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581.  フレンジー 《ネタバレ》 
ヒッチコックらしいユーモアが所々で散りばめられている。例えばポテトの袋に詰められた死体を探す場面、死体の袋をポテト袋だらけの中で探すというユーモア、奥さんの作った料理に悩まされる警部やらのちょとしたユーモアはヒッチコックらしいし、楽しめる。その一方で映像が何ともグロすぎる。またヒッチコック映画と言えば女優の美しさを観るのも楽しみの一つである。美しい女優がどのようにして、犯罪に巻き込まれ、それをどうやって救うか?カメラの向こうでヒッチコック自身が女優を自分好みのように描くというのもヒッチコック映画の楽しみである。それが今作では感じられないのが残念です。またヒッチコック映画では珍しい女性の裸、しかし、ここでのその裸も見ていてもゾクゾクするものが感じられない。ヒッチコック映画=サスペンスとユーモアと女優を観る楽しみ、その中で女優の楽しみが感じられないので、観ていてもドキドキすることが少ない。スリラー映画としての楽しさはそれなりに感じられるし、つまらない映画でもないけど、一度観ればそれで良い。もう一度、観たいというものがこの映画には欠けている。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-01 14:39:11)(良:1票)
582.  至福のとき 《ネタバレ》 
最初、少女ウー・インが出てきた時、あれ?何だか少しパッケージの写真と違うぞ!例えるならAVのパッケージの女優と実際の女優とでは違うみたいな?いや、そんなに沢山、見てるわけではないけれど、そんな感じにしか思えず、ところがあの社長さんに色々とお世話になっていたり、同僚の社員仲間達と触れ合っているうちにどんどんと可愛く見えてくる。チャン・イーモウ監督は相変わらずロリコンである。少女に自分の好みなのか?のような画き方、そして、相変わらず画面全体を支配する色への拘り、赤、赤、そして、赤。人間の繋がり、血というものの色への拘りを感じさせる映像美!少女が最初に世話になる家のデブの母親とその息子、これまたとんでもないデブで親子揃って腹が経つほど性格が悪い。少女が眼の見えないことを良いことに偽のお金を渡す人達も見ていて腹が立つ。登場人物に嫌な奴が沢山いる中での社長さんの優しさ、そんな社長への感謝の気持ちと偽のお金を渡す人達に対しても同じく感謝の気持ちをテープに吹き込む少女の純粋さがこの映画のテーマではないだろうか?
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-17 20:58:02)(良:1票)
583.  ダウンタウンヒーローズ 《ネタバレ》 
山田洋次監督、この作品を観て確信致しました。間違いなく木下恵介監督の映画と今井正監督の「青い山脈」が大好きであると!始めの方で映画館で大勢の人達が楽しそうに笑いながら一本の映画を観て楽しんでいるシーンが出てくるが、その映画が木下恵介監督の「お嬢さんに乾杯」である。更に今井正監督の「青い山脈」の場面も出てくる。土手で学生達が青い山脈を歌っている場面、この二つの映画を見せる辺り、間違いない。山田洋次監督は木下恵介監督と今井正監督のファンであると思いました。でもって、この作品の雰囲気など「青い山脈」のようです。柳葉敏郎演じるおんけるが薬師丸ひろ子演じる房子への自分の思い、愛する気持ちを言葉に出して伝えたいのに声に出すことも出来ずにいるところ、伝え方の方法は違ってもその言い出せないやるせなさみたいなものは「青い山脈」の中の池部良を思わずにはいられない。また中村橋之助演じる洪助も同じように房子のことが好きで好きでたまらないのが観ていてもよく解る。最後の方でやっとそれを伝える場面が出てくるけどその時の二人の会話など正に「青い山脈」の中の池部良と杉葉子を思わせる。山田洋次監督の「青い山脈」への思いというものが伝わってきます。この映画の他にも寅さんシリーズ第十作「寅次郎忘れな草」でも印刷工場で働く一人の青年が「僕、めぐみちゃんが好きだ」て言う場面が出てくるように間違いなく山田洋次監督は今井正監督の「青い山脈」のファンであり、それを意識しながら撮っているのがよく解る。ただ「青い山脈」ほどの爽快感というものがないのでその点はマイナスではあるが、山田洋次作品、それも私の大好きな山田洋次監督と言えば誰が何と言おうと「男はつらいよ」なのだの寅さんシリーズに出てくる人達の姿が観られるのは嬉しい。特に渥美清、やはりこの人は日本映画史上、最高の俳優である。薬師丸ひろ子の房子に劇の場面で「おばさんはトランプ好きなの?」と聞かれ「おいちょかぶ」て答える所など寅さんそのままです。
[DVD(邦画)] 7点(2008-11-14 22:21:03)(良:1票)
584.  仁義なき戦い 広島死闘篇
前作とは打って変わって、別の意味で半端ない熱量が迸る。菅原文太登場までが長い。女性の描き方が今ひとつだったり、それはドラマという意味での女性の描き方です。男臭さ満載の中での梶芽衣子の美しさ、前作には出てこない千葉真一の暴れぷり、成田三樹夫のスーツ姿の格好良さ、北大路欣也に小池朝雄、そして、そして、ヤクザ映画には違和感しかない前田吟がヤクザ映画に出てるという新鮮さと改めてこのシリーズは役者の演技、熱量が今の日本映画には無いものを感じずにはいられません。荒っぽさ、狂気、前作同様仁義なき戦いの名に偽り無し!改めて広島という街の雰囲気、一作目と同じく感じられてならない広島=ヤクザの街というイメージを決定ずかせてしまった作品ではないだろか!
