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no oneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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61.  モーターサイクル・ダイアリーズ
あえて淡々と描いたというのはわかるんですが……ちょっと地味すぎて、ピンと来ませんでした。前半はとくに目新しいところがなくて退屈だったし、後半ではゲバラの思想が萌芽期を迎えるわけですが、その思想にも納得が行きませんでした。南米はひとつにまとまるべき、という言葉にはきな臭さを感じてしまいます。撮影される場所は雄大ですが画としてさほど面白いとは思わなかったし、南米の人々の生活の過酷さ、政治的な事情はもっと丹念に説明して欲しかった。チェ・ゲバラという人物について前知識があれば違ったんでしょうか? 私の理解力が乏しいせいかもしれませんが、どうも掘り下げが浅いように思えました。
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-06 05:44:02)
62.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
個人的には評判ほど面白いとは思わなかった。 ジョーが高いところから落ちる場面では笑った。どれだけバカなのか。しかも石油溜まりを越えるときは、事前に調べたはずの道に枝があり、加えてジョーはまたもやわざわざ車の軌道上を歩いていたために轢かれてしまう。前もそれで崖から落ちたのに、学習能力がないのか? 自分から危険に飛び込んで。ルイジがニトロを仕掛けた岩の場所へ戻ろうとする場面もそうだが、無理やり登場人物を危険に追い込むところで興ざめする。大体「爆発で石が飛ぶ!」って導火線に火をつける前に気づけよ。 いきなり二人が原因もわからないまま吹き飛ばされた部分も納得いかない(そこがいいのだろうか?)。 冗長さも弱点だと思う。明らかに150分も必要ない。またストーリーはともかく、台詞や映像にはあまりこだわりが感じられず、味気ない。手に汗握る場面もあったけど、やはり地味過ぎる。そこそこ面白いが、時代を感じずにはいられなかった。
6点(2005-03-20 01:07:31)
63.  ブラウン・バニー 《ネタバレ》 
痛い。あまりにも痛い。やはりちょっと退屈だったけれど、ラストの真実で打ちのめされた。『バッファロー66'』では孤独で傷ついた青年が理想的な恋人によって癒されていくまでを描いていたが、今回は逆に理想的な恋人をこれ以上にないほど残酷なやり方で失ってしまった青年の傷跡を延々とみせられる。癒しの物語だった前作に対し、これは喪失の物語だ。いや、もしかしたらこれでも癒えていくようすを描いたつもりなのかもしれないが、あまりにも傷が大きすぎて、ある程度回復はしても完全に癒えるとはとても思えないのだ。  幸せな毎日を送っていたのに、ある日突然悪夢のような出来事が起こり、自分が上手く対処できなかったために最悪の結果を招いてしまう。結果的に恋人を見殺しにしてしまったことで、一生自分を責めていくはめになる。ありふれた日常が、いとも簡単に底なしの暗闇の中に落ちていく。これは恐ろしいことで、まぎれもない現実でもあると僕は思う。過酷な映画でした。
6点(2005-03-07 17:34:26)
64.  やわらかい手
アイディアは独創的だけれど、あらすじから想像できる以上のものは何もなかった。俳優陣は与えられた役割を最大限果たしている。でも台詞のほとんどはあらかじめ引かれたストーリーのレールを辿るだけのもので、人物の体温が感じられない。  友達とのエピソードなんかは取ってつけたように思えた。息子さんとの関係も当然こうなるんだろうと予想される範囲内の展開で、それでも別に構わないんだけど、もっと丁寧な心理描写があればなおよかったと思う。どの登場人物もまるで脚本家の手で動かされるコマのよう。厚みを持った人間としての存在感がない。  全編を覆う鬱な音楽にも首をひねってしまう。一箇所も明るいトーンがないのは、なぜ? もしかしたら少しアキ・カウリスマキを意識しているのかもしれないけれど、あの世界観を中途半端に真似るのはあまりに危険でしょう。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-10 18:21:07)
