人。下手をすれば嫌味で陳腐なロマンスにしかならないような展開を、臆することなく描きあげて洗礼させた新海誠のセンスに脱帽するほかない。  「あなたは子供で、私は大人でしょ?」と、孝雄との距離を置こうとする百香里が、ラストに見せた結末、そこにに差した陽の光が奇跡的に美しく、愛しい。  圧倒的な美術と繊細な脚本という新海誠の真骨頂を、これ以上なく堪能できる奇跡的な46分でした。新海作品の信者である私にとっては、この点数以外ない。
[映画館(邦画)] 10点(2013-06-03 06:56:56)(良:1票)
4.  黒部の太陽
日本の全土木従事者に敬意し、感謝したくなる、最高のエンタテイメントでした。観た後に「黙って私に、樽酒とヘルメット持ってこい」と、超興奮。や、トンネル掘ってないのに私。
[映画館(邦画)] 10点(2012-09-27 08:07:08)
5.  ディア・ドクター
「人間なんて、そんなモンじゃないですか」と、聞こえてきそうな夢のないリアルな人間描写の上に、一筋縄ではいかない脚本と演出。  笑福亭鶴瓶という稀代の曲者を軸に据え、余貴美子・香川照之・八千草薫・井川遙(そして河原さぶw)という、隙のない布陣で固めた役者陣の妙味。  そして、決して大袈裟ではない、ちょっとした慈愛とファンタジーを隠し味にして、丹念と、訥々と、丁寧に構築された、稀有な人間賛歌でした。  うーむ。監督・西川美和。もはや巨匠の域か。私よりも年下なのだが。  
[DVD(邦画)] 10点(2010-10-01 03:43:48)
6.  無法松の一生(1958)
損得の埒外で人のために尽くして生きることが出来たなら、それこそが仁義である。車屋であろうが軍人であろうが任侠であろうが八百屋であろうが、である。言葉で評する事すら下卑てしまうが、その「仁義」の体現といっていい「無法松」の美しくも不器用な生き様に、泣いた。泣けた。という事は、一応、自分の中にも無法松のDNAらしきモノが存在しているという証拠なのか。ならば、「一生」を生き抜くという素晴らしさ、ストイックさ、美しさに、少しでも近づきたいと、思った。
[DVD(邦画)] 10点(2007-04-07 22:57:50)(良:1票)
7.  日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声 《ネタバレ》 
この作品の登場人物には、ほんの一縷の希望もない。安っぽい櫛が歯こぼれていくように日本兵は無造作に死にゆく。みすぼらしく、まったくの容赦もなく、救いもなく、当然ながら美しくもなく、死んでゆく。ガックリと陰鬱な気持ちで観終えた束の間、唐突に冒頭の「生きている人間として」の一文が霹靂のように頭に響く。作中では描かれていない「ほんの一縷の希望」というやつが、生きてこの作品に触れ、陰鬱になると同時に憤りをも隠せない私に深く突き刺さる。ぐさり、と、託された。
[DVD(邦画)] 10点(2006-07-18 08:23:51)
8.  鬼畜 《ネタバレ》 
ただでさえ涙腺が弱い私。安易に涙するのはどうも安っぽくなると思い必死で我慢したものの、あえなく沈没。瀑布のように涙腺が決壊。  私が泣いたのは「子供」の観るに耐えない不憫さや、「大人」の鬼畜と称されるまでの「エゴ」に対する怒り等よりも、ラストに「父親」の懺悔する余地があった奇跡みたいな瞬間である。  現在も「鬼畜」と呼ぶべき犯罪者が、凶悪で、無慈悲で、時には理解の範疇を容易に超越していくような事件を起こし世間を賑わす。 当然、こんな犯罪が未然であるに越したことは無いし、起こってくれるなと祈りたくも、ある。 それと同じくらいに、彼ら「鬼畜」にも身を裂くような懺悔で一杯になるような瞬間があらんことをひたすら祈りたい。  そう祈らずにはいられなくなる作品。
[DVD(邦画)] 10点(2006-06-26 12:58:40)(良:1票)
9.  赤ひげ 《ネタバレ》 
