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コメント数 2394
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1.  ヒストリー・オブ・バイオレンス
グラフィック・ノベルというジャンルの「アメコミ」が原作なので、よく考えてみれば物語や登場人物は非常にコミック的(「夜叉」みたいな健さん映画的でもある)。素性を隠した一般人が危機に際すとスーパー・ヒーローに変身して、且つ自分のアイデンティティに苦悩するというのは、最近のコミック・ヒーローモノ共通のプロットです。しかし、デヴィッド・クローネンバーグの抑えに抑えた演出は好感が持てました。二回登場する濡れ場に、ちゃんとした意味を持たせてあるのも良かった。個人的に「暴力」というテーマの深みは余り感じられませんでしたが、尺が短いということもあり、中だるみすることなく最後まで一気に観てしまいました。また、クローネンバーグらしい余韻を残したラストシーンで、評価も少し上がりました、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-03-03 00:04:22)
2.  ベルヴィル・ランデブー
眺めてるだけで十二分に楽しい気持ちにさせてくれる、オリジナリティ溢れるフレンチ・アニメーション。素朴でレトロでありながら、奇抜にデザインされた世界が、デジタル技術によって細かく丁寧に描かれてます。私は導入部の時代の流れの表現でいきなり魅了された。丘の上の一軒家が発展する街に飲み込まれ、鉄道高架が無理矢理その家を傾ける。それでもおばあちゃん達の日常は変わらない。これこそ現代社会のカリカチュア。人間離れした姿形と動きを見せるおばあちゃんと三つ子も、台詞が全く無いにも関わらず凄く魅力的(ツール・ド・フランスはおばあちゃんが出た方が勝てるんじゃないか?)。とにかく、世界観構築の見本であり、キャラクター・デザインの手本であり、アニメ表現の基本がここにあります、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 00:04:19)
3.  ボウリング・フォー・コロンバイン
諸般の事情からアメリカでの鑑賞となってしまったので、もちろん字幕無し。インタヴューとナレーションで構成されるドキュメンタリー故に、とても全部を理解したとは言い難いのですが一応レヴューさせて貰います。まずアメリカ人の反応ですけど、序盤の銃キチの人達による論理の破綻した返答から場内爆笑に次ぐ爆笑。銃による犠牲者数のトリを飾るアメリカの桁違いに大きい死亡者数が出る所では、自虐的に拍手まで起きてました。本作はアメリカでは完全にコメディ映画です。ま、受け止め方は人によるでしょうけど、大方は御満足されていたようです。自身は、周りのアメリカ人やメディアが本気で、しかも過剰に「SARS」を心配していることもあり、「恐怖の文化」という考え方には大いに納得させられるものがありました。と同時に、首を捻りたくなる部分も散見されます。今時日本でさえ鍵をかけない家なんか少ないと思うのに、これだとカナダ中が鍵をかけない様にも見えるし、私もラストの写真のパフォーマンスには(アカデミー賞でのスピーチ同様)ゲンナリ。本作は決して普遍的・世界的な映画ではなく、極端と極端がせめぎ合いを続ける正にアメリカ「らしい」映画だと思います。ということで、これも一つのアメリカの健全性の表れと解釈して、7点献上。
7点(2003-05-13 07:22:17)
4.  デッドゾーン
デビッド・クローネンバーグ監督作の、クリストファー・ウォーケン主演作の、そしてスティーブン・キング映画化作の、未だ最高傑作(と確信している)。事故が元で触れた人間の未来を予知できるようになってしまった男の苦悩と孤独。そして偶然予知してしまった、ある人物がもたらす恐怖の未来に単身立ち向かう。クローネンバーグが得意の内臓的な美術や派手な特撮を一切廃し、哀しい男を主人公に緊迫感のあるサスペンス・ドラマに仕上げています。「ギフト」や「アンブレイカブル」「フェノミナン」は、これに比べると「裸のランチ」ならぬお子様ランチ。ということで、7点献上。
7点(2002-02-07 21:07:47)
5.  CORD コード
