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rhforeverさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 825
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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41.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
 最初にはっきりさせたいのは、この映画の主人公たちの行動は「武士道」じゃありません。極めて現代的な、当時の主持ちの武士にはあり得なかった「正義感」に基づく行動です。赤穂浪士達が賞賛されたのは、別に「正義」の彼らが「悪」の吉良を倒したからではなくて、亡き主人に対して忠義をつくしたから。それ以上でもそれ以下でもありません。当時の武士道から考えれば、この映画の主人公達は主君(将軍)の意に背き、勝手に江戸を離れ、主君の肉親を殺し、(ここからは推測ですが)先祖代々受け継がれてきた家を潰してしまった、主君にも不忠、先祖には不孝、まったく旗本、御家人として問題外な存在なわけで。ただし、それが悪いというわけじゃない、ただ、そう言った大きな壁を乗り越える重さが全く感じられず、「悪い奴がいると上司に聞いたから斬りに行きます、ホイホイ」という軽さがたまらなく違和感があった。。その癖、既婚女性の眉を剃って見せたり、どうでもいいとこだけリアルなのもおかしな映画。  ただ、そうは言ってもほんの一瞬だけワクワクした瞬間もあった。宿場町に仕掛けた罠に敵を追い込み、どんどん追い込んで行くシーン。特に一軒だけ残された家に爆薬が仕掛けられてるあたり、かなり楽しんで意外と名作かもと思った。  けれども、それだけにわざわざその有利な状況を捨てての、暴れん坊将軍×13みたいな全くリアリティのない斬りあいはひたすら退屈で危うく居眠りをするところだった。  あと、そもそもこのストーリーのもともとの作り方が想像がついてすごく嫌ですね。 おそらく、行列の前に飛び出てきた子供を無礼打ちにして尾張藩領を通れなくなったとか、その子供の父親の漁師に鉄砲で撃ち殺されただとか、二つとも事実と全く反する俗説を聞きかじっただけで、膨らませて映画にしちゃう適当な創作態度。あの主人公の兄弟で大名家の養子になった人って何人も何人もいるわけで。それがみんなあの調子で威張ったらw そして何よりも絶対このストーリーが成り立たないのは、あの当時の尾張藩主が彼の同母兄であるという事実。全く同じ立場で、家格がはるか上の相手にあの態度をはずがない。  民間伝承をもとに、裏の歴史的なストーリーを作るのは否定しないし、それなりの成功例もあると思う。ただ、もう少し、ほんの少しでも真実味がある話じゃないと。聞いた瞬間、嘘だとわかる話は嘘としての価値もない。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-12-10 16:22:52)(良:1票)
42.  ジェニファーズ・ボディ 《ネタバレ》 
 実は、あにやんさんのレビューを読んで膝を手で打ちました。自分も似たようなことを考えたから。ただ、自分はジェニファーは架空の存在とは思わない。ニーディの中で、だんだん存在がゆがめられていって最後は殺された哀れな被害者と。  一人の女性がだんだん妄想にとらわれ狂気に取り付かれていく映画ととらえたら、なかなか上質なんだが……。そう解釈するには、あまりにニーディ視線を離れた客観的な描写が少なすぎる。ということは深読みなのかな。  とすると、ネットで調べた(爆笑)儀式にで悪魔を呼び寄せようとするバンド、悪魔の解説が事細かに載っている学校の図書館の本、そして全くその通りに行動する悪魔に取り付かれた少女。一言で言えば、アメリカ人って…… 進化論を否定するような非科学的な政治風潮が強まった結果がこれか?(っていうのは冗談ですが) 馬鹿らしいという言葉しか出てきませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-13 18:51:20)
43.  ジュエルに気をつけろ!
