1. 劇場版 きのう何食べた?
ドラマ版が好きな方なら必見。 すれ違いが起きても、誤解を生みそうな言動があっても、シロさんとケンジなら絶対大丈夫という安心感。中年カップルの日常を描いているだけなのに、なんでこんなに面白いんでしょう。上映中何回も笑い声が上がりました。一つ難点をあげるとすれば、ドラマか漫画を見ている人向けのストーリーなので映画単体で見る人には笑いどころがわからないかもしれません。 映画のテーマは「家族」。他の方も書いていらっしゃいますが、生々しいシーンはないので抵抗が無ければ男性の方も楽しめると思います。 とにかく内野聖陽さん演じるケンジが可愛い(笑)。 [映画館(邦画)] 10点(2021-11-10 19:43:13) |
2. 七人の侍
《ネタバレ》 10数年位前、名画座のような映画館で上映されていたので見に行った作品。ストーリーは現在にしてみればありきたりだし、映像も音声も経年劣化してしまっているけれど、それでも半世紀前の作品であるにもかかわらず非常にパワーがあり、全く時代を感じさせない。気がつけばいつのまにか3時間経っているほど世界にのめりこむことが出来ました。 [映画館(邦画)] 10点(2006-12-22 23:51:56) |
3. 劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ
《ネタバレ》 私には、30年以上ずっと大好きな「推し」がいます。なので、劇中のオタクたちには共感しかありません。 見返りなんてないのにひたすら推しに注ぎ続ける無償の愛、はたから見たらただのバカでしょうけれど、 「あー、この気持ちわかるわぁ」の連続です。 しかし、「両想い」であるえりぴよさんとくまささんにはちょっと嫉妬してしまいますね(笑)。 私の推しも、たまには塩対応を緩めてほしいです。でも大好きなので仕方ないですが。 [映画館(邦画)] 8点(2023-11-03 20:24:20) |
4. 映画 おそ松さん
《ネタバレ》 私は元々アニメ「おそ松さん」のファン且つ2.5次元舞台も楽しんでいたので、正直言いますと実写映画はスルーしていました。 ジャニーズのグループ「Snow man」を主役に起用したアイドル映画という認識でしたし、イメージが舞台版の役者さんでインプットされていましたので。たまたま暇だったのでAmazonプライム無料ということで見てみました。 ストーリーは想像していたよりもしっかりとおそ松さんワールド。むしろSnowMan目当てで見に来た女子の方は大丈夫なんだろうかと心配になるくらい六つ子はクズで、榎木孝明さんと南果歩さんは仕事選ぼうよとか、光石研さんまたこんな役どころを…とか、いろいろ考えているうちにおそ松さんらしい展開になり、おそ松さんらしいラストに。なんとなく、アニメ2期の1話っぽいなと思いながら見ていました。「終わらせ屋」の存在も面白かった。ああ、確かにこんな終わらせ方するドラマや映画あるよね、と(笑)。惜しむらくは、イヤミとチビ太が終始ツッコミ役に徹していた事くらい。あとはこの話、アニメで見たかったなぁ、と。キャラ紹介とEDにアニメキャラが出てきた時はオタク的にちょっと「おおっ」となりました(笑)。とりあえず、トト子ちゃん可愛いよトト子ちゃん。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-06-29 03:43:17) |
5. HK/変態仮面
《ネタバレ》 Amazonのストリーム配信で視聴しました。原作はリアルタイム世代でありながら未読(当時思春期だった私はタイトルと扉絵だけで読めませんでした)ですが、充分楽しめました。主役の「変態仮面」が、初登場時のポージングで笑えるのにどんどんかっこよく見えてくる不思議。そして狙ったかのようなカメラワーク。できれば映画館で、隣席の人たちとの間に流れる微妙な空気を感じながら見たかったです。「漫画の実写化」という本来ならハードルが高い分野でありながら、主人公のビジュアルの完成度の高さとシュールな変態表現でよくできた作品だと思いました。できれば刺客たちとのバトルも見たかったんですが、省略するのもネタのうちでしょうから野暮なことはこれ以上言わないようにします。 [インターネット(字幕)] 8点(2014-06-20 22:57:21)(良:1票) |
6. 銀河鉄道999
