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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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1.  マイ・リトル・ガーデン
戦場のピアニストが人間関係によって生き残ったのに対して、こちらは独りきりのサバイバル劇。好対照な作品だと思います。作品全体が孤独と緊張感で溢れていて、最後はどうなるんだろうと思いながら見ていましたが、何かを待つ・何かを信じるという事は未来への期待でもあり、それが大きければ、誘惑にも負けず、苦難にも耐えられるんだなあと思いました。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-08 19:14:44)
2.  レ・ミゼラブル(1998)
「人は変われるのか?」がテーマ。一度刑務所に入った人間が普通に就職して仕事をするのなかなか難しいだろう。それは我々が「人は変わらない」と思っているからだ。過去は消せない。経歴というのは一生ついて回る。 我々が経歴にこだわるから経歴詐称も起きる。ある人の悪い過去を知ったとき、その人は変わったと思えるだろうか?今のその人を今までどおり評価できるだろうか?それとも善人ぶってるだけと思いなおすだろうか?人との付き合い方を考えさせられる作品だった。
9点(2003-12-30 03:23:44)
3.  炎のランナー
子供の頃に走るのが好きだったので、題名も漫画っぽいしスポ根系の「かけっこの映画」だろうぐらいの軽い気持ちで、海外で話題になっている事も影響して劇場に見に行ったらチンプンカンプンで、それ以来自分の中では難解な映画としてずっと避け続けてきた本作。今思えば、おそらく人生で最も背伸びした出来事だったように思う。 で、38年ぶりに再見したわけだが、第一次大戦後のベルサイユ体制発足という微妙な時期における国家とスポーツ、民族と宗教といった複合的なテーマを重厚に描いた歴史観や教養が問われる作品で、子供に理解できるはずがないし大人になった今でも理解できるのかどうかも怪しい。そもそも、オリンピックは民族の祭典とか平和の祭典などと言われてきたが、国威発揚を目的とする極めて政治的なイベントである事には今も昔も変わりはない。違いと言えば、商業主義的になった事と、スポーツなんてのは上流社会のやるものだったのが身分制が解体して平民でもレジャーとしてやるようになった事だろう。 また、国家と宗教(神)の問題もどちらが上下かというのは答えのない問題であり、我が国ではこの時期から一体化が強くなっていった事は周知の通りである。国家と民族の問題もある意味「単一民族」とされてきた我が国ではあまり問題にはならなかったが、昨今では名前にカタカナがあったり肌の色が違う有名選手が活躍し、時には差別や偏見も入り混じながら話題になるような時代にようやくなった所でもある。 作品としては実話がベースなのでやや淡白に話が展開していく所はあるものの、欧州の没落と新興国アメリカの台頭という雰囲気も感じられる中、青年たちの苦悩に想いをよせつつ、近代以降これまで歩んできた上記のような様々な問題を考えながら見ると、頭がパンクしそうなぐらい盛り沢山である事がわかる。 我が国は戦争でオリンピックを返上し、東西冷戦でボイコット(この時期に公開されたのも話題になった要因の1つだったのかもしれない)した国でもある。そして感染病で延期されたこのタイミングで再度鑑賞できたのも何かの縁かなと思ったり、38年の時を経て、この程度には作品が理解できるようになった自分の成長も感じる事ができる作品でもある。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-14 16:14:48)
4.  宇宙人ポール
最初はフザケタおばか映画かと思ったが、ヒロイン登場の進化論のあたりから面白くなってきて引き込まれた。一見するとファンタジーパロディーのようではあるが、米英比較や南部の排他的カントリー保守主義を皮肉る点や科学と宗教の対立(と和解?)といった隠れテーマもあり、大人版E.Tというテイストに上手く仕上がっている。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-16 15:12:56)(良:1票)
