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だみおさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 
点数に迷う作品です。とても好感を持って観ましたが、見終わっての満足感はイマイチという感じでした。それぞれの人物の成長とか目的達成とかに意識を持っていると、とてもがっかりするかもしれません。けれど、それなりに「ほう」と感心できる場面はありますし、それぞれが影響を与えあって生き生きしていく気持ち良さはあると思います。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-02 21:39:49)
22.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
ガオガオ~! と元気だった若い頃、きれいな女性に対して「傷つけないように、そぉ~っと優しくしなきゃ」とか「自分みたいなのが触れたら汚してしまう」とか、思ったことあったなー(遠い目)・・・・ハサミの手って、そんな頃の自分を象徴してるような気がしました。それから「言葉」も「ハサミ」に似てる。使い方次第で他人を幸福にもするし傷つけもするし。そうした「自分の持っているもの(感情であったり才能であったり、いろいろ)」をしっかりコントロールしきれていない青年期(未完成期)を、こういうモチーフに仕立てたアイディアは良いなーと素直に思います。でも、そういうモチーフなら、もっと深い話にも出来たろうに・・・とも思ったり。「ハサミ=言葉」と考えてみると、正しい使い方が完全に分からないので「沈黙」ってことになったのかな? 自分を守り、同時に誰も傷つけることのない使い方が分からないので、やっぱり人間社会を退却して引きこもりました・・・みたいな。ロボットものとして見れば、かなりオリジナリティー高い作品だと感じます。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-20 00:07:03)
23.  真実の行方 《ネタバレ》 
全く何も知らずに観ましたが、予想通りという感じでした。ど素人でも、ジャネットのように追い込んだら別人格出てきちゃうことは予測できるでしょうに、それをジャネットが考えずに引っ掛けられるっていう展開にかなり冷めました。「マーティンとジャネットは実は協力し合ってるのかな? ジャネットは何か考えがあってマーティンの味方を始めた?」と思いましたもん。それにアーロンのことだって「自分自身、我慢して我慢してとうとうブチ切れたらキャラ豹変するけど・・・たいていの人がそうじゃないの??」とか考えてしまいました。「ブチ切れちゃったら自分ではない別人格のせいにすればいいなら、ホンマ開放的やわー。そんなんで罪にならずに済めばいいよねー」と考え始め「ほんとはやった自覚があるのに知らないフリしてて、そのお芝居の最中にキレちゃうってこともあるんじゃない??」とか考え「そうだよ、全部お芝居かもしれないじゃん??? そこを追求しなくていいわけ???」とか思っていたら、その通りでした。チャンチャン! この映画を見終わって思ったことは「ホントの人格分裂とお芝居を間違いなく見分けられる専門家っているのかなー?」でした。そこのところが一般大衆にも周知の知識になってくると、こういうシナリオじゃごまかせなくなってくるでしょうね。
[DVD(吹替)] 6点(2010-12-21 01:42:45)
24.  シャーロック・ホームズ(2009)
小説を読んだわけではないが、シャーロック・ホームズというのは武術の達人でもあり、また麻薬中毒でワトソンがやめさせたともいう。独特のハットを冠った日本でなじみ深いホームズ像は挿絵画家が作り出したもの。おそらくホームズというのはおとなしく礼儀正しいイギリス紳士というイメージではないはず。小説は一つも読んだことないが、何かのきっかけでそういうことを知り「頭はキレがよくて、そのうえいざとなれば喧嘩も強くて、そんなの憧れるじゃん」と思ったことがある。しかもヤク中気味となれば品行方正で隙のない紳士というわけでもなく、そのだらしなさも好感を持った。そういうキャラとして描かれたホームズを観てみたいと思っていたから、この作品はそこが嬉しかったです。ワトソンはもっと、もっさりイケてないイメージをもっていたので、この作品で全くイメージが変わった。推理ものとしてはハナから期待していなかったので、若い頃に自分の理想と憧れたホームズ像が観れたことで満足。それにしても、いくら婚約者を引っ張りだしてきてみせても、この映画でのホームズとワトソンはゲイ関係のように見えてしまう。そんな想像を楽しむ女性ファンもいそうだなー。
[DVD(吹替)] 6点(2010-09-23 15:00:39)
25.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
