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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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21.  ククーシュカ ラップランドの妖精 《ネタバレ》 
一人の女に二人の男。人種が異なる3人。その男二人は敵味方に分かれて戦う兵士。誰も相手の言語を理解できず言いたいことを言っているだけだから会話なんて全く成立していない。それでも奇妙な共同生活は成立し、映画としても見事に成立していました。戦争で体にも心にも傷を負った兵士が自然の中の質素で素朴な暮らしの中、その傷が次第に癒されて次第に心を通わせていくのですが、その成立していない会話の台詞が楽しくユーモラスで、暖かく、人種が違い言葉が通じなくても争う気持ちや武器を捨て互いを理解しようとする気持ちがあれば支えあっって生きていけるはず。そんな素朴な反戦のメッセージが感じられました。そして最後に撃たれて死にかけたフィンランド兵がラストの彼女の物語では「悪人に撃たれた」ものになっていたのが嬉しかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-08-31 23:09:08)
22.  クリード 炎の宿敵 《ネタバレ》 
「ロッキー」第1作で、ロッキーとアポロ・クリードが闘ったのは1976年。 随分時が流れた。もうエイドリアンもポーリーもミッキーもいないけど、 40年以上もの長きにわたり、世代交代をしながら、形を変えながらも、 いい意味でよくぞ「ロッキー」の世界観をここまで引っ張り続けていると思う。 アポロが叩きのめされ、代わりにロッキーがリベンジに立ち上がった「ロッキー4」。 本作ではその息子が一度は敗れながらも再び立ち上がり、リベンジを果たす。 ラストの再戦の結果がどうなるか、もう見る前から分かり切っているのですが、 この王道ストーリー、この予定調和でなければならない映画もある。 試合中に流れる「ロッキー」のテーマ曲がやっぱりいい。 試合後のアドニスとビアンカの姿に、かつての試合後のロッキーとエイドリアンの姿を思い出す。 しかしそれよりも、かつてソ連を背負ったマシーンのようだったドラゴ父と敗れた息子の試合後の姿が印象的でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-21 17:27:14)
23.  グレイス・オブ・マイ・ハート
60年代から70年代初頭を舞台に、偉大なシンガーソングライター、キャロル・キングをモデルとした 1人のシンガーソングライターの女性を主人公としたドラマ。 色々な事情があり難しかったのかもしれませんが、はっきりとキャロル・キングを主人公とした伝記モノで、 ソングライターとして彼女が関わった実在のアーティストやグループ名や、実際の彼女の曲で見たかった気もしますが、 この時代のミュージックシーンを知り尽くしたバート・バカラックらが関わったサントラが素晴らしかった。 また、年代の経過とともに少しずつ変わっていく登場人物の衣装から小道具に至るまで、 本作が創り出すこの時代の色や空気もまた素晴らしかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-24 13:33:33)
24.  クリミナル 2人の記憶を持つ男
大物を揃えた何とも豪華なキャストです。そしてライアン・レイノルズを何とも贅沢な使い方です。 中でも本作はやはりケビン・コスナーでしょう。 近年は脇を固めるという役割も多く、彼が中心にいる作品を久々に見た気がします。 複雑な設定の男を演じていますが奥の深さと力強さを感じさせる演技で全盛期の頃とは全く違った男の魅力を見せてくれます。 前半はよくあるスパイアクションものかと思いながら見始めたのですが・・・。 コスナー演じる男の脳内でフラッシュバックされるもう1つの記憶を辿り、 ガル・ガドットと絡み始める頃には序盤とは異なり人間ドラマの要素が濃くなっていきます。 コスナーの魅力に子役の女の子やガル・ガドットの魅力も加わり、本作に関してはこれで良かったのだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-07 22:35:03)
