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1.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
これはすごい。今更感があって、この第1作をずっと見なかったのは失敗だった。平田昭彦さん、後年の鼻持ちならないエリート役のイメージしかなく、周りの大人がどうしてあんなにヒーロー扱いしていたのかわからなかったが、この映画を見たらそりゃヒーロー以外の何物でもない。この映画を戦後9年で作ったのだから、昔の邦画って本当にすごかったのだなとつくづく思い知ったな。世界に永遠に語り継ぐべき傑作です。
[インターネット(邦画)] 10点(2019-12-01 11:05:23)(良:1票)
2.  魔界転生(1981)
これは面白かった。必殺武器の獲得(村正)、中ボス(武蔵)、大ボス(柳生但馬)、ラスボス(天草四郎)との対決とほとんどノリはロールプレイングゲームで、ストーリー展開は強引そのものだが、この強引さがたまらない。冷静に見ればいかがわしさ爆発なのだが若山富三郎や緒方拳といった名優をノリノリにしてしまうほど魅力のある作品であるのだろう。出番は少ないが成田三樹夫のやられっぷりがまた楽しい。2時間ドラマの犯人役が定番になる前の大関優子の脱ぎっぷりもすばらしい。あと以外によかったのが松橋登。この頃はヘタレどら息子俳優として全盛を極めておられた頃か。色欲におぼれるぼんぼん殿様をやらさればこの方の右に出るものはいない。唯一不満が残ったのが室田日出男と真田広之の扱い。もうちょっと見せ場があってもよかったんじゃない?
[地上波(邦画)] 10点(2007-10-28 23:10:12)
3.  機動戦士ガンダム
ど真ん中ストレートにファースト世代のガンオタなのでこの3部作は10点以外つけられない。その中であえていちばん見たくないのはアムロがヘナチョコ過ぎるし新画が少ない(ように思える)これなのだが、編集の仕方や演出の方法は見事といわざるを得ない。とくに最後、ギレンのガルマ追悼演説から「ジークジオン」がこだまし、それが「砂の十字架」につながっていくところはいやがおうにも盛り上がる。テレビ版での初見でこのシーンはまったく流してみていたが、こういう演出がされると序盤と終盤のほうにちょろっと出てただけのギレン・ザビがガンダムという作品世界においていかに大きな存在であるかを改めて感じさせられる。
[地上波(邦画)] 10点(2007-09-07 11:37:18)
4.  柳生一族の陰謀 《ネタバレ》 
開始当初から3代将軍が決まってない状態で秀忠が死亡しており、おいおい史実と違うにもほどがあるぞとつっこんだのですが、映画が進むにつれて、そんな突込みをいれた自分に反省、そういう映画じゃないんですね。主役クラスから脇役にいたるまで出てくる人物がみんなエネルギッシュで魅力的。豪華キャストもそれぞれ見せ場が用意されておりまったく飽きがこない。面白ければ何でもいいじゃんといわんばかりのはじけっぷりがすばらしい。深作作品はみんな好きだが中でもこれが一番好きかな。願わくば個人同士の対決(成田三樹夫VS千葉真一、丹波哲郎VS萬屋御大)はもうちょっとやりあってほしかったかな。まあそれでも10点です。
[DVD(邦画)] 10点(2007-08-24 23:17:57)
5.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 
子供の頃見たときはひたすら怖くて(特にお地蔵さんに血がかかるところと、人形が毬ついているところ)ストーリーはよくわからなかった。中学生のとき、もう一度見て今度はストーリーも理解できたがやっぱり怖かった。大学生で見たときは怖さはなくて普通に面白かった。そして社会人になってみたとき、こんなにも切ない話だったのかと感動した。これ、ミステリーというよりはメロドラマだったのですね。子供の頃よくわからなかったリカの心情が今はよくわかります。「悪い男とわかっていても好きやった」ですか・・・。文句なしに10点です。 
[ビデオ(邦画)] 10点(2007-07-28 12:55:08)(良:1票)
