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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1884
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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21.  死の谷間 《ネタバレ》 
核戦争後の荒廃した近未来。数少ない生存者である若い女性アンは、唯一核汚染を免れた小さな谷間で独りぼっちで暮らしていた。大自然に囲まれ、心の拠り所は父が遺していった小さな教会で毎日神に祈りを捧げること。今日も彼女はたった一人、一匹の老犬とともに誰も居ないコンビニから生きてゆくための食糧を調達してくる。そんなある日、唐突にその狭い谷間に防護服を着た黒人の男がやってくる――。誰も居ない世界で孤独に押し潰されそうになりながら暮らしていたアンは、久しぶりに交わす人との会話に喜びを隠せない。彼と一緒に暮らすことになったアンは、自然と心を許してゆくのだった。次第に惹かれ合っていく二人。だが、そこに新たに白人の若い男がやって来たことで、彼らの関係は微妙に壊れ始めてゆく……。絶望的なディストピア世界で揺れ動く男女の心の機微を淡々と描いた心理ドラマ。なんですけど、見事なまでにつまんない作品でしたね、これ。予算の関係なのか、ディストピア映画なのに、こんなに終末感のない映画も珍しい。なんか近場のキャンプ場で撮ったんじゃないかってくらい未来描写が皆無でした。当然ずっと山の中で物語が進行してゆくわけですが、これがただでさえ絵面が変わらないのに、肝心の物語がまあつまんないせいで最後まで観るのが苦痛で仕方なかったです。人類の危機なのに、やってることは終始まどるっこしい三角関係で深みも何もあったものではありません。また、信仰心に篤いヒロイン役をやったマーゴット・ロビーも全然役柄に合っておらずミスキャストもいいところ。最後のオチにいたっては、「こうやって思わせ振りのまま終わらせたら芸術っぽくなるんでしょ」という監督の浅はかな狙いが透けて見えて、もう腹立ってきましたわ。いやー、久しぶりにこんなつまらない映画を観てしまいました。
[DVD(字幕)] 2点(2019-09-20 20:36:00)
22.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 
18世紀、フランスとの泥沼の戦争を続けていたイングランド。当時この国を治めていたのは、横柄で気まぐれな人格的にかなり問題を抱えていたアン王女だった。そんな彼女に長年側近として仕え、宮廷内で絶大な権力を誇っていたレディ・サラの元に、従妹にあたる没落貴族の娘アビゲイルがやって来るところから物語は始まる。その時その時の感情の赴くままに行動し、国民を翻弄するアン王女。彼女を陰で支配し、自らの思い通りの宮廷を築き上げてきた冷酷無比なサラ。人生このままでは終われないと、なんとかしてのし上がろうともがくアビゲイル。女王陛下の“お気に入り”となって何もかもを手に入れようとする女たちの醜い戦いが、いま幕を上げる――。絢爛豪華な女王陛下の宮殿内で繰り広げられる、そんな魑魅魍魎の女たちの駆け引きを濃密に描いた醜悪な宮廷絵巻。監督は、独自の作風で世界から今最も注目を浴びるギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス。彼のこれまでの気持ち悪い変態路線が今回はハリウッド資本の影響か良い感じで薄まって、なかなかバランスのいい作品に仕上がってましたね、これ。オリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンという三世代の実力派女優が繰り広げる情念の応酬とも言うべき演技合戦はなかなかの迫力。もう女の嫌らしい醜い戦いが終始どろどろに繰り広げられ、見応えばっちりでした。何食わぬ顔で可愛いウサギを踏みつぶそうとするエマ・ストーンの性格の悪さったらないし、プライドだけは膨大に膨らんだレイチェル・ワイズの自業自得の凋落ぶりもなかなか良かった。でもやっぱり一番素晴らしかったのは、もはや性欲だけが心の慰めの醜いオバはんをいやらしーく演じたオリヴィア・コールマンの鬼気迫る表情!いやー、こんな世界には一生関わりたくないですね(笑)。それに周りを固める男たちもみな自分のことしか考えていないバカばっかりで、こんな貴族のために戦場で命を懸けて戦っている兵士たちのことを思うと不憫としか言いようがありませんわ。うん、なかなか面白かったです。まぁ女性に多大な幻想を抱いているであろう童貞男子諸君は観ない方が賢明だろうけど(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2019-08-06 23:52:41)
23.  触手 《ネタバレ》 
日本が世界に誇る変態エロジャンル、その名も「触手モノ」。これまで幾つかの映画の中でちょこちょこっと扱われてきた(僕が知る限りでは、ケビン・ベーコン主演の『スーパー!』やポール・バーホーベン監督の『エル』などでフューチャーされてました)、この変態ジャンルが満を持して海外で実写化されることになりました!最初に断っておきますが、僕はちょっと興味があるってだけでそこまで好きではないですよ、念のため。このジャンルは実写化は金がかかるので、これまで主な表現媒体は漫画やアニメと相場が決まってましたが、今回海外の変態がお金を出し合ってCGで触手を再現!「これで今までハリボテのちゃちい触手を使って女優自らがちまちま動かすだけというイタイ実写版触手モノと違う、本物の映像が見られる!!」と今回鑑賞してみました(もう一度言いますが、僕はそこまでこのジャンルは好きではないですからね!笑)。結果は……、98分あるこの映画の中で肝心の触手が暴れまわるシーンがトータル1~2分だけってありえんだろ!!いつになったら触手が大活躍するんだと我慢に我慢を重ねてずっと、このホモ旦那と欲求不満妻のどーーーでもいい不倫話を延々見せられて、結果がこれってもう怒り狂いそうになっちゃいましたわ!!看板倒れもいいところです。もうこれは日本の本家変態に期待するしかないですね。誰かちゃんとお金を集めて、ハイクオリティなCGを駆使した本物の触手映画を誰か真面目に作ってください(笑)。
[DVD(字幕)] 3点(2019-07-21 20:32:53)(良:2票)
24.  シュガー・ラッシュ:オンライン 《ネタバレ》 
ゲームキャラクターたちがゲームの枠を乗り越えて大冒険するCGアニメシリーズ第二弾。前作では小さなゲームセンターにあるアーケードゲーム内だけのお話だったのが、今回はお馴染みの二人がWiFiからインターネットの広大な世界に飛び出して大活躍するという内容。確かにインターネットの世界を巧く映像化した前半部分はなかなか良かったのですが、その後、レースゲームが終わったあたりから僕のテンションは徐々に下がってゆくばかり。うーん、このシリーズとは相性が悪いのか僕は全く嵌まらないんですよね~。ストーリーもごちゃごちゃしててよく分かんないし、キャラクターにも別段魅力を感じず。だってこのラルフってキャラ、客観的に見たら単なるロリコン親父じゃないですか(笑)。映像はさすがのクオリティなんで、5点!
