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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
ゼログラは未体験の無重力体験を味わえる映画でした。 無重力の法則をここまで見事に再現した映画を自分は見たことがなかったです。 スローなのにハラハラするアクションはちょっと新しいと思います。 主観でとらえた場面からは臨場感が伝わります。 広大な宇宙に取り残された絶望感を自分は初見ではあまり感じ取ることができませんでしたが、 無重力で起こる様々なことが怖いと感じました。 (映画作りをしたことがない素人の意見ですが、 もっと人間が宇宙にとって小さなものであり、宇宙空間が無であることを伝える描写がさらにあればなお良かったです。 私の理解力の問題かもしれませんが、あるいは視点が主観に近いからなのかもしれませんが、これはごく個人的な感想です。) 宇宙のシーンは美しく神秘的で、音楽もそれを助長させていました。 ラストは重力の偉大さと壮大さを感じさせました。 「宇宙船とヒロイン」が「胎内と胎児」を思わせるシーンがありました。
[DVD(字幕)] 8点(2016-06-09 23:27:48)
2.  ギャング・オブ・ニューヨーク 《ネタバレ》 
時代背景に惹かれるものがあります。 陽気さと野蛮さと埃っぽさが開拓時代のアメリカっぽくて楽しいです。 構想30年を要したといわれるだけあって 人間と時代のドラマに壮大さが感じられました。 キャメロンディアスの赤髪は自分的になしなのですがやっぱ彼女は素敵だと思います。 憎むべき敵に慕われ、またその敵に自分の父親の姿を投映してしまう複雑な心境が見どころでした。 運命あるいは宿命的なものを感じさせる展開が時代の渦とともに 巨大なものと化していく感じが男としてはたまらない要素です。 正直細かいところはよく分からなかったんですが。 登場人物のキャラクターが洒落ています。ゲームやファンタジーに出てきてもおかしくないキャラもいました。 ビルが印象的でした。
[DVD(吹替)] 6点(2016-05-05 23:01:15)
3.  ロッキー・ホラー・ショー 《ネタバレ》 
ハロウィンの時期に見ましたが最高のテンションにさせてくれる映画です。 不気味で退廃的なのに最高に愉快でご機嫌な映画です。 世の中に蔓延する不安や不幸を一気に吹き飛ばすパワーがあるかもしれません。 倒錯的な世界観が現実をどうでもよくさせます。最高に明るいです。 パーティー的な楽しさが究極レベルです。 音楽が最高に良かったです。 怪奇映画の恐怖演出のツボを押さえていて、 その胡散臭さが効果的に使われていたと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2015-11-17 21:53:48)
4.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
なんだか昔の海外ドラマを見ているみたいです。 安定感のある上品なつくりで、(僕は原作を読んだことはありませんが) 原作を読んだことのある人にとっては原作以上のものではないという印象なのかもしれません。 推理物の原点といった感じがします。 ただ推理の謎が難解というだけではなく、そこに人間ドラマを感じさせます。 格式高い西洋趣味に陶酔します。 鉄道と雪景色はなんかいいですね。 上流階級の雰囲気も味わえました。 ポワロって人は一癖ある面白い人だったんですね。
[DVD(吹替)] 7点(2015-11-09 22:45:57)
5.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 
ナイトメアビフォアクリスマスの再来とまではいかないと思いますが、 ティムバートンのダークファンタジーが炸裂してました。 ユニークなキャラクターが面白くて アニメーションはとても繊細です。 物語には"生の世界"と"死の世界"がありますが、 "生の世界"はまるで死んでいるかのようにモノクロームに包まれ、 逆に"死の世界"はパラダイスのごとく生き生きとしているのが面白いです。 ナイトメアビフォアクリスマスの世界とどこかでつながっているような気がします。 
[DVD(吹替)] 7点(2015-01-05 22:50:21)
