1. サイコ(1960)
《ネタバレ》 初見。初っ端からとんでもない緊張感でスタート。女性が主人公か思ったら、途中から大転換。そのたび、自分は感情移入対象が変わっていって演出の巧さを感じた。伏線の効かしもいいし。題名とかから、近年のこういう展開多いこともあって大ネタはだいたい途中で想像ついたけど、それでもすごい。当時は観客は衝撃だったんでは。傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2017-10-24 14:06:50) |
2. 猿の惑星
《ネタバレ》 自分の人生の中で一番最初の記憶に残っているハリウッド作品。名作。だから思い入れもある。改めてだけど、素晴らしい。それほど局面展開はないんだけど、その緊張感で観客を飽きさせることなく集中させる。ジェリーゴールドスミスの音楽があってこそなんだよね。文明への風刺感が強い。動物の虐待、中世の宗教カトリック教会への批判、好戦的な人類への警鐘。とても上手く作っている。ラスト1分は映画史に残る名シーン。いまだに影響を与え続けてる。 [DVD(字幕)] 9点(2014-09-08 12:07:52)(良:1票) |
3. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 良い作品観たなあとしみじみ。トビーマグワイアはその後の活躍が理解できる繊細で素晴らしい演技だった。とにかく演出や人物描写が丁寧ですぐに映画に溶け込んでしまう。主役のホーマーの成長の表現やラーチ医師の老いと愛情は心に沁みいる。題名とおりの脚本をつくっているのには感心した。ホーマーの遵法心を冒頭でさりげなく振って、あとはそれに対する問いかけ。ルール紙を燃やすシーンは上手く象徴してる。最後のラーチ先生の大ネタはオチにふさわしい。作品をあとで振り返るのも楽しいし、いろいろ考えさせてくれる良い作品だった。なにげに女子子役メアリーアグネスのホーマーに恋している描写の演技演出が好き。ベタだけど。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-08-22 09:08:49) |
4. ザ・ロック
《ネタバレ》 これはいい。ブラッカイマーらしい作り。彼の製作では一番いいんでは。ショーンコネリーは最高だし、エドハリスも軍人らしさも好演。ニコラスケイジが食われるくらいだ。VXガスがあまりに強力すぎてちょっとつっこみたくなるかな。意外とシスコの町並みに黄色いフェラーリの綺麗な映像が好きだし、メイソンが娘に会うシーンのくだりが気に入ってる。 [地上波(吹替)] 9点(2008-05-10 13:45:49) |
5. 最高の人生の見つけ方(2007)
観客の立場によって評価が変わる。生死に切実に向き合っている人にとってはこの作品の問いかけはこころに響くものがあるだろう。もちろん、名優二人の心に訴える演技があってこそ。モーガンフリーマンの安定した演技はもちろん、ジャックニコルソンの表現はまことに素晴らしいものであった。題材としては見たことある感があっただけに。ロードムービーとしての良さもあるが、やっぱり友情ものだなあ。この作品は。 [DVD(吹替)] 8点(2015-09-29 18:15:04) |
6. サボテン・ブラザース
すれ違いコントの原型みたいな感じ。これに関しては吹き替えの方が味わいがある。きっと。ヌルイ感じがまたよい。カルメンの真摯な眼差しが余計に面白さを添える。 三谷幸喜が「合言葉は勇気」でこのプロットを、ギャラクシークエスト、などコント職人にとっては憧れのようなプロットなんだろう。この本作にしても、七人の侍や荒野の7人をモチーフにしてるし。永遠のお手本という感じなのだろう。 [DVD(吹替)] 8点(2013-02-02 18:36:39) |
7. ザ・フライ
古典として約20年ぶりに再見。面白かった記憶があった。一応あっさりテイストだけどよくできている。グロいけどホラーじゃないよね。むしろ人間の機微を描いたヒューマンモノのだよね。見てて、スパイダーマンとインビジブルとなぜか連想した。お手本になるプロットなんだろう。主人公の変態過程での変化も肉体面精神面含めて丁寧に描かれているし、美術もよくできている。思い出に残る作品といっていいんじゃないかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-22 11:14:45) |
8. ザ・シークレット・サービス
《ネタバレ》 ストーリ的には平凡だったけど、なんといってもジョンマルコビッチの演技表現があまりに素晴らしい。これだけで2点以上はUPといってよい。クリントイーストウッドも負けずに良かったけど、やっぱり少し老いがあって、画面的に映えなかったかな。ラブストーリを入れるのはラストへの伏線だったにしても少し余計な感があった。 リアリーのCIAのこと聞いてから急にリアリー側に肩入れしたくなって、なんとか大統領狙撃を達成させてあげたいと思っちゃった。これもマルコビッチの好演のゆえか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-19 18:30:39) |
9. サマーウォーズ
《ネタバレ》 よくできてるよ。売れそうな設定よく研究してる。ハイテク空間、田舎風景、人物のキャラも典型にのせてる。ちょっと弱々しいけど特技ある主人公、感情移入し易い。勝ち気なヒロイン。知恵あって包容力あるばあちゃん、豪快なおじちゃん、小生意気でコンピュータ扱うチビッコ。やさぐれたおじさん。気のいいまたひねたおばちゃんも。宮崎アニメが今風のもの作ろうとなるとこうなるんだろうな。花札の意匠は日本文化代表するから着眼勝ち。バーチャルがリアルを凌駕しようとするところは提案性がある。ハリウッドなんかではありがちな気がするけど。でも、おばあちゃんが電話でアナログ感とか、ネット住民が力合わせて解決しようとするデジタル感みたいなところにみえる新旧対比する人間力は面白い。なんとなく、怪物が引き起こした混乱、原発がらみ、3・11以降の日本をみるようで・・・。 [DVD(邦画)] 7点(2011-05-15 13:58:39) |