[DVD(邦画)] 7点(2018-12-28 18:12:48)(良:1票)
585.  東への道 《ネタバレ》 
リリアン・ギッシュの表情、それだけでもこの映画は心打たれる。何処までも不幸な中でもひたむきに生きる。その姿が見ていても辛い。健気で純粋なアン(リリアン・ギッシュ)が産まれてきた赤ちゃんを抱き締めるシーンや映画の終盤の物凄いシーンの連続に単なる不幸な話で終わらない感動が待っている。同じグリフィス監督の「散り行く花」よりも救いのある。この映画の方が私は好きです。 リリアン・ギッシュが当事、人気ナンバーワンの女優だったというのも解ります。とにかくそれぐらいリリアン・ギッシュの演技といい、表情といい全てが素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2016-12-10 18:39:48)(良:1票)
586.  帰って来た木枯し紋次郎 《ネタバレ》 
木枯し紋次郎、初めて見ましたが、面白い。テレビの人気シリーズの映画化とのことらしいけど、これはどかこら見ても映画である。相変わらず市川崑監督の映し出す日本の美しい四季の香り、映像美の素晴らしさ、紋次郎が碓井峠のあの信州の美しい山をバックに歩くシーン、川沿いを歩く時の何と美しい川の流れる水の色、これはCGなんかでは見ることの出来ない、本物の美しさにただただ見入るしかない。それほどとにかく全てが美しい。そして、市川崑監督、同じ時代劇「股旅」を見て感じたのと同じように間違いなく山田洋次監督の人気シリーズ「男はつらいよ」の大ファンであると思えるシーンが見ることができる。父親の義理を果そうと戻ってきた紋次郎(中村敦夫)に対しおたみさん(鈴木京香)が言う台詞「渡世人でもない紋次郎さんがそこまで義理を重んじることはないわ」それに対する紋次郎の「おたみさん、安心して下さい。わっしは二度と草鞋を履く事はしません」というこの二人のやりとりはまるで「男はつらいよ」のマドンナ若しくはさくらと寅さんのやりとりみたいです。他にも金山一彦演じる小平次のキャラも「男はつらいよ」の、のぼるみたいだし、市川崑監督の寅さん好きが伺えて何とも見ていて楽しい気持ちにさせられる。それとこの映画、私にとって初めて市川崑監督という監督を知った最初の「犬神家の一族」に出ている人達、加藤武、坂口良子といった「犬神家の一族」の中でも好きな人物を演じている二人の姿が見られるだけでも嬉しい気分だし、色んな意味で見ていて楽しいそんな作品になっていて、今まで一度も見たことのないテレビシリーズも見たいと思う。
[ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-12 09:13:22)(良:1票)
587.  スイート・チャリティ 《ネタバレ》 
フェリーニの原作とは思えないほど何だか同じものが題材とは、いやはや、あのどうしようもない悲劇的な「カビリアの夜」をミュージカル仕立てにするとこうも印象が変わるものなのか?あの映画は勿論、フェリーニらしいという意味では見所もあるけど、やっぱり私はこっちの作品の方が好きです。何といってもシャーリー・マクレーンの魅力でどんなに悲劇的でも歌がある。歌さえあればそれで幸せであるとばかりにとにかく歌って踊って、また歌って、そして、踊るのオンパレード!シャーリー・マクレーンの笑ってる時と泣いている時の表情の違い。その表情の素晴らしさ、好きになってしまう相手の男には好きになってもらえず、それでも一生懸命なシャーリー・マクレーンの何たるいじらしさ、微笑ましいこと!あの都会の町並みのど真ん中でくねくね踊る後ろ姿が何だか妙に可笑しくて、またあの変な衣裳も面白い。そうそう、この映画のあのラストに関してはハッピーエンドじゃないけど、だからこそ引き立つ女の健気さと哀しさ、だけど、それでも必ず彼女はいつか幸せになれる。そう願いたくなるような終わりにこの映画の持つ要素が凝縮されているように思えます。それにしてもシャーリー・マクレーンて不思議な女優さんだ。けして、美人だとは思えないのに見ているうちにどんどんと美人に思えてくる。そして、可愛く思えてくる。こういう女に男は弱いものである。この映画を見てシャーリー・マクレーンの魅力を改めて感じることが出来た。