《ネタバレ》 原作・TVシリーズを上手く2時間に収めた映画版。鉄郎の年齢設定を原作&TVの10歳から15歳に引き上げたのは何か大人の事情があるのかもしれないですが、それでも大画面に映る彼らの旅は何度見ても面白い。メーテルは永遠に理想の女性像です。 [映画館(邦画)] 8点(2007-01-04 00:07:38) |
7. えいがのおそ松さん
《ネタバレ》 テレビアニメ「おそ松さん」ファン向けの映画です。各キャラクターの性格や設定の前提ありきなので映画単体として全てを楽しむのは少し難しいですが(作品中でも説明なくいきなり本編に入りますので)、ストーリー自体は切ない青春モノ。「おそ松さん」ファンには名エピソード「十四松の恋」っぽいと言えばわかりやすいかも。その分、ギャグは抑え気味です。将来の希望をもったり逆に未来が見えず行き詰ったりする思春期と、開き直って何もかも放り投げた成人ニートの対比がまたなんとも言えないですが、ファンは是非見るべき映画だと思います。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-11-15 01:07:46) |
8. 映画刀剣乱舞 継承
《ネタバレ》 私はゲームも舞台も知らない上刀にも詳しくないので、「和風ファンタジー」として見た感想を。(初めにいっておくと、私は脚本の小林靖子さんファンです)まず、知らない人のために若干説明があるので設定はある程度わかります。ここで私は「名刀の妖精さんが未来の世界でタイムパトロールしてる」と解釈。舞台は、日本の小中学校に通っていれば知らない人はまずいないだろう「本能寺の変」。敵の目的は信長の生存。刀剣男子達の目的は歴史の死守。一見歴史は守られたに思えたが、信長は生きていた!さあどうする刀剣男子!…ときて、なるほどこうくるかそしてこっちの歴史的事実を使ってこうアレンジするのか…!となりました。とりあえず小林靖子さん脚本は「無駄・冗長なシーンがない」「主人公に過酷な運命を背負わせるがカタルシスのある終わり方」「伏線をしっかり回収する」「辻褄があわないなんて事は一切ない」ので安心。7点なのは私が元ネタを知らないが故に理解が追いつかない点があったためで、ゲームの内容や名刀の由縁について知っていれば10点であったと思います。「あの人が持っていた刀だからあの刀剣男子はこんな反応したのか」ってな具合にわかるはずです。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-09-21 03:08:59) |
9. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 原作の現実離れした世界観とキャラクタービジュアルがそれはもう見事に再現されていました。とにかくギャグが多いし小ネタも多い。これ、関東に住んだことがないとわからないネタかなり多いです。池袋ネタとか「与野は黙ってろ!」とか東京の居住地によってのクラス分けとか千葉のジャガーさんとか…。私は終始笑えましたし、「県民の対抗心」を私の住んでいる中四国地方に置き換えれていろいろネタ考えちゃったりしてました。ほんとにありとあらゆる所に小ネタがありすぎて、1回視聴しただけですが見落としているものもかなりあるのではないかと…。個人的に最後の最後がちょっと蛇足かなと思ったので-3点。「日本埼玉化計画」の文字を見て百美が「えっ!?」となる所で終わっていればテンポが良いままだったかと。Gacktさんは生きてるCGなんじゃないかと思うくらい少女漫画の登場人物でしたし、二階堂ふみさんが男役をやることで男性同士の恋愛が苦手な方でも大丈夫かな、と。(伊勢谷さんとGacktさんのキスシーンでダメかもしれませんが(笑))。関東圏にお住まいの方・住んだ事がある方は必ず笑えます。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-09-21 02:33:35) |
10. 砂の器
《ネタバレ》 前半、二人の刑事が被害者の身許を探っていく展開は、映画公開当時の雰囲気と静かな人間ドラマがマッチしてとても面白い。 しかし、映画を見る限りともに過酷な運命を辿ってきた父親の息子への愛はひたから強く悲しく伝わってくるのに、 息子から父への愛はあまり感じない。むしろ、良家のお嬢さんとの縁談を邪魔するものとして養父や恋人同様冷酷に切り捨てたようにしか思えないというか。 クライマックスで刑事が「演奏している時彼は父親に会える」と言っているが、むしろ恨んでたような印象があった。今度原作を読んでみようと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2016-07-30 18:31:45)(良:1票) |
