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81.  アルカトラズからの脱出
初めて見たのは、20年前、アメリカに2週間ほど遊びに行った時に字幕なしのレンタルビデオでだった。もちろん、字幕なくては何を言っているのかゼンゼン分からない英語力だったのだが、字幕がなくても内容が分かってしまう、というのがこの映画であった。つまりセリフでストーリーが転がっていくわけではなく、いかに脱走を実現させるかまでが微に入り細に入り描かれる。その過程に手に汗握りドキドキしながら見入ってしまったのだ。見終わった後、感動とは異なる、何とも形容しがたい感慨を覚えたものだった。その後、何度も日本でTVオンエアを見たけれど、最初のイメージはやはり変わることなく、何度見てもついつい最後まで見てしまうのだ。渋く冷静な、それでいて仲間には義理人情に厚い男と、イーストウッドの持つアウトローな正義漢(ダーティハリーのまんまだね)のイメージが符合し、彼の魅力が存分に引き出されていると思う。この頃の彼が、やっぱり一番渋くてカッコイイ。数ある脱獄モノ映画の中で、随一の名作だと思う。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-07-10 15:58:46)(良:1票)
82.  うなぎ
さほど面白くもないし感動もしなかった・・・。市原悦子と柄本明、存在感あったなー。船大工のおじさん、井川比佐志だと思ったら別人だった。似てない?
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-03 17:43:38)(良:1票)
83.  チェンジリング(2008)
監督イーストウッドにしては極めて正攻法な作品なのではないでしょうか。実話ベースとはいえ、どうやら映画用にデフォルメorメイキングしているところも多々あるようですが・・・。とにかく、不条理モノを見ていると、私はいつも心臓がドキドキします。「どうして? どうして?」の連続と、絶望感で。最初、アンジーの真っ赤な唇メイクにメチャクチャ違和感を覚えていたのもいつの間にか吹っ飛び、前半はまさにドキドキしっぱなしでした。あの牧師(マルコヴィッチだと最後まで分からなかった!)の強制介入のおかげで少しドキドキは落ち着くものの、凄惨な事件が暴露され、今度は暗澹たる気持ちに。ラストで少し希望を持てる展開にしてくれたところが、イーストウッドらしからぬ、という印象です。彼自らが手がけた音楽も素晴らしく、2時間半はアッと言う間でした。奇をてらわずとも、人の心を動かす作品はできる、と証明してくれる映画の一つ。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-21 14:30:36)(良:1票)
84.  11'09''01/セプテンバー11
オムニバスってのは、例えつまらなくてもワケ分かんなくても、延々2時間は続かないところがイイです。この作品群の中にも嫌悪感を抱くものや、よく分かんないものが少なからずありましたが、10分足らずの辛抱でしたからね。ケン・ローチが参加しているってんで見ましたが、正直、イマイチでしたねぇ。映画にする意味を感じられなかったなあ。唯一面白かったのが、ビンラディン探索編。アイディア勝ちとも言えるけど、ペーソスもあったし、「町ごと吹っ飛ばされるぞ」というラストの会話が秀逸でした。フランス版は嫌いだなぁ。障害者モノはそれだけで私の中ではハードルが高くなるんだけれども、なんかね、、、この期に及んでそれを使うかね、という意地悪な見方しか出来ませんでした。音声だけのメキシコ版は論外。ラジオドラマでやってくれ。今村さんは、ちょっと企画意図を履き違えていらっしゃったのでは、という気が・・・。ラストで、まさに「蛇足」でした。
[DVD(字幕)] 5点(2010-08-09 21:38:17)(笑:1票)
85.  生きてこそ 《ネタバレ》 
