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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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1.  愛妻物語
レビュー二番目にして前の方と同じく4点というのはなんだか気がひけるのだが、見る人によってはじゅうぶんに高得点だってありえる感動ドラマですので。とフォローから入ってみる。シナリオライターの主人公が「これはシナリオじゃない。ストーリーです。」と大御所映画監督・坂口から付き返されるシーンがありますが、これは実際に新藤が溝口健二監督に言われたという有名なエピソードです。そのことからもこれは「半自伝」どころか「ほぼ自伝」と言っていいかもしれません。新藤監督の亡き妻への気持ちと監督デビュー作ならではの力の入りようゆえか全体的にちょっと硬い印象を受けました。演技自体もどこか前時代的に見えたのは、たまたま同時期に拝見した同時代同テーマの清水宏『もぐら横丁』のせい(清水監督の演出は際立って自然を装ってるもんで)だけではなかろう。でも私映画の、しかもこの内容ならではの監督の真剣さは伝わります。
[映画館(邦画)] 4点(2010-05-19 16:53:56)
2.  熱いトタン屋根の猫
明朗快活に見えるアメリカの表層の下にうごめく心の闇に光を当てるテネシー・ウィリアムズの戯曲を心の闇を描かずに映画化してしまっている。自殺した親友に対する同性愛的感情から生まれる葛藤という心の闇を描かずに。当時は当然タブーだったんだろうから仕方ないんだけど。親友の死のショックと親友と自分の妻に何かあったのではという嫉妬に置き換えてなんとなくまとめているがちょいとムリがある。ムリがあるんだけどそこはなんとかしなくちゃいけなく、親子の問題、兄弟の問題、夫婦の問題をからめて筋が通るようにしているのは苦肉の策としては合格点なのだろう。兄嫁のあんまりなキャラに辟易しつつもエリザベス・テイラーのもうなんて言ったらいいのか、要するに色っぽいというかいや全然セクシーなことしてないんだけど内からにじみ出るような若妻臭というんでしょうか、ってそう書いちゃうとものすごくエロいけど、そうじゃなくてもっとこうなんちゅうか、、、、たまらんね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-09 17:36:18)(良:1票)
3.  愛のレッスン
終わってみればある夫婦のドタバタとした恋愛事情を描いたコメディなんだけど、それぞれの愛人やら家族やら、はたまたそれぞれの過去への回想シーンが入り乱れ、最初の数分は何が何やらといった感じなのだが、わかってくるとこれが楽しい。とりわけ夫婦のなれ初めシーンの可笑しいこと。ヒロイン、エヴァ・ダールベックが実にイキイキと輝いていて、このなれ初めシーンは回想なのでちょっと若作りしてるんだけど、それがもう可愛いし、ぶっ飛んでるしで、それまでの倦怠感満々のシリアスな雰囲気が嘘みたいに晴れ晴れして夫婦の気持ちと同じように映画がパッと明るくなる。ベルイマンといえば神の沈黙やら不在やらをテーマにした60年代以降の映画群こそがベルイマンという印象があるが、私は男と女をテーマにした50年代映画群が大好き。『夏の遊び』とか『不良少女モニカ』とか『歓喜に向かって』とか。その中ではあきらかに興行重視の、いわばベルイマンらしくない作品になるかと思うが、男と女がそれぞれの立場でそれぞれの言い分があり、それぞれの事情があることをこんなにも楽しく見せてしまうってのはやっぱり凄いことなんじゃないかと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2008-07-18 14:47:17)
4.  赤線地帯
女5人それぞれの全く異なるキャラクターを描き分け、5人ともがそれぞれのカタチで社会に翻弄されてゆく姿を見せてゆく。赤線が舞台というなかで、最も肌を露にする京マチ子にも人気ナンバー1の若尾文子にも艶っぽさは見当たらない。ところが病気の夫と赤子を抱えて疲れきった表情をして生活臭がプンプンのうえにあえてメガネをかけさせて艶っぽさを排除したかのような木暮実千代が妙に艶っぽい。『祇園囃子』のような艶っぽさじゃなくてもっと生々しい艶っぽさ。結婚を決意して赤線から逃げ出そうとする女に対し、木暮実千代の夫が「こんなところに帰ってくるなよ」と送り出すのはいいが「こんなところ」「最低の場所」といった言葉が執拗に繰り出される。自らの病気のためにその最低の場所に女房を働かせに行かせておいて。病気とはいえ、なんとも身勝手で情けない男。ラーメン屋のシーンでも二人の立場が象徴的に描かれている。5人ともに降りかかるそれぞれのドラマがきっちりと描かれ、その一つ一つが当時の社会と女性の立場を露にしているのだが、溝口監督はその中でも木暮実千代のシーンを重要視して撮っているような気がしてならない。それほどに木暮実千代は誰よりも不幸なドラマを持たずして誰よりも不幸な境遇にあり、誰よりも現実に生き、誰よりも強く描かれている。だから艶っぽくて美しいのだと思う。溝口健二の遺作。溝口の現代劇をもっと見たかった。