25.  グッバイ、サマー
「スタンド・バイ・ミー」を思い出す雰囲気のある、フランス製少年2人の青春ロードムービーの佳作。 こういう映画は少年時代が遠い過去になればなるほど、何とも言えない郷愁を感じさせます。 勉強、学校のクラスメート、好きな女の子、親との関係、そしてひょんなことから芽生える友情。 14歳という年齢がとてもよく表現されています。 それにしても2人が旅に出る、ガラクタを集めてきて作った小屋のようなクルマが可笑しかった。 「僕らのミライへ逆回転」ではビデオ屋の店員がヘンなリメイクのビデオを作ったり、 ミシェル・ゴンドリーという人は時々こういう登場人物に妙なものを作らせて面白い世界観を作ります。 主人公の少年のお母さん役がオドレイ・トトゥだったのには驚きました。 そんなに前の作品という気がしないのですが、あのアメリもすっかりお母さん役が似合う年齢になっていました。
[DVD(字幕)] 7点(2017-12-22 21:20:03)
26.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 
「ロッキー」と、演じたスタローンへのリスペクトを随所に感じながらも、 「ロッキー」の新たな物語の始まりを感じさせてくれる作品でした。 今は亡きエイドリアンとポーリーが2人並んで眠っている。2人の元を訪れるロッキー。 ポーリーには酒を、エイドリアンには花を。こんなさりげない描写の1つ1つが胸にジーンとくる。 しかしロッキーとエイドリアンの不器用な2人のロマンスと比べると、ドニーとビアンカのそれはやはり今風。 卵を一気飲みすることも肉屋に吊り下げられた肉の塊をどつきまくることもない。「ロッキー」にあった泥臭さは感じられません。 そして訪れる最後の試合。ロッキーVSアポロの試合を思い出さずにはいられない。 最後の最後にあの勇気のテーマ曲が!このタイミングが絶妙でした。 ドニーはボクシングを続けるのか。ロッキーは病に打ち勝ちセコンドに立ち続けることができるのか。 ロッキー=スタローンの存在があればこその作品ではあるのですが、 この二人三脚のドラマの続きを見てみたい。そう思わせるラストの2人の姿でした。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-21 22:20:14)
27.  クライマー パタゴニアの彼方へ
山と、それに挑む人間の挑戦をとらえた見応えのあるドキュメンタリーでした。 パタゴニアにそびえる難攻不落の峰、セロ・トーレ。標高は約3100mとのこと。 何だ、その程度の高さの山なら日本にもあるじゃないか、と思うことなかれ。 山というよりは、天に向かって垂直に鋭く伸びた、一本の草木も生えない険しく巨大な岩の塔といったところ。 しかもパタゴニア名物の強風が吹きつけ、岩に張り付いた雪と氷が行く手をさえぎり、時には濃い霧が視界をさえぎる。 「人間よ、できるものなら我を攻略してみよ」と山が下界を見下ろし語りかけているかのよう。 それを岩にボルトを打ち付ける等の策に頼らずフリークライミングで攻略するという、無謀とも思える挑戦を追う。 序盤はセロ・トーレとは何か。いかにこの岩の峰の登頂が困難であるか。そして過去にセロ・トーレに挑んだ人間のドラマが語られる。 中盤は関係者の回想や語りが多く、若干の間延び感はあるのですが、セロ・トーレを征服するという挑戦がいかに困難かを知るには十分。 撮影は空撮と挑戦者の体に固定されたカメラが頼りですが、それが実にいい臨場感をもたらせていました。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-03 22:13:04)
28.  グース
まだまだこの世界には広く人々に知られていない素敵な実話が一杯あるんだろうな、と思わせてくれる夢のある作品です。 全くひねることなく、いいお話にまとめられている。 雁が空を飛ぶシーンの美しさ。パキンちゃんの愛らしさ。作品の中にある子どもの目線。 実話とファンタジーのテイストのバランスの良さ。環境問題への言及。 子どもに見せるのにもとてもいい映画だと思います。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2015-02-22 23:06:50)(良:1票)
29.  クロワッサンで朝食を
