21. 死霊館のシスター 呪いの秘密
《ネタバレ》 前作「死霊館のシスター」は遥か前に見たきりで正直内容うろ覚え状態だったので、冒頭などは「誰やこれ、、、_」状態でしたが、それでも女学校の薄暗い雰囲気だったり街並みなどの感じはとても好きな部類でした。 本がペラペラ捲られてヴァラクが現れる場面も、予告で見せられてタネはわかっているのにちゃんと怖くできていますし、前半は悪魔が何を目的としているのか、という調査パート、後半は打って変わってお化け屋敷然とした展開で面白かったです。 中盤の「ワインをキリストの血だと思えばそれはキリストの血」という伏線をちゃんと回収した撃退方法や祈りの場面など、同様の悪魔祓い映画の「ヴァチカンのエクソシスト」とはまた違った感じがありよかったです。 実話をもとに、トいうのが死霊館ユニバースの触れ込みですが、ウォーレン夫妻が関係してる時点で「んなわけねーだろwww」なので今回も見せ物補ホラー映画として十分楽しかったです。 ただあのヤギ男一体だれよ? [映画館(字幕)] 7点(2023-10-14 00:42:50) |
22. ジェヴォーダンの獣
《ネタバレ》 CGの怪物とかインチキカンフーが出てくるとかで見る前は結構トンデモ映画なのかな、と思っていましたが、いざ観るとそれなりに真面目に作ってあるなという印象。 18世紀中期にフランスで起きた有名な未解決事件ということで、自分はそれだけでまず好きなジャンルでした。 ところどころスローになったり謎のエフェクトが入ったりしているし、事件が起こるまでというか導入部は結構長いというかかったるいのですが、世界観自体はいい雰囲気ですし、物語世界を堪能する意味では良かったです。 マーク・ダカスコスが途中退場というのはちょっと残念ですが、アクションは見応えありましたし、カンフーというよりサバットの原型なんじゃねーかなと思いました。 ランタイムは長いですし話がちょっととっ散らかっているイメージではありますが、謎の獣、仕込み武器、陰謀、女密偵、秘密結社などなど、自分の好きな要素てんこ盛りだったので結果rとても楽しかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2023-06-02 20:26:46) |
23. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 最近のやたら伏線やら前作の設定引継ぎが多いヒーロー映画にしては特に前作観ていなくてもなんとなーく付いていけるのでありがたいです。 また、ラスボスもちゃんとラスボスらしい風体と迫力していましたし、結論から言うと舞台の限られた狭い空間での戦いなはずなのになぜかそれをあまり感じさせなかったり、バトルも迫力あってよかったですし、冒頭のネタ要員かと思いきやしっかり登場したワンダーウーマンも良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-03-24 20:28:27) |
24. 七人の秘書 THE MOVIE
《ネタバレ》 ドラマ版未視聴での鑑賞でしたが問題なく楽しむことができました。 秘書や家政婦として周到に潜入するくだりやそれぞれの役割で連携する様ははスパイ大作戦などを彷彿とさせるし、カクテルドレスでの大立ち回りも格好良かった。なにより悪役が綺麗なおねぃさん達に成敗される単純さがとても良かったです。 [映画館(邦画)] 7点(2022-10-16 20:01:41) |
25. 死刑にいたる病
《ネタバレ》 これはなかなか凄まじい作品でした。 ゴアを前面に押し出した作品ではないけれど、冒頭と終盤に出てくる描写は「これって本当にPG12?」と思えるほど。 そして作品全体にただよう陰鬱さ。次第に闇に魅入られていく主人公、謎が解明されていく過程など、ゆっくりとですが着実にい追い詰められている感じがして怖かったです。 そして、カリスマ性があり、より異常性が際立つ殺人者も、実際に「あちら側の人ってこんな感じなのでは?」という印象。 前評判通り面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-20 01:28:53) |