子供の出来ない夫婦が「新生児」ではなく「妊婦」を誘拐・監禁するというのがミソのサスペンス映画。本作のジェニファー・ティリーは「生まれた子供」だけでなく、「妊娠の喜び」も同時に手に入れたかったのでしょう。誘拐したダリル・ハンナを、まるで自分が妊娠してるかの様に世話するティリーは面目躍如の不気味さ。が、そのキャスティングで少し損してるとも思う。ヴィンセント・ギャロはとても医者に見えないし、ハンナは逞しすぎるし、キレたティリーにも驚きはありません(キレないティリーの方が驚くかも)。そういったことも含めて、中々楽しませては貰いましたけどね、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-22 00:03:15)
6.  カポーティ
本作はトルーマン・カポーティの伝記映画ではなく、「メイキング・オブ・小説“冷血”」か、カポーティを主人公にしてリメイクした映画「冷血」といった仕上がり(従って「冷血」を読むか映画版を観てないと解らないシーンも多々あり)。世界初と言われる「ノンフィクション小説」はどの様にして生み出されたのか、そして、そのことが作家にどう作用したのかが淡々と描かれてます。犯人に対して同情や共感を覚えつつも、単なる取材対象、更には「名声の成る木」として狡猾に接していくカポーティ。取材以前の彼がほとんど描かれない為、徐々に引き裂かれていく特異な作家の複雑な内面というテーマは、私の様にカポーティを良く知らない人間には解り辛いかもしれません。あと、ドキュメンタリー出身の監督ということで、シネスコ画面の構図を持て余してる様に感じられたのが玉に瑕でした。それにしても、フィリップ・シーモア・ホフマンもモノマネ大賞だったんでしょうか…、6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2006-09-29 00:04:56)
7.  サイレントヒル
私も原作ゲームは知りませんが(この町は「煉獄」という解釈で良いんですよね?)、異空間に迷い込み→探索し→襲撃を受け→ヒントを収集し→ゴールし→秘められた真実が明かされ→そして阿鼻叫喚のクライマックスと、映画は如何にもアドヴェンチャー・ゲーム的定型の展開。しかし統一された世界観や不気味なクリーチャー達(ダーク・ナースがお気に入り)のお陰で、この手のジャンルとしては比較的長めの作品ながら、最後まで飽きずに楽しめました。特に、クライマックスの火炙りの表現は初めて見たと思う(文字通りジリジリと「炙られる」。これでPG-12じゃ甘いんじゃないか)。あと、私は「ローズ・イン・タイドランド」から間を置かずに観たので、ジョデル・フェルランドちゃんが随分大きくなってたのに驚きました、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2006-08-07 00:27:34)
8.  アイス・エイジ
ビックリする様な技術も引き込まれる様なストーリーもありませんが、子供向けで定石通りの展開を、ちゃんと誰でも楽しめる作品に仕上げてあるのは流石です。そして、本作が見た目のクォリティ以上に人気を博したのは、そのテーマ性にあると思います。普遍的テーマとして(やや陳腐ながら)「友情の大切さ」が描かれ、その上、「過去を水に流す」という今日的テーマがきちんと描かれてる。マンモス絶滅は、現在ではヒトによる乱獲が原因とされてますが、それを知ってる現代人から見れば壁画のシーンは非常に切ない。しかしマニーはそれを乗り越え、ディエゴの過去も不問に付す。これは何十年、何百年、そして何千年もの過去に対して、いつまでも遺恨を抱いてる馬鹿な人類への明確なメッセージですヨ、6点献上。
[地上波(字幕)] 6点(2006-06-15 00:02:23)(良:2票)
9.  フェリシアの旅
望まない妊娠をしてしまった少女が自分探しをするタイトル通りの物語として始まりながら、見終わってみれば、実はサイコ・スリラーだったという作品。見慣れたサイコ・スリラーとは全く違って、主人公のフェリシアと、普通の社会人として暮らす殺人鬼の行動と心の情景を、淡々と美しく描いていく不思議な映画になってます。孤独を知り尽くした天涯孤独の中年男は、孤独な少女達の心へ巧みに入り込むことが出来る。男と少女の偽りの関係の終わる時が犯行の時。しかしこの殺人鬼は、フェリシアの心の中に真実を見る。この時、彼の長い旅は終わりを告げるのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-21 00:03:09)