11. るろうに剣心
《ネタバレ》 原作は大まかな話は知っていますが未読、ゆえにかも知れませんがなかなか楽しめる映画でした。個人的にファンタジーの入った殺陣が好みなので、ワイヤー使ったアクションでも気にならなかったです。各所に原作を端折っているんだろうなぁと思える描写の荒さはありましたが、概ね背景と人物相関は理解できました。漫画実写化映画、時代劇、活劇アクション、この3つの難しい要素が上手く織り込まれていたと思います。贅沢を言えば、斬馬刀のアクションが惜しかったかなぁ。扱いにくい武器だとは思いますけど、もっとパワーある殺陣がみたかったです。 [地上波(邦画)] 7点(2013-08-08 15:42:30) |
12. 時をかける少女(2006)
昨年評価が高かったので期待しての鑑賞。アニメならではの表現がうまく使われているし、脚本もちゃんと組み立てられていて物語としては面白かった。難点があるとすれば、声優陣の悲しいくらいな棒読み演技。絵が全体的にのっぺりしている為か、声だけがやたら浮いている印象が大きかった。アニメという媒体でやる以上、声も1つの要素なのだからプロの声優をなんらかの事情で使えなかったとしても、演技指導はもっとちゃんとするべきではないかと。でもまあ、それを置いといてもココ近年の邦画では一歩抜きでてると思います。アニメが苦手な人でも鑑賞できるのでは。 [地上波(邦画)] 7点(2007-07-22 20:41:35) |
13. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
《ネタバレ》 コレより後に作られた「999」を冠する作品群を思えば、許せる範囲の蛇足。個人的には「永遠の切ない別れ」をした鉄郎とメーテルを再会させてくれた事だけに点数をあげてもいいくらい。それほど当時の私は彼らの別れが悲しかった。その代わり、次は本当の別れが訪れてしまうわけですが…。音楽が素晴らしい。サントラを何度も聞きました。 [映画館(邦画)] 7点(2007-01-04 00:14:06) |
14. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 俗に言う「第二次世界大戦モノ」「広島原爆モノ」にありがちな悲壮感やドロドロした人間関係もなく、登場人物皆が仲良くて優しくて終始ほのぼの・ほんわかとした作品でした。それ故にクライマックスあたりの悲劇が衝撃だったりするわけですが…。ある意味思ったとおりで、ある意味予想とは違う作品でした。多分このほんわかとした雰囲気は実写では絶対無理ですね。個人的に「必ず見るべき!」とは思いませんが、「見れるチャンスがあれば見たほうがいい」という作品した。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-08-13 02:09:33) |
15. 龍三と七人の子分たち
「元893の老人が若者顔負けの大活躍をするヒーロー映画」ではなく、「時代遅れの不良老人がズレた行動をするのを笑うブラックユーモア映画」です。深く考えずに笑えますが、毒蝮三太夫さんや綾小路きみまろさん系の老人いじり毒舌ギャグが主流なので合わない方はきをつけて。個人的な感想としては、「こんなシーンをやりたい」が先にあってストーリーを無理やり繋げた感じがあったのと、強引にまとめたラストが気になりました。ちなみに70代の母と見に行きましたが、涙が出るほど笑っていたので結果オーライ。 [映画館(邦画)] 6点(2015-05-04 10:38:26) |
16. ヤッターマン(2008)