26. シュザンヌの生き方
《ネタバレ》 出てくる登場人物それぞれあんまり共感できる連中がいないながらも、小馬鹿にしてたと思ってた女性が実はこちらを手玉に取っていた、という展開はなかなか面白かったし、時間も短いのでちょうどいい時間感覚の作品だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-01 00:54:40) |
27. ジキル博士とハイド氏(1931)
《ネタバレ》 ハイド氏の面が猿顔で今見るとコメディっぽく見えてしまう、とは思うんですが、人間の原始的な欲求が具現化した姿=先祖返り、という解釈だとすればこれも納得。 何より、ジキル博士からハイド氏に変身するシーンが九十年前の作品とは思えないほどスムーズ。 そして意外に軽やかに立ち回る姿や、一人称視点、分割画面など映像的に凝った演出も多々。 怖いか、と聞かれるとそれほどなのですが、本当に同じ役者かよ!?と思える変身っぷりや、ハイド氏になった際の鬼気迫る演技など今でも十分見応えのある作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-08 04:28:30) |
28. 新・男はつらいよ
《ネタバレ》 今回は寅さんがとらやのおじちゃんおばちゃんにちょっと恩返ししようと頑張る回。だけどそんなに上手くいくはずもなく、あっけなくハワイ旅行プレゼントは消えてしまう。 劇中でも言ってるように、あそこで正直に持ち逃げされたと言っていればことなきを得ていたような気がするけどそれをいうのは野暮。そもそも寅さんにそんな選択肢はないわけで、結果ババを引かされる羽目になってしまった。それが終盤の旅立ちのセリフでも出ていて、今更生き方を変えられないけど、いつかきっと恩返しをしようという寅さんなりの仁義だと思った。 もちろん、今や時代錯誤のキャラクターではあるけれど、そんな人がいたっていいじゃない、と思わせてくれる作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-04 04:53:39) |
29. 情婦マノン
《ネタバレ》 うっかり恋をしてしまったのが男を手玉にとる情婦。さっさと若sれればいいのに、とか思いながら結局最後は2人の行末を案じてしまう。 そしてマノンの方もロベールに心を惹かれ、しかし苦渋の別れ。でも実の兄を殺した彼の元に戻っていく。 純愛とは違うけどこれもまた一つの愛の形。マノンの死体に語りかけながら最後の時を待つシーンはなかなか印象深い終わり方だった。 [DVD(字幕)] 7点(2021-10-23 18:48:14) |
30. 処刑!血のしたたり
《ネタバレ》 監督のスコット・スピーゲルをはじめ、出演陣や製作側が「死霊のはらわたⅡ」の面々なので、ある意味内輪の作品のような感じがします。 殺され方は結構エグめ、そして結構レパートリーがあり結構楽しいです。 奇抜なカメラアングルやシェイキーカムなど、「死霊のはらわたⅡ」でのノウハウが生かされてるなーと思う反面、ライミ監督のようなスピード感や勢いはちょっと少なめ、なので結構緩いというかかったるいなーとも思うのですが、閉店後のスーパーマーケットで「1人ずつ順番に連れてくゾ〜」な展開は結構好きです。 犯人は「お前かよw」なのですが、それを含めて楽しめる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-29 19:55:40) |
31. 地獄先生ぬ~べ~ 恐怖の夏休み!!妖しの海の伝説!
《ネタバレ》 今回のヒロインに関してはちょっと好みではありません(笑) ですが、妖怪の持つ宿命とそれを断ち切る絆、最後の「転生」を思わせる描写など、ちょっとウルっときてしまったので今回はこの点で。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-01 20:20:31) |
32. 地獄先生ぬ~べ~ 午前0時ぬ~べ~死す!