 ま、全てがジュエルの美しさ、魅力によってなりたつ脚本で、ショボイ話と言えばしょぼいんだけども、あまりにその役に適役のリヴ・タイラーで見てる最中は全くそんなものは感じませんでした。(塚、あの洗車のシーンでご飯が二杯は食べれる(笑い))  そもそもが内面描写とかよりは、いかに女優が魅力的に映し出されてるかを重視する自分ですから、この手の映画が嫌いなわけがありません。  ただ、リブ・タイラー、ここまでやるんなら、もっともっと(笑い)肝心なシーンでブラつけっぱなしとか中途半端にも程がある。同じ美人女優のペネロペ・クルスとか、モニカ・ベルッチを見習ってもっともっと(笑) (後半、妄想炸裂ですいません)  しかし、ジョン・グッドマン 見れば見るほど20代の野球選手やるには、不似合いのルックス、体形でってのは別の映画の話。   リブ・タイラーとか今現在はまったく押しから外れてるので、このDVDも断捨離候補の一巻として見直したわけだが、いやあ この時点での彼女綺麗だわ、本当にセクシー。ヒロインに魅力がないと成り立たない役にこれほどの適役はない。 というわけで、一点上がってしまった 7→8
[DVD(字幕)] 8点(2011-06-20 12:50:22)
44.  69 sixty nine
つくづく小説の映画化、とりわけ「面白い」小説の映画化は難しいなと感じてしまった。まず、前提条件としてよほどの短編小説でもない限り映画化する場合に、何らかの省略が必要になってくるわけで。(そうい意味で時間的な制約の少ないテレビの連続ドラマの方が小説の映像化に向いているかも知れない)  その際に、いくつかのエピソードをえり選ぶとか、あるいは極端な場合、雰囲気だけをとどめて脚本家の才覚で新しいエピソードを作り上げるとか、いろんな方法があるわけだが、この作品のように原作へのリスペクトが強いと、どうしても出来るだけ多くのエピソードを拾おうとしてしまい、その結果どうしても説明不足の、なおかつ底の浅い物語に仕上がってしまう。  くどかん脚本だったら、もっともっと遊んでもいいと思われ
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-02 17:51:21)
45.  シーサイドモーテル 《ネタバレ》 
残念な、おそらく真面目に作ってる製作者が気の毒になる映画。一つ一つのエピソード、会話、あるいは微妙に時間軸をずらしたエピソードのつなげ方、どれも悪くはないし、面白い映画を作ろうとしてるのはわかるんだけど………  つまらない。別に途中で放り出したくなるつまらなさではなくて、なんとなく最後まで見て、何も残らないつまらなさ。ヤクザに追われる男のエピソードとか、あるいは最後の写真の落ちとか、もう少し面白く感じてもいいはずなんだが「あ、そう」っていう感じ。  ただ、麻生久美子さんの素敵さ、(今回は特に太股w)で大幅加点してこの点数。 平成25年2月22日再見  ちょっとした会話、あるいはギャグには面白いものもないわけじゃないんだけれど、とにかくストーリーがつまらない。4つのエピソード、それからまとめとしてのオチ。どれもつまらなくて。まず、スーパーの社長の話。「妻が外出する前に、浮気防止に女装させられました。外出した妻が浮気相手と交通事故で死亡。それでも夫は女装姿のまま悲しんでます。」この話のどこが面白い?どこで笑えと、あるいは何かを感じろと。それからキャバ嬢と客の話。確かにキャバ嬢の人物設定には、「ある、あるこういうつまんない女」と少し面白くないわけでもなかったが、結局はキャバ嬢をだまして、やすく落とそうとした男が、逆に振り回され、最後には無理な体位のためにぎっくり腰になりました。これのどこが、面白い、どこで笑えと。それからコールガールとセールスマンの話。実は麻生久美子さんの魅力爆発で一番楽しんだんだが。ストーリーとしてはね。二人がだまし合いする目的が全く分からない。何か目的があって、相手をだまそうとするんだけれど、だんだん愛し始めてって感じじゃなきゃ面白くないのに。だます目的が見えなくては。そして、やくざの取り立て屋の話、これだけはストーリーらしいストーリー、落ちらしい落ちもあったし、細かいギャグもそこそこなんだけど……。話がグロ。それから、どうでもいいような奴が金儲けをたくらんで挙句が内輪もめのあげく交通事故で死亡……全くどうでもいいようなストーリー(笑)  そして、極めつけが落ち。ここまである意味、現実的な流れできてるのに、いきなりタイムスリップで円環。しかも何にも説明もなしに。このストーリーを書いた人には、落ちとは何かから説明する必要があるかもしれない(大爆笑)