[DVD(字幕)] 8点(2010-11-16 22:41:45)(良:1票)
588.  幸福の黄色いハンカチ
山田洋次監督が喜劇だけの監督ではない所を見せてくれる素晴らしい映画です。武田鉄矢と桃井かおり、そして、高倉健と倍賞千恵子と二つの愛を描いているこの作品、それもいずれも日本人的な愛の描き方をしており、良き日本の愛の形をとても解り易く、更に単なる恋愛ものと描かずに笑いと涙のバランスを上手く描き、観ていて楽しい上に最後はやっぱり良いなあ!てそう思い、本当に良かった。良かった。健さん!めでたし!めでたし!
[DVD(字幕)] 9点(2005-06-11 07:52:50)(良:1票)
589.  青春デンデケデケデケ
「さびしんぼう」と並ぶ大林宣彦監督作品の中でも同じぐらい大好きな作品。この映画を観て、これから成人を迎える人やもう直ぐ高校生になる人達にとってはそれぞれ、自分も頑張ろう!そう思わせる内容であり、既に成人を迎え、社会人になった大人達にとっては自分達の若かった青春時代を思い出せてくれるそんな映画です。どんな人達にでも元気を与えてくれるそんな素晴らしい作品だと思います。これだけ爽やかな青春映画はそうはありません。1990年代最高の青春映画です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 22:50:46)(良:1票)
590.  クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 《ネタバレ》 
これは、後の大傑作アッパレ!戦国大合戦に通じるタイムスリップ物として、しんちゃんの馬鹿馬鹿しさ全開で泣かせようなんて気はまるで無く、ただただ笑わせてやろう!という狙いが見える。その笑いがしんちゃんらしく、綺麗なお姉さんに甘える。それを見て良いなあ〜子供はと言うひろし、それを見て冷たい視線を向けるみさえ、色んなやり取りが見られて面白い。ハッキリ言って感動を求める様な作品ではない。しんちゃん本来の馬鹿丸出しな作品だ。しんちゃんはそれで良いのです。だからああだこうだ言わずに純粋な気持ちで楽しめば良い内容である。欠点だらけだし、春日部防衛隊の活躍も無ければ、しんちゃんが主役てよりどちらかと言うと脇役的だしといった不満もある上に傑作ではない。この映画に何を求めるかによって評価が決まると言って良い。私は感動系のしんちゃん映画も大好きだし、ただ笑わせるだけのお馬鹿なしんちゃん映画も好きだし、だからどんなしんちゃん映画でも嫌いにはなれない。しんちゃん達家族が向かう過去の時代、戦国時代におけるやり取りを見て、この家族は毎度ながら最高だと感じずにはいられらなくなる。しんちゃんが映画の冒頭でみさえと二人、ゲームしてる姿、しんちゃんが大好きなヒーローのカンタムロボとのやり取りでひろしとみさえと三人でコントロール機で色々やるシーンには単なる子供向けのアニメではない大人のアニメとしての会話、やり取りを感じずにはいられなくなります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-03-25 19:02:54)(良:1票)
591.  地上(1957)
川口浩は相変わらず、煮え切らない男を演じているなあ!野添ひとみと香川京子は香川京子の圧勝!野添ひとみの浮いた衣装、香川京子の芸子の美しさがこの作品の見所かもしれない。出演者の顔ぶれを見ると溝口健二作品ぽいが、溝口健二作品ほどの力強さ、エネルギーは感じられない。しかし、香川京子が素晴らしいから見てられる。あの顔つき、涙する姿、完全に野添ひとみを食ってしまってる。そのぐらいの素晴らしさ、話としては、ストライキがどうだのこうだのと、全体的に暗い。それでもやはり香川京子が良い。香川京子がいるといないではこの作品の評価は変わるはず。他では小沢栄太郎の嫌な奴ぶりがここでも見られる。あっ!山茶花究も見られたことはとても嬉しい。
[ビデオ(邦画)] 6点(2008-10-09 20:39:51)(良:1票)
592.  下妻物語