10.  ザ・コーポレーション
(長々と失礼します) 「法人」とは、法律の規定により「人」としての権利能力を付与された団体を言う。ならば、人としての権利能力を持った法人である「企業」の「人格」を分析してみたら…というのがこのドキュメンタリーの趣旨。様々なケース・スタディと有識者へのインタヴューで綴られる本作は、凄く真面目な「ザ・ビッグ・ワン」(本編中でもマイケル・ムーアのインタヴューと共に引用されてます)かハイセンスな「NHKスペシャル」といった印象。2時間半近くを飽きずに観せてくれる力作だとは思いましたが、FBIのプロファイラーに「サイコパス」と断じられるグローバル企業の人格を形成するファクターとして、本作にはコンシューマーの影響力が決定的に欠けている。この映画でのコンシューマーは搾取される被害者か、マーケティングで簡単に洗脳される白痴。しかし企業活動のほとんどは、オーナー(株主)のオーダー以上にカスタマーのニーズに沿って行われているのです。従って、企業が精神病質者であるならば、それは我々一人々々が精神病質者であるということに他なりません。構造計算書偽造事件でも判る通り、その更生治療には安くないコストが伴いますが、果たして我々は、身銭を切ってそれを払う覚悟があるのでしょうか? 6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2005-12-02 00:04:14)
11.  太陽の雫
ハンガリーの辿る目まぐるしい近代史(てか、本作が目まぐるしいだけか?)を、三世代を演じたレイフ・ファインズが駆け抜けていく。本作が3時間を費やして描くのは、如何に体制が変ろうとも決して変わらぬ人の愚かさと、ユダヤ人迫害の歴史。社会が右に行こうと左に行こうとやることは全く同じ。それは、左右どちらも「敵」がいないと成り立たない体制だからです。そして最終的には、いつもユダヤ人が敵に仕立てられる。これこそが何千年もの間、脈々と続いてきた差別構造。ユダヤの名前を取り戻した子孫が平和な生活の得られる社会を、我々は築けるのでしょうか…。確かに大河ドラマとしての重みには欠けてる様な気もしますが、その分、この手の映画としては非常に観易くなってるので門戸は広いと思います、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-15 00:09:02)
12.  キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!
ディープスロートの正体が明かされた今となっては、本作の陳腐な設定が益々陳腐に見えてしまいますけど、当時のヒッピー文化に毒された二人の可愛いノータリンを眺めてるだけでも充分楽しめました(17歳のキルスティン・ダンストはこんなに可愛かったのだ!)。それに、こんなパロディ映画で存命中の実在の人物を実名でコケにしちゃうんだから、アメリカってホントに凄い。政権関係者は後ろめたさがあって文句を言えないにしても、ちゃんとボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインもパロディの餌食になってます。アメリカに於けるウォーターゲート事件って、本当に歴史的大事件だったんだなぁと思います。日本でも、そろそろロッキード事件を笑い飛ばす(立花隆含む)様な映画が作られても良いかもしれませんね、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-03 00:07:10)
13.  スナイパー(2002) 《ネタバレ》 
いつの間にか黒人B級俳優の帝王として君臨していたウェズリー・スナイプス主演の、原題・邦題から連想される通りのB級サスペンス映画。銃規制を訴えるにはスナイプスの目的が良く解らないし、夫は殺し、妻を逃がしてしまうのも良く解らない。これもまた銃規制を訴える手段だとは思いますが、最後に拳銃自殺してしまうのも非常に後味が悪い。ということで、どうも旗色が悪いようですが、B級らしいポップな演出もあって、久々のリアル・タイム・サスペンスとして、観てる間はそこそこ楽しめました。でも、もう一盛り上がりさせても良かった気もしますネ、6点献上。
6点(2004-11-03 12:36:34)
14.  しあわせ(1998)