《ネタバレ》 今回の妖怪は心の闇が作り出したピエロ、ということで冒頭の部屋のシーンからやけに暗いシーンが多く、ちょっとホラー度は高い感じがしました。ガチに殺しにくるあたりも、今のアニメじゃ考えられないような気がしますがそこがいいところ。 最後のエンドロールでしっかりと友達の輪に入れて、大団円という感じで終わるので最後までハラハラドキドキ、最後は爽快という感じで楽しめました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-01 20:18:33) |
33. シロメ
《ネタバレ》 今でこそ色んなところで見るももクロちゃんですがこれが出た当初はメジャーデビュー後とはいえ、ホントに知る人ぞ知る存在でした。だからこの映画も「最近出てきた良く判らないアイドルが得体の知れない神様にお願いをしにいく。これって本物なのか?」というモンド映画みたいないかがわしさがあったんです。まあ、1発で作りものとバレますが。 最近はいろんなメディアに出ているため、ライヴ映像やももクロChanを観た後でこの作品を観ると、例えば愛すべきアホリーダー、かなこがテンションダダ下がりだったりクールビューティ、あかりんがクールを通り越してフリーズ寸前だったりするので本来の彼女たちの魅力は半減どころの話ではないんですが、自分はこの作品からももクロちゃんを知った口なので違和感は全然なく、ホラー映画としてはむしろこれで正解だと思います。 怖いか、と言われればそれほどでもないんですが、廃墟に可愛い女の子たちがわいわい入って行って…というホラー映画の常套手段や実は仕掛け人側だったという捻りで楽しませてはくれますし、何より6人のももクロちゃんを観られる数少ない映像作品つーことで7点。 …にしても、これ観た数カ月後にあかりんが脱退する旨のニュースを知り、その後Zが付いたときは「Zって何!?」とポカーンとなったのも今となっては良い思い出…。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-07 02:44:48) |
34. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 悲しいかなあらかじめオチを知っての鑑賞だったのでラストでの衝撃は半減だったのですが、それでもなかなか唸らせる内容だと思います。 こういう系はやったもん勝ちで、それこそ今では主人公は実は…な展開は結構見ますけど、やっぱり初期のころだけに衝撃度などは大きいと思います(無論、これよりも前の作品でも同様の展開の作品はありますが)。 一見するとサイコ・サスペンス調で、閉鎖された駅で見る怪物や担架で病院内を搬送される場面など、非常にシュールで印象深い場面もありますが、ストーリーの方はと言えば、死に対して自分はどう向き合えばよいか、という非常に哲学的なものになっています。 現実(敢えてそう呼ぶ)と幻覚の狭間でどんどん精神を衰弱させていくティム・ロビンスや、最後の“ヤコブの梯子”でのカルキンの包み込むような演技など、非常に見ごたえのある作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-04 04:44:40) |
35. シャンハイ・ヌーン
《ネタバレ》 お~う!西部劇+カンフー!!…って、なんかワンチャイの天地風雲と設定が被ってるという気もするのですが、まあそこは気にせずに、普通に楽しむことができました。ジャッキーも衰えが見えるというか、前に比べキレがなくなったのは寂しいところですが、♪I'm back!といきなり無意味にバック・イン・ザ・サドルが流れたり、“ジョン・ウェイン”だとか“ワイアット・アープ”だとか、そう云う細かいところが思わず「わかってるねぇ」と思わずにはいられませんでした(もう少し色々な作品のオマージュを入れてくれたら言う事無しなんですが…)。ラストの教会での格闘シーンでも、もう少し長回しで撮ってくれてもいい&ルーシーの立ち回りももう少し入れても良いんではないか、と思いましたが、あの大団円のオチでなんか許せてしまいました。「ラッシュ・アワー」に引き続いてハリウッド2作目の作品ですが、個人的にはいろんな意味でこちらの方が面白かったです。 [地上波(吹替)] 7点(2005-07-24 23:18:17) |
36. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
