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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
 ここまで素晴らしい心理描写を自分は見た事がありません! 法廷サスペンス?ぼく裁判とかよく分からないしぃ、眠くなっちゃうんだよねぇ。。。 否いや!眠くなるどころか、目を離すスキも与えてくれません! 次から次へと何かが展開してゆきます。 僕も偏見により「有罪側」にいましたが、どんどん裏切られました。 絶対に真実だと誰もが疑わなかった事が、どんどん揺らいでゆく様は見事です。 人物描写が素晴らしく、キャラクターが個性豊かで、皆それぞれに存在意義があるように思います。とても演技とは思えません! 皆がそれぞれの意見を持っているというか、その人の考え方はその人にとっては正しいのだと思います。それが一つの部屋で交錯するので、とても激しいです。 一人の人間を人間が裁くというのはとても恐ろしい事だと思いました。 とても責任が重くて、凄く慎重にならなければいけない。自分の偏った考えや、自分が感情的になっている事に気づかない事も多々あるので、そういう部分も真実を曇らせます。 真実なんて誰も分からないのですが、それでも出来るだけ真実に近づけないといけない。 大変だなと思いました。 この作品ではそういった事をとても重大に扱っているように思います。 最後に、みんながバラバラになる場面が良かったです。 (※上の感想文は2009年3月29日に書いたものです) 
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-09 03:08:06)
2.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
始まりの場面からとても強いインパクトを受けた。 広大な大自然を美しい映像で見事に捉えている。 この大自然をスピード感のあるカメラワークで大地を滑るように写しているので、 観ている側が空を飛んでいるかのように気持ちいいのだ。  家族が車の中で「ドナー隊の遭難」の話しをしているが、 それがこの家族の「これからおかれる状況」を暗示している様に思う。 父親の孤独感、疎外感が描かれている。 憔悴し、疲れ果てた父親の表情がヤバい。 ウェンディーがすごいホラーっぽい顔立ちをしている。 ウェンディーが驚くのがとても上手。 「シャイニング」という作品には家族が描かれているんだと思う。 その家族のかかわりが面白いと思った。 そして父親には父親だけの世界があるんだと思った。 家庭的では無いというか、どこか非現実的な、自分のすがりたい世界が。  ハロランさんが食料庫の食材の説明をしている時、とても楽しそう。 ハロランさんの「アイス好き?」っていう表情が一番怖い。 双子の少女はすごい存在感。ただそこにいるだけで怖い。 バーテンのロイドは、照明のあたり方がとても不気味で、どこか陰になっている。 グレーディーにも同様のことが言える。  庭に巨大迷路があるが、それもまた現実世界から非現実の世界に迷い込むきっかけになっているように思う。 床のカーペットの装飾模様もどこか気持ち悪く生きているように見えてきてしまう。 トイレはどこか今までとは違う未来的な空間になっている。 これは父親が「家族側」から「ホテルの住人側」に移るきっかけになっているように思う。 (もしかしたらそれ以前のロイドのお酒を飲んだ時点で悪に身を売っていたのかもしれない。) 食料庫の、食品の缶詰や箱が大量に山積みにされていて、その様々な食品のパッケージ模様が独特の雰囲気をつくっていて面白かった。 だから僕が一番好きな場所は「食料庫」。  やはりキューブリックの映像の魔力はスゴい。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-12-04 01:56:46)
3.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