6.  バイオレンス・レイク 《ネタバレ》 
ただティーンや金髪女性がジェイソンみたいなのに殺されてゆく映画だと思ってた。 そうじゃなかった! メガ級のトラウマ映画だった。 「トラウマ度」はその人の体験してきた事柄によって違ってくるのでそこは人それぞれだと思うのですが、 僕的にはここ一年で観た中で最もトラウマにしてダウナーな映画だった。 「腐った土地では腐った人間しか育たない」 これはそういう映画だ。 車のラジオでは子育ての問題がとりあげられる。 「何で子供の事しかいわないのかな」と思っていたらそれがテーマだったみたいだ。 町に着くなり不快な出来事に遭遇する。 序盤から不快さは加速する。 湖で悪ガキを注意したことでトラブルに巻き込まれてゆく。 この悪ガキどもは不気味だ。 ここまで悪意がすごいともはや不条理というか非人間的な感じさえする。 この疎外されてるような怖さは子供のころに覚えがある気がする。 他の土地でつるんでる奴らが何故にこうも怖いのだろう? 子供たちのグループは力関係がよくできてて、罪意識の植えつけとかけっこうリアルだ。 しかしグループが揺らいだとき子供たちの弱さが見え始める。 悔恨して一人になった子供は気の毒な弱者ともいえる(ボス以外)。 最後は大人たちが自分の子供の悪事をもみ消してしまうのですがこれがもっとも暗く絶望的。 こんな環境じゃ何も育たないし、もう光が一切ないです。 よく出来てると思うのは「町に着いた時に味わう不快な出来事」がここに結びついていることです。 「土地」や「環境」までが腐った人々の味方を仕出します。 ここまでだとある意味で孤高といえるのですが、このやるせなさどうするんですか。 休日に見ちゃったじゃないですか。リベンジ・ナッシングですか?いえ、ギブミーリベンジですよホントに。 唯一の救いはこんな腐った土地の湖を恋人に見せたいといった彼氏のセンスの無さ。 ヒロインも運が悪過ぎるでしょ。 この直接的なトラウマはファニーゲームを超えた。 この監督が師と崇めるのはラース・フォン・トリアーあるいはミヒャエル・ハネケかもしれない。 「ラクーンシティー」「羽生蛇村」「サイレントヒル」「雛見沢」「彼岸島」「杉沢村」「インスマウス」・・・ 行きたくない村は数あれどこのバイオレンスレイクがリアル一番。今のところは。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-12 01:24:56)(良:1票)
7.  ムカデ人間 《ネタバレ》 
かなり最悪な映画でした。トラウマ映画かもしれません。 発想はちょっと下らないけど大胆で、なかなか奇抜な映画でした。 内容はマッドドクターが人をさらってムカデ人間に改造してしまうというもの。 このマッドドクターというのがとても怪しくていいです。 犬の写真を眺めるドクターの異様さ、注射するときのドクターの恍惚感はなかなかイってます。 この映画で最高に雰囲気が出ているのはドクターが被験者たちに手術の説明をする場面です。 そのアンダーグラウンドで危険な感じはある意味で名場面だと思います。 それにしても被験者の一人は日本人ですかw さらに男を先頭にして何が楽しいのか分かりません。美女を先頭にしたならもっと評価できたのに残念です。 日本人を先頭にしたのは「コミュニケーションできない状況を作った」のだとか。  結局この映画を考えた人の目的って「美女に自分の肛門を舐めさせたい」とか「糞を食わせたい」だけのような気もしますが。 前半はシリアスに淡々とプロセスが描かれていてなかなか良かったです。 中盤では下らなくて笑える場面もあります。 結末はちょっと後味が悪いです。 普通、最後尾まで栄養がいきわたらないことくらい博士なら分かるでしょ。そういうバカっぽさもこの作品の面白さなのかもしれません。 最悪な展開の中で二人三脚のような一体感と支え合いの気持ちが出始め、さらに人間として生きる尊厳まで見えてくるのは面白かったです。 最悪な映画なので不要な人は避けて通るべきだと思いますが、恐怖映画やゲテモノ映画が好きな人なら漏れなく見てもいいかもしれません。 ただ、この映画にはかなりの衝撃とある種のパッションはあったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-02 18:06:12)
8.  ディセント2 《ネタバレ》 