これを観るずっと以前に、主人公二人が大金を手にしてドロンするというオチが凄く爽快な映画『F/X 引き裂かれたトリック』というのを観ていたので、ラストにそれほど新鮮みは感じませんでした。「よかったねー!」とは思いましたが。そんなに支持される作品なのかなー?って思います。ポスターの裏側に抜け穴って・・・しかもあんな小さな道具でチマチマと? その長い年月に部屋の移動もなければ、バレることもなかったって、ラッキーですね。いいんじゃないですか、それで多くの人が感動できるなら。僕はまた観ようとは思わないけど。
[DVD(吹替)] 6点(2010-08-22 15:42:08)
26.  12人の怒れる男(2007)
ウィリアム・フリードキンのTVMと間違えて借りちゃいました。映画の冒頭は日本のパロディー『12人の優しい日本人』をコメディ抜きで海外でリメイクしたかのような雰囲気でした。内容はそれこそ『12人の優しい日本人』のラスト「裁かれているのは被告ですよ。あなたの奥さんじゃありません」のセリフを言いたくなるシーンの連続で、事件に直接向き合うのではなく個人体験からの感情論で簡単に意見を変えていく展開にビックリ。でも、それらの話しはちょっと良かったりします。僕は墓穴の話しがとくに気に入りました。最後の採決直前の議長のセリフも黒澤映画「生きる」のラストを思い出させるようなセリフで好きです。この話し、一室内での映像になりがちですが、カメラが審議外の外の出来事を見せる工夫がラストに説得力を与えているのも良かったと思います。監督の名に聞き覚えがあって調べたら、僕の好きな『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』の監督さんと分かってビックリ! ずいぶん演出が若々しくシャープになった気がします。
[DVD(吹替)] 6点(2010-01-28 15:16:48)
27.  小説家を見つけたら
誰にでもお勧めしたくなるような面白さはないと思うが、歳を重ねてからのショーン・コネリーが好きな人には強く勧めている作品です。インディー・ジョーンズの父役と、本作の作家役の彼は最高だと思います。世代を超えた友情が描かれるのも好きで、僕はこの作品と「グッドウィル・・」や「セント・オブ・・」との類似を思ったことはないが、デンゼル・ワシントンの「ハリケーン」と似たパッションを感じます。なんというか、一冊の本を書いたまま世界から隔絶している男と、世間から置き去りのそのその存在に強い関心の目を向けた才能ある若者が、互いにその存在によって救われていく姿に、そう感じます。ストーリー展開としては本作の方は地味目ですが、なんとなく凄いと思うのは、小学低学年の息子が気を逸らすことなくじっくり見入って、この映画を忘れていないのに、ちょっと驚きなのでした。
[DVD(吹替)] 6点(2009-12-18 14:18:33)
28.  シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 《ネタバレ》 
分子料理って何? と思ってたら、あんまりな正体で「マンガか!」と思ってしまいました。そして変装して敵陣に乗り込むシーンで、完璧にマンガのノリなんだと理解しましたが、この無茶な描きのわりにそこまで全体がハジけてなくて中途半端な感じがしました。主役2人の生TV料理番組が良かったです。あのノリをもっともっと観たかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-08-06 21:29:00)
29.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
なーんか『桐島、部活やめるってよ』の表向きの主人公のその後を見てる感じ。映画屋による映画屋のための映画バンザイ映画。ド派手にマンガチックに血が溢れ首が飛ぶ演出は「ここまでくればもうバカバカしくて真面目に文句言う気もしないでしょ」的な開き直りで観やすく、これまでの作品で観る人を限定したハードルをグンと下げてファン拡大を狙ったのかな~という感じがしました。ラストも入れ子にして完全にリアルから離れ、逃げ道はもう完璧だ! 「私ってバカじゃん」の場面だけ好きでした。
[DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 13:21:53)
30.  終戦のエンペラー 《ネタバレ》 
史実にどれだけ忠実であるか分からないため、感動的なシーンにさえ自分のなかで冷めたフィルターがかかってしまって、どうも乗り切れませんでした。マッカーサーを軸にした話かと思っていたら、彼の下で戦争責任の究明をする人物が主人公でした。主人公の恋人の日本女性と、通訳の日本人男性は知らない役者さんでしたが、2人とも存在感ありました。天皇陛下に関する様々に何の証拠も見出せないという事態が僕には胡散臭くて、視点も多角的に検証する感じはないので『真実』についてはこの映画では考えようがない気がしました。映画を観た感想としては、この映画の通りなら天皇陛下(昭和天皇)ってすごくカッコイイ人だったんだなと感じました。直接体に触れてはならないという人物との握手がとても印象的でした。マシュー・フォックスが竹林をうろつくと『LOST』のシーンに見えて仕方なかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-07-29 04:20:25)