パニック映画としてもアドベンチャー映画としても凄く良く出来ています。 観客を飽きさせない神がかった展開でかなり面白いです。 前半の場面、ヘリで飛んで雄大な大自然を前にしたときテーマソングが鳴り出します。 その時の感動とワクワク感は今でも色あせてません。 ”ジュラシックパーク3”などと比較するとこの1作目はグラフィックが低くてしばしばCGらしさが表れています。 しかし映画はグラフィックで語るものではないということはこの1作目を見ればよく分かります。 映画の迫力はグラフィックだけでは出せません。 ・・・・それでも当時はこの恐竜のグラフィックに周りのみんなが感動してた記憶があります。 この映画はいろいろな意味で夢を与えてくれた映画です。 モンスターパニックの傑作で、ジョーズの恐竜版かもしれません。 ジュラシックパークのマークが良い感じに当時のアメリカっぽい世界観を出してます。 他のモンスター映画への影響力が物凄いと思います。 博士はスピルバーグ自身なのかもしれません。 エンターテイメントの極致に限りなく近いです。 この作品に欠如しているものが見つけられません。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-23 22:29:53)(良:1票)
4.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
”ジョーズ”と”激突!”を見るとスピルバーグは恐怖映画や パニック映画に長けていたのではないかと思います。 スピルバーグは当時「悪魔のいけにえ」を見て感動したらしいですが、 その当時の彼ならばきっと「悪魔のいけにえ」と同じくらいの猟奇映画は撮れたと思います。  この映画はまず殺人ザメを描きながら滑稽な人間をも描いているところが良いと思います。 その滑稽さが的確でいてまた分かり易過ぎて面白いです。 監督の初々しい演出が見どころです。 演技がとても自然な感じです。 直感的に作られてるところがあるのかもしれません。 役者やエキストラに指示し過ぎていないフリーなところがあって、 それが観客を縛らないのかなと思います。 右脳で作っているというか、計算されていないところで臨場感が出てるんじゃないかと思います。 これは憶測ですが。  モンスターパニック映画は数あれど、戦闘シーンでここまで臨場感があるのも珍しいと思います。 巨大ザメの作り物ゆえの無表情さが殺人マシーンのようで恐ろしいです。 また音楽もそうですけど、“迫ってくる恐怖”というものが見事です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-23 22:29:44)(良:1票)
5.  情婦 《ネタバレ》 
いや、だまされた! 鮮やか過ぎる非常に巧緻なトリックだったと思う。 観客を引き込む手腕はさすが。 ここまで騙せるのは巧み過ぎる人物の描写によるものと思う。 人間味があふれ、品に満ちた素晴らしい映画だ。 特別好きなジャンルでもないけど完璧さに圧倒された。 普通は映画の欠点を見つけてそれを指摘することは容易だと思うけど この映画の欠点を指摘することは僕にはできない。
[DVD(字幕)] 9点(2013-04-30 01:18:00)
6.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
ダークファンタジーの最高峠。 ティムバートン監督の真骨頂。 悲しすぎるラブロマンスに心を揺さぶられる。 シザーハンズエドワードの優しさに感動した。 無垢な人間が怪物になってしまうのは他人の悪意が原因であると思う。 どことなくデイビッドリンチ風な感じもしたのは僕だけだろうか。 町の変な感じが良い。 まるで機械のシステムで動いているようなシュールさが不思議で何とも言えない。 カラフルな家々はおもちゃの家のようで不思議だ。 そしてその家々とは雰囲気のかけ離れた古城のギャップに驚かされる。 この効果のセンスはティムバートン天才的だ。 そしてティムバートンは村の人たちの両面性というか正体を上手くとらえていると思う。 最初は心の未発達な怪物が人々の愛と優しさに触れることで徐々に才能と人間性を開花させてゆく話だと思った。 しかししょせん平和なところの人の集まりとは悪意の渦巻きでしかないとこの映画を見てると思えてしまう。 怪奇映画な雰囲気が楽しい。 