治癒すべき病とは心体に根差すものだけではないのだと、強烈に感じた。圧倒的ともいえる厳しさと暖かさ、そして不器用さで。そして驕る事もなく。自分もそう生きて行きたい。名作だからそう感じた訳ではなく、そう感じさせるからこそ名作なのだなぁ、と。単純に思った。 黒澤作品に満点をつけるのは、なんとも安易!とも思うのだが・・・どうしようもなく、面白かった。
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-27 07:21:45)
10.  NOTHING ナッシング 《ネタバレ》 
平均点、低っ!?何でかな?さては私のセンスが相当悪いのか、だが、この映画の(というか監督の)相当イカレたセンス、ミニマル感、映像美(と言えるのか?)は、希少です。やっぱ。最後に消せずに残った「NOTHING」出来ない何かが、素晴らしい。それが二人の社会不適合者の共同脳内天国、だったのかもしれないとしても。足並みの揃わない点数つけて申し訳ないが、低い点数に反抗して評価した満点ではなく、私個人としてこういう作品が強烈にツボなのです。
[DVD(字幕)] 10点(2006-03-15 01:03:02)
11.  MIND GAME マインド・ゲーム(2004)
「東京ゴッドファーザー」で日本のアニメーションの進化や可能性について嫌ほど思い知らされたが、「MIND GAME」は更に上を行ったといった感じ。大体、このマニアックな作品を映像化するってだけで勇気いりますよ。個人的にはロビン西氏のファンである私ではありますが、この作品にゃ正直何の期待もしてませんでした。しかし、なんじゃこりゃ!?精神世界の表現をここまでブッ飛ばした感覚で突き進むセンスには、驚愕。滅茶苦茶ポップやん!音楽もプロデューサー渡辺信一郎、そしてボアダムスの小林氏による天才的な疾走感!堪らぬ!すげ! テーマもやさしく、暖かい。なんか観た後に希望すら涌いてくるね。最高でした。アニメを普段見ない人、なおかつポップな世界観に理解のある人は必見かも。
[DVD(字幕)] 10点(2006-03-09 08:18:32)
12.  砂の器
点と点が線になり紡がれていく展開の巧みさは「御家芸!本格社会派ミステリ松本清張節」の持ち味じゃん?どうやっても面白くはなるんじゃないのぉ?とか言いつつ斜めに構えて観ていたら、エライ困った。ヤバイ!タダの「火曜サスペンス劇場の延長映画」かと(アホウゆえに!)思ってた!こりゃ遺憾!  演出!ロケ!音楽!トリワケ素晴らしいカメラワークの説得力!アーンド出演陣の見惚れる演技!あれ?丹波哲郎も森田健作も、私、嫌いなのに?ウッカリうっとり!みたいな渋い&アッツい刑事っ振り。業深きピアニストの苦悶を見事に演じた加藤剛、忘れちゃいけない緒形拳、一際凄まじいのは加藤嘉の鬼気迫る怪演! 何でだ?!浜村淳が一から十まで懇切丁寧に、ミッチリ「さて、ミナさん~」と、解説されてしまっている(笑)という呪われた経緯のある本作だったのに、ラストのクダリはシーンからは目が離せん! オーケストラ・捜査会議・回想シーンの絶妙な編集、っつーかコンテ。完璧(にしては長い!という声もあるかと思うが、割愛!)というか(ヒューマニズム!)感動というか、(ミステリファン的にも!)快感というか、もぉ、駄目~涙腺もゆるむし、達成感はモッサリ山盛りだし。完全にのめり込んでしまいました。 ラストのコンサートの終焉を待つ刑事二人~終幕にかけての爽快感も、(本作の長さもあってか)ヒトシオ。ビバ邦画!正しく邦画の至宝だと(今更に)思う。  とりあえず最近TVシリーズに某アイドル主演で焼き直された、らしいが、ソレを見る前に、本作は観ておいてほしいよねぇ。多分、TVドラマ如き等には比べ物にもならないだろう。ついでに本作主演の「霊界の通信塔」に、お願いして原作の松本清張の怒りの雷でも落としてもらうってのは、どうだろう?丹波さん。
[DVD(邦画)] 10点(2005-02-02 05:37:02)
13.  用心棒
「巨匠の作った映画」という先入観が良いようにも悪いようにも作用してキチンと評価できないかも、と、思っていましたが完全に杞憂。堂々たるエンタテイメント!完全なる娯楽作品!ん~!なにをいっても陳腐な世辞にしかならない!完敗!…?あれ?あの丑寅側のデカイ男は…もしやジャイアント馬場?