暗闇が怖すぎるホラー「ディセント」の2作目。 1作目が傑作だっただけに2作目はなんか残念だった。 急に出てきてビックリさせられる場面は多いが1作目ほど怖くは感じなかった。 土砂崩れによる閉塞感のある怖さは2作目でも登場するが、 スケールアップはしても1作目ほどの圧迫感はない。 洞窟の地獄絵図にしたって1作目ほどの壮絶な迫力はない。 一番の美人が殺されるんですが、これが実は生きてるんじゃないのかと思うほど適当な死に方をしてます。 この次回作があればたぶん彼女が登場するかもしれません。 この2作目はかなり衝撃的な展開で驚きました。 この作品が続編として評価できるのは1作目とのリンク度の高さです。 話がけっこう自然につながってます。 ホラーよりも前作から引きずったレズ色が強くて、 さらにアマゾネス対決が本作の肝なんじゃないかとも思います。 保安官が最高にウザいです。  
[DVD(字幕)] 5点(2013-12-24 00:04:00)
9.  凶人ドラキュラ 《ネタバレ》 
これぞ本来のドラキュラである、とでもいうかのような迫力のあるドラキュラ役が好評価。 名優クリストファー・リーが演じるこのドラキュラを正統派といわずしてなんといおうか。 ドラキュラの復活のシーンがよくできている。 儀式がオカルトらしくていい。 この映画の牧師さんはかなりワイルドだ。 聖典の代わりに銃を担いでいる。 ドラキュラの最後って大体の想像はつく。 心臓に杭を打たれるか日の光を浴びることでその呪いの歴史に終止符を打つドラキュラ映画は多いと思うけど、 この作品のドラキュラの最後は少し独特なのかも。 本来のドラキュラの恐怖が味わえる希少な映画であると思う。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-11 21:58:02)
10.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
虫けらの棲家、醜いロンドンでは詩はユーモアに満ちて高らかに?歌声は美しく響く。 芸術とはこういうものなのだと思う。 分かりやすいほどに暗く幻想的な世界観。 ティムバートン監督はこの手のファンタジーの職人といえる。 この作品もまたブラックユーモアに満ちている。 殺人、地下室、拷問器具(のような椅子と精肉器)、ミートパイのネタ、精神病院、 魔女、悲劇、これらはダークファンタジーの極み。  怪奇映画は歪んだ愛というものが大体を支配している。 この映画もそんな感じだけど、 愛の歪み方がユーモラスで面白い。 歪みは大体が悲劇しか生まないようだ。 それを体現するような映画だった。 スプラッタ映画としてのレベルも高く、 ”スパッと切れる”のと”グチャってなるの”との両方が繰り返されるところに 変態じみたものを感じる。  スウィーニートッドはブラックジャックみたいだ。 またスウィーニートッドはその髪型がⅩ麺のウルヴァリンみたいだ。 これでシザーハンズみたいに剃刀を鉤爪みたいにつければ完璧にウルヴァリンだったのに、惜しい。 突拍子もないこと言ってスミマセン。 幽閉されたヒロインの少女はラプンツェルがモデルだろうか? この薄気味悪いロンドンで杖を鞭打ちみたいにしている役人の光景はジキルとハイドを思い出す。 ティムバートンの映画は魔女とか悪女がけっこう出てくるの特徴がある。 青年の愛多きゆえの失態がウザい。 あまりにも憎ったらしい判事への復讐が失敗に終わった瞬間、気が変になりそうだ。  暗く悲しい終わりが美しくて、スリーピーホロウの頃のティムバートンのダークファンタジー復活を思わせる。 ミュージカルの歌が良かった。
[DVD(吹替)] 7点(2013-11-26 23:37:03)
11.  マドモアゼル 《ネタバレ》 
ちょっとトラウマな感じの残るカルト映画だった。 女教師マドモアゼルの腐りかけた美貌が放つ熟れた色気と、 彼女の不条理かつ理不尽なまでの悪徳がこの作品の魅力だ。 閉鎖的な村ではその悪徳は独自の展開をたどる。 ってか動物が可愛そう。 彼女の悪徳と追尾するかのように少年の内にある性のざわめきが描かれてるみたいで面白い。 それからチェーンソーを持ったイタリア男(少年の父)が肉体美をもってセクシーに描かれる。 このイタリア男の笑い方には何か暗い余韻が感じられる。 イタリア男と女教師の辿る末路の差は、まるで男と女の違いが示されてるみたいだ。 差別、暴力、嫉妬、エロス、人間の醜い部分が森の影でむき出しになるが、 それとは逆にモノクロ映像は時に詩的なまでに美しく幻想的で、それがこの作品を芸術の域にまで高めている。 悪女や女教師に強い関心のある人ならおススメかも。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-28 18:07:07)