「カリガリ博士」のチェザーレのような歩き方、「吸血鬼ノスフェラトゥ」のような影、「ドラキュラ」の古城、「呪われた町」のような設定、 「エレファントマン」のように綺麗な心を持ち芸術性に富んだ感性、 「フランケンシュタイン」のような人造人間とそれから終盤で村人が結束して怪物を追いつめる場面、 そして怪奇映画名優ヴィンセントプライスの演技、 などなど過去の怪奇映画からの影響が怪奇映画ファンをうならせる。  優しさと悲しさと幻想性の相性がみごとぴったり。 残酷さに裏打ちされてるがこんな美しいお伽噺はない。 美しい感性を持つシザーハンズエドワードを追いやったのは他人の悪意と嫉妬でしかない。 しかしエドワードは愛する女性から告げられるある言葉を聞くために神様が彼を地上に落としたのだと思う。 その言葉を聞けただけで彼は報われたと思う。 雪の舞う中で踊る美女キム。ダークファンタジーをいくつか見ましたがこれほどロマンチックで美しい場面はない。 10年ぶりくらいの鑑賞。こんな素敵な作品をどうしてもっと観なかったのか自分は。
[DVD(吹替)] 9点(2012-12-24 17:19:05)(良:2票)
7.  シベールの日曜日 《ネタバレ》 
やっと観た! タイトルのようにちゃんと日曜日に見た。どうでもいいけど。 モノクロ映画の美しさが光る映画だった。 モノクロ映画なんて自分ほとんど1年ぶりくらいだ。 劣悪な画質のモノクロ映画ばかり見てたから嫌悪感でしばらく見なかった。 この作品は映像が美しい。 霧の中にいるようなぼやけた感じが綺麗だ。 不明瞭な景色は二人のこれからを表してるようだ。 かなわぬ恋とは悲しくも美しい。 しかしこんなありえぬ恋など叶わぬから美しいのであって、 もし実際にかなってしまったらその末路は決して見れたもんではないのだろう。 少女はなぜ風見鶏など欲しがったのか。 ただ湖のほとりを二人で散歩するだけだったらずっと幸せでいれたのに。 恋人の女性は主人公ピエールをひたむきに愛していたのでとても気の毒になったけど、 それでもあまりにも眩しい無垢な恋を前にするとその存在は少し邪魔にも思えてしまう。 大人の世界と子供の世界の比較が少しあり、 ピエールと少女フランソワズとの恋愛は男女の恋愛というよりも子供の戯れに近い(と映画の中で語られる)。 子供の戯れのような関係が美しいのはそれが儚くもまるで永遠であるかのようだから。 また父娘のようであり、恋人のようでもある何ともいえないこの二人の関係が見ていて素晴らしい。 あまりにも美しいその関係はずっと続いてほしいと思ったけど、 悲劇の予感が強まっていくとき見ているのが辛くなった。 二人のクリスマスツリーの場面では何故か禁じられた遊びの一場面を思い出した。 なんとも儚い場面だ。 まあピエールには盗癖があったみたいだし、悲劇で終わったためにこの映画は美しい物語になったと思う。 ホントこんな恋愛シチュエーションありえないし(当時は全然あったのかもしんないけど)、 もしかしたらジェ×××××ダーみたいな、全てが主人公の夢オチかとも思ったけど。 チベット音楽は好きでたまに聴くけど、この映画の中だとちょっとうるさいと思った。 何はともあれ、年に一度は見たい名作映画だと感じた。 極端な話、映画ファンなら見なきゃ人生10%の損、ロリコンなら見なきゃ人生90%の損って感じだろうか。いや、ロリコンを抜きにしても良い作品だし、本当にいい作品だからロリコンとかいう言葉では語りたくない気がする。
[DVD(吹替)] 9点(2012-10-09 21:28:24)
8.  白雪姫 《ネタバレ》 
(2008年映画メモより) このアニメ作品を見たとき「本物だな」と漠然と思った。 アニメもここまで美しいと芸術としか思えない。 すべてが神秘的なまでに美しい。 森も動物も生き生きと表情豊かに描かれます。 白雪姫がまた美しい。 白雪姫の動きが女性的に美しく色っぽいです。 踊った時にスカートが風になびくところまで丁寧に表現されます。  魔女はとても迫力があり、恐ろしい魔女の姿が見事です。  動物達とお掃除をする場面は本当に楽しいです。 夜の音楽会も楽しいです。 キャラクターが生きていて躍動感があります。 白雪姫の歌声も曇りなく美しいです。  作り手の作品にこめる思いが伝わります。丁寧さがあります。 表現が魔法のように生きています。 この作品はとても古い作品ですが、その古臭さがまた神秘と幻想性を増してます。 素晴らしい世界です。  吹き替えのレベルも非常に高いです。