そもそも、極限状態のサバイバルにおけるカニバリなんてのは、色々なもので見聞きしているわけで、その部分の衝撃度は、私にとってはほとんどゼロ。むしろ、神に祈って行為を自分に納得させるところが、なるほど信仰を持つ人とはこういうものなのだ、と教えてもらった。そして、何より、この話でもっと描くべきは、ナンドらがアンデスの山越えをするところでしょ。あの勇気ある行動がなければ、助からなかったんだから。カニバリは手段であって、山越えこそが命を救ったのでしょ。あそこで、あの連なる険しい山脈を見てそれでも越えようと意を決したのは、仲間の肉を腹に入れたからこそだと思うが、だからと言って、皆がそうできるもんじゃないはず。そこをもっと力を入れて描いて欲しかった。で、もっと言っちゃえば、DVD特典映像の生存者達の話を見れば、本編を見る必要性が低いってこと。これってどーなんでしょ。あんまり詳しい「実話の実話」は、入れないほうが良いんじゃない? 売り方が間違っている気がする。
[DVD(字幕)] 5点(2010-07-20 23:25:36)(笑:1票)
86.  ブランカニエベス 《ネタバレ》 
チラシのゴシックアート的な雰囲気に惹かれて、つい劇場へ。サイレント&モノクロってんで、途中寝てしまわないか心配したけれど杞憂でした。何しろ、映像の美しさと音楽の素晴らしさ、これだけで見に行った甲斐があったってもんです。確かに、「白雪姫」の翻案には違いありませんが、こちらの継母は、白雪姫のそれより人間臭い。それが可笑しい。ややブラックコメディ的要素も満載です。モノクロってのは、スペイン人の美女の様に彫の深く各パーツが大きい顔は、いっそう美しさを強調するものですね。実母も祖母も継母も、そしてカルメンも、美女また美女の登場で溜息モノです。惜しむらくは、美青年が一人も出てこなかったことでしょーか。・・・と書くとネタバレですかね。もう、最初から最後までカルメンは悲劇の連続、救いがありません。ラストも、思わず「え~、そんな・・・」と言ってしまったくらい。1920年代当時のスペインの混乱と貧しさが何となく背景に感じられる描写ではありますが、何よりも、現実は、泥沼の現状からキスひとつで救い出してくれる王子様なんていやしない、ってことを、残酷なまでに描写しております(グロという意味ではありません)。このラストに賛否はあるでしょうが、私はその救いのなさと残酷さにガックシ来たけど好きですね。アタマからずっとそういうテイストで展開してきたのです、納得のラストです。あまり奥行きのある作品とは言えませんが、ゴシックアートがお好きな方は、決して見て損はないと思われます。この監督の次回作がちょっと楽しみですな。いや~、美しかった!!
[映画館(字幕)] 7点(2013-12-16 22:38:47)(良:1票)
87.  刑事コロンボ/死者のメッセージ<TVM>
軽薄そうな姪の夫が、死を目前に追い詰められた暗闇の金庫内で、あんな素晴らしいダイイングメッセージを遺すってのは、ちょっとムリがあるような。せいぜいパニクッて壁やなにかにマッチの煤で「A」とか書くのが精一杯じゃないかなー。・・・とはいえ、このメッセージの遺し方が本作の醍醐味でもあるわけですし。これはこれで楽しめました。警部、今回は一度も「あ、もう一つだけ・・・」が出ないなーと思ってみていたら、アビーさんに取られていましたね。アビーさん、小柄でシャキシャキ歩く姿が印象的でした。姪の敵を討ったということで、車のキーの始末の悪さは悔しいでしょうが、溜飲は下げたのではないでしょうか。リアルタイムで見た中では記憶に残っている数少ない作品の一つです。シリーズの中では名作といえると思います。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-06-04 22:25:12)(良:1票)
88.  マイ・ネーム・イズ・ジョー
見終わった後、胸がジーンとなる。ああ、愛する人と平凡につつましく生きていけることの貴重さよ。「オレにはジョーという名前しかない」のセリフが突き刺さる。本当は、ジョーにはよき仲間がいるし、アル中から努力して足を洗ったのは未来を信じているからに他ならない。でも、その仲間のためにしたことで、また堕ちてゆく切なさ。セーラに理解されない辛さ。セーラもあそこまで激昂しなくても良いのに・・・、と観客としては思ってしまう。ラストショットに希望が見出せるのが救い。ホント、人生の大切なものを教えられる映画です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-10-07 16:36:17)(良:1票)