大女優ジャンヌ・モロー。本当に久しぶりに彼女の新作映画を見ました。 もう80代も半ばに差し掛かる2012年の作品ですが、大女優の貫録と、その年齢を感じさせない力強い演技に圧倒されます。  序盤のエストニアの冬の寒々しい風景。パリに舞台が移ってからも晴天よりも曇天の空模様が印象的。 そして2人の寂しげなパリのエストニア人女性。しかしラストの偏屈な老婦人を演じるジャンヌの、微笑みを浮かべながらの一言「ここはあなたの家よ」に心が温まる。  さて、この邦題でどんな作品が思い浮かぶでしょうか?「ティファニーで朝食を」、あるいは「プルートで朝食を」という映画もありました。 この2作品が思い浮かんだ僕は軽妙なコメディを期待しての鑑賞でしたが、少し重さやホロ苦さのある、どこかすきま風を感じる人間模様が印象的。 確かに何度かクロワッサンは出てくるのですが、邦題としては微妙なところです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-16 20:10:32)(良:1票)
30.  黒いオルフェ
ギリシャ神話の悲恋物語がベースになっているとのことですが、それをカーニバルの熱気に包まれたリオを舞台に再現する。ギリシャ神話の悲恋物語とラテンの空気が見事に融合しています。カーニバルの熱気と、あまりにも鮮やかな色彩と、常にどこからか聞こえてくるサンバのリズムと情熱的に踊る人々。作品にみなぎる溢れんばかりの生命力、しかしそんな中に時折ちらつく死、そして最後は・・・。生きている限り、生と死は常に表裏一体ということなのか。熱気の中に不思議な、神秘的な空気を感じる作品です。もし本作を映画館で見ていたならば、本作のパワーにもっと圧倒されていたことだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-16 20:05:52)
31.  グッドモーニング,ベトナム
どこまで台本があり、どこからがアドリブだったのだろう?“グーッモーニン!ベットナーーーム!!”から繰り出されるロビン・ウィリアムスの至芸。  彼が早口で連発するアメリカン・ジョークの面白さ理解するのは字幕では限界があると思います。でも、ジョーク内容云々よりも、声色を変え、微妙にテンションを変えながら怒涛のように繰り出されるロビン芸は凄いの一言です。  「プラトーン」がその代表作になると思いますが、ベトナム戦争をリアルに伝えようとしたアメリカ映画が次々誕生したこの頃にあって、異色の存在である本作。  しかしクロンナウアーと、あるベトナムの兄妹との関係などを通して見えてくる戦争の虚しさ、アメリカの傲慢さ。サッチモが歌う“what a wonderful world”を背景に挿入されるベトナム戦争の風景があまりにも悲しい。戦争の悲惨さを伝える直接的な描写は控えられながらも、戦争の虚しさを感じずにいられない作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-29 21:35:04)(良:2票)
32.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 
本当の英雄、ダスティン・ホフマン演じるバーニーも、偽の英雄、アンディ・ガルシア演じるババも、それぞれにダメな部分がありながらもそれぞれに人間味を感じさせる良さがありますが、ずっとバーニーが不憫で、ババ、調子に乗りすぎるんじゃねえ!と途中までは結構イライラさせられた作品。  でも、バーニーの息子への教え「世の中は嘘だらけなんだ。だからお前は好きな嘘を選んで信じればいいんだ」。テレビ局側の描写も含め、結構強烈なマスコミ批判とも受け取れますが、偽の英雄ババを信じることで励まされ救われる人もいる。味わいがあるいい台詞でした。  本作のように、実は思いがけない人物が英雄だった、というのは映画ではよくある話。でも最後にバーニーが真の英雄だと分かって世間から祭り上げられることになったら?きっと偽の英雄ババは逆に世間から血祭りに上げられてしまうでしょう。しかし本作は2人の人間性と利害関係を巧く絡めながら最後には2人とも本当に英雄にした。(最後のババー演説はちょっとクドかったけど・・・)いい脚本だったと思います。  正体を明かされることを好まないバーニーが、ごく一部の人にだけ”オフレコ“で正体を明かす。そのシーンがいずれも素敵でした。セコい犯罪を繰り返していたダメ親父バーニーが100万ドルの中からちゃっかり息子の学費を「交渉」の末キープするあたりもバーニーのキャラを最後まで崩さず良かったと思います。そんな男を演じたダスティン・ホフマンの味わいがある演技もまたいい作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-16 00:12:00)