5.  パーフェクト・カップル
聖人君主などいないし、誰でも叩けばホコリぐらいは出てくる。目的のためには手段を選ばない事の是非。相手を潰すために戦う事の難しさについて考えさせられた。政治家や有名人になろうとする人は相当な鈍感か、タフではないといけないのだろうな。この時代よりもネット社会は進行し、衆人監視の中、ありとあらゆる事が検証されて、暴かれるし。先日の五輪エンブレム問題などはよい例だ。一度暴かれたら再起不能になる。それにしても邦題はどうにかならないか。夫婦モノコメディーを連想させてしまい、全く内容と異なる。
[地上波(字幕)] 8点(2015-09-04 12:57:01)
6.  わが命つきるとも 《ネタバレ》 
「滄浪の水清まば、以て吾が纓を濯うべし。滄浪の水濁らば、以て吾が足を濯うべし。」トマス・モアはギリギリまで困難・災難回避しようとしているし、ただの頑固で不器用な人間だとは思わないが、最終的には足を濯う事ができないのが信仰というものであろう。潔く辞任して隠居してるのに、それでも追いかけられるのは人徳者故に権力に睨まれる不幸でもあるけれど。どこまで史実かわからないが、主人公が冷静すぎて、高潔すぎて、揺るぎがないので人間らしさに欠け、ちょっとアッサリしているのが難点か。これが宗教者の己への厳しさなのだろうが、もう少し権力・法・信仰・家族を含む人間感情等々へのジレンマ・葛藤・苦悩の描写が欲しかった。それにしても、権力・名誉・保身のために、自分にも他人(含む神?)にもウソをつくのが人間である事を思い知らされる。いつの世も人間は変わらんね。(リッチは実在の人物か否かわからないし、作中ではユダ的扱いなのかなとも思ったが、罰が下るわけでもなく、ベッドで死んだというオチにより、結局そのまま何も変わらずってのがリアルではある。)
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-16 12:36:52)
7.  クレアモントホテル 《ネタバレ》 
老いて死ぬ事の現実と余命の微かな夢と希望。自立やプライバシーを求めつつもやはり寂しさもある中での高齢者専用?のホテル住まい。切なさとユーモアがあり、とても上品でちょっとファンタジックでもあるが、リアルな現実もある。青年がデキスギ君だったのはちょっと気になるが、小説を書く原動力・作家的好奇心と考えれば納得の範囲か。が、所詮夢見る夢男のプータローでしかなく、他人から見れば優しい青年であっても、親としては出来損ないの息子なのであろう。それを擁護できるのは他人ならではだろうなとは思う。自分はこんなに優しく親切にはできないだろうが、これほどの気品ある老婦人なら友達になってみたいと思わせるものはある。シミだらけの手にキスするシーンは、ちょっと過剰演出かな?という気もしたが。若干自暴自棄的な台詞はあったものの、最後まで弱みを見せずに気丈に振舞ったのは矜持なのだろうが、もうちょっと青年に弱みを見せてもよかったのではないか。そういう甘えがないから、上質でストイックな作品に仕上がっているとも言えるけど。人が倒れてもケータイジリをしている優しさの欠片もない青年とは正反対な娘と和解して欲しいと思う反面、そこまでやるのは邦画的でちょっとヤリスギなのかなと。青年も母とは不和のままだし、他人の優しさの反面、親子の確執は解決せず厄介さを残したままというのもリアル感がある。ラストで青年が実娘に声もかけずニヤリと立ち去るシーンが印象的。私もいずれ『逢びき』を観てみたい。また、『メゾン・ド・ヒミコ』と比較してみるのも面白いかも。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-22 11:35:23)
8.  ブラックブック 《ネタバレ》 
ナチだろうが、反ナチだろうが、立場が変われば人間のやることなんて同じなんだろうな。悲しみは消えても、怒りは消えないだろうし、復讐の連鎖は永遠に続くんだろうし。そういう憤怒や憎しみの感情に保身や欲が折り重なって時を過ごしていくのが人間であって、双方のベクトルが同じなら自己完結するんだろうけど、ベクトルが逆だとこれまた厄介。それでもやり過ごすのが人間なんだろうな。何をされようが、憤怒や憎しみもなく、保身も欲も無く、そんな聖人はいるわけないんだが(そういう現世が嫌で?最後に兵士が牧師になっちゃうのはオモシロイオチだと思う)、「やっぱり人間ってこうなのかな?」と人間の性を見せ付けられて、益々人間が恐ろしくなり、人間嫌いになりそうで、かなり憂鬱になるんだが、作品としてはよく出来てるし、見応えがあると思う。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-09 16:55:20)(良:1票)