6.  疑惑(1982)
学生の頃、テレビでやっているのを何気なく見てたらとてつもなくおもしろく、ビデオにとらなかったことを非常に後悔した作品。ミステリーの面白さもあるが、やはり対照的な2人の女の生き様の描写がすばらしい。個人的には裁判制度の違いの問題はあるがハリウッドでリメイクしてもらいたい作品である。
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-28 12:38:03)
7.  日本のいちばん長い日(1967)
毎年八月が来るたびに見よう見ようと思っていましたが今年ようやく視聴しました。まずいちばん最初に感じたのが、八月のあの局面になっても政府、軍の上層部がうだうだ小田原評定を続けていたことへの怒りです。そうこうしているうちに原爆を落とされ、それでもまだうだうだ閣議を続けて・・ようやくポツダム宣言受け入れが決まったと思ったら玉音放送の文章でまたうだうだと・・。その狭間の映像でうまそうに最後のぼた餅を食べて、なにか吹っ切れたような特攻隊員たちの顔とそれを無念の顔で見送る伊藤雄之助の顔。もっと迅速な決断あれば多くの人間が助かったのに。まったくやりきれない。さらに、この期に及んでクーデターを仕掛ける青年将校たちにいたってはなんともはや・・国民を大量死させてまで守りたい国体とは何なのか?戦争の狂気をとことん教えられたという点で一生忘れることのない映画でしょうね。それにしてもでてる役者さんはみんな迫真の演技。死神博士が怖すぎる・・。
[DVD(邦画)] 9点(2007-09-02 21:11:24)(良:2票)
8.  マルサの女
これは面白かったです。上映当時、国税専門官への志願者が倍増したんではないでしょうか(知りませんが)?権藤の人間描写がいいですね。悪なんだけど憎めないって感じ。
[地上波(邦画)] 9点(2007-08-10 23:51:47)
9.  真夏の方程式 《ネタバレ》 
映像化を強く意識した(としか思えない)原作だったが、実際この映画は、ほぼ原作通りである。よって、ストーリー面での突っ込みどころは映画のスタッフではなく、東野圭吾に責任がある。個人的には伏線の張り方とその回収、読後の余韻はさすが東野圭吾だと思った作品だったし、突っ込みどころはミステリーならば仕方がない部分だと思う。容疑者Xだってトリックでも、倫理面でも突っ込みどころはいっぱいあった。例え、善意の人であっても、家族の平和(それがたとえ虚飾であっても)を乱されかねない存在というのはミステリーにおいては十分に殺人の動機になるのではなかろうか。本作が強く意識したと思われる砂の器だって、殺された人は全くの善意の人だった。映画としての評価で言えば、夏の海の美しさが存分に表現されていたし、メインヒロインの杏がとても魅力的でよかったと思う。何より、前作では堤真一にすべてを持っていかれた福山雅治が、今回は堂々の主役の芝居だった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-05-08 22:45:28)(良:1票)
10.  やくざ戦争 日本の首領 《ネタバレ》 
日本版ゴッドファーザーという触れ込みだったが、というよりは華麗なる一族のやくざ版。こわーい東映の面々に囲まれてもそれをも圧倒する佐分利信の存在感がすごい。実話を巧みに取り入れながらテンポ良く進む脚本もすばらしい。成田三樹夫の小市民ぶり、渡瀬恒彦の暴れっぷり、やりたい放題の千葉真一、あっさり殺される志賀勝や今井健二と脇役(ミッキー出番が多くてほとんど隠れ準主役だけど)の活躍も見ごたえ充分。それにしても華麗なる一族もそうだけど、佐分利信がこの手の役をやるとほんと善悪を超越してしまう。部下をことごとく切り捨てるなどやってること結構ひどい(これがゴッドファーザーとの一番の違い)んだけどそうは感じないし。結局今回は関東進出できずにおしまい。次作以降のラスボスを考えたら今回が最大のチャンスだったかもしれない。ちなみに今回は味方の若頭が鶴田浩二で敵のラスボスが菅原文太。2作めは若頭松方弘樹でラスボスは三船敏郎。3作めは味方の若頭が遠藤辰郎(実働は菅原文太)でラスボスが三船敏郎と片岡千恵蔵(!!)。だんだん敵方が強力になってる・・。