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-11 12:14:23)
46.  事件 《ネタバレ》 
 法廷物としてはすごく面白かった。特に検事側と弁護側を対等に扱い、あくまで事実の究明を目指す裁判官達の姿が、今の日本の裁判ではほとんど姿を消している理想の姿だけに面白かった。またたった30年前の風俗の古さが逆に新鮮だった。  ただ、何年かぶりに見て感じたのは、事件そのもののしょうもなさ。これを人間性を表現する深い愛憎劇とか、冗談でしょ。単に非常にだらしのない、しかも優柔不断な男が引き起こした悲劇に過ぎない。  ぶっちゃけ、過失傷害でもいいような気もするんだけれど、自分から見れば、姉と肉体関係にありながら、妹とも関係し妊娠させるとか、もうその時点で死刑決定!(笑) 平成24年11月12日本当に、裁判そのものは面白いんだけれど、見れば見るほど男に同情の余地が無くなって。特に妹との関係など、俗に言う「据え膳食わぬは」以上でも以下でもないわけで。現在のような植物系が増える前の、この年代の男子はそれこそ体中の毛穴から性欲が噴出してるんで無理ないといえば、無理ないんだけれど、それを同情しろと言われても。他の方も言っている通り本当に事件そのものはつまらないですね。( あと、今回考えたんだけれど、たとえ身を投げかけられても腕に力がこもってなかったら、刺さりません。やはり過失傷害はむりですね)
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-05 12:24:01)(良:1票)
47.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
 この映画を見ながら、自分は逆説的にいかに竹中が嫌いかはっきり分かった。 スタンリー・トゥッチが特に上手かったわけではない。ただ忠実に役柄をこなそうとしてるだけで。しかし、その分、つまりどんな役柄でも自分の奇矯な個性で染めなければ気がすまない役者が出てない分、こちらを上品に感じた。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2011-04-30 12:14:54)
48.  重力ピエロ 《ネタバレ》 
「アヒルと鴨」は映画、原作とも大好きなので期待してみたんですが……、 「微妙」の一言につきます。 確かに春の苦しみ、葛藤は理解できるんですが、その上で実父に対して行った行動、なおかつ自首する気配もないことが正当であるかどうか、映画だけでは判断がつきかねます。 そんなにほのぼのとした結末でいいのか? 原作を読んだ上で、再見し再評価する予定 平成23年4月6日追記 原作読んで、さらに微妙~w。いくつか改変部分はあったんだけれど、気になるほどじゃない。むしろリスペクトを持って映画化したなと評価すべき。しかしストーリーそのものに対するモヤモヤ感、納得できなさはさらに増大。 やはり実父の犯した罪が殺されるまでに値するとは思えない。 「正しい制裁を」とか「犯した罪の重さを思い知らせる」んだったら、彼にも同じ行為をしてやればいいだけで。(しかも犯した犯罪の回数分)殺すのは、やりすぎ。  放火に巻き込まれて怪我をした人に対して全く罪悪感を感じない、ダブスタも少し気になる。  まあ、映画批判というより原作批判になってしまうわけだが、作中で他人の家にスプレーで落書きしながら、「きちんと警備していないやつが悪い」とほざく屑の家を突き止め、本人が見てる前で、その家の塀に落書きするエピソードがあり、これとかは充分バランスが取れていると思えるんだけれど、この結末じゃ、まるで同じケースで家をぶっ壊してしまったようなものだと思われ。  
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-03-21 11:07:32)
49.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
 「正義」のために、損な生き方を選ぶ主人公なのだが、今三その正義が掴みづらかった。正直、航空会社って一般企業の中でかなり高水準の給与レベルなこと分かってるし、 賞与なんて全く無縁の労働者(私もその一人)がごろごろしてる現在の目から見れば、 賞与の額が抑えられる→労働条件が悪化→飛行機の安全水準が低下→国民の命が危険に って論理、全く共感の余地がありませんでした。  むしろ利潤を生むための経費削減→整備の手抜き、劣化→大事故という流れをストーリーの中心に持って来たほうが話が分かりやすかったのでは。  正義がこんな風だから、悪の方も賞与を上げようとしなかったのが悪なのか、組合の委員長を海外に飛ばしたのが悪なのか、遺族に誠意が無いのが悪なのか、為替差益やホテルの建築費で不正を働いているのが悪なのか……もうあからさまに悪党として描かれるわりには、分かりづらい、分かりづらい。  山崎豊子原作の映画で、こんなにテーマがぼやけた作品も初めてです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-18 18:50:36)