深田恭子も土屋アンナも特別ファンでもなければ、ロリータもヤンキーにも興味はないけど、これは良かったです。良かったていうよりも凄く良かった。近年の日本映画の中でも数少ない傑作!いや、傑作というよりも快作という言葉がピッタリの青春映画です。とにかくこの監督の持っている映像感覚、遊び心いっぱいのセンス、どれもが現在の日本映画には欠けているエネルギッシュでパワー全開、本当に面白いし、男同士の友情ものは結構、ある中でのこの映画の持っている女同士の友情、とにかく素晴らしいです。日本映画、久しぶりの青春エンターテーメントムービーの傑作・快作です。
[DVD(字幕)] 9点(2005-08-29 22:41:01)(良:1票)
593.  はるか、ノスタルジィ
大林宣彦監督の作り出す世界は舞台がどこであろうと、この監督の描く少女への想い、大人が大人に成り切れないもどかしさ、人の心の中には必ず少年だったり、少女だったりと、いつまでも子供の気持ちというものが観てとれる。自分の過去と現在、人が人として生まれてきた以上、絶対に切って捨てることの出来ない過去と現実、それを大林宣彦監督らしい美しい映像で見せてくれる。この映画もそんな大林映画らしい美しさを感じる。映像の美しさ、久石譲の美しいメロディ、尾道がセピア色ならばこの映画の舞台となっている小樽は透明感のある色合い、空気というものを感じる。大林宣彦監督に小樽てだけで少なくとも半分以上の点数を与えたくなる。この映画を単なる中年親父の妄想と言い捨てるのは簡単かもしれない。大林映画に出てくる少女は少女のまま歳を取らないのが大林映画の基本である。「転校生」の小林聡美、「時をかける少女」他の原田知世、「さびしんぼう」の富田靖子、そして「ふたり」にこの作品の石田ひかり、大林宣彦監督の映画に出てくる少女はどこか一貫性というものを感じるし、また大林映画独自のミステリアスな感じも悪くない。これはけして、笑いや涙、感動を誘うような映画ではないと思う。文学的な香りを味わう映画だと思う。こんな大林映画も私はあっても良いと思うし、好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2008-06-13 21:47:46)(良:1票)
594.  潜水艦イ-57降伏せず 《ネタバレ》 
松林宗恵監督の死去というニュースを聞いて寂しく感じる今日この頃、この監督さん「社長」シリーズの監督として有名だけど、こういうシリアスな戦争ものを撮っても実力のある素晴らしい監督であることを改めて思い知らせれた。池部良と三橋達也の二人がとにかく熱い演技で見せてくれる。戦争ものとしの迫力ある映像、モノクロのあの映像が余計、その凄みを感じさせ、また、この映画、時々コメディタッチなものが見られるのは、監督がやはり喜劇の監督だからなのか?その良い例が艦長の娘の外国人女性ミレーヌが水浴びしている所を男達が除いている。覗かれたミレーヌの色気が充満しているからこそ余計に男達のむさ苦しさが際立っている。この映画に携わった関係者の多くは戦争を実際に経験していると思われるからこそその傷み、戦争というものの恐ろしさを感じさせる内容になっている。戦争というものが背景にありながらも単なるシリアスドラマにはせず、男だらけの中に外国人女性の美女を放り込ませるということで生まれてくる娯楽映画としての成功、外交官の娘の感謝の言葉を述べる場面においては、人が人を思いやり、国籍も性別も関係ない。どんな人間であれ、人に対して感謝する気持ちを忘れずに行きようという監督からのメッセージとも取れるし、それにしてもここでの男達の軍服姿の美しさとかっこ良さ、中でも川島雄三監督の映画などでよく見るだらしない男とはまるで違う三橋達也のかっこ良いこと。川島映画における三橋達也も私は好きだけどこの映画の三橋達也も私は好きです。最後にもう少し!松林宗恵監督、今までお疲れ様でした。あなたの素晴らしい実力、多くの映画ファンは解っている筈!天国で三橋達也をはじめとする他「社長」シリーズで楽しませてくれた三木のり平や加東大介、フランキー堺達と酒を酌み交わして下さい。
[DVD(邦画)] 8点(2009-08-27 21:35:32)(良:1票)
595.  少林寺 《ネタバレ》 