[映画館(邦画)] 7点(2008-03-05 12:57:30)(良:1票)
5.  愛と希望の街(1959) 《ネタバレ》 
へったくそな演技に辟易しながら観ていたのだが、採用試験に落ち、母が鳩を売らせたことを泣きながら謝ったときに「また鳩を売ろう」と少年が言う、その哀しい展開に惹き込まれてしまった。ラスト数分は壮絶ともいえる画が連なる。タイトルにある「愛と希望」をすっかり消し去る少年の確固たる目が印象的で、その後、鳩を撃つシーン、工場で働く少年の背中という具合に強烈に印象に残る画が押し寄せる。けして間違ってはいない富裕層の倫理観が貧困層を無視した倫理観でしかない社会の実像を炙り出す。女子高生の兄と教師の会話は、格差社会の問題点をわかりやすく説明しており、その説明過多な会話には残念至極なのだが、問題の根底をさらけ出したいゆえの説明は大島らしいともいえる。そしてやっぱりラスト数分が凄すぎる。
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-01 13:55:57)
6.  悪魔の発明
この作品はカレル・ゼマンのことを何も知らない数年前に、レンタル店で古そうな色あせたパッケージのビデオを見て、こうゆういかにも古いビデオはいつ処分されるかわからず、なにかの拍子に傑作だとわかって借りようとしたときにはもう既に処分されていたりということもあるかもしれないと思い、実際どんな作品なのかも全く知らないままに借りた作品なのだが、見てびっくり。傑作である。絵と実写の融合なのだが、どこからどこまでが絵なのかわからない。それほどに絵がリアルであるというのではなく、実写のほうが絵に近づいているのだ。潜水艦や潜水服の造形、またお宝回収のシーンなどはコレよりも先に作られた『海底二万哩』に酷似しているのですが、よりシンプルなデザインとより細やかなディテールによって、こちらがオリジナルなのではないかとさえ思えてしまいます。 【ドラえもん】さんが“絵が動く”と書いておられるとおり、「アニメーション」という言葉は不似合いで、まさに「絵が動いている」という表現がぴったりな作品。「絵が動いている」、、「アニメーション」、、いっしょじゃないか!と思われるかもしれませんが、観ていただければ解かってもらえると思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-24 18:16:26)(良:1票)
7.  暗黒街の美女
1956年デビューの鈴木清順(当時は清太郎)がこの58年製作の『暗黒街の美女』でなんと7作目。この頃のプログラムピクチャーってのはものすごい勢いで作られていたんですね。56年に作られた『悪魔の街』がキューブリックの『非情の罠』と『現金に体を張れ』を合わせたようなノワールだと思ったのだが、この作品でもマネキンが重要な小道具として登場するあたり、やっぱり見てるなと。それとも原作者のアイディアなのかな?ストーリーは、まあ無難な出来という印象だけどなかなかアイディアが効いてて楽しめる。裸をうまく隠すカメラワークやクライマックスで石炭をひたすら掻き出すシーンのカット割りが見事なリズムを作り出しているところなんか、見ていて楽しい。ただ『暗黒街の美女』というタイトルはおかしい。ぜんぜん暗黒街の美女ではなかった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-10 12:48:57)
8.  アンネの日記(1959) 《ネタバレ》 
150分のやや長尺の作品ながら、そしてそのほとんどが隠し部屋という限定された空間が占めるにもかかわらず、全く退屈感を抱かせずに見せきったのは、原作の持つ真摯なメッセージよりも脚本と演出の力によるところが大きいと思う。ユダヤ人迫害の悲惨さよりもあくまで多感な時期の少女の多感さゆえの不安や喜び、家族との確執や恋愛を映し続けることで、画面にはけして映らない悲惨な状況がよりズシンと響く。モノクロ映画なのに最後の屋根裏部屋での陽光を浴びた二人のせつないキスシーンはカラーで記憶されています。
[DVD(字幕)] 7点(2007-03-20 13:23:48)
9.  アフリカの女王 《ネタバレ》 
けして若くはない二人の男女に降りかかる危機また危機。といっても目的を阻止させられるという意味での危機であって、その目的に必然性を感じ得なければ見ている側はどうしたって「この二人はアホか」となってしまう。しかし戦争の記憶がまだはっきりと残された当時のアメリカ合衆国ならば、軍人でもなく若くもなく強くもないアメリカ人のこのミッションインポッシブルには大いに沸いたのではないだろうか。ドイツ兵をとことん悪者にしたアドベンチャー映画にハラハラし、不器用な中年男女の恋愛にヤキモキし、二人の目的のその突拍子のなさに驚き、ラストで拍手喝采。そうゆう意味では時代を考慮しなければいけない作品で、普遍性にはかなり欠ける作品といえる気がします。仮に目的が「戦う」ではなく「逃げる」ならば今でも楽しめるような気がしますが、それだと当時は全然受けなかったでしょう。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-17 16:34:52)(良:1票)