10点(2004-04-21 00:53:08)
14.  生きる
ラストシーンの何とも言えない「苦味」までもが、絶妙。で、完璧。
10点(2002-12-01 19:12:56)
15.  じゃりン子チエ
大阪に住んでてよかったと思うのは、二つ。お好み焼きで飯が喰える事、それと「じゃりんこチエ」の大阪弁がネイティブに理解できること、だ。この点数は、そんな大阪人としての俺の「血」がそうさせているのだろう・・・。で、噂だが、当時の吉本興業の社長が出演した芸人たちに、「お前ら声だけで出とんねんさかいギャラ半分でええやろ?」と言ったらしいが、本当なのかな?笑。
10点(2002-12-01 19:03:32)(笑:1票)
16.  人情紙風船 《ネタバレ》 
愚直の体現のような浪人・海野又十郎が終盤の宴会で「毛利様が狼狽えておりましたか」と、ほくそ笑むシーンが醜悪で、ゾッとした。  止められた酒に酔い、ご近所の評判も落とし、内助の功・おたきにへらへらと嘘までつく始末。  ここで、酔い潰れている又十郎の前にスッと懐刀を取り出すおたきの所作に、またもやゾッとした。  「おや、またかい?今度は心中だとよ」と、長屋は今日もズルズルとした日常に塗り潰されていく。この展開の見事さに、ゾッとする。  名作というよりかは、怪作の部類ではないかと、思う。  こんな悲話を遺作にしては遺憾だろう山中貞夫。「チトサビシイ」どころではない、どうにかならんか。(どうにもならんのだが)
[DVD(邦画)] 9点(2018-05-28 03:42:11)
17.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
新海誠作品のファンとしては、いち早く劇場に向かうべき作品だったのだが…「ぼっちが観に行くには、ちとツライ映画」「完全にリア充向け」「カップルの聖地巡礼で、岐阜ごった返し」などのニュースを見聞きする度「中年のぼっちはマーケティングの外か上等だコラ」とぷりぷりムクれた挙句、年末に至るまで鑑賞を差し控えていた私だ。  遅ればせながらの感想は、というと、相変わらずの圧倒的な美術と、(珍しく)コメディエッセンスを加えた繊細精緻な脚本の寄り添い方を堪能し、ここでマサカの田中将賀キャラクターという驚きと、RADWIMPSの登用という必然のような青臭さ。そして「出会えるようで、出会えない男女」から、今作の「出会えなさそうで、出会える」展開。どうした新海誠!出会えんのかよ今回は!「雲向こう・約束」以来か!胸が熱くなった。なんしか見事である。ヒロインのおっぱいを執拗に揉んだり、ヒロインが咀嚼したクチカミ酒を一気に失敬する主人公と、それに対するヒロインの等身大なリアクションも、秀逸。  蛇足ながら、ちょっと出演の「言の葉の庭」雪ちゃんせんせいは、嬉しかった。彗星落下を口実にして、孝雄も会いに来やすいやん!四国より近いし。(ゲスい中年の発想すまん)
[映画館(邦画)] 9点(2016-12-17 04:09:23)
18.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
東京湾に小型船舶、多過ぎ。車も、多過ぎ。こえー。ゴジラも怖いが、その過密に存在している船舶、自動車、そして人が怖い。  官僚各位に「首都移転はよ!」と、具申したくなる作品である。かなり真面目に。
[映画館(邦画)] 9点(2016-11-25 01:40:47)
19.  ガールズ&パンツァー 劇場版 《ネタバレ》 
本作を劇場へ観に行かなかったオノレの出不精さを、今回ばかりは呪わすにはいられない。4DXで観たら、さぞ楽しかったんだろうなぁ…いいなぁ。  「とりあえず大音量で観りゃエエんちゃうん?」と思い、アサハカながら普段の音量「30」から「36」にヴォリュームを上げ、とりあえず鑑賞した。耳痛い。  で。本作の感想ですが。しょんぼりカチューシャに胸を打たれました。プラウダ万歳。
[DVD(邦画)] 9点(2016-07-30 05:54:26)
20.  機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に
結局、ラプラスの箱って何ですのん?と、シリーズ最終章まで謎を謎のままに引っ張った箱の中身。  私的にはサイコなんたら的なトンデモ兵器か何か?もしくは、空けると魑魅魍魎が噴出して、したり顔の年寄りが「最後に残ったのが【希望】なんじゃよ」とかいう痛いアレか?などと、相当にイブカしみ、大いにヒネクレてた上で最終章に挑んだわけですよ。  そして鑑賞…エエエエエエ!?ラプラスの箱って、コレか!!!!!!!すべての謎は、すべて解けました。  福井敏晴、貴様は神か?これまで様々なガンダム・クリエイターたちが、多種多様な「宇宙世紀」を描きましたが、今作はそれらの何段階も高い場所に位置すると言って過言ではないだろう。  そして、その「ラプラスの箱」という優れた謎を肉付けしていた人間群像・相関も、一部の隙すら見あたらない。ほぼほぼパーフェクトである。  子供のころからオッサンになるまで、様々なガンダムシリーズを観てきた私ではあるが、この「ガンダムUC」を観るに至らせてくれた全てのガンダム・クリエイターに、特に富野由悠季、福井敏晴、そしてサンライズに、感謝したい。
[DVD(邦画)] 9点(2015-02-21 02:05:35)(良:1票)
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