私事ではありますが、近頃、年齢のせいかよく解らないけど頭が気になり始め、髪の毛も薄くなりつつあって気になる。気になる。でもね、この映画を見てあのハゲたおっさん達が頑張る姿、強きハゲ達の姿、ストーリーそのものはそんなにも面白くもないけど、何しろ皆、かっこ良く、そして、美しい姿の前にハゲが何なんだ?怖くなんかないぞ!俺も将来、素晴らしいハゲ親父になることを夢見て、頑張って行こうと思うようになりました。それだけでもこの映画を見て良かったと思う。今まで少林寺映画って「三十六棒」しか見たことがなく、恥ずかしながらこの一番有名な「少林寺」映画を見て、頭が薄かろうが、頭に変な印、あれはひょっして?BCGか何かの注射の跡か?があろうが、だから何なんだ?世界中のハゲ頭の人達に勇気を与えること間違いなしの映画として、忘れられない映画になりそうです。最後にリー・リンチェイが後のジェット・リーになるのか!へえ!てことは私もいずれ、万が一ハゲになっても挫けず長生きすれば、生まれ変わることが出来るのか?まあ、色んな意味で希望が湧いてきたぞ!ハッハッハッハッ!
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-28 22:57:03)(良:1票)
596.  ルパン三世(1978)
「ルパン」の映画と言えば「カリオストロの城」とこの最初の作品というのがほとんどの方の意見で多くの方はそう感じてるはずである。私も実際、そうである。子供の頃、学校から帰り、友達と遊んで帰ってくれば夕方6時の時間は「ルパン」か「あばれはっちゃく」である。勿論、テレビシリーズは全部観てます。だから緑のルパンも好きだし、赤のルパンも好きだし、どちらのルパンも好きである。この作品にはルパンならではの面白さが詰まっている。ルパンと峰不二子のやりとり、いつもの様に不二子に騙されるお調子者の女たらしでとにかくそれでも不二子の事が好きで好きでたまらないルパンが私は好きだ。また相棒役の二人、次元と五エ門も良い。不二子にだらしないルパンに対しても愛想付かしそうになりつつも、結局はお互いが好きな者同士であることが解るほど仲の良いのが観ていてもよく解るし、そんなルパン達を追うことに命をかけている銭形のとっつぁんも良い。あの凄まじいほどのルパン逮捕に対する執念、見習うべきものがある。諦めない気持ちというものを銭形のとっつぁんは教えてくれている。それは勿論、ルパン達も同じこと。ルパンという日本のアニメが生んだ名キャラクター、この作品と「カリオストロの城」の傑作2本が余りにも素晴らしく、ヒットしたせいか?その後、何度もテレビスペシャルが作られてるけどはっきり言って物足りない。いや、物足りない所か大いに不満である。ルパン映画と言えば最初の二つである。この二つを観ないで、特に最初のこの作品観ずに他のルパンを語るなんてことは出来ない。「カリオストロの城」派かどちら派かで意見が分かれるだろうけど、私はどちらも好きである。緑だろうが赤だろうがルパンには変わりないと声に出して言いたい。
[DVD(邦画)] 9点(2011-12-13 22:46:49)(良:1票)
597.  絹の靴下 《ネタバレ》 
フレッド・アステアのミュージカル最後の作品であり、ルビッチ監督の「ニノチカ」をミュージカル仕立てに変えての内容はほとんど一緒なわけですが、今作の一番の見所はフレッド・アステアよりもヒロイン、ニノチカを演じているシド・チャリシーであり、あの美しい足、それをカーテン越しに足だけ見せての着替えのシーン、足フェチである私にはたまらない場面でした。あの着替えの場面はそこだけ何度も見たくなってしまう。作品の出来としては少々長く感じるものの、シド・チャリシーの見事なダンス、そして、やはり足、足、足です。フレッド・アステアにキスされて、なんでキスするの?というその質問に対するフレッド・アステアの答えが笑える。我慢出来なかった。おいおい!まあ、フレッド・アステアだから許される行為であるだろうし、映画の中でだから許されるのであって、実際、そんなことしたら間違いなく引っ叩かれるだろう!そうそう、あの三人のロシア人役もそれぞれ面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2009-08-04 21:42:51)(良:1票)
598.  銀座二十四帖 《ネタバレ》 
