1. JFK
この映画を試写で観てから十五年ほどの歳月が流れたが、映画館からの帰り道、家に帰るまで我慢できず、公衆電話のボックスから親友に「もの凄い映画を観た」と電話した、あの日の夜のことは一生忘れない。 [映画館(字幕)] 9点(2005-04-01 04:21:42) |
2. ブリキの太鼓
十年ほど前に観たきりだというのに、今でも突然に、この映画のことを思い出して吐きそうになる。二度と観たくない恐ろしく不快なる傑作。 9点(2004-04-04 08:33:06)(笑:1票) |
3. パリ、テキサス
《ネタバレ》 ヴィム・ヴェンダースは監督として、特別な才能があるとは思わない。彼のインタビューなどを読んでも、拍子抜けするほど普通の人で、映画によっては、その才能は凡庸であるとさえ思える。しかし、嗚咽を隠すために受話器の口元を抑える男、顎の先端に流れて溜まる女の涙、抱きつく前に母を試すように横腹に手を当てる息子、左端数センチが折れ曲がっているパリテキサスの写真。そんなところにヴィム・ヴェンダースの、名もなき人々の人生への優しい視線が感じられ、胸が熱くなる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-09 20:01:24) |
4. ボーイズ・オン・ザ・サイド
《ネタバレ》 自分にとってはまさしく、「You got it」な映画。 8点(2004-06-02 21:08:53) |
5. なまいきシャルロット
この映画をテレビで観て、勢い込んでシャルロット・ゲンズブールにファンレターを書いたのは確か中学1年生のとき。待てど暮らせど返事は返ってきませんでした。日本語で書いちゃダメだよなぁ 8点(2004-04-04 08:47:53)(笑:4票) |
6. アメリ
オドレイ・トトゥが苦手だったんで、長らく放置していた作品だったんだが、意外や意外、これが面白い。何があるってわけでもないんだが、シーンの1つ1つが、それこそ証明写真のように、くっきりと記憶に残る。オーバースクリプトなのが、やや鼻につく場面もあったが、それもまたスタッフの仕事振りの熱心さと取れる作品。同じような映画を何本も立て続けに観たいとは思わないが、たまに観る分には、印象深い気分転換。これだけ褒めておいてなんだが、オドレイ・トトゥは、やっぱり苦手。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-30 20:26:18) |
7. ダニー・ザ・ドッグ
ジェット・リーとモーガン・フリーマンという、わけのわからない絡みに、脚本がリュック・ベッソンと聞けば、それだけで逃げたくなるが、 これがあまりにも意外に面白い。面白いとは言いつつ到底良作とは言えず、映画としてのバランスはバラバラで、褒められた作りではないのだが、作品として今にもこけてしまいそうな危うさが、こちらにハラハラ感を抱かせるという、ヨロヨロしながら自転車に乗っている小さな子供を見守るような気分にさせられる、斬新かつ妙な映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-29 00:33:51) |
8. モーターサイクル・ダイアリーズ
CIAの卑怯なる差し金により、ボリビアのジャングルで射殺されたゲバラが、その最期に脳裏に思い浮かべたのは、バティスタ政権を82名で打ち倒したことでも、国連でアメリカの帝国主義を糾弾して喝采を浴びたことでも、コンゴ解放闘争に失敗して惨めな敗走を選ばざるを得なかったことでもなく、この馬鹿げた旅のことであったろうと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-01 01:27:28)(良:2票) |
9. 無伴奏「シャコンヌ」
4小節、もしくは8小節からなる、4分の3拍子のゆるやかな舞曲。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-07 19:15:27) |
10. 暗殺の森
徹底的に細部まで腐心した、名匠ベルナルド・ベルトルッチの究極の演出。あまりにも神経質に細部にまで執りすぎ、一部で崩壊さえ見受けられるが、それさえも、ある種の凄味に思える。脚本と役者の演技は凡庸で、台詞も単体では印象的ではあるものの、映画の流れで見ると浮いているように思える。しかし、ベルトリッチの演出は鬼気迫ると言っても過言でなく、息を呑むとは、まさにこのこと。弾けた瞬間に消えてしまうような、ベルトリッチの身を削るような小さな演出に心打たれる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-20 06:12:39)(良:1票) |
11. 列車に乗った男
《ネタバレ》 最悪はシューマンのだ、弾く気にはならん。ショパンは許せる。質問した相手に、キツい答えを返されても、気にしないタイプ。シューマンは、泣き言をぐずぐず言い、同じ事を繰り返す。だが、私は弱者が好きな、シューマン派だ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-07 23:54:11) |
12. シェフと素顔と、おいしい時間
どうしても振り向かせたい相手がいるのなら、相手のハートをつかむ一番の方法は、料理をしている横顔を見せること。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-27 03:48:52) |
13. ドーベルマン(1997)
いいよーいいよー、この感じいいよー。人が虫けらのように死ぬ。いいよーいいよー。 7点(2004-06-20 02:38:05)(笑:1票) (良:1票) |
14. スパイ・ゲーム(2001)
ツッコみどころ満載、矛盾点満載なんだけど、中国にアメリカ軍が・・・・などと矛盾点をツッコもうとするとダダダっと畳みかけられ、わけがわからんままに、まぁ別にいいか、と妙に納得。駐車場から颯爽とスポーツカーで飛び出していくレッドフォード。無理してるおじいちゃんだけど、カッコ良すぎっ 7点(2003-11-20 03:14:01) |
15. ジャック・サマースビー
《ネタバレ》 矛盾?そんなもん知るかー!みたいな映画なんだが、ところどころでジーンと来るのも確か。絞首刑になる直前、ジャックが恐怖からうろたえそうになる瞬間、妻の顔が目に入り、その目に力が宿るラストシーンが印象深い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-22 20:03:13) |
16. ベルエポック(1992)
《ネタバレ》 このままの勢いでひとつ、お母さんとも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-01 20:02:21) |
17. ジョニー・イングリッシュ
《ネタバレ》 イギリス人だからって、チンチンとか言っちゃダメなんだよ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-07 08:04:37)(笑:1票) |
18. ポンヌフの恋人
《ネタバレ》 この映画が公開されたとき、当時付き合っていた相手から「アレックスと性格が似てる」と言われ、どこが?と聞き返すと、「だって、放火とかしそうでしょ」と言われた 6点(2005-02-26 02:39:18) |
19. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
《ネタバレ》 言うほど映画への愛感じねーなー、と思いつつエンディングを迎え、映画への激しい愛を感じさせてもらいました。 6点(2005-01-26 02:27:32) |
20. ウェルカム!ヘヴン
意外なる良作。あまり好きではない女優の一人であるペネロペ・クルスだが、この映画では実に魅力的。ペネロ・ペクルスのファッション、真似させてもらいました 6点(2005-01-26 02:14:08) |