《ネタバレ》 何でもかんでもリメイクしてしまうこのご時世、オリジナル版がなかなか面白かったので、どんな感じなんだろうと思いながらの鑑賞。しかし実を言うとそれほど期待しておりませんでした。というのも、オリジナルの魅力は、さえない中年男性がダンスを通して段々と潤いを取り戻していく、というところだと思っていたので、元々が格好良いリチャード・ギアがダンスを習ってもただ格好いいだけで、何も面白くないだろうと思っていたからです。まあそんな状態で鑑賞したのですが、これがなかなか面白いじゃないですか。まあぶっちゃけて言えばまんまのリメイク、ストーリーの展開などすべてオリジナル通りなのですが、ところどころに挿入されたネタなどは上手く料理されていてなかなか面白いですし、なんと言ってもギアが格好良いんです(笑)。その他では、オリジナルで竹中直人が演じていた“ヅラの人”リンク。ダンス大会で鬘のことを言われてそれを捨てるところまで一緒なんですが、リミッターを解除した後の彼の生き生きとした姿はオリジナルに負けず劣らずのものだったと思いますし、社交ダンスのことをバカにさせるシーンなどでも無言で現れて華麗に女性をターンさせて去っていく姿はどんな言葉よりも効力があると思います。ただ、一つだけ文句を言うとすれば、エンドロールはやっぱり♪Shall we Dance?で締めてもらいたかったなと言う事くらいでしょうか。しかしそれを差し引いてもオリジナル版に負けず劣らずな楽しい映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2005-05-16 20:22:17) |
37. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 記念すべき第1回日本アカデミー賞作品賞受賞作品だそうで、その称号に似合うだけの質を持った作品でした。今とは違う武田鉄也のヒッピーみたいな演技や、高倉健の渋すぎる演技は人生様々なことを経験してきた“凄み”を見事に表現していますし、結末は判っていながら、やっぱりどこかですこし「ハンカチが上がっていなかったら…」という(無意味な)心配をしてしまいました。バカですね(笑)。しみじみと人の人情を味わえる、そんな作品でした。<追記>映画の評価には直接関わっていませんが、桃井かおりのあの独特の喋り方に無性に腹が立ちました(爆)。どうやら僕とこの人との相性は最悪なようです(笑)。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 03:02:48) |
38. シャイニング(1997)〈TVM〉
《ネタバレ》 キューブリックが80年に映画化した「シャイニング」をものすごく貶した原作者のキングが、自分の納得のいくように製作総指揮と脚本を担当して作り上げただけあって本当に長いですねぇ。まあテレビ映画という要素も加わりますが。で、恐怖演出や映像的なセンスは、やはりキューブリックには敵いませんが、ストーリー展開については、流石に原作者が脚本を担当しているだけあって一つ一つのエピソードが細かく描写されているし、人物の描写も深いところまで掘り下げられていますね。それに、やはり親子愛の持っていき方も、かなり自然に描かれていたので、ラストでの展開もなかなか良いと思います。役者の方は、ただいるだけで恐かったジャック・ニコルソンほどではないにしろ、ジャック役の人はそれなりに適役だと思いますし、ウェンディ役の人は、少なくともシェリー・デュバルより美人でしたね(笑)ちゃっかり出演しているサム・ライミm良い味出してましたし。ただ、ダニー役の子はダニー・ロイドの方が可愛いと思います(劇中何度「口を閉じとけよ!」と叫びたくなった事か…)総時間4時間半近くあるので、何度も見られる映画では有りませんが、それでも、内容はかなり良いと思います。 7点(2005-03-06 23:29:31) |
39. 七福星
ぶっちゃけ、ストーリーは全然面白くありませんでした(爆)ていうのも、これが○福星シリーズ第3弾とはつい知らず見てしまったので、登場人物等の関係がまるで判らなかったんですが…。しかし、流石サモハン!やってくれます。ストーリーが判らなくてもクンフー等はサービス精神旺盛で満足です。ユン・ピョウは相変わらず他の人たちに押され気味な気もしますが、クンフー映画のキング・オブ・キングス・ジャッキーは相変わらず体当たりアクションを披露してますし、サモハンはあの体からは絶対予想できない俊敏な動きを見せてくれます。また倉田先生や“イーさん”ことロザムンドさんの登場も嬉しい限りです。そしてラストの大団円。「ストーリーが完結してねぇぞウラァ!」と突っ込みを見事に無効化、「こんなんでも良いんでない?」と笑って許せてしまえるところが香港映画の恐ろしいところです(笑)。 7点(2004-09-08 16:55:08) |
40. シンプル・プラン
《ネタバレ》 XYZマーダーズや死霊のはらわたⅡの時のような、どこかコミカルチックな描写ではなく、普通にサスペンスしてるんで、やっぱりライミっぽくないような気もしますが、裏を返せば、彼ってこんな作品も撮れるんだな~と思いました。作風については、近年の彼は皆真面目路線ですが…やっぱり、人間ってのは金が絡むと人が変わるんですね。単純な計画のはずが、どんどん拗れていって、挙句には殺人、新たな敵の登場など、次々に展開するストーリーはとても面白く、最後まで飽きないで見れてしまいます。それにあのラストは、とても皮肉が利いてて、やはりライミだ!と思わせてくれました。やっぱり、人間は真面目に働かないとダメですね。 7点(2004-08-01 17:33:08) |