50.  ジェイン・オースティン/秘められた恋 《ネタバレ》 
 前半部分と後半で全く印象が変わった。 実は前半部分は、才能を誇示する少し空気が読めない女性みたいな印象があって(皮肉という言葉の解釈とか)、少し嫌に成りかけたのだが、 後半、特に駆け落ちを途中でやめるあたりから、情熱を秘めた理性みたいなものにぐいぐい引き込まれた。  ハサウェイ、表情が豊かで実に綺麗で、それだけでも見たかいはあった。 相手の男、どこかで見たことあったと思ったら「つぐない」で陥れられ人でしたね。 なかなかいい「眼」の演技ができる人ですね。 ストーリーに派手さは無いんで、前半部分で自分のようにだれかけるかも知れないんだけど、それさえ乗り越えられればしっとりとした味がある佳品だと思う。 平成24年12月20日追記 こういう映画は本当に困る。前半部分でかなり退屈なのに、クライマックス近くで深く、深く心を打たれるような映画は。こういう映画との出会いがあると、本当に最初から最後まで退屈でつまらない映画を途中で見切る踏ん切りがつかず、結局最後までつまらない映画を見続けることに(笑)  ただ、この映画の前半部分の退屈さに関しては、映画の質というよりは、むしろどうしようもない文化間の壁でしょうね。  例えて言うなら、寛政年間、地方に浄土宗寺院の娘として生まれた女流俳人の暮らしと恋愛をどれだけ丁寧に良心的に描写した映画があったとしても、イギリス人が見たら理解不能、イミフなことが多くてものすごく退屈するのではと。  つまり、この映画の前半部分の単調さ、少しわかりづらいところは、むしろそれだけ良心的な丁寧さに由来するものと考えます。 点数のみ8点→7点
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-28 13:30:52)(良:1票)
51.  シュガー&スパイス 風味絶佳 《ネタバレ》 
 粗だらけで決して優れた映画じゃないことは自信を持って言えるんだけれど、好きなものは好きなんだからしょうがない。  かなり年齢差はあるんだけれどw、100%主人公に感情移入して、その目でエリカ様を見つめてしまった。  とにかく綺麗で、少し年下の少年が恋心を持つ対象としてはパーフェクトな存在。そういう視線でエリカ様をフィルムの中に残せたことでこの映画の存在価値はあると思う。 あと、高岡さんが役柄を離れて人間としても嫌いなんで、一層力が入りました。w(手に握ったリモコンを危うく壊すくらい)  なにか見てる間「赤い糸」(ガッキーバージョンw)が無性に聞きたくなりました。  あくまで2022年 短期限定の感想(過ぎたら消そうかなw)  主人公が勤めるガソリンスタンドの所長が 頼朝こと大泉! そしてガソリンスタンドの先輩が 比企こと佐藤! この二人、これだけ時間が過ぎても全然 芸風変わらないんだもんなあ 久しぶりにみて思いっきり和みましたw
[DVD(邦画)] 9点(2010-05-27 19:04:48)
52.  シベールの日曜日 《ネタバレ》 
 純真だから素晴らしい、常識的なのものは駄目駄目みたいな表現、指向の方がむしろ陳腐な気がします。  人を傷つける純真さもあれば、逆に人を守る常識もあるわけで。 だから、ファンタジーに対して無粋な突込みかも知れませんが、ピエールのことについて、全て理解してるような彫刻家の言動には、かなり苛立ちを感じました。  結局、何を表現したかったのか理解できませんでした。むしろ、戦争で精神を病んだ青年の悲劇みたいな展開にした方がわかりやすいし、訴えるものがあったかもしれません。  戦争の後遺症で明らかに常軌を逸して子供に返ってる青年と、孤独の中で生活してきたため、身近に現れたやさしい大人に恋愛感情を持ったやたらませた少女の恋愛を、純粋で素晴らしいと称えられても、あまりにも普遍性が無さ杉。       どっちかつうと、マドレーヌの方の愛情の純真さと、どうして彼女がピエールに対して 愛情を持つようになったかの方が関心がありますね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-05-26 13:08:51)(良:1票)
53.  幸福の条件(1993) 《ネタバレ》 