さて、さて親戚に借りて来てもらった「風船」に引き続き勢いに乗って川島雄三監督のこの作品も鑑賞!で、個人的には「風船」より私はこっちの方が好みです。タイトルにもなっている銀座の街並み、風景、昭和三十年代の銀座とはこんな感じたったりするのかなあ?と何だか観ていてそんな雰囲気を十分に感じることが出来た。森繁久彌のナレーションと歌声、やはりこの人「喜劇・とんかつ一代」でも披露しているように歌もなかなかのものです。そんなこの映画、いかにもフランス的な何ともお洒落な雰囲気十分の見応えのある内容に私は満足です。あの名作「第三の男」のパロディも面白かった。そして、相変わらずこの監督の描く女性像、映し出す女性の魅力的なこと!川島雄三監督は女を撮らせても上手い。月丘夢路の異常なまでの美しさ、北原三枝にしても若くて元気で魅力的です。あっ!もう一人、浅丘ルリ子演じるルリ子も可愛い。大した話でもないとは思うのに、これだけ面白く見せることが出来るのは、やはりこの監督の才能の証であると言っても良いだろうし、これは川島雄三監督にしては爆発的なものは無いにせよ、私は十分、楽しむことが出来たので良いと思います。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-07-16 23:04:59)(良:1票)
599.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と並ぶしんちゃん映画の中でも名作中の名作である。ここでもまたしんちゃんは相変わらずのギャグで笑わせ、そして、大いに泣かさせてくれる。野原一家の家族の団結力の素晴らしさと一方でしんちゃんが出逢う二人の大人の恋物語、それもやたらめったら好きだとは声に出さない大人の恋の物語としての泣かせ方の上手さ、青空侍、おまたのおじさんと簾ちゃんとの恋の刹那さ、色んなものがこの映画を単なるギャグアニメの枠に収まらない素晴らしい作品に仕上げている。しんちゃん映画の醍醐味、笑い、感動、全てがこの映画の中に見える。これもまた素晴らしい名作である。しんちゃんを馬鹿にして見ようともしない人達、特に大人に見て欲しい。そして、家族の素晴らしさを知って欲しい。しんちゃんだからってけして、馬鹿にして欲しくない。正しく見終わった後に「アッパレ!」と叫びたくなるぐらいの名作です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-08-05 23:17:42)(良:1票)
600.  ばかもの 《ネタバレ》 
ばかもの!これほどの作品なのに1本しか置いてない近所のレンタル屋にまずは「ばかもの」だ!どうでも良いようなアニメの実写だのテレビの映画化の劇場版何々だのとくだらんものきり沢山置くレンタル屋に「ばかもの」だ!そして、いくら内田有紀のような年上の美女に誘われたからってのこのこ付いて来てはSEXしまくるとんでも野郎の成宮寛貴の「ばかもの」エッチする前に餃子なんて買って来て、その後、女みたいな声だすんじゃないよって言われるほど本当にお前はどうしようもない「ばかもの」だ!年下の男と年上の女、何とも不器用な男と女、飛び交う台詞のリアルさにそして、本当にリアルなほどのだらしない男の駄目さ加減が男からしたら解るほど解りすぎてどうしようもなくなってくる。内田有紀の年上女のいやらしさがかもし出すほどに観ていて本当に「ばかもの」だと思わずにはいられなくなる。内田有紀が感じている時にアホみたいに「気持ち良い?」ってそんなこと聞くなよ!本当にこの男も女以上にどうしようもない「ばかもの」だ!最後に内田有紀が脱いでる。全裸が完全に見れるんだと思ってそれだけの為に借りてきた私にも「ばかもの」と言いたい。競馬場のシーンで熱くなる男達、観客も含めての熱気やら何から何までこの映画の持つ熱気が私は何だか好きです。拝啓、金子修介監督様、正直、エッチなシーンきり期待して借りてきた本当にどうしようもない「ばかもの」な私をどうかお許し下さい。金子修介監督、この監督って「ガメラ」シリーズといい「毎日が夏休み」といいもっと評価されても良い監督さんだと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-06 19:53:17)(良:1票)

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