10.  悪魔をやっつけろ(1953)
先月にジョン・ヒューストン生誕100年を記念して上映されたもの観ました。名コンビ(ボギー+ヒューストン)最後の作品である今作は『黄金』の「金」を「ウラニウム」に変えて人の欲を描く。といっても『黄金』のようなシリアスな展開ではなくあくまで喜劇。もちろんシリアスな場面もあるにはあるんですが欲に駆られた登場人物たちの滑稽さが前面に出ており、全体的には喜劇として楽しめます。もうすぐ日本公開される『カポーティ』その人トルーマン・カポーティがシナリオを書いてますが、ロケ地(ヨーロッパのどこだか)で撮影が始まってもシナリオが完成せず、ヒューストンやボガートや大プロデューサーとして名高いセルズニックやらがてんやわんや(といってもきっと酒でも飲みながら)撮影毎にシナリオを作っていったのだそうです(って映画館にあったチラシに書いてあったと思う、そのチラシはどっかいった)。そのせいなのか、どこかチグハグさを感じ、それがかえってヌーヴェル・ヴァーグっぽい既存の映画から開放されたような奔放さを醸していて、その奇妙な感覚こそがこの映画の最大の魅力となっている気がします。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-19 18:14:20)
11.  赤い風船
セリフがほとんど無いのですが、例えば雨の中、風船が濡れないように通りを行き交う人達の傘に入れてもらいながら歩を進める少年と傘に入れてあげるおじさんおばさんたちの会話なんてのは、はっきりと聞こえたような気になります。路面電車で乗車拒否をされたり教室まで追い出されたりといったシーンも然り。何も考えずにぼーっと見ていても様々な声が頭の中で響きます。かわいらしい赤い風船の動きも素晴らしく、またラストのたくさんの風船たちにも感動した。幸せな気分に浸りたい方、おすすめです。 <追記(2008.8.28)> 近所のレンタル屋に置いていたこの作品(ビデオ)がいつのまにか無くなってしまい、今度はいつ観る機会に恵まれることやらと諦め半分に思っていたところに本年デジタルリマスターで蘇った本作が劇場公開された(『白い馬』と共に)。セリフも無く、字幕も無く、映像だけで感動する。この感動こそが「映画」。「映画」だけにしか出来ない感動がここにある。いわさきちひろさんのこの作品を元にした絵本も素敵だが、全然違うんだ。感動が。
[映画館(字幕)] 9点(2005-06-16 14:05:56)(良:1票)
12.  アメリカの影
役者に全てを委ねる(任せる)ジョン・カサヴェテスの原点となる作品はやはりというべきか即興映画だった。タイトルが示すとおり、根底には人種問題というアメリカの影があります。しかし描かれるのは兄の夢、弟の青春、妹の恋。けして人種問題を前面に出さない。迫害の場面があるわけでもなく、黒人蔑視の言葉があるわけでもない。三人の物語の背景として当たり前のように影が存在するだけ。その当たり前に存在するものを空気で見せる。三人の葛藤は特別なものではなく、誰もが持ち得る葛藤として描く。しかしやっぱり背景には影がしっかりと存在する。即興とは裏腹の綿密な計算がなされたであろう演出と即興ならではの生々しさが同居した素晴らしい作品です。
7点(2005-03-14 12:01:52)(良:2票)
13.  あこがれ (1958)
少年達がある年上の女性に魅せられ、好奇心と恋心が入り混じった感情でその女性を追っかけまわします。短い時間にほろ苦い思い出を凝縮したようなトリュフォーの短編。 しかし私だってあんなきれいなおね-ちゃんがスカートヒラヒラ自転車こいでたら追いかけていきたい。テニスの球拾いをして彼女に手渡したい。彼氏とウニャムニャしてるところを覗きたい。彼女のサドルに頬擦り...もうやめとこう。大人がすると逮捕されます。子供はずるい。
7点(2004-06-25 19:20:36)(笑:1票)
14.  悪魔のような女(1955) 《ネタバレ》 
リメイク版を先に見てしまった。もったいないことをした。それでも十二分に堪能できたのは、ラストのモノクロを最大限に活かした恐怖の演出ゆえでしょう。音も効果的でした。でも、あまり怖い怖いと書きたてるとせっかくの良作が敬遠されてもこまるなあ。怖くないですよ~。(もう遅いって。)一応ネタバレ有りにしておこう。
8点(2004-04-26 16:00:29)(笑:1票)
15.  雨に唄えば
ミュージカルがかなり苦手なジャンルでして、そのせいもあってか、この作品がなぜここまで皆から愛されるのかが解かりません。もちろんつまらないということはないんですけど..。ココで絶賛されているドナルド・オコナ-もどうも生理的に受け付けない。同じミュージカルで同じジーン・ケリーものなら、この作品より一年先に公開された『巴里のアメリカ人』のほうが断然面白いと思う私って変?リナのおちゃめな声にプラス1点。こんなところにプラス評価してしまう私ってやっぱり変?
6点(2004-04-12 16:06:37)
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