[DVD(字幕)] 5点(2019-07-09 05:10:47)
25.  しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 《ネタバレ》 
わたしたちって、履き古した一足の古い靴下みたいね――。カナダの田舎町で親戚の家に暮らす中年女性モードは、幼いころからリウマチを患い手足が若干不自由なため、ずっと親族の間でたらい回しされていた。「住み込みで働ける家政婦、急募」。自身の境遇を少しでも変えたい彼女は、そんな町の雑貨店に貼られていた広告を見て一大決心をする。自分の力で生きてみたい。チラシに書かれた住所を訪ねてみると、そこは町外れで長年独り暮らしをしているエベレットという男の古びた一軒家だった。粗野で偏屈、何かというと物にあたる彼に戸惑いつつも、行く先のなかったモードはそこで働き始める。給料はろくに支払われず、寝る場所もエベレットと同じ部屋で雑魚寝、何かあれば自分は犬以下だと絶えずなじられるような過酷な生活の中でのモードの唯一の慰めは、ただ絵を描くことだった。家の壁や窓、ポストカードや木の板に彼女の絵筆と想像力は、自由で素朴な生き物たちの姿を描き出す。すると彼女の絵は評判を呼ぶようになり、やがてテレビの取材まで訪れることに。数年後、夫婦となった二人の元にニクソン大統領から彼女の絵を買いたいとの知らせが…。障害を持つ孤独な女性と孤児院育ちの偏屈な男、社会のはみ出し者同士のそんな一組の夫婦のとある愛の形を実話を元に描いた大人のラブ・ストーリー。主演を務めるのは最近アカデミー賞に何度かノミネートされた実力派俳優のサリー・ホーキンスとイーサン・ホーク。とにかくこのベテラン二人の熟達の演技の掛け合いが見応え充分でした。社会のどこにも居場所のなかった二人が偶然一緒に暮らすようになり、やがて夫婦となって、最後はお互いの存在をかけがえのないものとして認めあうまでをとても自然に情感を込めて演じていて、観ていてもう切なくて堪らなかったですね。のどかな田舎の風景をバックに、手押し車に乗せられた妻をほんの少し笑顔を見せながら押していく夫。夫婦の深い愛情が伝わってきて思わず涙が出そうになりました。今にも潰れそうな二人のお家のあちこちに描かれたモードの絵も、二人の生活にほのぼのとした輝きを与えてくれている。そりゃみんな彼女の絵を買いたくなりますわ~。内容的にはあまりにも王道過ぎて若干物足りなく感じる部分もありますが、社会の片隅に人知れず咲いた一輪の花のような、そんな味わい深いラブストーリーの秀作でありました。
[DVD(字幕)] 7点(2019-05-14 22:19:45)(良:2票)
26.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
大人気シリーズの最新作。お金があほほどかかっているだけあって映像は確かに素晴らしいし、ストーリーもベタながら分かりやすいし、これと言って悪くはないんだけど、なんだろう、このワクワク感のなさは。やっぱりこのシリーズの醍醐味って、安全と思われていた恐竜たちが突如として暴走するという緩急の付け方にあると思うのだけど、本作は最初から凶悪な恐竜たちがジャングルをうろついているという設定なので、主人公がそこに自ら乗り込んでいってもいまいち緊迫感が感じられないんです。「わー、この檻に入った恐竜たち、かっこいい!あ、意外に可愛い奴もいる!」と楽しんでいたのが、「え、何?なんか緊急事態だって?えー、恐竜たちが逃げ出した?」「わー、恐竜たちが俺たちを喰おうと襲い掛かってきた!!キャー!!助けて!!」、これですよ、これ。しかもその恐竜たちも火山の噴火に脅かされ、挙句ハンターたちに追われる始末。これでは、このシリーズの「凶悪な恐竜たちに追われる恐怖」という醍醐味が半減してしまって当然です。前作の続編ということでそうするしかなかったんだろうけど、もう少し何とかならなかったものか。好きな監督の作品だっただけに残念っす。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-01 00:51:27)
27.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 