 もしも、舞台が社会福祉が充実したヨーロッパとかあるいは日本であってさえ、もう少し不快感はなかったんだけど、これアメリカだよね。  金がなければまともな人間扱いされず、高額な医療保険に加入してなければ、絶対必要な医療さえ受けられない国。そういう国を舞台に、これほど単純な「金より愛」ってテーマで映画を製作するのってどういう意図なんだろうか、すごく疑問。偽善とかいうレベルですらない。  また、人物設定も酷くて3人ともあまり魅力は感じなかった。特に、平気で靴をテーブルの上に置き、ローンの猶予期限が切れたのにも気づかないで暴れる夫、幼稚としか言えず酷かったね。  ただ、レッドフォードとデミの別れのシーン、男のミエミエの嫌われるための芝居と、女がわかっていて受け入れるシーンだけは、ほんの少しだけ感じるものはあった。
[DVD(字幕)] 5点(2010-05-12 10:27:49)
54.  湘南爆走族 《ネタバレ》 
 オーディション、キャスティングがネ申 信じられない。ほとんど無名だった、江口洋介、織田裕二、清水美砂を合格させ、主役・ヒロインに抜擢とか。この映画自体はあまりパッとせず、その後3人が3人とも自分の力で今日の地位まで来たわけだから、オーディション、キャスティングの担当者とそれを認めた製作者は自分の眼力を誇っていいと思う。そういう意味で記念的な作品。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-05-06 11:11:55)
55.  潮騒(1964) 《ネタバレ》 
まあ、筋的には言うほどのこともなく、原作を変えてるのもマイナスポイントなんだけれど、とにかくわずか数十年前の漁村の光景、人々の暮らしぶりが面白かった。 日本って本当にこの半世紀で変わったと思う。 吉永さゆり綺麗でした
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-21 22:47:35)
56.  白い巨塔 《ネタバレ》 
 この映画を見て、正義というもののあり方をつくづく考えました。 確かに、この原作、映画が製作された段階では医療ミス、特に大学病院での医療ミスが隠蔽される傾向があり、それを糾弾するこの作品の立場は正義だったかと思われます。 しかし、この映画で訴えられるような、患者側優位の正義が主流になっていった結果としての現在の状況はどうでしょうか?  医者に対する訴訟が頻発に起こされ、あまつさえ刑事責任さえ問われて医者が留置される事態さえ起こっています。  その結果として産婦人科等の開業医は減少の一途をたどり、また訴訟されることを回避しようとする病院側の意志も相まって、救急車による患者のたらい回し等、深刻な事態が発生し、大勢の命が危険にさらされてるわけで。  もちろん山崎豊子さんや、この作品に、そういった現状の責任を問うほど単純じゃありませんけれど、そのような事態を招いた流れに加担した一人として、現状に対するご意見を是非伺いたいと思います。  非常に複雑な問題を一面的な「正義」で描くのってどうよ?  また、東教授親子が実に不愉快でした。 人間が他人を嫌うのは別に理屈じゃなく、どうしようもないことです。 しかし、自分の感情を正当化するために相手を悪と決めつけ、自分を正義として行動するその姿には、吐き気を感じさせるほどの醜さを感じました。さらに一番恐ろしいのは描いている山崎さん自身が、その醜さに気がついてないことですね。 (誤診以前には特に財前に巨悪とまで言われるほどの行動は無かったこと、東が通常どおり、財前を後継者に指名していれば、そもそも買収等の悪事も行う必要が無かったことに注目!。どうも山崎さんは、下層階級からの成りあがり者を嫌い醜く描く傾向がありますね)  ※ 最近、ヒロインを演じる女優に魅かれて見た医療ドラマに深く感じるところがあり、そのためにかなり偏った見かたになっているかもしれません。ご容赦を
[DVD(邦画)] 4点(2010-03-29 12:02:56)
57.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