9.  チャーリーとチョコレート工場
ゴールドチケットというツールで次々と役者が揃い、人形が燃え盛って、デップ登場。さあ始まるぞ!と期待がイッキに高まり、ガキどもが次々抹殺されていくところまでは最高だった。デップ&バートンの本領発揮だ。ただし、仕舞いにかけて、イッキにシュリンクしてしまった。デップは情報漏洩により、金のなる木のレシピを守る為に、従業員を全員解雇し、工場を閉鎖する。そして少数民族や動物を奴隷化し工場再生、まさに貧乏人の敵である「搾取する資本家」として描かれている。一方、対極にある貧乏人のチャーリーは本当に「いい子」なのか?曲がりなりにも一緒にイベントに参加した他の子供達が次々抹殺されて、他の親子の安全も確認せずに、残った自分が優勝ですと言われて「やったー有難う!」となるだろうか?私はそこに自分さえよければいいという残酷さ・ズルサを感じる。(拾った金のネコババなんてカワイイもの。)真っ当な映画の主人公なら、「これでいいのだろうか?」という何らかの違和感やしっくりこないものがあってしかるべき。デップに向かって「お前そりゃーちゃうやろー?!他の親子はどうなったんだー?ちゃんと元に戻せよー」というのが子供の正義感というものでしょう?で、他の親子を元に戻さないデップイジメに走り、過去のトラウマを刺激して、デップを精神破綻に追い込んで、最後は工場を破壊して、他の親子を助け出す。助け出された親子は改心してめでたしめでたし。そういう貧乏人のいい子ちゃんがステレオタイプな資本家をやっつけて、勘違い親子を目覚めさせるというとってもわかりやすい勧善懲悪?なら10点。オチがあまりにも平凡というかありきたりな「家族がイチバン」で適当に終わったところに不満が残る。なんか説教くさいんだよね。消化不良だ。それでも8点はつけるよ。
[映画館(字幕)] 8点(2005-10-31 00:55:29)
10.  ひかりのまち 《ネタバレ》 
独りでいるのは寂しいんだけど、誰かと一緒にいると抗う事も多い。そしてまた独りに戻る。都会には大勢の人がいて、皆楽しそうに見えるが、各々孤独を抱えて生きている。そういう「群衆の中の孤独」とも言うべき、荒涼とした展開が続くので、随所で心にグサグサ突き刺さるものがあり、陰鬱な気持ちになるので、観ていてツライ。特に大人の身勝手で少年が孤独に陥る様がツライなあ。また、生まれてくる子供のために仕事を辞める男の気持ち、女性は共感しないだろうなあ。等々思いつつ、オチも救いが無かったらどうしようと心配になるのだが、最後は綺麗にひとつにまとまるハッピーエンドでほっとした。殺伐とした都会生活にも優しさは転がっていて、それを自分が見落としているだけなのかも?感情を揺さぶられました。
8点(2004-04-21 04:12:06)
11.  リトル・ブッダ
「無常観」ってのは、我々にとっては理屈ではなく、体感としてわかるものだと思うが、この作品でどこまでそれが西洋人に伝わるのだろうか?という疑問が残る。が、別に伝わらなくとも、東洋には西洋には判らない独自の考えがあるという事が伝わるだけでも大きな意味があると思う。
8点(2004-04-04 16:24:09)
12.  007/ムーンレイカー
これはもうSFアクションコメディーですね。完全にふざけてます。ベニスでのボートアクションは結構迫力あるのに、オチで水陸両用で街中走っちゃうし。剣道男は竹刀振り回すし。ジョーズは善人になっちゃうし。研究所のドアの暗証番号が「未知との遭遇」の交信音になっているところも笑えます。
8点(2004-03-21 01:59:28)
13.  5シリングの真実 《ネタバレ》 