酒の失敗で職を失い、現在彼氏の部屋に居候中のグロリア。職探しもおざなりに友達と飲み歩くようなどうしようもない毎日を送っていた彼女は、さすがに彼氏に愛想をつかされ部屋を追い出されてしまうことに。行く当てもなく、仕方なしに田舎へと舞い戻ったグロリアは小さな部屋を借りて再出発を誓うのだった。偶然再会した幼馴染でバーのオーナーをしているオスカーの助けもあって、彼の店でウェイトレスとして働き始めたグロリアだったが、相変わらず酒だけは止められない。二日酔いでふらふらと近所の公園へと訪れたグロリア。――同じころ、地球の裏側の韓国では大変な事態に直面していた!突如として現れた謎の怪獣がソウルの市街地で破壊の限りを尽くしていたのだ。ネットでそのニュースを知ったグロリアは、すぐにあり得ないような秘密に気付いてしまう。なんとその巨大怪獣が公園にいた自分と全く同じ動作をしていたのだ。「私、どうしてだかこの怪獣とシンクロしちゃってる!」。大変な事態にもう二度と公園へは行かないと誓ったグロリアだったが、新たに驚きの展開が待ち受けていたのだった……。自堕落な生活を送っているダメウーマンと地球の裏側に現れた巨大怪獣がシンクロするというかなり特異な設定のモンスターパニック・ラブストーリー。アイデア勝負のそんな変な設定の作品なのですが、いやー、なかなか面白いじゃないですか、これ。まあ突っ込みどころは山ほどありますけど、アイデアの奇抜さとリアリティをぎりぎり損なわない最低限のルール設定が巧く機能していて最後まで違和感をそんな感じずに観ることが出来ました。嫉妬深いダメ男と酒にだらしないダメ女のどうしようもない恋愛が、ソウル市民に大災厄をもたらすというのはかなりブラックですが面白いですね。最後、ソウルに自分が行けば逆に故郷の公園に怪獣が現れるかもという展開にはやられたぁって感じですわ。アン・ハサウェイのダメ女っぷりも意外に嵌まってました。もう少しモンスターとロボットのアクションシーンを見たかった気もしなくもないですが、そこは予算の関係なのかな。とはいえ、ワンアイデアながらなかなか面白かったです!7点!
[DVD(字幕)] 7点(2019-02-12 00:20:00)
28.  ショートウェーブ 《ネタバレ》 
過去のフラッシュバック映像が細切れに挿入され、そこにノイズのような不快な音楽を延々繰り返されるのは見ていてとっても不愉快であります。内容にはちょっとだけセンスを感じました。
[DVD(字幕)] 5点(2019-01-28 00:06:52)
29.  ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 《ネタバレ》 
プレイヤーを取り込んじゃう悪夢?のボードゲーム「ジュマンジ」の世界に入り込んだ少年少女たちの冒険を描いた前作から20年、今度はビデオゲームとなって帰ってきました。まあCG技術は確実に向上してますけど、やってることはあんま変わってないような。てか、逆に置きに行ってる感じで強くて、こちらの期待を上回るような展開は何もなかったですね。まあぼちぼち楽しめるけど、三日も経てば内容をきれいに忘れちゃいそうな作品でした。インスタ女子が中年メタボおやじに変わったちゃうとこはちょっと面白かったけど。
[DVD(字幕)] 6点(2019-01-28 00:00:07)
30.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 
実際に起こった列車内でのテロ未遂事件。偶然その場に居合わせ、一瞬の判断で車内での大量虐殺を未然に防ぐことに成功した三人の若者たち。彼らの物語を実際の本人たちが演じるという一風変わった手法で描いた、イーストウッド監督の実話ドラマ。テーマ性も映像も名匠らしく手堅く纏められてはいるが、過去の彼の作品と比べると少々物足りない印象。もう少し心に響く何かが欲しかった。
[DVD(字幕)] 6点(2019-01-01 22:36:54)
31.  人生はビギナーズ 《ネタバレ》 
70代になって自らがゲイであることを告白した老人と、40を目前にして恋に臆病なその息子との決してうまくいかない日常を独自の手法で描いたヒューマンドラマ。この監督の最新作である『20センチュリーウーマン』がけっこう良かったので、今更ながら今回鑑賞してみました。確かにこの監督のセンスは凄くいいと思うのですが、なんだろう、本作は僕はそこまで嵌まらなかったかな。なんだかあまりにも主人公がうじうじしすぎてて、僕はいまいち共感できなかった。カラフルな映像センスや時間軸をバラバラにして再構築するストーリーテリング等、その独自の世界観は良かったんですけどねー。