[DVD(吹替)] 9点(2012-03-01 01:57:59)
9.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
超々超大作!戦争の凄惨さを見事に描いた作品だと思う。 少女の赤い洋服にアクセントが置かれていて、シンドラーはその少女を再度目にする。 蝋燭の灯りもそうだけど、そのアクセントの置き方に監督の並外れたセンスを感じた。 とにかくその少女の存在感は神秘的な妖精のようで、戦争はその少女の命まで奪ってしまうのか!という怒りというか悲しみがこみ上げてきた。 少女はメッセージだったのだと思う。少女は言葉では語られることは無いが、 戦場に咲く小さな「花」のような存在(その小さな命がそこで一生懸命に生き延びようとしたメッセージ)。 アウシュビッツ収容所の煙突から煙が出ている場面は観ていてとても不安な気持ちになった。そこに連れて行かれる人たちに恐怖に怯えた表情がとても印象的だった。 シンドラーは偉大だったと思う。それでも「もっと救えたのに、、、」と嘆く。 あと10人、あと2人救えたのに、、、と泣き崩れるその想い。 (自分が11000人も救った!とは言っていない) 12000人を超えるユダヤ人を救ったとあるが(凄い)、 実際に惨殺された人数は60000人以上(たぶん)だとか、、、戦争の凄惨さはとても想像すらできないほど恐ろしく酷く悲しいものだったのだろう、と無知な僕でさえ思う。 最後にシンドラーの墓を見たときには、とても悲しい気分になった。 物語の最後にお墓をもってこられると淋しくなります。  
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-23 05:50:03)(良:1票)
10.  七人の侍 《ネタバレ》 
5年くらい前、1回目に見たときは韓国版の激安輸入DVDだったからか、 劣悪な画質と異国語字幕のためかあまりいい印象ではなかった。 その上で少々背伸びをしたのであまりに酷い感想文になった。 それを少し改めたい。 まずこの映画は 農民たちの貧窮を見事に描いている。 ここまで絶望的に弱者を描ききった映画もなかなかないと思う。  戦のシーンは圧倒的だった。 この映画ほど臨場感のある戦のシーンは他に見ない。 ここまで徹底して戦を描いた映画は知らない。 たぶん映画におけるリアリティとはこういうことをいうんだろうと思った。  実は自分が1回目に見て一番印象に残っている場面は仲間集めの場面でも戦場面でもなかった。 最年少の勝四郎が森に入って行き、まるで少年のようにはしゃいでいる場面。 川のせせらぐ静かな森。 祠の辺に咲いている花を摘んだ後のことだ。 奇妙な音楽が流れだして花の咲き乱れる不思議な世界に迷い込む。 花の上に寝転んでボーっとしていると川のせせらぐ向こう側に 花を摘む不思議な服装をした若い女性が現れるという場面。 まるで桃源郷か竜宮城かわからないが不思議な世界。 この幻想的な場面が忘れられずにいた。 もうひとつ、菊千代 (三船)の演技は愉快であるが常軌を逸していて狂気ともいえる。 この七人の侍は正統派映画ど真ん中でありながら物語の中に神秘性や狂気を盛り込むことをも忘れていないところが個人的に素晴らしいと思う。 キャラクター性が素晴らしいのに”キャラクターもの”に成り下がらないのはそれだけ物語が強いからだろうか。 ちなみに自分はキャラクターの中では久蔵が好きだ。 
[DVD(邦画)] 9点(2007-12-04 02:28:15)
11.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
ジョニーは戦場へ行った(ピース)は最高の反戦映画である。 戦争の負う暗さを描き、また一人の人として生きることの尊厳を描いた。 戦争映画というと国単位の大きな視点で描かれたり論じられたりすると思うが、 この映画は一人の負傷者の視点で淡々と語られることでリアルさというか深刻さがかなり伝わってくる。 ジョニーの若き青春時代の夢は美しいカラーで描かれるが、 軍事病院での彼は暗いモノクロで描かれる。 この大胆ともいえる表現方法は、主人公のおかれる極限状態を的確に伝えていて、 原作者ゆえにここまで的確な表現になったのだと思う。 全てを失ったジョニーをモノクロ映像が見事に伝えている。 またこの軍事病院でのジョニーの姿は、多くの人が味わう苦境や不遇の時代の絶望感と通じるところがあって(彼ほど過酷でないにしろ)共感できる部分もあると思う。 ジョニーの夢は変な感じがして、とても内面的な感じで面白かった。 かなり衝撃的な作品であったが、暗闇にいても必至で生きる光を見出そうとする彼の姿は感動的だった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-02 18:12:00)