65.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
冒頭で入り込めないと結局最後まで感情移入できないことが多いんだけど、この映画がまさにそれだった。  まず感じたのは映像的な薄っぺらさで、モノクロだからまだいいものの、映画というよりは古いテレビドラマを観ているかのようで、想像以上に安っぽかった。とくにあの空襲の場面でのぎこちなさには興ざめしてしまった。  あと子どもに対して大人の描き方が偽悪的に過ぎるというか、狙ってやっているんだろうけど過剰に感じた。まず橋から犬の死骸を投げ捨てるシーンで唖然。ミシェルの家族にしてもあまりにも無神経な言動が多く、かなり引いた。戦争がそうであるように大人の身勝手な理屈の犠牲になるのはいつも子ども、ということだろうか。  終盤に至ってはミシェルの両親がまるで悪役のように思えた。孤児院に引き渡さざるを得ないのは仕方ないとしても、短期間とはいえ娘のように扱っていたのだから、もう少し配慮してあげてもいいだろうに。とくに平然と笑顔で引き渡そうとする母親は空恐ろしくすらあった。  テーマ曲については、まったく個人的な理由から受け付けなかった(というのはうちの両親の趣味がギターで、子供の頃からこの曲が家に流れているのがごく当たり前だったため、耳に入ると悲しみや切なさを感じるよりも全然関係ないことを思い出してしまうので)。この映画に音楽が果たしている役割は相当に大きいはずで、それがないから余計に脚本のあざとさや映像の貧しさに目が行ってしまった。  というわけで、平均点が非常に高い中心苦しいけれど、終始心を動かされることはなかった。八十分がひどく長く感じられた。
[DVD(字幕)] 5点(2007-11-18 19:56:27)(良:1票)
66.  オリバー・ツイスト(2005)
ポランスキーがなぜ脚本を読んだ時点でやり直しを命じなかったのか理解に苦しむ。ジョン・アーヴィングが絶賛しているというのもとても信じられない。最大の欠点は登場人物の心理描写が不充分で感情移入することができない、という非常に基本的なこと。   まず題名に主人公の名前を冠しながら、主人公に共感するのが困難であるというのは致命的。オリバーが家出して一人ロンドンまで旅をする下りまではまだよかった。それ以降の彼ときたらただただ泣いているだけ、運命に翻弄されるがままで、自ら道を切り開こうという意志はどこにもない。喜怒哀楽の基本的な心理描写も少なく、はっきり言って空虚なキャラクターだ。   しかも信じられないことに、クライマックスが近づくに連れて主役の出番が減っていき、存在感すらなくなる。こんな少年がただ幸運だけでのし上がっていく姿を見せられても、カタルシスも何もあったもんじゃない。   共感できないのは脇役も同じ。命を懸けてオリバーを援助する人々が登場するが、彼らがそんな行動に出る動機がほとんど説明されておらず、ここでもやはり観客は置いてけ堀にされてしまう。オリバー少年には涙で母性本能をくすぐる特殊能力でもあるのか?? 薄っぺらいのは敵役も同じで、重要な役割であるはずの殺人犯は凡庸でインパクトに欠ける。唯一厚みを感じられた登場人物はオスカー男優キングスレー演じるフェイギンだが、彼ですら中途半端な人物造型であることは否めない。   それなのにストーリー展開はちょっと目まぐるしすぎるほど速い。原作が長大なのはわかるが、もう少しやりようがあったと思う。だいたい予告編で紹介していたあらすじとはけっこう印象が違っていて、微妙に誤解させるように宣伝していたとしか思えない。   どんなにリアルに十九世紀のロンドンを再現したとしても、そこに息づく人々に血が通っていなければ面白いはずがない。ポランスキーは子供でも観られる作品を作りたかったそうだが、その結果がこれだとしたら子供をバカにしている。大人も子供も楽しめない、しょうもない凡作。
[映画館(字幕)] 5点(2006-02-10 02:17:07)(良:3票)
67.  キャンディ(1968)