[DVD(字幕)] 6点(2018-11-27 22:56:15)
32.  ジオストーム 《ネタバレ》 
とほほ……な映画デス、はい。
[DVD(字幕)] 4点(2018-10-27 23:49:52)
33.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 
一家惨殺事件が起きた一軒家の地下から発見された一体の遺体。一糸まとわぬその美しい女性の遺体には身元の特定につながるものは一切なく、また外傷さえないため死因の特定すら難しかった――。事件を担当する保安官は、死体の正体を探るため、親子で検死官を務める古くからの友人の元へと送り届けることに。さっそく仕事に取り掛かった親子だが、その美しい〝ジェーン・ドゥ〟の身体を開いてみると驚愕の事実が次々と明らかとなるのだった…。いったい彼女の身に何が起こったのか?謎に満ちた彼女の本当の正体とは?そして、解剖を担当することになった検死官親子は無事に死因を特定することが出来るのか?一体の美しい死体を巡って、死体安置所で繰り広げられるそんな恐怖の一夜を描いた新感覚ミステリー・ホラー。いやー、久々にこんなにも怖くて、しかもちゃんと面白い映画を観てしまいましたわ~。もう最初からどんどんと惹き込まれ、あれよあれよといういう間の充実した80分。物凄く完成度が高いです、これ。何より、物語の重要な要となる〝ジェーン・ドゥ〟の死体が驚くほど美しい!この役を演じた女優さん、ずっと全裸で死体安置所に寝転がってるだけで一切台詞がないのに、この存在感は凄いですね。もう、このお方のフェティッシュかつグロテスクな魅力だけで1点追加ですわ。なんたってヌードどころか身体の中身まで晒しちゃってますからね(笑)。監督は過去に快作『トロール・ハンター』を撮った、アンドレ・ウーヴレダル。その前作もフェイク・ドキュメンタリーという体裁を取りながら、それを逆手に取ったユーモラスな作風でなかなかセンスを感じたけど、こちらもまた違うセンスをビシバシ感じました。うん、今から次作が楽しみな今後大注目の監督の一人となりました。
[DVD(字幕)] 9点(2018-07-21 22:11:51)(良:2票)
34.  ジャッキー ファーストレディ 最後の使命 《ネタバレ》 
ケネディ大統領暗殺直後のドラマを妻の視点から描いた作品。ジャッキーの愛称で親しまれたケネディ夫人役にはナタリー・ポートマン。なんか実話を基にした映画のダメな部分が前面に出た作品でしたね、これ。実話というのは得てして面白くないもので、映画はそれを如何に面白く見せるかが監督の腕の見せ所なのにこれがさっぱり面白くなってない。時間軸をバラバラにするという工夫が凝らされているものの、これが全然効果を発揮していない。それに暗殺直後の頭を吹き飛ばされたケネディ大統領をうつすとこなんて悪趣味さの方が際立ってしまってます。うーん、4点。
[DVD(字幕)] 4点(2018-07-13 23:11:55)
35.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
この監督の作品だけに、かなりエヴァに似てましたね。最初に出てきたゴジラのフォルムにはなかなか驚かされました。うん、そこまで好みではなかったけれど、ぼちぼち楽しめました。
[DVD(邦画)] 6点(2018-06-23 21:14:41)
36.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
社会の片隅でひっそりと暮らす口の利けない女性と、アマゾンの奥地で捕らわれた謎の半魚人との一風変わったラブストーリー。印象的なシーンも多く、テーマも分かりやすく深い。そしてギレルモ・デル・トロ監督らしい、細部にまで拘った独創的な映像美が素晴らしかったです。水没した部屋の中で二人でダンスを踊るシーンは、最近観た映画の中でも出色の名シーンでした。個人的には『パンズ・ラビリンス』の方が好みだけど、こちらも充分楽しめました。8点!