31.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 
絵としては上手いけれど、それが動くことに対する感動があまりない。オープニングなどはもう許せないレベルで、お気楽CGと軽薄そうな声優の声が作品の第一印象を凄く悪くしている。「ちょっと上手いアニメおたくがパソコンで作りました」レベルを見せられている感じ。虫唾が走る。どうしてこんなもんをフィーチャーしたのか「?」でイッパイ。第一話「九十九」で軽薄さは消えたけれど、CG的動きで味がない。この段階でもう「昔のアニメは心血がこもってたよなー。CGのプログラムで絵が動いても感動ないなー」という印象が強烈に定着してしまう。「火要鎮」の絵はとても上手くて、とくに主人公女性の表情が美しい。大友克洋の描く女性としては珍しいタイプ。「ガンボ」は「キングコング」の巨大ゴリラと恐竜の死闘と同じノリで、そこに「もののけ姫」が混ざって来たような感じ。全く新鮮さがない。オリジナルのマンガから唯一映像となった「武器よさらば」は、絵の緻密さはあるし、動きもイイけれど、やっぱり「コンピューターに制御させてちゃ、アニメは芸術の域にまでは昇れないなぁ~」と感じてしまいました。全体を通してみて、やっぱりオープニングの軽薄オタク感は凄く許せない。『迷宮物語』再びのつもりだったのだろうか?
[ビデオ(邦画)] 5点(2014-05-07 01:24:44)
32.  ジャックはしゃべれま1,000(せん) 《ネタバレ》 
最後に3枚残った時「I love you なんてオチだけはやめろよ」とヒヤヒヤしましたが、そこまでではなくてホッとしました。しかし、最後に残した3語がテーマであるなら、この映画はもうちょっとアダルトチルドレンの物語として内容を盛り込むべきだったかも。そしたらすごく感動できたかも。設定はすごくいいと思います。自分は生きている間に、誰にどんな質の言葉を発しているのか、言葉の使い方を意識させられた初めての作品でした。実際はあと何枚残ってるか木のそばにいなければ確認などできないから、最後の1単語が言えなかったりするかも。そんなヒヤヒヤまで織り込んでくれて、部下のサポートで残り枚数を確認しながら、ラストに言いたい言葉を1語足りない状況のなかで別の言い方を見つけ出して放つとか、そういう工夫を加えてくれてたら、もっと見応えあったかもしれません。自信ないけど、あの白服の宗教家は『トゥルー・ライズ』のテロリストだった人かな? とにかく何かの映画で見覚えあるけど、上品なイメージを演じているのが新鮮でした。
[DVD(吹替)] 5点(2013-04-07 08:34:07)
33.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 
人間て、あまりに不完全な情報を入れられると落ち着かなくて、整理できるだけの情報を欲しがるらしいんだけど、そういう効果で引っ張られるし、けっこう面白いんです。だけどラストで全てが台無し。「旦那との愛情も取り戻せたし、新たに子供も授かったし」と納得できてしまうような主人公だとしたら、なんかコワイ。だって彼女があんな場所でUターンを迫ったりしなきゃ、あんなことにはならなかったわけだから、普通「私がいらんこと頼んだから、せっかくのチャンスも無にして彼が死んだ」と自責に苦しむはず。頑張っても結局彼はあの場所で死ぬという結末を見せておいて「それでも出来事に意味はあったんです」と、取ってつけたような主張が入って終わるけど、説得力なさ過ぎ。僕が主人公ならちゃんと本当のことを話して、警戒するよう伝えるし、事故が起きると知った(しかも視界悪いときてる)場所でUターンなんかさせない。いっそのこと、旦那に愛想つきて殺そうと思った主人公が、完全犯罪をやりましたっていうオチにしてくれた方が、同じバッドエンドでもさっぱりする。
[DVD(吹替)] 5点(2011-09-24 23:42:41)
34.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