33.  グッドフェローズ
約2時間半の長さを全く感じさせないナレーションを巧く挿入したテンポのいい語り口。 マフィア映画(特に実話モノ)にしてはその語り口が軽く感じられましたが、それも出自がイタリア系でないが故、マフィア社会では決して幹部にのし上がっていく事ができないヘンリーの置かれた状況がよく出ていたと思います。エンドロールでシド・ヴィシャスが荒々しく歌う”MY WAY”も。  まだ若手の主演レイ・リオッタの両脇をデ・ニーロ、ペシがガッチリと固める。それぞれに持ち味が出ていましたが、本作の中ではキレ役ペシが一番オイシイ役どころでしたね。助演男優賞も納得の存在感でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-14 20:37:12)
34.  クリスマスのその夜に
ベント・ハーメル監督らしい極寒の北欧の冬が舞台。聖なる夜の様々な事情を抱えた人間模様を描いた群像劇。  ある者は故郷へ向い、ある者は故郷を追われる道中。国籍も信仰も様々な人間模様。それぞれが抱える事情の中に、民族と紛争・宗教・貧困・老い・家庭崩壊など、現代社会の様々な問題を重くなりすぎることなく無理なく挿入していく。  イブの夜に誕生した新たな命、その一方で・・・。登場する全ての人にクリスマスの奇跡が訪れる訳では無いですが、ラストのオーロラは、それを見つめる2人にとっては新たな人生の希望の光のようです。冒頭ではあまりよく分からないそれぞれのドラマが語られるにつれじんわりと心が温まる。  90分にも満たない小品。そこにこれだけのドラマを挿入しながら急ぎ足になることなく、ゆったりとした味わいがあるクリスマス映画です。
[映画館(字幕)] 7点(2011-12-30 23:04:09)(良:1票)
35.  クジラの島の少女
自らも先祖から受け継いできたマオリの血や伝統の継承に危機感を感じる祖父と、男が受け継いでいかなければならない一族の長の家系に生まれた一人の少女。この祖父と孫の関係を軸にした家族愛や、時代と共に生活様式などは変わろうとも海と共に生きてきたマオリの人々の変わらぬ誇りや海への思いが伝わってくる作品です。  変化を頑なに拒み続ける祖父。冒頭の息子との口論もそんな祖父の価値観がよく現れています。一方、少女は自分なりに新たなマオリの進むべき道をしっかりと考えている。そんな彼女の思いが溢れる学芸会でスピーチする姿が感動的でした。(映画としてこのスピーチはおじいちゃんに聞いてもらいたかった…)  2人ともマオリである事が何よりの誇りであることに変わりはなく、そんな二人の思いが近付いていく終盤の展開も程よいファンタジーの挿入も良かったと思うし、マオリの伝統と未来が表現されたラストシーンの祖父と孫娘の姿も希望が感じられるとてもいい作品の締めくくり方でした。
[DVD(吹替)] 7点(2011-01-27 22:17:27)(良:1票)
36.  クレイジー・ハート 《ネタバレ》 
ノミネート歴は数あれどアカデミー賞に縁が無かった大物の一人、ジェフ・ブリッジスがついに受賞の栄誉に輝いた。好きな俳優の一人なので彼の受賞はとても嬉しかったのですが、これは決して永年勤続表彰なんかじゃありません。彼の魅力は色々あると思いますが、男臭さの中に見せる男の色気、そんな彼の醸し出す魅力に年輪を重ねた貫禄が加わった演技は実に見応えがありました。  昔は売れた時期もあったが弟子にあっさり抜き去られてしまい(しかし自らは売れてスターになり、かつての師がどんなに落ちぶれようともリスペクトする姿勢を崩さない弟子の描き方が良かったしコリン・ファレルも好演でした)自らクルマを運転して小さな町から町へ、場末のステージで歌うしかない男。  酒と煙草が手放せず体もボロボロ。そんな彼が幼い一人息子を抱えた女と出会った事で己の人生を見つめ直すというありがちな話ではあるし演出は控え目で感動の味付けもかなり抑えられています。しかし弟子との再会や出会った女とその一人息子との日々を通して、落ちぶれ荒んだ毎日を過ごしてきた初老のカントリー歌手が己の人生を見つめ直す心の軌跡がジェフ・ブリッジスの好演もあって淡々とした描写の中にも伝わってくる映画でした。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-27 20:36:25)(良:1票)