12.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
けっこうドラマがあって面白かった。 幾人かの視点でドラマが描かれていて、その多くが黒人であったが、 なかなか分かりやすかったと思う。 というのも登場人物の多くが黒人の場合、 キャラを混同して物語が分かりづらくなることがあるから。 貧民層のスペクタクル、クライム、クロニクル、バイオレンス、 それらを時間軸いじり?したものであるが、複雑過ぎず単純なわけでもないようで、 上手く貧民街の現状を伝えていると思う。 この作品の中でイイやつと悪人はいるが、善も悪もゴッチャでただただ生きているだけな映画。 善悪感が自分の信じていたものとちょっと違った状況の中での ハイ・アドレナリナブルな展開が面白かった。 エンターテイメントとリアルが両方あるようだ。 あっちの明るい気候のせいだろうか、貧民街で何もすることなければ、 (この映画の)”犯罪”や”戦争”は”暇つぶし”のようにも見えてきた。 ”生きるため”というのよりもそっちの色合いが強いのかもしれない。 いっちゃえばドラッグやセックスといっしょかも。 リトル坊やが限りなく憎ったらしい。 ただ、親友の送別会にいたリトルゼを見たら、 彼はまたとてつもなく孤独な人なんだと思った。 この映画は人脈がまた面白い。
[DVD(吹替)] 8点(2013-07-14 14:05:55)
13.  少林サッカー 《ネタバレ》 
とても面白い。 まずエンターテイメントとして成功している。 映像効果の成功度はあのマトリックスと並ぶかも。 派手な映像効果、そして音響効果がともに迫力あってカッコいい。 特に「蹴り」の威力が見事に伝わる。風圧が感じられるほどに。変な金属音が交じってるのがまた効果的。 個性豊かな仲間が集まる面白さがまたいい。 それでみんな冴えないところがなんか見てて勇気づけられる。 練習試合でボロ負けしそうになったとき「感じるんだ みんなが戻った」ってところがマジで神降臨な場面だと思う。 それはまるで中国四千年の歴史だ。 あと変な相手選手がダブルラリアットみたいのしてたのがなんか面白かった。 宿命的な音楽もあってか凄く熱血な感じの映画だ。いやまさに漢だ。 痛々しい笑いもあるけど、失笑しながらも愛しいと感じるギャグも多い。 日本語吹き替えで見ると饅頭の歌とかかなり面白い。 女性が饅頭を作る場面は美しい。 もはやサッカーじゃないじゃんという型破りさが非常に良い。 「キャプテン翼」とか「ドラゴンボール」とかも入ってそう。 「サッカー」と「少林寺拳法」そして「笑い」これらの融合度は高い。 作品としてナンセンスだという人もいると思うけど エンターテイメントというジャンルにおいてはこの作品はかなりの成功だったと思う。
[DVD(吹替)] 8点(2013-03-26 01:17:14)(良:1票)
14.  地獄の黙示録 《ネタバレ》 
この映画には部分的にちょっとドラッグをやっているような感じがある。 見ていてそんな感覚を覚える。 そこが心地よい。 少し感覚的なところがあるかも。 暗闇に浮かび上がる電飾は非常に幻想的であり、それは正しくドラッグをやっているみたいであり、あるいは子供の目線で見た遊園地のような光景かも。 そういったところが非常に幻想的で美しいと感じる。 「タクシードライバー」と少しだけ似たところがある、ような気もする。 牛殺しが強烈過ぎて、もう一方の肝心なところが目に入らなかった。 やはりリアルな「死」というのは絶大であり、カーツ大佐の作り物の死は、本物の牛の死のインパクトと迫力には敵わない。 牛の悲しい目に死ぬ瞬間があり、非常に残酷で可哀想って思いましたが、そんなのは甘っちょろいんでしょうね。 「牛がかわいそう」とかぬかす自分は「平和な奴だ」とでもいわれそうですが、まぁそんな感じですよ。 