 見るのを1回だけにしておけば良かったのかと思える映画。 そりゃ1回だけにしとけば、あまりにも圧倒的な量の作業に立ち向かい、変わっていく主人公達の姿にうたれないこともないんだけど。  2回目ともなるとこの映画の前提そのものが気になって。 例えば、何故機械を使わずに手作業でやらなければならないか、一切説明なし。(調べたらレンタル料がとてつもなく高いそうで)  何故、あのような手順で刈り取らなければいけないかも説明なし。(これも調べたら、枝払いは、刈り取ってまとめてからでもいいそうで。無理に難しい、やりにくい手順に描いてるような気がする)  低賃金なほとんどボランティアのような状態なこと、農家の経営がかかるような大事な農作業に、未経験者ばかり雇うこと。ここらあたりは、いろいろな情報があって実態はわからない。  しかし少なくとも、ボランティア同然の賃金で、大変な重労働をさせることで、ようやく成り立つ産業って、絶対歪なんだから、単純に肯定しちゃまずいだろ。   とにかく、少し考えれば気づくような無理の上に無理を重ねて話を作って、労働は素晴らしい、人間を変えると訴えられてもね。 
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-22 10:50:15)
58.  純喫茶磯辺 《ネタバレ》 
 あの居酒屋のシーンが古典的な愛想尽かしだと、はっきり言ってくださる方がいて嬉しく思いました。父、娘、若い女、別れた母、みんな特に善良でないけど、何故か憎めない。喫茶店のみならず、映画全体に広がるダラっとした雰囲気が好きです。  麻生久美子さん目当てで見たわけだけど、娘役のリーサもなかなか、ちょっと緩めの体形とか愛想の無さとかリアル女子高生っぽい雰囲気の中で、ほんの1瞬か2瞬、間違いなく美少女っぽい表情もあって良かった。
[DVD(邦画)] 6点(2010-03-22 10:18:49)(良:1票)
59.  忍 SHINOBI 《ネタバレ》 
ファンタジーなんだから、「うわ、駿府から伊賀、甲賀まで手紙一瞬でとどくやん」とか「榴弾でもない大砲の弾が元気に煙出してるなあ」とか「柳生家って一万石くらいの割には立派な軍勢揃えれるなあ」とかつまんない突っ込みはなしで見ました。  でも、それでも駄目、駄作。  まず、ファンタジーならファンタジーで、きちんと作品内部の約束を守って欲しいのに、そこがグダグダ。  ものすごく強い忍者集団だから国内の平和のために罠をかけて滅ぼさなければならないはずが、たかだか双方5名ずつの優秀者が抜けただけで、あとは普通の軍勢に襲われたらなすすべもなく全く抵抗できない。あのシーンだけで無理に滅ぼさなければならない意味がわからなくなります。  それから尺が短いからしょうがないか知れないけど、一つ一つの戦闘が短くてしかも、あまり面白くなかった。  何せ9名死んだ中で3名くらいが、背中から不意に切られたりとか、味方を敵の攻撃から守ったりとか……すさまじい忍者同士のたたかいがごくありきたりの結末つけられたら興ざめ。  ま、個人的にはエリカ様目当てにこの映画見た人間が、間違ってるんだけどw 可愛いことは間違いないけど、実に出演時間短かった。w
[DVD(邦画)] 6点(2010-03-20 16:35:23)
60.  史上最大の作戦 《ネタバレ》 
 熟知してる人間や手元に何か参考とするものがある人間にとっては、作戦の全体像がよくわかり、なおかつ様々な興味深いエピソードも楽しめます。  また英米仏とドイツ側の両側から対等に描いてる姿勢にも好感が持てます。  ただ、戦争映画として、それほど優れた映画と言えるかどうか。 実は、作戦の全体像がよくわかると書いたけれど、それは知識があるものにとってだけ。 全く知識が無いものにはオマハ、とかゴールドとか、あるいはカーン・それどこって感じでしょう。  何故か画面上に地図が示されたのは一回ぐらいで、あとはわざと位置関係を示すのを避けているような気がします。(何故なんでしょう)  また、実はこの映画では、何故連合軍が勝ったかとか、何故オマハ海岸だけは苦戦したのかとか、ドイツ軍の機甲師団が遅れたのがどんな意味があったのか、全く理解できません。(実際は、圧倒的な制空権・制海権によるものなんですが)  この映画だけ見たら、とにかく連合軍の兵士が無茶苦茶頑張ったからという精神論的な結論に達しかねないでしょう。  それから実写ならではの迫力で、派手な戦闘シーンが繰り広げられてますが、火薬ばんばん使ってる割には、リアリティに欠けますね。  例えば、海を埋め尽くす5000隻の軍艦からの艦砲射撃で、要塞はおろか民家一軒破壊できないのはちょっとなあ、肝心なところで費用の出し惜しみをしてるような。  オマハにしてもどうしてもプライベートライアンに比べるとね。特に銃弾、砲弾飛び交う中をゆうゆうと歩いて無事な指揮官にはドン引きです。  かなりケチをつけましたが自分のような戦争映画好きな人間には古典的な価値がある作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-06 16:36:14)
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