37.  クリーン (2004)
この作品で2004年のカンヌで主演女優賞に輝いた(見れば納得!)マギー・チャンの素晴らしい演技を堪能しました。一人の女性の孤独感、意志の強さ、そして弱さを自然体で、その表情で見せる彼女の様々な感情が痛いほど伝わってきます。  荒んだ毎日を過ごしていた女性が離れて暮らす息子とやりなおすため、まさにタイトル通り彼女がクリーンになって人生を再出発するためにもがき、奮闘する物語。出番は多くないですが話の節目で実に静かで味わい深い演技を披露したニック・ノルティの存在感も見逃せません。地味な映画ですが人間を描く視線がとてもあたたかくて優く、この2人の演技が本当に素晴らしく見ごたえ十分でした。  これは2004年の作品。日本では昨年やっと公開されました。一般的には全く話題にならず小さな映画館でひっそりと公開され、あっという間に2週間程度の公開期間が終わってしまった。結局見に行けなかった。期待通りいい映画でしたが公開まで5年もかかり、やっと公開されてもあっという間に終わってしまうのが残念でなりません。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-11 21:28:44)
38.  くたばれ!ヤンキース
昔からMLBが大好きなのですが、アンチ・ヤンキースのワタシにはタイトルからたまらない映画でございます。TVでぼやきながら野球を見る偏屈そうなじいさんが“Damn Yankees・・・”と呟く冒頭から最高です。 贔屓のチームのためなら悪魔に魂を売ってでも強くしたい。野球好きにはそんな気持ちがよ~く分かります。100年を超える伝統があり、アメリカで愛され続けたMLB。人々の心をウキウキさせる野球に、心躍るミュージカル。「私を野球につれてって」もそうなのですが、意外なようでこれは実は相性ピッタリの組み合わせなのかもしれません。 特にセネタースの面々が揃っての歌とダンスと野球の場面は楽しさいっぱいです。野球以外の所はちょっと長さを感じる部分もありますが、それでもやっぱりスタンリー・ドーネン監督の映画は楽しいですね。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-06 15:21:34)
39.  グッドナイト・ムーン 《ネタバレ》 
前半は2人の母、どちらにも共感できるようでできない、エド・ハリス演じる父が頼りなくてイライラ、一体この映画はどこに向かうのか不安でしたが、中盤以降スーザン・サランドン演じる実の母のある事情が明らかになって以降は徐々にこの家族の物語に引き込まれました。こんな家族もので一度は気持ちが離れてしまった家族の再生の過程が描かれることは少なくないですが、これは再生というよりはある家族が新しい家族のカタチを築き上げていく物語。スーザン・サランドンとジュリア・ロバーツの2人の演技が素晴らしく、この2人の女優それぞれのいい特徴がよく出ていた反面、お気に入りの俳優でもあるエド・ハリスの存在感が薄かったのが残念。ラストの家族だけのクリスマスは最後の家族写真と共に一生この家族の誰もの心に残ることでしょう。いいラストシーンだった。そしてスーザン・サランドン演じる実の母の運命を最後まで見せないことがこの映画にとってはとても良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-20 21:48:04)(良:2票)
40.  9時から5時まで
まあ、典型的なおバカコメディなんですけど、これは面白いですよ!大いに笑わせてもらいました。男が観ても十分面白いですが、普段オフィスで頑張っているOLさんにもオススメですよ。大ヒットしたドリー・パートンの主題歌もいいですね。難しいことは一切抜きで気軽に楽しむにはもってこいの映画だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-08 00:21:48)
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