これは謎解き法廷モノというよりは裁判に関係する人々の人間ドラマだと思います。裁判にはいろんな犠牲がある。少年は窃盗・詐欺の汚名はあるが、冤罪で刑務所にいるわけでもなく、別の環境で幸せに暮らしている。時には「意味があるのか?」と思い悩みながらも、その犠牲をはらってもやり通す信念とは?息子の汚名を晴らすために資財を投ずる父。幸せな普通の生活を失った母。大学を中退する兄。婚約破棄される姉。要職を蹴って裁判に取り組む弁護士。各々が払う犠牲に各々が勇気付けられる。まさに「one for all, all for one」まるでラグビーの試合をみているようだ。英国らしい高貴で上品な作品だ。
8点(2004-03-17 15:49:12)
14.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
別々の道を歩む姉妹の確執と愛情が交錯する。やはり同性の兄弟というのは年が近ければ友でもありライバルでもあって、常に互いを意識しあうものなのだろう。統計的にみて、芸術家やスポーツ選手などの場合、下の方が大成する事が多い。これはその典型的パターン。発病後も気丈に振舞うジャッキーに胸打たれるのだが、震える手でレコードをかけて、泣き崩れるシーンには無念さが全身から伝わってきて、見ているこっちも涙が溢れ、鳥肌が立った。素晴らしい最高の演技だ。
8点(2004-03-16 23:07:12)
15.  バウンティ/愛と反乱の航海
結構面白かったです。軍の規律と南国パラダイス。そりゃ後者がよいでしょう。環境によって人は変化する。また恐怖じゃ人はついてこない。艦長にもう少しマネジメント能力があればこの事件は起こらなかったのでは?とは言っても艦長について行った者もいるので、上司部下は最終的にはやはり相性か?などといろいろ考えさせられました。
8点(2004-02-07 13:57:53)
16.  ターミネーター
あらためて見直した。Jコナーがいないと話が締まってよいなあ。逃げる側が弱いので、追う側のターミネータの恐怖感も高まっている。万人受けする娯楽性の高いT2と違って、1は面白さが2とは異なるので、好き嫌いは分かれるだろう。よく2は1を超えたという意見があるが、そもそもテイストが違うのでシリーズとして比較は難しいと思う。
8点(2004-02-05 03:23:44)
17.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
登場人物が皆愚かで、みていてとてもイライラしますが、金が人間を狂わしていく様をよく描いていると思います。<追記>11年ぶりに再見。昔見た時は男3人が狂いだして自滅していく作品という印象だったのが、今見ると夫婦関係が変化して、壊れていく話という印象が強い。現状に満足していた夫婦が「カネが手に入るかも?」という夢や希望(未来)を感じた途端に、現状に満足できなくなる。奥さんが旦那に節約生活を愚痴る台詞がとても辛らつでリアリティーがあり、冒頭のシーンとのキャップも感じさせられ、一番印象に残るシーンだ。罪と罰に耐えられなかった兄は死に、弟は一生背負って生きていく。札束を燃やす冷静さを保持していた弟にはある意味感心。この精神力の有無が他の2人の男との違いなんだろうな。それにしても、結局、幸福とは比較の問題でしかないという事を痛感する。他人との比較だったり、自分の過去や未来との比較だったり。逆に言えば、比較しない事で平穏で幸福な生活が続けられるんだろう。
[地上波(字幕)] 8点(2004-01-21 00:26:48)
18.  未来は今
冒頭部分が、好きなミュージカル映画「努力しないで出世する方法」に似ていて、スタートから「こりゃ面白そうだ」という気持ちになり、その後はちょっと「大逆転」ぽいなあと思いつつ、最後まで楽しめました。こういう映画はよいですね。
8点(2004-01-04 00:36:13)
19.  チキ・チキ・バン・バン
子供達がホントにかわいい。テーマ曲もいつまでも頭から離れない。車はまるで生き物のようです。大人が見ても楽しめると思います。
8点(2003-12-28 14:27:07)
20.  マイ・レフトフット
単に障害者の苦労話で感動させようというのではなく、障害者のワガママや身勝手さを非常によく描いていると思います。少年期に近所の子供たちと普通に遊んでいる姿は、外国だからなのか?昔だからなのか?はわかりませんが、非常に新鮮でした。
8点(2003-12-23 19:56:27)
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