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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 644
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ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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41.  シンドラーのリスト
スピルバーグは基本的にモラルのない監督だ。暴力やセックスなどの映像表現の事じゃなくて、もっと根本的な部分の話。要するにジョーズが海水浴客を食い殺すのもTレックス&巨大トレーラーが主人公を追い掛け回すのも「観客を楽しませるため」と考えている節がある。彼は『ジュラシック・パーク』で、パークのオーナーにこんな事を言わせている。「ノミのサーカスから身を起こし、見世物興行なら何でもやってきた。だが一度だけ、客を本物で驚かせたかった」…このセリフは原作にはないので、スピルバーグが意識して付け加えたものと見ていい。おそらく「見世物監督」としての彼の本音だと思う。奇しくも『ジュラシック・パーク』の直後に本作が発表される。スピルバーグが見せたかった「本物」は『シンドラーズ・リスト』なのか…? 多分そうだと思う。彼は自分の欠点をよく承知していた。自分の苦手なタイプの人間を描く羽目に陥ると、途端に馬脚が出てしまうのだ。だったら徹底して外面から描こう。収容所の怖さを、内面ではなく外面から。トレーラーのように。ジョーズのように。Tレックスのように…それは成功しただろうか? ただの見世物に「本物」が持つ力を与え得ただろうか? 敢えて中間点をつけるのは、その評価がまだ脳内で出せないからでもあり、この作品に賭けた意欲と出来上がりのギャップを感じるからでもある。『シンドラーのリスト』以後のスピルバーグはまるで抜け殻のように無益な大作を作り続ける。テーマ性は薄く、表面的なモラルの衣までまとった映画を…この作品が転換点であったのは間違いない。作中でジュラシック・パークが崩壊したのと同じように、本物の力は創造者までも侵してしまったらしい。シンドラーは戦後、アル中になって報われない老後を送る。彼もまた、ナチスとは逆説的に《善》に憑かれた亡者であり、果たすべき役目を終えるとダメになってしまった…もしかして、今のスピルバーグはナチやシンドラーの「その後」の影に脅えているのだろうか?
5点(2004-03-08 07:45:14)(良:2票)
42.  ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5 《ネタバレ》 
予算も少なきゃ前作キャストも呼べない二番煎じの続編モノで、内容的に1作目を越える事が出来た稀有な例(ちゅうかオイラこの作品以外では見た事ありません)。とにかく限られた条件だけでよくやってくれました。ジョニー5の物語に、本当は戦闘シーンなんて不要だったのかもしれないですね。壊れてバラバラになるシーン、本気で泣きましたよ、ええ。いい大人が。で、予想もしなかったとんでもないハッピーエンドにまた涙。サスガに3を作ろうという無謀な人間はいなかったようですが、低予算C級駄作でもいいから続編を見たかったっす。素直に「アメリカって懐の深い国だぜ」とつぶやける一本。
8点(2004-03-08 05:28:28)
43.  ジャバウォッキー 《ネタバレ》 
シュバンクマイエルらしさという点で、『ドン・ファン』と共に頂点を成す作品。リンゴは腐って蛆がわく。人形を煮る、アイロンで轢く、コーヒーミルで粉砕する…この人の映像破壊力は並じゃないよなあ。満点は『オトラントの城』に譲るつもりなので、この点数で。
8点(2004-03-07 23:09:16)
44.  ジェヴォーダンの獣
この点数をつけるのは、手堅くまとまったはずのシナリオを奔放に壊しまくった、その「着くずし方」がユニークで他に類を見ないタイプだから。この映画には、観客に一歩先んじて「判ってやってる」事の強みがある。全体の複線の張り方から考えても、編集の巧さからいっても確実にマトモな歴史映画となる準備が出来ていたと思う。それをコテンパンにしたラストの対決シーンの豪快さ! 映画に夢や感動を求めなくなった、すれっからしに向けて語られるスペクタクル駄作(もち誉め言葉)。
8点(2004-03-07 21:31:49)
45.  少女ムシェット 《ネタバレ》 
オイラ的にはブレッソン映画の最高峰。あのラストにはア然とし、かつ泣きましたね。何をやっても救われない少女ムシェット。健気、って感じじゃなく、カンシャクも起こせば生まれを恨みもするし、性格のネジケた悪戯もするし…そうであればあるほど愛しく、可愛く見えてきます。オイラ的にはロリータでもシベールでもアナでもキャンディでもなく、やっぱムシェットが映画史上最強の少女ですわ。ラスト、あまりの幸薄さに泣くけどね。
9点(2004-03-05 03:17:13)(良:2票)
46.  13F 《ネタバレ》 
オイラは、おはようジングルさんの意見とは逆です。この役のかぶり方がこの作品のキモじゃないかと思ってます。過去・現在・未来、そして素の状態と憑依状態という、組み合わせによっては最多4役をこなさなきゃならない(それも、主要キャラ全員が!)。この演技の切り替えの面白さは、役者の巧さも手伝って「何が本物か」を見失わせる力がありました。派手な特撮を使わずにSF的な自己喪失感・不条理感を見せてくれた監督に脱帽します。
7点(2004-02-18 01:48:48)
47.  ジャッカルの日
最近、レビューで自分の原点を見失いつつあるので書いてみます。小学生の時にTVで見た。以来、最高にかっこいいオトコ像は常にジャッカルであり、エドワードフォックスだった。映画としてより原作の素晴らしさ、演技の素晴らしさに負う所が多いのだが、DVDで見直してみて…狙撃当日の早朝、お祭の準備の様子を長々とドキュメンタリー風(つうかモノホンのお祭映像だと思うけど)に描いた点が、クライマックスの盛り上げに絶対必要だった事を思い知った。これはフォーサイスの才能ではなく明らかにジンネマンの撮る映像のパワーなんだろうな。これが群集の力か。観客の胸元までのしかかるような圧迫感を与えるシーンは他にあまりない。
10点(2004-02-12 04:21:39)(良:1票)
48.  少林サッカー
いま見終わったばかりっす。とうとう見たぜ噂の少林サッカー!(^o^;…自分のベクトルに完全にマッチ。オープニングで既に呑み込まれてましたね。気持ち的には10点上げたいけど、でも9点。サンライズのスポ魂ロボアニメ『疾風!アイアンリーガー』と内容的に変わるトコロがなかったから(後発である以上、アレを越えてもらわんと…)。饅頭屋の姐ちゃんが泣きながら饅頭を作ると味がしょっぱくなってクビになっちゃう…というくだりは、ギャグとか非現実とかを超越して、ほとんどガルシア・マルケスの魔術的リアリズムの域に来てますなあ(あの場面、即座にマルケスの『エレンディラ』を連想しましたわ)。この監督、今後も外野の雑音を気にせずこの路線を突き進んでくれると「東洋のお笑いケン・ラッセル」みたいな感じになって面白そう。いや是非そうなって欲しいぞ。勇気を持ってあと3,4歩進めば、このベクトルでも芸術映画が撮れるよ(きっと)! 香港よ、迷わずおバカ道を極めてくれい!
9点(2003-06-08 03:04:21)
071.09%
1162.48%
2223.42%
3324.97%
4456.99%
5558.54%
68413.04%
713420.81%
811417.70%
98913.82%
10467.14%

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