12.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 
冒頭の辺はなんか車の宣伝みたいだった。 このシリーズの好きなところは、 スーツを着たアクションと、 ちょっとハゲていてもカッコいいところです。  ヒロインの肌はソバカスだらけですがそれが逆にいいっていうか、 彼女の瞳の綺麗さがさらに際立ったと思う。 映画によくある”影のある謎の女”っていうのはなんかセクシーだ。  悪のリーダーは頭良さそうでキレてる感じなんだけど、 自分の部下の頭をすぐに撃つリーダーって見切りが早いようでいて実は頭悪いんじゃないかと思う。  ドライバーのフランクは理性的であり、ヒロインの酒や薬はそれとは対照的だったのが印象的だ。 シリーズを通してだと思いますが、 フランクの理性は美女によって少し崩れていくのが面白かったと思います。 痛快なアクションシーンが多くてエンターテイメント映画としてそんなに失敗はしてなかったと思う。 さらにパンキーなソバカス美人が素敵だった。
[地上波(吹替)] 6点(2013-08-27 21:58:43)(良:1票)
13.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
これ実話ですか? エンターテイメントとは思えない真実味があります。 ここまで陰謀の姿を浮き彫りにした映画はなかなかないと思います。 っていうか陰謀ふざけるな。 読解力のない自分に字幕映画は向かないです。 この映画はシリアスで、前半ではけっこう話が長かったので吹き替え版がほしかったです。恥ずかしい話ですが。 宇宙とか政治の話って字幕で読むにはちょっと難しいところがありますし。 お話自体は真実味があっておもしろかったです。 逃亡のサバイバルとか飛行機アクションとか、暴走した車のシーンとか断片的に面白かったです。 てか陰謀こえええ。ほんとに実話じゃないんですか?  「陰謀はこうして起こされる」ということを的確に伝えていると思います。 ま、これがもしホントにあった陰謀を事実のまま映画化したなら この映画は制作の段階で陰謀によって消されていたでしょうけど。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 00:49:43)
14.  28日後... 《ネタバレ》 
その当時、走るゾンビは新しかったのかもしれない。 この作品はそのパイオニアなのか。 この作品は何より、いきなり「28日後・・・」と足元を吹っ飛ばされるような時間軸飛ばしが斬新だった。 なんか「いきなりかよ」っていう感じが面白かったと思う。 僕はこの続編である28週後・・・のほうを先に見て、 ”最先端でカッコいい映像”と”ゾンビ映画”との融合になにか感動した記憶があるのですが、 この28日後はB級くさいチープな映像にまずガッカリしました。 その落胆がかなり大きくて、持ち直すには時間がかかった。 しかし走るゾンビの展開が相変わらず面白くて、世界に引き込まれるまでに時間はそうかからなかった。 教会のシーンとか、燃えるゾンビが走るシーンとか、かなり良かったかもしれない。 ショッピングのシーンが面白かった。 物語の脱線にみられるいくつかはロメロのゾンビのオマージュだと感じる。 それから、たぶんテレビゲームのバイオハザードからも少しは影響を受けているみたいだ。 ゾンビと洋館、それからウェスカーみたいなキャラクターもいた。 感情を掻き立てるポストロック(エモーショナルロック?)のようなサウンドと、走るゾンビの映像は結構あっているかも。 黒人の女性の髪形が気に入らない。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-04 15:51:13)
15.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 