10. サロゲート
《ネタバレ》 マトリックスがリアルワールド化。エンターテイメントというより、かなり哲学的な作品になっている。観終わった後、俺はどっちだとたいていの人は考えるだろう。人間とラインオフされたサロゲートの質感の違いを美術さんうまく表現してるね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-09 17:30:12) |
11. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
良かったよ。ちょっぴり切ないし。でも、もう少しひねりがあっても良かったかな。ネタ的に。なんかディープブルーまんまかなあ。あっさり過ぎて物足りなさも感じる。CGより着ぐるみの方がインパクトがあったなあ。名作のあとは難しい。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-03-23 21:18:34) |
12. 最後の猿の惑星
一応最後まで付き合ってみた。シーザーの立派な見識は理解できたけど、何故に人間が猿以下に墜ちたのか墜ちて行くのかの記述がなくて、大円団調の結末はこ御都合主義。4作目よりは多少テンポアップして緊張感もあったので、1点おまけ。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-17 13:14:32) |
13. ザ・ビーチ(2000)
レオ様~というようなデュカプリオの演技を見ることができる。このあとくらいからキャラチェンジになったのかな。作品としては、もしかしたら、深い意味をもってるのかもしれないけど、そこまで感じ入ることはできなかった。ちょっと、最後の方のリチャードの行動と演出については意味が取りきれなかった。でもまあ、退屈するほどでもないので、いいんじゃないの。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2012-05-22 18:01:00) |
14. サンクタム
映像の良さとかはあったんだけど、如何せん同じような洞窟の風景が続くだけに単調だったかな。冒頭のジャングルの映像の綺麗さでとっても期待したんだけどしかたないかな。ストーリーもどこかで見たような典型でエンターテイメント性はちょっと薄い。キャメロンということでなんとなくアビスも連想してしまった。好きなんだろうなあ。水物が。自然相手になると人の命が軽いことをまざまざと表現。主人公(父親)の行動はその自然の厳しさを相手にしていることをためらいもなくきっぱりと表現している。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-01-28 15:12:28)(良:1票) |
15. ザ・クリーナー 消された殺人
《ネタバレ》 サミュエル、エドハリスの競演だからその演技だけでもそこそこ楽しめるのだが、さすがにエドハリスが放っておかれると犯人は容易に観客に感づかれてしまう。その動機背景を洞察することだけがお楽しみになるのだが、フリの効かせ方もちょっとあらかさまで少し寂しい。結末の資料証拠の処理も少し腑に落ちない。この作品はサスペンスとかポリス犯罪物と考えるのではなく、エドハリスの主演が演じるヒューマン物と考えた方がよいかもしれない。 [DVD(吹替)] 5点(2011-04-27 17:40:36) |
16. ザ・ウォーカー
デンゼルゲイリー2大スターの競演なんでその存在感でなんとか持ちこたえたけど、やっぱり少し退屈な展開だった。マッドマックス的な世界観やそのダークな映像は少しハードだったなあ。デンゼルが強すぎて不死身なんで、すこしその設定に疑問。 [DVD(吹替)] 5点(2011-01-30 22:09:36) |
17. サラマンダー
核まで使って倒せないサラマンダーを肉弾戦で倒す!ちょっと受け入れ難い設定が?。なんか腑に落ちないところが満載で感情移入しづらい。これ思うとジュラシックパークはよくできた設定だと思った。まあでも見れることは見れたんで5点 [地上波(吹替)] 5点(2009-08-10 14:50:43) |
18. ザ・コア
アルマゲドンのコピーの地中版。そこそこ楽しめるし、演者陣もそこそこ豪華でいい演技が観られる。ただあっさり死んじゃうし、安っぽい人間ドラマは感動を押し付けられているようで興醒め。 お手軽に観れる暇つぶし映画。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-18 13:49:56) |
19. 西遊記(2007)
ちょっと尺が無駄に長い。テレビの2時間スペシャルで十分の内容なんだけど、映画化によって制作費回収なのがちょっとみえみえ。当然テレビドラマと比較して莫大に金がかかってる。邦画の割りにふんだんなCG(それでもかなりチープだけど)、大規模な海外ロケ(ゆえに演者のギャラ総額は低そう)。でもまあいい、中国ぽい自然は楽しめたし、エンドクレジットの映像は綺麗(エンドクレジットを誉めるのもなんだけど)。映画館でお金払って観たのならつらいけど、こっちはレンタルDVDだし。そこそこ楽しみ笑えた。あまりきついことは言えない。お気楽に楽しめたテレビドラマのファンだったから。甘めに。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-07 11:37:38) |
20. サボタージュ(2014)
《ネタバレ》 シュワちゃんということで見たけど、やっぱり若い時の方が魅力あるなあ。大ネタは予想可能だったけど、イカレ女の行動とかはちょっと不明だったな。あんまり良い作品とは思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-10-28 16:39:54) |