[DVD(邦画)] 8点(2008-11-09 01:47:55)
11.  里見八犬伝(1983)
初見は中学生のときテレビで。やたらと長いラブシーンが翌日学校で話題になりました。世代的に薬師丸ひろ子が我が心のアイドルというわけではないので普通の映画として鑑賞しましたが、あのラブシーンはちょっと衝撃だった。深作作品のオカルト時代劇ものとしては同時代の魔界転生のほうがやっぱりかなり上だと思うが、これはこれで面白かったと思う。夏木マリや目黒祐樹といった悪役側のキャストがかなりいけてる。物語に奥行きがないのは作品の性格上仕方がないでしょうね。
[地上波(邦画)] 8点(2007-08-24 23:07:48)
12.  小説吉田学校
原作はさいとうたかをの漫画で読んだが、非常にうまく映像化されていると思う。基本的に実話なので淡々とした流れになるのは仕方ないとは思うが、倒れた鳩山を三木が叱咤するシーンはもうちょっとドラマチックにしてもよかったのにと思う。あと、広川弘禅が寝返るシーンも。政治は筋書きのないドラマであることを改めて教えられるが、最近の小泉劇場は数十年後映像化されることはあるのでしょうか。スケールはかなり落ちると思いますが・・。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-28 13:05:54)
13.  華麗なる一族
連ドラで話題になっていたので久々に視聴してみたがやっぱりおもしろかった。佐分利信の存在感がすごすぎる。悪役なのにあんまりそうは感じなかったのは善悪を超えたこの人の存在感のせいでしょう。それにしても政治家や官僚の傲慢・狡猾ぶりは何度見ても腹が立つ。小沢栄太郎や田宮二郎の演技力の賜物なんでしょうが。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-28 06:30:24)
14.  天空の蜂
原作は昔に読んだが、あらすじと犯人しか覚えていなかったので普通にドキドキしながら見ることができた。確かに突っ込みどころは満載だし、リアリズムにも欠けるのだろうが、映画にそんなものを求めていない人にとっては、面白い映画なのではなかろうか。綾野剛や本木雅弘はこの映画ではじめて評価される理由が分かった。特にもっくんの抑えた芝居は、他の役者のガナリ声との対比もあってかなり良かった。気になったのは死んじゃった刑事さん。原作であんなのあったっけ?正直いらないエピソードだと思う。逆に原作にない最後のシーンはよかった。3.11がなければ絶対製作されることがなかった映画なんだから、あのシーンは必須ではなかろうか。
[インターネット(邦画)] 7点(2018-02-24 23:50:21)
15.  激動の1750日 《ネタバレ》 
最近の分裂騒動に触発されて20年ぶりくらいに見ました。公開された1990年は勝った方も負けた方もまだまだ在命の人が多くいたわけで、今の感覚でいえばよく制作できたものだということになる。敵方にも名優を配しているのはそのあたりをきちんと配慮したということだろうか。しかし、渡瀬恒彦が中井貴一や中条きよしに負けるというのはかなり無理があると感じた。バブル全盛期のやくざ映画ということで、東映なのに無駄にスタイリッシュな役者を使っているが、空回りしている感は否めない。泥臭くても成田三樹夫や梅宮辰夫にでてほしかった。思えばモデルとなった山一抗争が引き金になって、暴対法が施行され、90年代以降はやくざ映画も片隅に追いやられてしまった。本作は面白いけど、やくざ映画のレクイエム的な最後のあだ花になってしまったのかなと思うと、鑑賞後切ない気持ちになってしまった。
[インターネット(邦画)] 7点(2017-12-29 18:07:39)
16.  必殺4 恨みはらします 《ネタバレ》 
真田広之の悪役というのはこの映画以外見たことがなく、それだけでも貴重な映画ではなかろうか。「必殺」ではないが、いつもの荒唐無稽な深作時代劇と思ってみれば十分におもしろい。しかしいくらなんでもあのラストはない。中村主水が相手とはいえJACのスーパースターが正面切って負けるのはまずいということなのだろうか。