オープニングに、これから始まる物語のイメージと台詞の断片が一気に提供されるので、一瞬何が何だか分からなくなる。しかし、それが徐々に二つの物語へと収束していき、更にラストでは一つになっていく。ストーリー自体には取り立てて新味はありませんが、フランス、イタリア、トルコ、カナダ、アメリカ、メキシコとグローバルに舞台を変えながら、クロード・ルルーシュが美しい映像はそのままに凄くモダンな映画に仕上げています。それにしても、確かに何でこの映画に「しあわせ」等という、いかにも投げやりな邦題を付けたんでしょうか? それが本作一番の問題です、6点献上。
6点(2004-07-29 11:16:49)
15.  フリーダ
心と身体の文字通りの痛みが彼女の表現の源泉であったことは非常に良く解り、また、傷つけ合いながらも結局は添い遂げることになるこの二人の(「アイリス」とは正反対の)関係も非常に痛いものでした。何度も書いてることですが、伝記映画は余程のことが無い限り駄作になることはありません。従って本作も良作だとは思いますが、気になったことが3点程。一つは絵のイメージに固執する余り、シーン毎の演出にバラつきがあって映画全体にまとまりが感じられなかったこと。そして一つは、全編を覆い尽くすスペイン語訛の英語(これって邦画で言えば、英語を喋るシーンで英語訛の日本語を喋ってるのと同じ事でしょう。それってギャグですよね)。あと、本作でアカデミー賞を獲れなかったサルマ・ハエックには、二度とそのチャンスは巡って来ないだろうという事実。ということで、すこし辛いかもしれませんが、6点献上。
6点(2003-10-25 15:44:45)(良:1票)
16.  アメリカン・サイコ
原作は良く知りませんが、言われてみればシリアル・キラーが主人公の「なんとなくクリスタル」といった風情。行き過ぎた潔癖性、盲目的なブランド信仰、アンバランスなフィジカル・ブーム、もてはやされたナルシシズム。懐かしい金ピカの80'sの風刺を今映画化したのは、IT景気に浮かれ、いつか来た道を歩んでいる現在をも風刺しているからでしょうか。「アメリカン・サイコ」は主人公のことではなく、浮かれすぎのアメリカンは皆サイコってことなんでしょうね。映画としてはホラーというより(誰一人死んでないし)、スタイリッシュ・ブラック・コメディということで、6点献上。
6点(2002-02-09 16:47:09)
17.  赤毛のアン〈TVM〉(1985)
その昔テレビで拝見したんですけど確かにいい映画、そして面白い。苦難に虐げられるような内容じゃないのが良かったです。そしてもう一つ、その時の吹き替えが国民的美少女・藤谷美紀ちゃんで、ものすごく巧かったのを記憶しています(まだ、相当若かったはず)。最近、何かに出てますか? こういう巧い役者にもっと活躍の場を与える日本エンタメ業界であって欲しいと思う今日この頃…。で、6点献上。
6点(2002-01-24 20:28:50)
18.  ゴールデンボーイ(1998)
スティーブン・キングだったんですね、知らなかった(キングは避けてるもんで…)。ブライアン・シンガーっぽさとキングっぽさが余り咬み合っていないようないるような…。あの少年が憧れの(?)老逃走戦犯のように、秘密を抱えたまま生きていかなければならなくなる様は、ネバー・エンディングな絶対の連鎖を感じさせて絶望的で、だからこそバトンタッチした老人は死を迎えられる。正に不条理な恐怖を描いていると思います。ところで誰かこの邦題の意味を教えて、てことで6点献上。
6点(2001-10-01 18:57:16)
19.  冷たい月を抱く女
ニコールの顔ってこういう映画に合ってますよね。狂言で子宮取っちゃう程の詐欺魂、あっぱれ。せっかく子宮まで取ったんだからラストの半狂乱も納得できます。映画としてはそこそこってことで6点献上。
6点(2001-08-04 11:17:31)
20.  誘う女(1995・米)
これってコメディなんですよ。インタヴュー中に「ジャパンではサスペンスで売り出すらしいよ」って聞かされたニコール・キッドマンが大笑いしてましたっけ。個々の破綻した描き方はコメディだからこそなんだけどなぁ。関係ないけどラストにニコールを連れていく男ってデビッド・クローネンバーグだって知ってました? てわけで6点献上。
6点(2001-08-04 10:28:31)
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