ダークで幻想的な雰囲気が支配する映画。 古典怪奇映画の魅力をリバイバルさせ今に伝えるのはさすがハマー。 老舗レーベルならではの本格的な演出が光る。 まさかリアルタイムでハマーホラーが見られるなんて思ってなかった (検索してたった今知ったが「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイクもハマーフィルムだった)。 とにかく村の雰囲気が陰鬱で美しい。 古城(洋館?)、酒場、濃霧、沼地など これぞ怪奇映画といった妖艶な雰囲気が見事。 しかし古惚けてはいるが最近の映画らしいスタイリッシュさはある。 ゴシックホラーではスリーピーホロウ以来の衝撃。  それでこの映画は美しいロリータが沢山出てくる。 まさにゴシックロリータというものがこれほどまでに効果的に使われている 映画は希である。 少年の霊よりも少女の霊が多いのはたぶん こういった雰囲気の映画では、少年よりも少女のほうが幻想的な雰囲気を作り出すアイコンとしては役立つからかもしれない。 ウーマンインブラックというタイトルの通り漆黒の黒さが凄い。 因縁の深さと暗さがあり呪いの恐ろしさと伝染性が見事。 ハマーホラーというとモンスターホラーが主流であるという印象だったが この作品のジャンルは幽霊のホラーだ。 正直いって外国の幽霊のホラーは怖くないという印象であったが、この映画の幽霊はマジ怖だ。 ほんとどんだけ怖いんていう後半の恐怖のコンボが観客を恐怖に陥れる。 ゴシックホラーとしては完璧。ハマーホラーリバイバル。  (主役はハリーポッターのダニエルラドクリフ君であるが無精髭まで生やして大きくなったものだ。 しかしハリーポッターのころから賢そうなイギリス顔してるなと思っていたので、 こういった雰囲気の映画には結構あっている。 もしかしたらそのうちに彼はティムバートン監督にも見初められるかもしれない。 彼は妻を失った主人公の喪失感を見事に演じている。)
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-14 13:59:15)
16.  ディセント 《ネタバレ》 
ほんとどんだけ怖いんだよっていうホラー映画だ。 特に点数の高いホラーを狙って見ている訳ではない自分には、 こんな怖いホラーに出会えるのは年に2度あるかないかだ。 まずこの映画をほめるとすると女性ばかりな点だ。 年齢は20代前半から後半の女性ばかりなので、ある意味で楽しい。 ロケーションは山小屋から洞窟内部だ。 その洞窟が怖い。 まず何が怖いって閉所恐怖症的な怖さだ。 狭い通路で天井が崩れそうになった時の圧迫感というか息苦しさといったらない。 それから暗いところの恐怖。暗いから何がいるかが分からない。 暗いところから心霊映像のように浮き上がる存在の不気味さ。 また正体の分からない存在に対する不気味さ。 ネタバレをいってしまえば地底人なんですが、正体が分かってしまうとそれほど怖くはない。 ただし急に出てきてビックリする怖さがある。 先は読めるけどビックリする。 久しぶりに心臓に悪いホラー映画を見た。 幽霊みたいのも怖いし、この映画どんだけ怖いん。 totalfilm誌が寄せたコメントにある「途中怖くて映画館を出たくなった」というのはあながち嘘ではない。 この映画の恐怖は、スペインのレック並みに成功しているかも。 子供のころにエイリアンを見たときに味わったような怖さだった。 個性豊かな女性たち。トゥームレイダーみたいな女が好き。 主人公の女は血を浴びた瞬間から人格変わった風だったけど、どうりでなと思った。 喉笛を事故で掻っ切られた女はかなり残酷だった。 それから「待て」って大声で何度もいってるのに突っ走るかよ。せっかちな女だな。 このように女たちのキャラクター性が濃くて面白いです。 終わり方は結構ダウナーだ。
[DVD(吹替)] 7点(2013-07-07 15:23:23)(良:1票)
17.  スペースバンパイア 《ネタバレ》 