[DVD(邦画)] 7点(2012-12-18 22:20:40)
17.  この子の七つのお祝いに
懐かしい子供の頃見たトラウマ映画。岸田今日子がひたすら怖い。この子の七つのお祝いにという童謡自体子供の頃から不気味で怖いイメージがあったが、岸田今日子が歌ってそばには不気味な日本人形が・・そして目が覚めた女の子が寝ていた布団は一面血だらけ。あー怖い怖い。父親探しで残された手がかりは手形だけ、それをみつけるために自身が手相を見る占い師になり、父親の手相に合うまでひたすら待つといういくらなんでも無茶だろといいたくなる設定なのだが、この際そんなことはどうでもよい。女の情念の怖さにぞっとさせられる。でも、そうさせた一番の原因は戦争なんだよなあ。岩下志麻は鬼畜といい、悪霊島といい、この頃は怖い役ばっかりなんですね。やがてはそれが極妻につながっていくというわけですか。ところでほとんどワンシーン出演なのだが微妙に豪華なキャストですよね。 あと、これ大野雄二の音楽がいい。この哀愁感。なんか犬神家とかぶっている気がしないでもないが・・。
[地上波(邦画)] 7点(2007-10-17 22:39:35)(良:1票)
18.  マルサの女2
製作されたのはバブル真っ盛りの頃。あれから20年たった今見るとさすがに苦笑がうかぶ。脱税者と査察官の心の交流が底辺に流れていた1とくらべて、この映画は時事映画なので1のような時代を超えた普遍的な面白さはないですね。三国連太郎と宮本信子の直接対決も最後の方までないですし。明らかなバッドエンドですが、当時は現実はこんなもんだろなと思ったものですが、その後現実に大物政治家の金銭スキャンダルが立て続けに明るみに出て逮捕者まででたときは現実も捨てたもんじゃないなと思いました。うまい役者がそろってますが、ヒット間違いなしで製作された映画のためかどうも過剰。特に三国連太郎。普通でも十分怖いんだから、あそこまでもののけ化することはないんじゃないかなあ。
[地上波(邦画)] 7点(2007-10-14 01:51:20)(良:1票)
19.  病院坂の首縊りの家 《ネタバレ》 
2部構成で横溝正史最大の長編小説である原作とはずいぶんと内容が違っている。ほとんどオリジナルであり、動機も犯人も違っているし、殺される人間も違う。原作のおどろおどろしい雰囲気だけを抜き出してうまくこぎれいにまとめた感じ。原作自体長いだけで大して面白くないので、こうするのも仕方がない。しかし、この映画自体もミステリー映画としては問題外。唯一用いられたトリックがそっくりさんの入れ替わりというお粗末極まりないもので、犯人も速攻でわかる(配役でわかるのではなかろうか)。ただ、だから低い点しかつけられないかといわれればそうではない。この映画は犯人探しやトリック破りではなく、複雑な人間関係や戦前の封建的家父長制が生んだ悲劇を表現することを目的としているのであろう。最後の人力車のシーンはもの悲しい音楽とともに圧巻である。このシリーズは役者さんがみんないいが(中井貴恵を除く)この作品でも、佐久間良子と桜田淳子がすばらしい。
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-08 21:52:06)
20.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
原作の八つ墓村が装飾的にホラー要素が使われているが基本的には論理で固められた本格推理小説であるのに対して、映画版は完全にホラー映画になっている。まったく別物と考えてもよいでしょう。となると、渥美清が金田一でもまったく問題がない。だって「名探偵」金田一耕助じゃなくて、「怪奇案内人」金田一耕助なんだもの。ほとんど推理してないし。三十二人殺し他見所は満載で面白いことは面白いんだけどホラーじゃなくてミステリーとして八つ墓村がみたかった。当初、角川春樹は犬神家じゃなくてこっちを第一弾にしたかったそうだが彼が絡んでいたらこんな風にしたかなあ?
[DVD(邦画)] 7点(2007-08-10 23:47:17)
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