2度観ていますが、正直あまり「いい映画」とは思えていません。実話が元になっているとのことですが、ざっと調べてみようとしても詳細がなく、一次大戦で四肢と耳目口を失い15年生きたイギリス将校がいたということしか分かりませんでした。もしかすると「そこまで負傷して生き続けた将校が実在した」ということ以外は全て作り話なのかもしれないという気もします。「ジョニーよ、銃を取れ」と志願兵を募った国と、それに乗せられた若者に対し「最悪こんな被害だってあるよ」と訴える意味では価値があると思いますが、この映画をして『反戦』というにはケースが希少すぎる気がします。「戦争がなぜいけないか」をとくと諭す内容ではなく、1つの個人的ケースでしかないと思います。例えば、交通事故で同じ状態の人という設定でも、ほとんど同じ話が作れますし、戦争云々より、医療上の人道問題が大きいと思います。で、その医療現場での話が実話に基づいているのかどうか分からないところが、どうも自分としては釈然としません。「こんな悲惨な人も生み出すから戦争は良くない」みたいな単純な切り方で力んでるのが好きになれません。むしろこういう映画を見て、非常に気分が冷めてしまうのは「こんなふうに視覚的にハッキリしてないと、たいていの人が無関心でしょ」と・・・つまり片腕や片足失ったぐらいじゃ・・・五体満足で戻ったけど後遺症で毎日ひどく痛むとか、心的に重く病んだとかぐらいじゃ・・・何の苦しみもなく瞬殺されたぐらいじゃ・・・・・・ま、そんなふうに思う僕がひねくれ者なんでしょうが。だいたい、主人公本人が銃を持って、知りもしない人を殺したり重傷を負わせるために出かけて行ったわけですから・・・彼がああなる前、どこの誰をどんだけ酷い目に遭わせてるか分かったもんではありません。治療手段や原因究明すらできない重症患者や、寝たきり老人などが、周囲に苦しみを訴えても「あ、また言ってるわ」くらいでスルーされてしまう非戦争地の日常だってかなり重くて苦しいのではないでしょうか??? そんな苦しみから自殺する人がいたって、死にたくても安楽死が認められない中で無理矢理生かされてる人がいたって、ほとんど世間に知れないし、誰もさほどのことは思わないくせに・・・って思ってしまうんです。ヒネクレもんですみません。
[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-30 19:23:40)
35.  シグナル 《ネタバレ》 
いまどき、カセットテープレコーダーで会話の録音! どでかいボタンをガシャッと押す手元のアップを見ながら「このお話の時代設定はいつ?」と思いながら鑑賞していると、あのカセットテープレコーダを使っていた人物がボールペンか何かを「この時代にこんな古い道具がまだ生きているとは」とかなんとか言う。それはおかしいんジャマイカ?! 物語の大筋とは関係なさそうな、こんな細かいところで一気に不安になって行きました。通風口を通じて会話できちゃうわけの分からなさも。そしてわりと簡単に施設の外に逃げ出せちゃう。わざわざ外で追っかけっこしなくても、エレベーターで捕まえることは可能だったはずなのに。そして、引っ張って引っ張って、目にしたオチにガッカリ。頭のおかしなオバさんの「内側から外に開くのよ」だけは活きたけど…
[DVD(字幕)] 4点(2016-01-03 23:43:03)
36.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
いいタイミングで電話がなったことを理由としているのだろうけど、ロープ忘れちゃう? 自分の車盗難されて自分の名前使われて悪さされたら、警察は簡単に信じるのか~。こんな警察なら、嫌な奴を陥れるのに利用できるな~。ロープ忘れはエレベーターに閉じ込められるためだけの道具で、他に何にもサスペンスを作らない。エレベーターに閉じ込められるのは、車を盗まれ名前を使われて他の人間が殺人を犯すためだけにあり、何のサスペンスも産まない。ラストは暗室? あんなに明るく撮れちゃうんだとビックリ。
[DVD(字幕)] 4点(2013-06-13 23:04:51)
37.  100,000年後の安全 《ネタバレ》 
電力会社のコマーシャルや誘致関連の広報を見る度「土深くに埋めれば安全なのかよ?!」と、その愚かで無責任な解決策に寒気を感じていました。僕個人がどこに何を叫んだところで何も止められるわけでもないので、大バカ野郎だと思うだけで黙認・・・そんな日々のなかでこの作品に目が留まったのでレンタルしてみたのですが、まずはそれほど大した歌詞でもない歌をバックに意味のないスローモーションや眠くなるようにノロノロ這い回るカメラワークで尺を伸ばしているような作りに幻滅。ドキュメンタリーというのはただそれだけでもかったるいイメージがあるのに、ダラダラやられると余計に辛い。多くの人々に知らせるべきミッションを持つなら、もっと工夫すべきではないだろうか。核廃棄物が無害になるのに10万年かかるということは分かった。「それを地中深くに埋めれば安全なのかよ?!」という誰もが持つ疑問と不安に具体的に迫るものが、あまりにもない。何の材質がどれほどの遮断力と耐久性を持つか、地震や火山活動や地殻変動や腐食などに対してどれほどの数値を持っているのか、そういうところが全く示されない。だいたいウェルズ原作の『タイムマシン』でイメージしてしまうような10万年後の人間(あるいは新生物)の安否より、自分の子供や孫やひ孫の世代にどれだけの安全が保障されるかということのほうが心配なんです。気の遠くなる未来の社会のことばかりずっと言われてもね~・・・百年とか千年は何の心配もないって事ですか???