ホラーブームの原点ともなった最高傑作とパッケージに書かれてた。 それも分かる内容だった。 テーマ曲の雄大な感じから気に入った。  恐らくスピーシーズの元であり、パラサイトイブもここからいくらか来ていると思う。 エイリアンのような宇宙船描写と、宇宙に対する未知の恐怖。 また吸血鬼をユニークな視点で描き、SFバンパイアというものを創造してしまった。 いや、SF映画と吸血鬼映画との高次元な融合とでもいうか。  またゾンビ映画の名作ともいえそうで、 たぶんこれは「走るゾンビ映画」の走りともいえそうだ。 たぶんヴァンパイアゾンビというのも当時まだ新しい。 この作品が元になった映画は僕が知らないだけでもっとあるだろう。  なんといっても規模が素晴らしい。 地球VS地球外生命体というスケールをこのスペースバンパイアはド派手にやってる。 大量の死体の山が他の映画に類を見ない終末的風景だ。 ゾンビ映画としてみた場合こんな規模の大きなゾンビ映画はないかもしれない。 天から教会を縦に突き抜ける光の柱は画的に神々しい。 古いSFファンタジーの良さも感じられる。 トビーフーパー監督の初期のやり過ぎ感が作り出す半端なき迫力のシーンの数々が面白い。 スプラッタやモンスターの表現も実に迫力があり「悪魔のいけにえ」でみせた実力が生きる。  そしてこの作品を見たときSF映画を見たなという実感がわいてくるそんな超SF映画だ。 
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 00:05:26)(良:1票)
18.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
面白かったと思う。 コメディが良い感じで、思ってたほど爆笑しなかったけど面白かった。 (あんま僕はこの監督さんの作品とは相性が良くないみたいですが)平均点の高い監督さんなんですね。 前半はよく分かんなかったけど、 殺人鬼らしき影が出てきた辺でワクワクしてきた。 後半から徐々にアクションも増えてきて、コメディにも拍車がかかってきて面白くなってきた。 さらにスプラッタが面白くて、、、走る黒装束の人がクリムゾンリバー2のようだった。
[DVD(吹替)] 7点(2013-05-03 01:11:14)
19.  吸血鬼サーカス団 《ネタバレ》 
かなり面白いハマーホラー。 その昔、シュテッテル村では少女が次々と行方不明となっていた。 犯人はその土地の城主で彼は吸血鬼だった。 村人は結束して吸血鬼を倒した。 しかし村は吸血鬼によって呪われてしまった。 十五年後、黒死病の蔓延する村に奇妙なサーカス団がやってきた。 彼らの正体はおおよそ吸血鬼だった! 村人と吸血鬼サーカス団との大戦! 従来のハマーホラーのヴァンパイア映画と比較すると エンターテイメント色が強く怪奇色は減ったのかもしれないが、 しかし中世ヨーロッパの雰囲気は色濃く、サーカスと吸血鬼の組み合わせによって怪しい雰囲気は増した。 物語がすすむテンポは良いと思う。 美男美女が多いだけでなくキャラクター性が凄く高い。 キャラクターだけで楽しい映画だ。 ドーラがめちゃくちゃ美少女。 黒豹の男がイイ表情してる。 森で獣に襲われる悲惨なスプラッタ描写が強烈。 怪奇映画とエンタテイメントとが見事に一体化した傑作怪作ヴァンパイア映画。  
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-12 00:04:55)
20.  吸血ゾンビ 《ネタバレ》 
ゾンビの原点ともいわれるハマー・ホラー映画。 恐怖城ホワイトゾンビのような、ブードゥーの魔術でゾンビを生み出すみたいな映画だ。 恐怖城ホワイトゾンビほど不気味な演出や恐怖表現は成功していない。 働くゾンビがたくさん出て来た。 本来ゾンビとは主人に仕えて働くものだったらしい。 そんなゾムビーのメイクはけっこう迫力ある。 いきなり最初のゾムビ―が出てきた場面はびっくりした。たぶん名場面だ。 アフリカ系の太鼓のサウンドが呪術っぽい迫力はあるけど時にバカっぽい。 恐怖城ホワイトゾンビはベラルゴシという怪奇名優の怪演がマニアにも喜ばれたが、 この吸血ゾンビはおどろおどろしいゾムビ―以外に目立った点はない。 アンダーグラウンドな不気味さはあるが、吸血鬼映画のような幻想性はない。 ハマーホラーの怪奇な雰囲気はまあ楽しめるか。 ジェームズフォーブズ卿はひとりで活躍し過ぎだ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-03 23:41:08)
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