戦争とは「死」であり、その「本物の死」を人間の体を張って見せるワケにはいかないので、牛を使って「本物の死」を示したんですかね。 「本物の死」だけは映画で再現できない。いくらリアルといわれる映画でも。 (映画に死があるとすれば、マッドマックス1くらいなもんだ) その暗さに目を背けたくもあるが、見入ってしまう自分も確実にいる。  全く映画というものは、その中でたくさんの人が死んでいるのに、実は何も死んでいない場合がある。 ドアーズの曲がこの作品の幻想性をまた高めていたかもしれない。 超サイケ。 しかしあの島の異様過ぎる雰囲気は忘れがたいものがある。  結局、僕はこの作品の幻想性とかそういう方向にばかり目が行ってしまい、肝心の戦争映画としての評価がまともに出来ない。 ただ非常にカッコいいと感じる。
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-13 00:45:47)
15.  シャイン 《ネタバレ》 
(2009年映画メモより)ピアノを演奏している場面などでは内面の深い部分まで描きだしていると思います。 天才ぶりが見事に描かれていると思います。 父親は嫌いです。ビョーキだと思います。 父親は「お前のために言っているんだ」「お前の為なんだ」って、、、 一体、誰のためなんだろう? 父親は息子のことを思っているつもりでいて、結局は自分のタメだろうと思います。 この父親は自分の都合の良い様にしかとってません。 父親が自分の意思で音楽を息子に教えておいて、息子が自分の力を試そうとすると、「親不孝もの!」「してやったのに」とかキレ出すのが、自分の檻の中で羽ばたいていて欲しいみたいな、、、。 父親は「家庭が崩壊しても良いのか?」と圧力をかけるのが最低です。 父親がデイビッドのチャンスを摘むんでいる感じがして腹が立ちます。 父親の愚痴みたいになりましたが、、、どっかで父親を取り違えたかな? まあ良いヒューマン映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-06 00:07:04)
16.  ジュマンジ 《ネタバレ》 
昔に何度もみたし~、別にいま見るべき映画でもないかな、と思ってみたらやたらと面白かった。 いや、マジで面白い! ゲームに本気で熱中することですね。 それでどんどん面白くなってきます。 いろんなイベントが面白すぎます。 冒険が見事にあります。しかも家や街の中で起こっているというのがファンタジーな感じで良いです。 工場の場面が凄く印象に残ります。 観終わったときの感じも凄く良かったです。
[DVD(吹替)] 8点(2012-03-02 21:25:43)
17.  シンデレラマン 《ネタバレ》 
とても感動した作品です。感涙度も非常に高いです。 大恐慌時代の厳しい状況は見事に描かれており、貧しさの極限状態が出てると思います。 多くの人が辛く貧しい状況にあり、その時代の中で生きてゆくことの大変さというものが伝わります。 だからこそ、その中で生きる人々の希望を一身に背負い戦うジムブラドックは偉大に思えます。 ジムブラドックは家族のために戦った男であると同時に、実はそれが結果的には同じ時代を生きる皆のための戦いでもあった。 しかしもっと大きくいえばこの映画を見ている多くの人にも感動を与え、全ての時代に通用する戦いでもあったと思います。 辛い時代において人は自分の夢や希望を何かに託したいのだと思います。 するとこのリングには多くの人の希望が集まりそこで一つの奇跡が起こったのだと思います。 ボクシング映画としても熱くなりましたし、素晴らしい感動の映画でした。
[DVD(吹替)] 8点(2012-03-01 21:50:18)
18.  シービスケット 《ネタバレ》 
競馬や馬が好きならば評価も変わるんでしょうね。 それぞれの登場人物の逆境を描き、未来は死んだものに見えましたが、 そこで徐々に未来が明るく見えてくる感じが良いです。 何度も逆境に襲われ、誰もが不可能だと思ったところでまた希望の光を少しずつ見出してゆく。 余談ですが「生きてるものを怪我したってだけで殺すことは無いだろう」そんなこといってますが、 これは映画でも「比較的よく出来た映画を、特定の価値観だけでその価値を殺すことは無いだろう」ってことなんだと思います。 温かみのあるノスタルジーなアメリカの感じがなかなかいいなと思います。 この映画のなんともいえないアメリカンドリームな感じは男心をくすぐります。 しかし追い抜かれても気持ちいという心境に至れるというのはなんか素敵です。 最後のあれは友情ですか。最高ですね。 