[DVD(吹替)] 4点(2012-05-22 21:11:00)
38.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
先にここのレービューをざっと読んでいたので、爆弾解除の方法が記された書類が喫茶店の火事で紛失とか、爆破シーンの模型撮影がチープなこととか、そういうことは許せてしまいました。それより脱力してしまったのは、超特急の歌を唄いながらキレる乗客と、太鼓を鳴らし続ける宗教団体御一行様。もう勘弁してー。けれど、新幹線が停止してすぐに短いエピローグに入って終わりかと思いきや、結構そこからの展開が「お、見れるじゃん!」と思いました。ただし、TV報道でことの事態を知りながら悠長に金の仕分け作業を続ける高倉健が、空港に来てなぜ突然電話する気になったのか分かりませんでした。全体的な作りのことでいうと、人物のバックグラウンドの描き方が、必要になったその時点で「説明しよう」的に急に挟み込まれるのがなんだか安っぽく思いました。高倉健の奥さんとか唐突に登場するし。もっと全体に細かくちりばめて欲しかったです。で、ラストでとうとう申し訳ないけど笑ってしまいました。撃たれたのがおかしかったんじゃなく、あの角度で画面静止するそのセンスが僕的には笑えてしまったんです。最後の最後で笑ってしまって、もうメチャクチャ!
[DVD(邦画)] 4点(2011-02-06 00:10:55)
39.  ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 
観たのはずいぶん前だけど、女性の口から突然エイリアンのしっぽみたいなのが飛び出して、その唐突な展開にビックリしたことを鮮明に覚えている。次から次へと常識を逸脱した展開になり、SFなのか超常現象ものか、それとも軍の非人道的実験のドラマなのか「いったいこれは何についての映画なんだ?」と戸惑っているうちに、ラストへ突入。「なんだ夢オチかよ」というのもあったけれど、幻覚とか悪夢とかに蝕まれている者の視点であるなら、その夢オチさえもが事実ではないのでは???と全てに信用が持てなくなり、ワケ分からなくなりました。正常な人間からの視点で現実の基準になる拠り所が欲しかったです。大手術のあとに病室のベッドで悪夢にうなされたことを思いだしました。
[ビデオ(字幕)] 4点(2011-01-29 09:26:59)
40.  ジャガーノート 《ネタバレ》 
あくせく解除作業したのはダミーで、その奥に本物があるというくだりだけ面白かったです。ジャガーノートが言う答えが嘘だと確信持てちゃう理由が不明なので、ラストは「は???」という感じでした。駄作で有名な邦画『模倣犯』ですら、プライド高い犯人に白状させる引っかけくらいは見れるところがあったのに。TSUTAYAで、面白くなかったら返金しますとあったのでレンタルしたけど、「面白くなかったので返金してください」とも言いづらかったので返金してもらってません。たった100円だから、いいやって感じだけど、100円返してもらったとしても、観るのに使った時間は返ってこない。初代ダンブルドア校長の若かりし姿を見られたので良しとしましょう。この人、こんなに長続きする人だとは公開当時思ってもいませんでした。『エイリアン』のアンドロイドとか『ロード・オブ・ザ・リング』のビルボとかやることになる人も出てたんですね。
[DVD(字幕)] 4点(2010-12-07 06:52:36)
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