[映画館(字幕)] 8点(2018-03-19 23:03:50)
37.  ジョイ 《ネタバレ》 
困窮した生活を送っていたシングルマザーが、自ら発明したモップの特許で大成功を収め、大富豪へと成りあがったお話を実話を基にして描いたヒューマンドラマ。毎度おなじみの豪華役者陣を揃え、いかにもこの監督らしい直球勝負の作品なのですが、なんだか良くも悪くもワンパターンなイメージ。もう少しパンチの効いた演出が欲しかったところ。可もなく不可もなくの優等生的作品で完成度は高いのでしょうけど、僕はそこまで面白くは感じなかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2018-01-25 22:59:04)
38.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 
トム・クルーズ主演「ジャック・リーチャー」シリーズ第二弾。監督は社会性の強いアクション作品には定評のあるエドワード・ズウィック。あの『ラストサムライ』コンビが再びタッグを組んだということで今回鑑賞してみたのですが、「え、ちょっとどーしたん?」ってくらいいまいちでしたね、これ。なんかストーリーがすんなり流れてなくて全体的にテンポが悪い。クライマックスもいまいち盛り上がりに欠けました。うーん、一作目がそこそこ良かっただけに残念!
[DVD(字幕)] 4点(2017-12-10 20:55:24)
39.  ジェーン 《ネタバレ》 
元彼と今彼を使って、悪徳売春男に立ち向かう女ガンマンのお話。ガンアクションを多用したエンタメ西部劇にしたいのか、戦争に運命を翻弄された恋人たちの人間ドラマを見せたいのか、かなり中途半端な出来。つーか、画面もお話もどっちも暗いよ!ナタリー・ポートマンが出ているのでおまけの5点。
[DVD(字幕)] 5点(2017-11-22 21:46:31)
40.  ジュリエッタ 《ネタバレ》 
マドリードで平穏な日々を過ごす初老の女性、ジュリエッタ。現在付き合っている彼氏ともに近々ポルトガルへと引っ越し、2人で新たな生活を始める予定だった。だが、そんな一見幸せそうに見える彼女にも誰も知らない秘密の過去が。一人娘であるアンティアともう長い間音信不通で、お互いの安否すら分からない状態だったのだ。深い諦めの中に生きていた彼女だったが、旧友との再会が彼女の運命を再び揺り動かすことに。「先週、あなたの娘さんとコモ湖で会った。子供たちと一緒に買い物していたわ」。家族ぐるみで付き合いのあったその旧友の言葉に、心を掻き乱されるジュリエッタ。今、決断しなければ私は死ぬまで後悔することになる――。恋人とのポルトガル行きをキャンセルし、娘との唯一の繋がりであるかつてのアパートへと引っ越してきた彼女は、ただひたすら娘からの連絡を待ち続けることに。そんな孤独な日々の中で、ジュリエッタは最愛の娘へと一途な告白を書き始める。娘の父親との初めての出逢い、海沿いの田舎町での満たされた日々、そして母子を分かつことになるあの運命の日のことを……。過酷な運命に翻弄されるある一組の母と娘の物語を、過去と現代を行き交いながら描くヒューマン・ドラマ。スペインが生んだ巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作ということで今回鑑賞してみました。冒頭、まるで女性器を思わせる赤いドレスを背景に映し出されるアルモドバルのクレジット、そしてキャスト・スタッフの一連の紹介が終わった後に突如として現れる抽象的な男性器の彫刻。もうこれだけで唯一無二のアルモドバル・ワールドへと引き込まれていきました。この変態チックなのに何処か高尚な世界観はやはり素晴らしいですね。そんな独自の世界観の中で描かれる母と娘の愛憎劇もまた、いかにも彼らしい憂いと熱情に満ちたものでとても良かったです。前半、ジュリエッタの家族が幸せであればあるほど、いつかこれも壊れてしまうことを分かっている僕たちは何ともいたたまれない気持ちにさせられる。この不安感の煽り方は絶妙にうまい。人は誰しも愛し合い慈しみ合いながら生きていく生き物だが、些細な行き違いによってそれもいつか憎しみに変わってしまうかもしれない。それでも人は――女は母となっていく。そんなアルモドバル終生のテーマが情熱的な映像によって見事にアートとして昇華されている。見事というほかない。ただ、ラストは賛否が分かれるところ。最後まで見せなかったのはいささか物足りない気もするけど、これはこれで良かったのかな。難しいところだけど、僕は充分満足でした。7点!
[DVD(字幕)] 7点(2017-10-25 14:12:10)
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