[DVD(吹替)] 8点(2012-02-24 01:22:18)(良:1票)
19.  ジャック・フロスト/パパは雪だるま 《ネタバレ》 
とても感動しました。これはクリスマスにもってこいの映画です。 非常にメルヘンな夢のある優しいお話です。 とても優しいお話ですが、さすが陽気なパパらしく下ネタもほんの軽く挟んできます。 でもその下ネタは家族で見るには許容範囲内の、むしろ男の子が喜びそうな金玉ネタです。 もう全然家族向けの範疇ですよ。 最初の雪合戦場面では子供の世界を見事に再現し、かなり素晴らしいです。 雪国生まれなら分かるでしょう、雪が降った朝の子供の異様なテンションの高さがよく出ています。 壮絶な雪合戦戦争は実に素晴らしいです。 そんな楽しそうな子供の頃の楽園を見事に再現したこの映画は子供向け映画(また家族向け映画)の良作といえるでしょう。 この映画の「雪」はまるで魔法のようで、子供の体をいたわるかの様に固い雪と柔らかい雪の入れ替わりが子供の安全を守ります。 大きな固い雪玉だったら重さ200Kgはあると思うので、本来なら死者が出ますが ここに出て来る雪はたぶんもうスノーマンの魔力がかかってますから子供たちも守られてます。 父親の大切さ、父親に教えてもらうこと、男の子にとって父親とはどんな存在なのかということが映画の中で見えてきます。 子役は可愛かったです。 でもホームアローンみたいに続編が容易に作られることがなくて良かったです。 ホームアローンに似た感動もあります。それはクリスマス映画ってだけかもしれませんが。 苛めっ子の不良もいますが、途中で「こいつはただの苛めっ子のままでは終わらないな」と気になってましたが彼はやっぱり良かったですよ。 悲しみを共有して許しあえた感があって良かったです。 そういった不良の心にも少しだけ迫ってます。 感涙必至のクリスマス映画ですので、さっそくある内にレンタルしてください。 
[DVD(吹替)] 8点(2011-12-22 03:28:48)(良:2票)
20.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
僕ももういい年なんで、さすがにグロとか悪趣味とか飽きてきたかな、などと最近は思っていたのですが、この作品を見てみると、いかに自分がそういった悪趣味やグロといったものを、このようなB級ホラーに無性に求めているのかが分かりました。 B級ホラーとはいっても、これはA級ゾンビホラー(そんなものはない)なんですよね?採点を見る限りではA級な評価だったんで、面白いゾンビ映画との位置づけで、、、。 コレは面白かったですよ。 なんだか平凡な日常からゾンビ地獄になるまでが。ショーンさん全然気がつかないんだもん。 ニュースとか情報が入ってくるだろうし、買い物行きゃ気づくだろうに、なんてボケた自分でさえ思ってしまいます。 そういうところでショーンの無関心と無気力さが伝わってきそうで面白いです。 無関心で無気力だったら人間もゾンビとさほど変わりません、、、てことですか。 仕事の部下のナめきった態度、、、あれはもうゾンビですね。 ロメロのゾンビほど人間の愚かさを突きつけられるわけでもなく、 ドロ~ンとした重さや、乾いた空虚感も無いので、楽しく見れます。 最後に二人でゲームをする絵、、、あれがなかなかいい。グロいけど実はほんわか。 自分もああいう友人をみつけたい。 いや、ゾンビと付き合いたいってワケではないですが。  プチ感動あり、ずれたお笑いあり、なかなか面白かったです。 今年のDVD鑑賞1発目にはちょうど良かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-02 03:28:08)
010.12%
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2334.07%
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