89.  ミスター・ノーバディ
この監督にとって、創造のテーマは常に「人生とは何ぞや?」というあまりにも根源的なものであり、そしてそれに、恐らく自問自答することに生涯を捧げるつもりなんだろうなー、と、エンドロールを見ながら思いました。というか、このテーマから離れられないんでしょう、きっと。寡作なのは無理もない話です。さて、本作ですが、そーですねぇ、評価は分かれるんじゃないでしょうか。「なんだよ、トト・ザ・ヒーローと同じやんけ!」か、「今度はそーきたか!」か。と書いておきながら恐縮ですが、私はそのどちらでもなく、「やっぱしそーか」でありました。予備知識はなるべく得ずに見たのですが、オープニングの鳩のシーンで「やっぱし・・・」と思ってしまったのでした。別にガッカリしたのではなく、むしろその逆で、ホッとしたというか。『ハロルドとモード』のオマージュと思しきシーンや、『トト・ザ・ヒーロー』とソックリのシーンもあり、相変わらず音楽は素晴らしい。映像も美しく、やっぱりこういうところのこの監督のセンスがすごく好きなんですね、私は。・・・きっと、ニモにとってのリアルはアンナとの人生ではなかったのだろうけれども、心の中ではそれがリアルだったのだと思う。これは、もの凄くそう思う。私は「あの時ああだったら・・・」という妄想はほとんどしないけれども、リアルとは別の人生がやはり心の中にあり、それもまた、私にとってのリアルに違いない、という状況にまさに今あるからで、そういうことって、歳を重ねると大なり小なりあって不思議ではないと思うのです。人生は、いくつかの必然と、無数の偶然で構成されているのだと、やっぱり本作を見て確信しました。どの偶然も、ただの偶然ではなくて、選ばなかった大多数の偶然も、それらは全て意味ある偶然なのです。若い頃見ても、きっと共感できなかった、あるいはサラ~ッと流してしまったであろうと思う作品です。
[映画館(字幕)] 8点(2011-05-23 22:09:08)(良:1票)
90.  ハウルの動く城
この度のTVオンエアにて初見。あまり評判のよろしくない本作のようですが、割とすんなり見ることが出来ました。と言っても、ストーリー的にはよく分かりません。ソフィーとハウルは出会うことが約束されていた「運命の2人」だった、んでもって、ソフィーの愛の力でハウルはまともな心を取り戻した、ってな感じですかね。え? ゼンゼン違う? まあ、子ども向けに作ってないことは確かでしょう。だってこれ、恋愛映画だもんね。で、宮崎氏は、図らずも恋愛描写ベタを露呈してしまったんだね。本作でよ~く分かったのは、宮崎氏にとって、女性というのは、母のように全てを受け入れてくれる聖女か、100%悪女の2種類しかいないんだね、ってこと。そもそも、愛がテーマなら、何より「プロセス」をきっちり描かないと。途中、ハウルはソフィーに母性を求めているとしか思えない描写が延々と続くけれど、これが2人の愛のプロセスだと言うのなら、この監督は、本当に「エロスの伴う男女の愛」を直視するのを避けているとしか思えない(不純異性愛とでも思ってんじゃないのかね?)。男女の愛は、母の愛のような「無償の愛」じゃないんだよ。独占欲が支配する結構ドロドロした世界なの。愛されなければ、愛するだけじゃ成立しないわけ。だからこそカブはあえなく自ら身を引いたんでないの? ホント、この人、自己矛盾に鈍いよなぁ。・・・などと、ほとんどどうでもいいことを感じていたのでした。
[地上波(邦画)] 5点(2008-10-08 11:05:23)(良:1票)
91.  ソウ 《ネタバレ》 
ラスト近く、なぜゴードン氏は自らの足を切断せねばならなかったのか? 着衣か何かでケータイ取ればいいじゃん、と一緒に見ていた相方とツッコミまくり。うーん。ラストは見事に引っ掛かりましたけど・・・。新聞で公開当時レビューが載っており、斬新で面白い映画として紹介されていたので見たけれど、なるほど発想は面白く、内容もよく出来ていると思ったが、この足切断のシーンがあまりにも???で、一気に白けました。その後のシリーズは、これ以上に痛いシーンのオンパレードだそうで見る気せず。
[DVD(字幕)] 5点(2007-08-08 15:00:57)(良:1票)

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