ポップでえっちな不思議の国のアリス。可愛くてお洒落な雰囲気はいいんだけど、面白いかといわれたら微妙。あの軍人のとこが一番笑えた。なぜか常に前方から風が吹いている詩人も好きだけど。フィナーレも個人的には好き。 なんとも言いがたい映画ですね。インド映画をみせられたようなカルチャーショックがありました。
5点(2005-01-23 05:36:45)(良:1票)
68.  エル・スール
残念ながら、私には合いませんでした。ちょっと地味すぎて(繊細、というべきなんでしょうが)。映像はまずまずきれいだけど、主人公の女の子はたいして演技が上手いというわけでもないのであまり魅力を感じません。個人的には「南」のシーンがないのも欠点だと思います。未完の作品だと知らずに観た上で、「中途半端すぎる」と素直に感じましたから。
5点(2005-01-19 19:59:55)
69.  ミスター・ノーボディ
150人の敵と対決するというから、いったいどうするのかとわくわくしながら観ていたら、ダイナマイトで敵をかく乱して逃げただけ……? だいたいあんなにうまくいくものだろうか。見るからに目立つ鞍に爆薬入れて銃撃戦に行くバカがいるか? 話としてはまずまず上手くできていると思ったが、肝心の戦闘シーンで冷めてしまった。
5点(2004-08-10 04:08:31)
70.  夜と霧
残酷な映像が力を持つことは確かだけど、映画それ自体はさほど優れているとは思わない。衝撃を与えているのは映画の作り手の力じゃなく、真実の力のほうでしょう。資料としての価値はあっても、映画としてはたいしたことない。踏み込んだ考察があるわけでもなく、編集も普通のドキュメンタリー。内容が内容だから事実の重みに何もいえない雰囲気がありますが、ドキュメンタリー映画としてのできはどうなんでしょうか?
5点(2004-02-25 04:31:44)
71.  つめたく冷えた月
普通。ひどいというほどではないけど、いまいち光るところがなかった。あと、音楽の使い方が安っぽい。
5点(2004-02-25 04:08:38)
72.  ファウスト(1994)
微妙。クレイアニメを期待していたら人形劇が中心で、肩透かしを食らった。ところどころに独特の発想があるのは確かだけれど、全体としては退屈だった。短篇集ならまだしも、このシュールな展開で九十分以上もたせるのは無理がある。  とくに人形劇やアニメーションではない場面の映像は非常に安っぽく、よく言えば味わいがあるのかもしれないが、普通の古い海外ドラマの映像と変わらないレベル。男が鞭を振るって呪文を唱える場面には正直、失笑してしまった。  湿り気のある不気味さはシュヴァンクマイエル独自の持ち味だが、さして刺激的でもなく、完成度が高いわけでもない。感性に任せて作られた意味不明な作品もあってもいいと思うが、それなら相応のクオリティとテンションを保ってほしいと思う。
[ビデオ(字幕)] 4点(2009-01-14 13:29:17)
73.  ルネッサンス
映像革命と言うけれど、この程度の革命ならプロモーションビデオで充分。装いは新しいが内実は空虚、過去の作品の寄せ集めでしかないプロットとキャラクターは退屈そのものだ。  それどころか映像手法でさえ十二分に駆使されているとはいえない。やろうと思えばもっと美しい画を追求できたのでは? 白黒のなかに一部カラーを差し込むのは予想できたが……どうしてあんなくだらない使い方ができたのだろう? あらゆる面でお粗末な出来だ。  予告編にあった「構想十年」という言葉が事実なら、お気の毒としか言いようがない。
[DVD(字幕)] 4点(2008-12-07 09:08:46)
74.  気狂いピエロ
ゴダールとキューブリックといえば難解な映画作家の代表だけど、その実対照的な部分があると思う。キューブリックは芸術性を重視しつつも、その裏には徹底的に考え抜かれた論理的構造がある。芸術志向でありながら、右脳と左脳の両方をフル活用している。だからやろうと思えば一般受けのする映画も撮れる。それに対してゴダールの場合は本当に感覚的、フィーリング先行。音楽でいえば、キューブリックはクラシックのオーケストラの厳格な指揮者、ゴダールはどんな冒険も厭わない孤高の即興演奏家って感じ。でもゴダールの場合はフィーリングが合わないと、本当にもう、全然面白くない。で、残念ながら自分はまったく合わなかった。普通の意味で面白くないのはもちろん、芸術的にも琴線に触れない。つまんない。残念ながら、さっぱりです。
[ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-01 23:15:01)
75.  山猫
高得点が並ぶ中あれなんですが…わかりませんでした。確かに映像は美しい。豪華絢爛で、恐ろしいまでに徹底的な美意識。でも、自分にはとても退屈で…しかも僕が見たのは180分以上ある初公開版を再現したもので、通常版よりもさらに長いもの。ファンの方が観ればとても楽しめたのでしょうが。そろそろ終わるかな、この場面でしめかな、と何度も思ったのにまったく終わる気配がない。あまりにも長いので「もしかして自分は次元のひずみに迷い込んでしまって、これから永遠にこの映画を観続けるのではないか?」と疑ったほどでした。軽く本気で。しかし終盤近くの公爵が涙を流す場面などは、とてもよかった。(失礼ですが)あんなおじさんの涙が、あれほど美しくなるものなんですね。個人的にはアラン・ドロンよりも公爵の存在感の方が強烈でした。二時間くらいに編集したバージョンなら、もっと点数は高くしたでしょう。
3点(2005-02-06 01:34:29)
76.  シビラの悪戯
何をしたいのかがよくわからない。シビラがなぜあの普通のおじさんを好きになったのかもわからなければ、そもそも彼女の性格もわからない。おじさんも、シビラに恋する少年の心情も細かく描写されず、終盤一気にドラマチックになっても説得力がない。この脚本で主要登場人物に感情移入するのが難しいのは致命的。 脇役とそのエピソードの方がよほど面白い。シビラを中心に据えてセックスに関するユーモラスな群像劇を描くのかと思ったが、核となるべきエピソードが一番つまらないのでがっかりした。詩的な原題に比べて、なんて空虚なドラマなのか。無理やり劇的なラブストーリーにしようとしなければ面白かったかもしれない。 (後、シビラの声が汚い。鼻詰まりの少年のような声で、ハスキーとかそういうレベルじゃなく、汚い。個人的な好みだが、声の汚い女性は嫌いなので彼女の魅力も半減した。)
3点(2005-01-24 04:24:36)
77.  ウェイクアップ!ネッド
ほのぼのすぎてあんまり笑えないか、ブラックすぎて笑うに笑えないかのどちらかでした。
3点(2004-11-03 15:35:00)(笑:1票)
78.  予告された殺人の記録
これはひどい。原作に対する思い入れが強かっただけに、なおさらひどく感じる。これはガルシア=マルケスの小説とは完全に別物だし、あまりにもレベルの差がありすぎる。きれいな映像なのは認めるが、それだけ。原作では挿話に過ぎなかったエピソードを最後に持ってきて、鮮烈なラストシーンが削除されているのには本当に驚いた。しかも被害者に濡れ衣を着せた女が好きな男とくっついた姿を一種の救いのように描くなんて、いったいどういう神経をしてるんだ? この映画を作った連中は原作のことなんて何も考えていない。文芸ぶっているだけの退屈な作品で、観るだけ時間の無駄だ。
3点(2004-07-30 03:14:40)
79.  少女首狩事件
確かにつまらない、ありきたりな話。でも実話に基づいているだけに描写のリアルさにはぞっとさせるものがある。血の痕跡を探すルミノール反応で、部屋の壁一面に反応が出る辺りは結構怖かった。しかし最後の刑事の行動、バカ過ぎないか? 勝手な判断で不法侵入、犯人ばかりかその罪のない家族まで死なせて……
3点(2004-05-02 13:59:40)
80.  ロゼッタ
終始、眠気との闘いでした。主人公の行動は訳がわかりませんね。知的障害者なんでしょうか。 深読みしようとすればできるんでしょうけれども、そうする気になれないほどつまらない。エンターテインメントしろとは言わないけれど、少しは観客の興味を惹こうとする努力をしてはどうかと。いや、他の方のレビューにもあったように、ロゼッタに感情移入できれば面白いのでしょうが……。僕はロゼッタにむかつきこそすれ、全然好きになれませんでした。 同じ監督の『息子のまなざし』はなかなか面白いと思ったんですけどね。40分くらいの短編にしてくれれば良かったと思います。90分観てこれだけだと、とても損した気になります。
2点(2005-03-07 00:26:24)
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