《ネタバレ》 とりあえず、アニメの実写化としてここ数年で一番の出来。まず良かった点を挙げると、『完全な子供向け』ではなく『かつてファンだった大人向け』に作られていること。CGを駆使した良い意味でのハチャメチャっぷり。ボヤッキー役の生瀬勝久さんがとにかく素晴らしい。もう彼以外の実写キャストは思い浮かびません。さらに各所に散りばめられた細かいネタの数々。多分今の子供は殆どわからないでしょう。「ビックリドッキリメカ」にも大満足。衣装も質感・デザインともにベスト。微妙な点は深田恭子さん演じるドロンジョが、ビジュアル的には想像よりかなり良かったのですが、セリフを喋るとなんかちょっと違う。声がか細いんですよね。もうちょっとドスを聞かせても良かったかも。あとの部分は良くもなく悪くもなく。善玉2名がちょっと影薄いのも原作通り(笑)ですし。あ、1つ不満が。「次回予告」も入れるなら、元ネタ通りのOPとEDも入れて欲しかった!「天才ドロンボー」は実際元ネタでも劇中歌として使われるシーンがありますが、やはりEDとして見たかったところ。(大人の事情で色々あるのでしょうが、やはり嵐の歌だとしまらない感じが)とりあえず、幼少時毎週夢中になって見ていたファンの一人として7点です。 [DVD(邦画)] 6点(2009-09-29 21:16:32) |
17. ALWAYS 三丁目の夕日
《ネタバレ》 原作の少しおとぎ話テイストな雰囲気を取っ払って、昭和30年代の風俗を紹介するプロモーションビデオを作った、という感じ。役者さんは子役に至るまでかなり熱演していたしお約束的な「泣かせ」のツボも押さえていたけれど、再現された昭和の町並みに対する感動以上のものがないという感じです。 [DVD(邦画)] 6点(2007-05-17 22:32:28) |
18. ZIPANG
《ネタバレ》 個人的にこのブッ飛んだマンガ的で且つ斬新なB級時代劇っぷりは大好き。映像も原色をうまく使っているし、衣装センスもいいし、どのキャラクターも立っている。ですが…ピアノ線が丸見え(鉄砲お百合の弾がスポッと銃口に入るところやラスト辺りで地獄極楽丸が浮かびそうになるシーンとか…)で処理すらしていない所など、なんだか粗の見える部分がマイナス。でも全体的に新しい時代劇をやろう、という意気込みだけは伝わってきます。 [映画館(邦画)] 6点(2007-01-03 00:03:27) |
19. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 これは私個人の思い込みだったんですが、もっとドタバタした時代劇コメディだとトレイラーを見て思っていたんですよ。 で、実際見てみるとストーリーはそこそこ面白いし笑える部分もあったのですが コメディ部分は中途半端、妙なところは時代考証に沿っているわりにアクションがファンタジーで中途半端、各キャラクター設定も役者の顔でしか区別付けられないくらい中途半端。 最初はほのぼのまったりコメディタッチだったのですが、血飛沫飛び散りまくる殺陣やらヒロインが女衒に売られた回想シーンの生々しい表現やらクライマックスで悲劇的な死を遂げる家臣(しかし元気に復活)やら、とってつけたような「実は将軍様が家臣の悪事を暴くために仕掛けたものでした」(犠牲多すぎ)やら、なんというか一昔前の、「台本盗作防止に現場で行き当たりばったり撮影していた頃の香港アクション映画」を見てるような気分でした。殺陣はさすが歌舞伎役者、かっこよかったです。あと遊女同士が「この売女!」と言い合ってたのはちょっと笑ってしまいました。正直、豪華出演陣を見せるためにつけたような無駄なシーンも多かったのですが、実のところ役者に助けられてる映画でもありますね。 [地上波(邦画)] 5点(2016-09-10 02:32:18) |
20. カイジ2 人生奪回ゲーム
《ネタバレ》 本作は前作より上、しかし期待していたモノよりも下、といったところ。映画と言う媒体ではかなり難しいであろう「パチンコ"沼"」のエピソードを上手くまとめ、最も難関だったであろうモンスターマシンをきちんとビジュアル化している所や一条のキャラクターアレンジはすごく良かったのですが…原作での名勝負「チンチロリン」の扱いは論外。たったあれだけ?と拍子抜け。新ゲーム「姫と奴隷」は(漫画だと心理描写も交えて見応えあるものになったんでしょうけど)正直なくても問題なし。船井の登場にいたっては完全にオマケ。そして後半は何故か主役が映画オリジナルキャラ石田裕美に交代。正直に言えば、映画オリジナル要素の殆どが蛇足だったと言えるでしょう。原作ファンとしては「裏カジノを再現した美術セット」に2点。「石田さん役の方(ほんとに原作の石田さんそのもの)」に1点。「一条のキャラクター」に1点。クライマックスの名セリフを語る藤原竜也さんがまさに「カイジ」だったので1点。合計で5点です。 [映画館(邦画)] 5点(2011-11-15 16:37:15) |